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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

【保存版?】プラナコーンキリ祭りの花火鑑賞スポット(ペッチャブリー県カオワン)

今年もプラナコーンキリ国立歴史公園(通称「カオワン」)のお祭りに行ってきました。
活気があり夏祭りのような雰囲気もあり、とても楽しいフェスティバルでした。
お目当ての花火をいろんな場所から見たくて、今年は2週連続で訪問しました。
去年の情報と合わせて、おすすめの花火鑑賞スポットなどをシェアしたいと思います!

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プラナコーンキリ・フェスティバル

Phra Nakhon Khiri Festival(งานพระนครคีรี-เมืองเพชร)は、ペッチャブリーの中心部にあるプラナコーンキリ国立歴史公園(カオワン)周辺で、毎年2月~3月頃に開催されるお祭りです。
37回目となる今年は、2024年3月14日から3月23日まで10日間開催されました。

通称カオワンと呼ばれる小高い山に点在する離宮や仏塔は美しくライトアップされ、麓の大通りや中央広場にはたくさんの屋台が立ち並び、とても華やかで賑やかな雰囲気が漂います。
このお祭りの目玉は、日が落ちて歩行者天国となった後の屋台通りのそぞろ歩き・食べ歩き、そして何といってもカオワンから打ち上げられる壮麗な花火です。

去年の記事でも書いていますので、よかったらご覧ください。

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花火情報

ここでは、私にとって(おそらく多くの人にとっても)プラナコーンキリ・フェスティバルのメインイベントである花火について紹介したいと思います。

基本的にお祭りの開催中は毎日花火が打ち上げられます。
去年も今年も21時から打ち上げ開始でした。(ほぼ時間通り)

花火大会ではないので、時間的には10分足らず(7~8分)なんですが、なかなか見応えがあります。
ライトアップされた離宮や仏塔が建つカオワン山の上に打ち上げられる花火は、夜空に映えてとても華麗で絵になるんです。

去年はじめてプラナコーンキリ祭りの花火を鑑賞して、すっかり魅了されてしまいました。
それでブログで紹介したりしたんですが、やっぱり今年も見たくて行ってきました。

カオワン周辺の花火鑑賞スポット

今年は、前回泊まったお気に入りの宿(宿の屋上から正面にカオワンが見える本当にいい宿!)がいっぱいだったので別の宿をとったのですが、違う場所から眺めるのもいいものだと思い、せっかくなのでいろいろ周辺を探ってみました。

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(昨年泊まったDAAD FAH)


花火はカオワンの山腹から打ち上げられるので、基本的に山の周辺ならどこからでも眺めることができます。
ペッチャブリー市内にはそれほど高層ビルや視界を邪魔する大きな建物はありません。
山が見える位置なら花火も見えると考えて大丈夫です。

その中で、私が実際に撮ったり歩いたりして良さそうだと思った場所を紹介したいと思います。

北側(正面?)

カオワン山の徒歩での正面入口から少し北側にあるサナームルアン(中央広場)やラックムアン(市の中心の柱)あたりからは、正面右にラーマ4世の離宮群、中央にプラタートチョームペットという白い大仏塔、左に赤い仏塔及びワットプラケオノーイが見えます。




個人的には、この方角から見る景色が正面だと考えています。

実際、カオワンの職員の方に花火鑑賞スポットを尋ねたら、一番最初に口にされたのがサナームルアンやベンジャマテープ学校だったし、フェスティバルのメイン会場もこの辺りでもあるので、正面と言って問題ないかと思います。

去年カメラを据えて鑑賞したのも、同じく北側にある宿「DAAD FAH」でした。
下の写真や動画は、宿の屋上から去年撮ったものになります。ご参考までに。

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www.youtube.com





agodaでDAAD FAHを検索する


北側は屋台も密集し、非常に混雑するエリアでもあります。
花火に気を取られて貴重品を盗られたりしないように、くれぐれもお気をつけください。

南側

今年2回訪問したうち、私が最初に花火鑑賞したのは、カオワンの南側(裏手?)でした。
ワットチャーンというお寺やプロマーヌソン学校の周辺から花火を見ました。





ここからは、正面左手に離宮群中央に大仏塔右にワットプラケオノーイという配置になります。

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こちら側は、圧倒的に人が少ないです。
その分落ち着いてゆっくり鑑賞できるのですが、薄暗い場所もあるので細いソイの奥などへ入って行くことはおすすめしません。
バンダイイット通り(Ban Dai It Rd.)という大きめの通りから鑑賞するのがいいと思います。



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西側

カオワンのケーブルカー乗り場のある方角。
私が花火を鑑賞した場所ではないのですが、帰り道を歩きながら『この場所からもよく見えるだろうな』と思いました。



実際、ケーブルカー乗り場の駐車場の端にゴザを敷いている家族も見かけたので、ここで鑑賞している人も多いようです。

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東側

東側には行っていないので、正直わかりません。
ただ、先にも書きましたが、カオワンの山が見えるところなら花火もきれいに眺められると思います。
また来年以降、機会があったら東側も探索してみたいと思います。


カオワンの中の花火鑑賞スポット(山の上)

今年2回目の週末は、カオワンに上って山の中から眺めてみることにしました。
(去年のブログでも『次回は離宮の敷地内から花火を見上げてみたい』って書いたので実行してみることに)





19時過ぎ、大盛況の屋台通りから正面の入山道を上り始めました。
すごい人です。

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プラナコーンキリ歴史公園(カオワン)の坂道は、特に上り始めの100メートルちょっとがきついです。
いきなり汗だくになりました。

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ある程度楽に上まで行きたい場合は、ケーブルカー利用もおすすめです。
ただし、乗り場は西側にあるので正面のメイン会場からは移動に時間がかかかるのと、外国人は往復のケーブルカーと国立歴史公園入場料とセットで200バーツちょっと費用がかかります。
(お祭り期間中に私が正面入り口から徒歩で上がった時は、外国人もタイ人も入場料金は徴収されませんでしたが、ケーブルカーで上がる場合にも入場料が免除されるのかどうかは定かではありません)
なお、フェスティバル開催期間中はケーブルカーも最終22時まで運転していました。

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離宮の一角

山の中からだとよく花火が見えるだろうと思っていたのですが、実際に上ってみると、生い茂る木が邪魔して、視界の開けた場所が案外少ないということがわかりました。


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その中でも景色と空がよく見える場所のひとつが、離宮群の一角にありました。
ここらからだと、正面に大仏塔、奥に赤い仏塔とワットプラケオノーイ寺院が望めます。

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ただし、わりと人の往来が多いのと目の前に設置されたサーチライトのような光が数秒毎に入ってくるのが難点でした。
(サーチライトは花火の時には消していたかもしれません)

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ワットプラケオノーイ側

花火の打上げ場所は2ヶ所で、位置的には、①「離宮群」と「大仏塔」との間②「大仏塔」と「ワットプラケオノーイ及び赤仏塔」との間となります。

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ですから、真ん中の「大仏塔」からだと左右どちらかの花火しか見えないのでパスすることにして、離宮とは反対側に位置する山の頂へ移動しました。

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こちらには、赤い仏塔とワットプラケオノーイ寺院があります。
赤い仏塔の端に、先ほどまでいた離宮群が見える場所がありました。

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ただ、この位置からだと木が邪魔して真ん中の大仏塔が見えないのと、手前にある電飾が明るすぎてうまく花火が撮れないような気がしました。

そこで、少し裏手へ回ってみました。
ここからは、大仏塔が木々の間に見えます。
残念ながら奥の離宮群は見えないのですが、人も少なくて電飾もそれほど近すぎないので、今回はこちらにカメラとiPhoneを据えて花火の鑑賞&撮影を行うことにしました。

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この場所に決めて腰を下ろしたのが20時。
20時半くらいにはだんだん人も増え始めました。
この日は少し風が強い夜でした。

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そして21時ちょうどに打ち上げ開始です。

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間近で見る花火はやはり迫力がありますね。
(首がだるくなりますけど。笑)

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(空を泳ぐ闘魚「ベタ」みたい)


7〜8分程度の花火はあっという間でしたが、とても美しくて大満足でした。

花火が終わると、みんな一斉に下山です。
(本当にすごい人、人、人!)


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www.youtube.com



おわりに

ペッチャブリー県の歴史公園で毎年開催される、プラナコーンキリ・フェスティバル。
そのメインイベントの一つである打ち上げ花火が見たくて、今年も行ってきました。

山の周辺から見る花火も、山の中で見る花火も、それぞれに美しくて感動的でした。
このためにバンコクから2週連続来て良かったと思えました。

たくさんの人で賑わって、華やかで、みんな楽しそうでした。
本当に、花火っていいもんですねー。

来年も来られるといいなと思いつつ。

ではまた。

 

チェンライの朝ごはんと陶器工房「ドイ・ディンデーン」とアート鑑賞

今回は、チェンライの幹線道路沿いにあるおしゃれなレストランの朝食が美味しかったので紹介します。
また、チェンライに行くと必ず立ち寄るお気に入りの陶器窯元や、ちょうどこの期間に開催されていた野外のアート展示会場についても書いておきます。


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FARMERYで朝食を

この日、タイライオンエアでチェンライ空港に着いたのが8時過ぎ。
事前予約してあった空港内のAVISでレンタカーを借り、8時半には空港を後にしていました。

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今回のチェンライ旅行の目的は、ファームステイで美しい星空を眺めることでした。

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ファームステイのリゾートへ行く前に、チェンライのお気に入り陶器工房を訪れることにしました。

ただ、朝から何も食べていなかったので、まずは腹ごしらえです。
空港から陶器工房へ向かう幹線道路沿いに、かわいらしいカフェのようなレストランがあったので、ここで朝食を食べてみました。

FARMERY(ファーマリー)




空港から車で5分程度でした。

外観はおしゃれでキュート。

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朝8時からのオープンのようで、どうやら私たちが最初のお客さんだったようです。
店内も明るく清潔。

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料理は、ざっとみたところ、北タイの料理と洋食のフュージョンっぽいメニューが多い感じ。


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わりと値は張りますが、ナムギアオのポークシシューが美味しかったです。

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ちょっとピリ辛の玉子トーストも丁寧に作られており、野菜もたっぷりでした。

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<店舗情報>
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ファーマリー
ร้านฟาร์มเมอร์รี่
FARMERY
所在地:254 ม.4 ตำบล บ้านดู่ อำเภอเมืองเชียงราย เชียงราย 57100
    254, Moo4, Ban Du, Mueang Chiang Rai District, Chiang Rai 57100
TEL:090-155-6429、064-469-2608
時間:08:00-20:00
URL:https://www.facebook.com/Farmerygoodfoodchiangrai/
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陶器工房「トイ・ディンデーン」

朝ごはんを食べたら、お気に入りの窯元「ドイ・ディンデーン」(ดอยดินแดง / Doi Din Dang)の陶器工房へ向かいました。

ドイ・ディンデーンに関しては、よかったら以前の記事もご覧ください。

www.manao.life

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チェンライの空港からは10キロちょっと、車で15~20分ほどで到着です。

この窯元は、かつて唐津焼の人間国宝の下で修業をしたソムラック氏が開いた陶器工房です。
土曜日の朝に訪れましたが、数人のグループ(タイ人とおそらく韓国人家族)が見学されてました。
それでも敷地内は相変わらず自然豊かで静かです。

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当工房の作品や商品には、和の雰囲気や丁寧な作陶精神的なものが感じられて、とても気に入っています。
今回は、ソーサ―付のカップを2組買い求めました。(写真にはソーサー写ってませんが。汗)


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<施設情報>
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ドイディンデーン陶器工房
Doy Din Dang Pottery
เครื่องปั้นดินเผาดอยดินแดง (ดอยดินแดง)
所在地:49 หมู่ 6 ตำบลนางแล อ.เมือง จ.เชียงราย ตำบลนางแล อำเภอเมืองเชียงราย จังหวัดเชียงราย 57100
    49 Moo 6, Nang Lae, Mueang Chiang Rai District, Chiang Rai 57100
TEL:053-705-291、061-093-3131
E-mail:doydindang1@gmail.com
営業時間:08:00 - 17:00
定休日:日曜日
Facebook:http://facebook.com/doydindangpotter
ウェブサイト:https://www.doydindang.com/
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野外アート展(タイランドビエンナーレ)

陶器工房から一路ファームステイのリゾートへ向かおうと思ったのですが、ふと、チェンライ空港に貼ってあったアート展のポスターのことを思い出しました。

Thailand Biennale, Chiang Rai 2023https://www.thailandbiennale.org/

という展覧会です。

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これは「เปิดโลก  the OPEN WORLD」というコンセプトの下開催されている、タイ王国文化省・現代芸術文化事務局主導のビエンナーレ(2年に1度開かれる美術展覧会)で、3回目となる今回はチェンライがその舞台となっているようです。

開催期間は、2023年12月9日から2024年4月30日まで。

世界21か国から60人ものアーティストが参加しているらしく、チェンライ市及びチェンセーン市の各地に展示会場やパビリオンが点在しているもよう。

その展示会場のひとつが、ちょうどファームステイリゾートへ向かう途中にあることがわかり、せっかくなので立ち寄ってみることにしました。


Chern Tawan International Meditation Center(ศูนย์วิปัสสนาสากลไร่เชิญตะวัน)

ここは、ワチラメーティー氏(プラ・マハー・ウッティチャイ・ワチラメティー)によって創設された瞑想センターとのこと。

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空き地のような駐車場に車を停めて、参道っぽい道に入って行くと、正面に大きな木造の礼拝堂(瞑想場)と立派な一対の獅子(狛犬?)が見えます。

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どうやら、こちらはお堂の裏側のよう。
壁一面に大きな仏画が掛けられています。

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こちらも展示アートのひとつです。
どことなくタイ仏教とチベット仏教の雰囲気が融合しているような感じ。


そもそも、この仏堂自体がなんだかアートですよね。
壁もかわいい。

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左の模様、最初チューリップかと思ったのは内緒です。(蓮の花ですね)

ちなみにこのお堂、金属製の釘は使われていなそうです。

そして、こちら側が正面。
大きくて圧倒されます。

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日本でいうところの仁王さんみたいな像も一対立っていました。

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中では瞑想をされている方がいらっしゃったので入るのは遠慮しようかと思いましたが、スタッフの方がどうぞ入ってくださいと言ってくださり、堂内の説明までしていただきました。

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ちなみに、上からたくさん吊り下げられている鯨みたいなものも、アート作品のひとつです。(たぶん鯨ではない)

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境内ではたくさんのスパンニガー(キバナワタモドキ)の花が咲き、たくさん落ちていました。

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こちらの旗もアーティストによる作品です。

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野外には、他にもいくつかアート作品(建造物)がありました。

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場所的にもそれほど人は多くないので、のんびりゆっくりゆっくり見てまわることができました。
ただ、炎天下はかなりバテるので暑さ対策が必要です。


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敷地内にとても美しい藤棚があったので「わーーー!」と興奮して駆け寄ったら、造花でした。笑
(こちらはアート展示物ではありません)


タイランドビエンナーレ・チェンライ 2023」は、2024年4月末日まで開催されていますので、興味ある方はぜひ期間中にチェンライへお越しください。


ではまた。

チェンライでファームステイ:田園リゾートで星を眺める(Rai Ruen Rom Organic farm Chiangrai)

タイ北部チェンライ県にあるファームステイのリゾートへ星を見に行ってきました。
明るくしゃれたコテージから望む広大な田畑や小高い山並みは自然豊かで、星空は美しく、日々の疲れを癒してくれる平和な時間でした。
宿泊施設の設備もホスピタリティも最高で、かなりおすすめです!


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星を見る家

タイ北部チェンライ県のとある宿泊施設に興味を持ったのは、Google検索で「星を見る家」という意味のキャッチフレーズが目に留まったからでした。
タイ語で、バーンチョムダーオ(บ้านชมดาว)と書いてありました。

そのキャッチフレーズのあるYoutubeページをクリックすると、ライ・ルーン・ロム(ไร่รื่นรมย์ / Rai Ruen Rom)というファームステイ施設の紹介ビデオだったのですが、とても明るく居心地の良さそうなリゾートでした。

レストランでは自営のオーガニック農園の食材を使った料理が提供され、家畜への餌やりや染め物体験などのアクティビティもあるようです。

なにより、新しく建てられたコテージは明るく眺めも良くて、とても快適そうです。
コテージの屋根の上は、ちょっとした食事をしたり景色を眺められるスペースとなっており、夜はここから星がきれいに眺められるとのことでした。

もうこれだけで「泊まってみたい!」となったわけです。

ただ、星を見る家という謳い文句(コテージのネーミング)のわりには、夜空・星空の写真や動画がなったのが少し気がかりでしたけど。
また、光害マップ(Light Pollution Map)で見ると、そのあたりは真っ暗っていうわけではなく、そこそこ暗い程度(class 3)になっています。
それでも、バンコク近郊なんかと比べればずっと暗いので、「きっときれいな星空が見られるはず!」と期待することにしました。
はたして美しい星空は見えるのでしょうか。



ライ・ルーン・ロムの場所

今回、3月の週末に訪れたファームステイリゾート「ライ・ルーン・ロム」(『楽しい農園』『快適な田園』といった意味)は、チェンライの市内中心部から南東へ約60キロ、車で1時間ちょっと離れた平野部にあります。

広大な田畑が広がる農場にぽつんと建っているので、幹線道路からは数キロ未舗装の道を走ります。



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なお、私は、こちらのオフィシャル予約サイトから予約を行いました。

Rai Ruen Rom Farmstay Chiang Rai | Official Booking Website (roomscope.com)

敷地や部屋のレイアウトなどが視覚的に確認でき、自分が希望する部屋を指定できるのがよかったです。


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もちろん、メールや電話で直接問い合わせて予約することも可能です。
(一応、アゴダにも載っているのですが、いつも予約不可になっているので、積極的には情報更新していないのかもしれません)


<施設情報>
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ライ ルーン ロム (チェンライ)
ไร่รื่นรมย์เชียงราย
Rai Ruen Rom Organic farm Chiangrai
所在地:หมู่ 10 ต.งิ้ว อ.เทิง จ.เชียงราย 57160
    10 Ngiw ,Thoeng , Chiangrai 57160
TEL:095-134-8821, 097-087-0085, 081-451-7122,088-776-8473
E-mail:rairuenrom.chiangrai@gmail.com
URL:http://www.rairuenrom.com/
Facebook:https://www.facebook.com/rairuenrom/
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宿の食事

ファームステイの宿「ライ・ルーン・ロム」の基本宿泊プランには、夕食と朝食が含まれています。(いわゆるオールインクルーシブ的な)
自家農園の有機野菜を使った料理が提供されます。

ディナー

夕飯は4種類のセットから選択可能です。(宿泊前日にホテルから連絡があり希望を聞かれました)

①タイ料理
何種類かのタイ料理メニューがあり、その中から希望の品を選びます。
2人の場合は左のリストから3種類、3~4人の場合は右のリストから4種類の料理が選択可能です。

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たくさん選択肢があって迷います。北部料理なのか、あまり知らないメニューもいつくかあります。


②西洋料理
前菜からスープ、サラダ、メイン、デザートのセット。

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選択できるスープやサラダの種類も豊富でどれも美味しそうだし、メイン料理もポーク、チキン、魚、ダックとあります。


③バーベキュー
グループでワイワイ楽しむには良さそうですね。

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2人だとちょっと寂しい気もするので、いつか数人できた時にとっておきましょう。


④ムーカタ(หมูกระทะ)
鍋的要素も兼ね備えた、タイ風の焼肉セット。

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山のリゾートの定番料理となった感があり、ここ最近、山でよく食べてきたので、今回私たちは選択肢から外すことにしました。


というわけで、最終的に、①のタイ料理にするか、②の西洋料理にするかで散々悩みましたが、今回はタイ料理にすることにしました。

なお、私たちの時は、コテージのルーフトップで提供してくれました。(繁忙期など時期によってはレストランでの食事となるかも知れません)

日が暮れかかった頃、事前に選んでおいたメニューが、タイの昔ながらのホーロー製弁当箱に入れられて運ばれてきました。
なんだかレトロでとてもかわいいい!

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そして、オーガニック農園で採れた野菜や花たちのサラダもすごく色鮮やかです。

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先ほど、あまり知らないメニューもあると書きましたが、そのいくつかの見慣れない言葉は、ハーブの名前であることもわかりました。
(私がハーブ類に疎いのも原因です)

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例えば、ターラーゴーンの鶏肉スープ(ซุปไก่ทารากอน)というのは、タラゴンというキク科のホソバアオヨモギのことで、独特の芳香を持つハーブでした。
古来薬草としても使われてきた植物だそうです。

また、この宿の料理やウェルカムドリンクでも使われている、ジンジューチャーイ(จิงจูฉ่าย)というのは、同じくキク科のハーブのことらしく(ヨモギナ)、解毒作用があり、咳や口内炎などにもいいとか。



基本的に、このリゾートには市販のアルコール飲料的なものは売っていないのですが、唯一、ドラゴンフルーツワインなるものがあるとのことで、食前酒代わりに1杯飲んでみました。

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甘くてついついジュースみたいに飲んでしまいそうですが、アルコール度数は17%だそうです。

ちなみに、ビールやウィスキー、一般のワインなどのアルコール類は宿にはおいてませんが、買ってきたものを持ち込んで飲むことは可能とのことです。(持込料350THB)


あと、食後に飲んだ炭酸飲料「COON」は、チェンマイのチェンダオで作られているクラフトソーダらしく、コーヒーのアラビカ種の皮と梅を使っているらしいです。
すごく爽やかで美味しかったです。

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朝食

翌朝の朝食は、チェックイン時に6種類のメニューから選べました。

①黒米のワッフルと野菜&チーズ玉子焼き
②黒米のパンケーキと鴨の燻製
③鴨卵のキノコオムレツ
④ジンジューチャーイ(ヨモギナ)のお粥(豚/鶏/エビ/魚)
⑤プラーラー(発酵魚)のポーク炒飯とカイケム(塩漬け卵)の目玉焼き
⑥豚肉のガパオ炒めと揚げキノコ


朝食はレストランでいただいたのですが、高台のテラスからは田園と山々が望め、とてもいい雰囲気でした。


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事前に選んだメイン料理以外にも、シリアルヨーグルトやサラダ、トーストなども提供され、ドリンクはカフェのメニューから好きなものをチョイスできました。

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シリアルは少しカレー味でヨーグルトと自家製の蜂蜜をかけていただきました。

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この2種類のパンは、ビーツと紫芋です。
バイトゥーイのサンカヤー(パンダンリーフのタイ風カスタードクリーム)と蜂蜜とパッションフルーツの自家製ジャムが添えてありました。
パンは表面カリっと中はモチモチでとても美味しかったです。

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そして、どうですか、この色鮮やかなサラダ!

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黒米のワッフルは変な癖もなく食べやすく、卵も濃厚でした。

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友人が食べたガパオ炒めもいい味付けだったようです。
ただし、わりと辛かったようです。

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景色も味もサービスも良く、朝から大満足のひと時でした!

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ランチ

宿泊料金にランチは含まれていませんが、少しでも長く宿でゆっくり過ごしたかったので、昼食もリゾートのレストランで食べることにしました。

写真付きのメニューはわかりやすく種類も豊富で、全部美味しそうなんです。
(実際、食べた物はどれも美味しかったです)


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イタリアンケールのヤム
ケールのヤム(サラダ)には、ゴマとパッションフルーツのドレッシングが使用されており、ドラゴンフルーツの酸味とフルーティーな味わいが独特でした。


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ポークグリルとマクェンのスパゲッティ
マクェン(มะแขว่น)という香りの良い実(レモンサンショウ)で味付けされており、爽やかな風味がありました。
私的にかなり気に入りました。


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ナムプリック・ヌムのセット
北部料理の代表的な辛味ディップであるナムプリック・ヌム(น้ำพริกหนุ่ม)は、辛すぎず優しい味でした。
ご飯は玄米でふっくら炊いてあり、野菜も新鮮で甘みがあり、どれも美味しくいただきました。


宿でのアクティビティ

リゾートではいろんなアクティビティが用意されていました。
(全て宿泊料金に含まれています)
宿のスタッフさんが丁寧に案内・指導してくれ、とても楽しかったです。

絞り染め(草木染め)

植物由来の天然素材による染め物体験(草木染め)に挑戦しました。

スタッフの方がわかりやすく教えてくれます。
(私たちはタイ語で説明を受けましたが、タイ語が話せない外国人がいる場合はどうするのかと尋ねたら、『英語やスマホの翻訳機能を使って教えるので安心してください』とのことでした)

染料となる素材は3種類から選べました。

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1. マリーゴールド/ดาวเรือง
2. スオウ(蘇芳)/แก่นฝาง
3. ビルマカリン(オオミカリン)/ประดู่

私たちはなぜか2人とも同じ赤系のスオウを選びました。
ちなみに、マリーゴールドは黄色系、ビルマカリンは緑っぽい茶系の発色になるようです。

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絞りの基本パターンをいくつかデモンストレーションしてもらった後は、自分たちで好きなようにやらせてくれました。

初めての体験だし、どうせ考えても仕上がりの計算はできないので、割り箸や輪ゴムを使って適当に絞ってみました。

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絞り終えたら煮立った染液の鍋に入れ、しばらくしたら取り出し、媒染液に浸けて色を定着させるようです。
(染液で煮ている間に私たちはカイケム作りを平行して行いました)


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染液の色を生地に定着させる工程で、3種類の媒染液からひとつ選ぶのですが、この媒染液によって仕上がりの発色が変わるんですね。おもしろい!

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私が選んだ(Mud)由来の媒染液に浸けると、紫っぽい仕上がりになりました。
友人は赤ライム?(Red Lime)を選んで、濃いピンク系の色になっていました。


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初めての体験で適当に絞ってみたにしては、我ながら美しく素敵な仕上がりになったとテンション上がりまくりです。
楽しかったです!



カイケム(塩漬け卵)作り

絞り染めの染色を待つ間に、アヒルの卵を使ってタイ料理などでもよく使われるカイケム(塩漬け卵)を作ります。

個人的にカイケムはあまり食べないのですが、あんなものが自分で作れるなんて興味津々。
ゆで卵を塩漬けするのかと思っていたら、生卵を使うのですね。(←無知)

ここでのレシピは以下の通りでした。

<材料>
1. 新鮮なアヒルの卵・・・4個
2. (蟻塚から取った土)・・・卵1個につき35g×4=140g
3. (ナーン県産の岩塩)・・・卵1個につき30g×4=120g
4. レモングラス・・・削いで水にさらしたもの少々
5. 籾殻の灰・・・適量

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<作り方>
①土と塩にレモングラス入れて混ぜ、水を少しずつ加えながらよく練っていく。
(レモングラスは単に殻への香り付けだそうで、味には影響ないらしいとのこと。謎)

②粘度状になった塩の土団子を等分に分け、指で押しながら手のひらの上に広げていく。

③その上にアヒルの卵を置いて、土を伸ばしながら全体を隙間なく包む。

④泥団子状になった卵に籾殻の灰をくまなくまぶしてラップで包めば完成!
 そのまま15日間放置すればカイケム出来上がりです。(7~8日だと半熟)


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日付を書いた紙袋に入れ、お土産として渡してくれました。
はたしてちゃんと美味しいカイケムができるのか?ワクワクします。


農園ガイド(ヤギの餌やり)

翌朝、朝ごはんの後、スタッフの方が農園内を案内してくれました。


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広大な敷地にはたくさんの作物やハーブ類が植えられていました。
屋外の露地栽培もあればハウス栽培のものもあります。


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こちらは、ジンジューチャーイ(ヨモギナ)です。
毛のないヨモギみたいな感じ。

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そして、これがタラゴン。
こんなにかわいい花が咲くんですね。
葉を揉んで口に含むと、ふわっと香りが広がりました。

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こちらは、菊花茶に使われる菊の花です。白の方が値段が高いそう。


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カリフラワーやキャベツも新鮮でとても美味しそうです。


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農園の一角に家畜小屋があり、その中ではヤギが飼育されていました。
ヤギのミルクからホルモン剤を作って、野菜などの作物にかけるのだそうです。
(スタッフの方は『ホルモン』と言っていましたが、植物の発育や健康を促す活力液的なもののことでしょうか?)

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ここでは、ヤギさんたちへバナナの葉の餌やりをさせてもらいました。
みんな餌をもらえるとわかると「メ~、メ~」と柵から顔を出してきます。

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なかなか楽しい体験ですが、バナナの葉を食いちぎる時、わりと強い力で引っ張るので気をつけましょう。


最後は作物の加工工場を案内してもらいました。

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こちらは温度管理された乾燥室。
ドライフルーツやハーブティーなどの商品になっていくのでしょうね。

この農場で作られたオーガニック商品は、フロントでも販売されています。
私は、試飲させてもらって美味しかったケールのお茶とブレンドハーブティーを買いました。


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星を見る家のようす

星を見る家というネーミングに魅かれて予約したこのリゾート。
その部屋のようすを紹介します。

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なだらかに土を盛った丘陵のような場所にコテージが点在しており、芝生の緑が美しいモダンな設計でした。
コテージの横にある螺旋階段で屋上へあがれるようになっており、ここから景色を楽しんだり星を眺めたり、食事をしたりできます。

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この解放感、最高ですよね。
個人的には、三脚を置きやすいレイアウトがとてもありがたかったです。
(三脚を据えてカメラのファインダーや液晶画面を確認するのにちょうどいい位置にベンチがあるのもポイント高い)

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私たちは、いくつかある「星を見る家」コテージ(บ้านชมดาว / Rooftop House)の一番前の部屋を予約したのですが、目の前が田んぼで、視界を遮るものはなく、のどかな山の景色が広がっていました。

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部屋も大きくて、明るく居心地がよかったです。
ベッドに寝転がりながら見る景色も最高です。

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必要なものはだいたいそろっていました。
延長コード(電源タップ)や懐中電灯、蚊よけスプレーなんかも置いてあって、まさに痒いところに手が届くサービスですね。


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また、リゾート自家製のスナックやハーブティーなどがコンプリメンタリーとしてたくさん置いてあるのもありがたかったです。
(周りに店舗などないので、夜中にお腹が減った時に助かりました。笑)

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洗面所やトイレ、シャワールームもモダンで清潔でした。


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強力なヘアドライヤーもありましたし。
(歯ブラシセットはなかった気がします)


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ともかく、とても快適な部屋でよかったです。

これで1泊朝夕2食付き、各種アクティビティやお土産も含めて、3千バーツちょっとで泊まれるのは、リーズナブルだと感じました。

本当におすすめのファームステイリゾートです!

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火事!?

夕方、星空撮影するためのカメラの位置決めや事前設定なんかをしようと屋上に上がったら、奥の畑からモクモクと黒煙が上がっているではありませんか。

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えっ!
っと思ってよく見ると、バチバチいいながら赤い炎が燃え上がっています。

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芝生の水やりをしていた宿のスタッフもそちらを凝視しています。

たぶん誰かがこっそり火をつけたんだわ
と。

タイではこの時期、山火事や野焼きによる大気汚染(PM2.5)が深刻な問題になっています。
実際、この日、チェンライの大気質指数(AQI)も、健康に悪影響を及ぼす200に近い数値でした。
(どれだけ効果があるかはわからないものの、ずっとマスクをしていました)


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(左:AQI / 右:PM2.5濃度)


タイ政府は、野焼きを禁止したり野焼きしない農家には補助金を出すなどの対策はしているようですが、今のところあまり功を奏してはいないようです。

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目の前で起こっている煙害も、もしかしたら故意ではなくアクシデントや子供のいたずらといった可能性も無きにしも非ずですが、空にもうもうと立ち込める黒煙を目にするにつけ、「そりゃ、PM2.5も減らないわな。。。」と、ため息しかでませんでした。

実は、その日の朝、飛行機の窓から見たチェンライの霞んだ空に嫌な予感がしていたのですが、ここにきてさらに不安になってきました。

「はたして今夜、星空なんて拝めるんだろうか・・・」

まさに暗雲立ち込めるです。

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星を見る・星を撮る

さて。
いよいよ今回のメインイベントである星空の鑑賞&撮影です。
星空を見たくて「星を見る家」という名のコテージを予約したんですもん、期待(と若干の不安)が高まります。

事前に調べた光害マップ情報によると、この辺りは真っ暗なエリアというわけではないようですが(クラス3)、コテージの前は見渡す限りの田畑と小高い山並みが見えるだけなので、そこそこ暗そうです。

ルーフトップハウスとなっている「星を見る家」コテージの中でも、私たちが予約したのは一番前に位置する2棟のうちのひとつなので、前の部屋の明かりに邪魔されることはありません。
しかも、この日は隣の部屋には宿泊客がいなかったので、横からの光の影響を受けることもない、絶好の星空撮影コンディション!
自分たちの部屋の電気さえ消してしまえば、周りに人工の灯りはなくなります。

ちなみに、屋上の電灯も22時以降は消すように宿から案内がありました。
(私たちは20時すぎには消していましたけど。笑)

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日が沈み、空が暗くなるのを待ちます。

目の前の畑には民家はないものの、奥の山の麓あたりに小さな集落があるのか、明るい箇所がいくつか点在していました。

また、肉眼では真っ暗に見える空も、写真で長時間露光(スローシャッター)を行うと意外と明るかったです。

さらに、懸念していた大気汚染、PM2.5の影響も少なからずありました。
特に小高い山の上空あたりにはたくさんの粉塵やPM2.5が滞留しているようで、山際から少し上までの空は、汚染物質に街灯が反射しているのか、くすんだオレンジ色に染まってしまっていました。

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それでも、上空はわりと澄んでおり、たくさんの星が輝いていたのが救いでした。
冬の大三角や冬のダイヤモンドがはっきりと見え、オリオン座をはじめとする冬の星座たちが美しく見えました。

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おおいぬ座のシリウスはひと際明るく青白い光を放ち、オリオン座のベテルギウスとおうし座のアルデバランは赤く輝いていました。
アルデバランの上には昴も瞬いています。

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本当は、天の川も撮ってみたかったのですが、この時期の天の川は東から南の低い空に横渡るように現れるため、集落の光と大気汚染の影響でほとんど見ることはできませんでした。

下の写真は4時ごろに撮ったものですが、さそり座のS字がそれなりにはっきり写っているかと思います。(右手の街明かりの上あたり)
そのS字の下部に、かろうじて天の川の一部がうっすらと浮かんでいます。

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(この時間でも山際上部の空はオレンジ色に染まっていたので、多少彩度をいじっています)

大気汚染がなければ、もっと美しい星空が見えたと思います。



終わりに

今回、チェンライ県にあるファームステイ施設「ライ・ルーン・ロム」へ星を見に行ってきました。
「星を見る家」と名付けられたコテージから見上げた夜空には、たくさんの星が輝いており、癒しの時間を過ごすことができました。

惜しむらくは、大気汚染MAXの時期とあって、低い空の星々がほとんど見えなかったことですが、このリゾートには星以外にもたくさんの楽しいアクティビティや、健康的で美味しい食事、明るく快適な部屋、心のこもったサービスがあり、とても満足の行く滞在ができました。

本当に本当に、まなおおすすめの宿です!

いつかまた、空気のきれいな時期に必ず行きたいと思います。


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いつものことですが、今回もまとまりなくダラダラ書いてしまいました。
最後までお読みいただきありがとうございます。

ではまた。

ではまた。

タイ最古のカトリック教会「聖ヨセフ教会」(アユタヤ)

先日、万仏節のお参り(ウィアンティアン)にアユタヤへ行った際に立ち寄った、キリスト教教会の紹介です。

www.manao.life


セント・ヨセフ教会は、タイで最初に建てられたローマカトリック教会で、チャオプラヤー川のほとりに静かに佇んでいました。

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聖ヨセフ教会(St. Joseph’s Church)

聖ヨセフ教会は、アユタヤ王朝時代である1660年代(諸説あり)に創建されたとされており、神学校の役割も兼ねていたようです。
しかし、その後ビルマ軍によるアユタヤの陥落の際に焼失・破壊されました。
現在の建物は、今から約140年ほど前の1883年に完成したものです。

※「聖ジョセフ教会」や「セント・ジョセフ教会」などと表記されることもあります。

場所は、アユタヤ島(チャオプラヤー川とパーサック川に囲まれた、いわゆるアユタヤ王都の中心部)の南西対岸に位置しています。




私たちが訪れた時は、教会内部へ入ることができましたが、タイ国政府観光庁の日本語サイトによると「中へ入るのには事前連絡が必要です」と書かれているので、訪問の際は、念のため事前確認したほうが無難かも知れません。

セント・ジョセフ教会 | 【公式】タイ国政府観光庁



<施設情報>
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聖ヨセフ教会(セント・ジョセフ教会)
วัดนักบุญยอแซฟ อยุธยา
St. Joseph’s Church
所在地:ตำบล สำเภาล่ม อำเภอ พระนครศรีอยุธยา จังหวัดพระนครศรีอยุธยา 13000
    Samphao Lom, Phra Nakhon Si Ayutthaya District, Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000
TEL:085-903-7289
時間:08:00-17:00
URL:https://www.facebook.com/profile.php?id=100079739538396
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教会の内部

その日は、2月の下旬だというのにとても暑かったです。
去る2月22日に、例年よりずいぶん早くタイ気象局が暑季入りを発表していたのですが、本当に夏そのものでした。

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教会建物は土足不可で、入口で靴を脱いで入ります。

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教会建物内には、2人ほどタイ人の見学者がいましたが、そのうち私たちだけになり、ゆっくり拝観させていただきました。

不勉強で詳しいことはわからないので、写真だけいくつか貼っておきます。

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展示室

教会の前に、小さな展示室があったので入ってみました。
館内はエアコンが効いており、つかの間生き返りました。笑

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17世紀のフランス人宣教師たちの地図も展示してあり、興味深く見入ってしまいました。

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現ミャンマーのあたりに書かれたPECU(PEGU?)ペグーAracanアラカンでしょうか。
Sacotaiはスコータイで、Bankokはバンコクなんでしょうね。
Cambodia(カンボジア)や、Chiampaa(チャンパ王国?)、Cochinchine(コーチシナ)なんていうのも見られますね。


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日本部分もなかなか興味深かったです。
Firandoは平戸?、Xicocoは四国?、Oquiは隠岐?
Yendoは江戸で、Meacoは都でしょうか?
Tango(丹後)、Noto(能登)、Sando(佐渡)、Sacay(堺)あたりはわかりやすいですね。



敷地内の様子

展示室の隣には、当時の宣教師たちが乗って来た帆船でしょうか、船のオブジェもありました。

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教会のすぐ前はチャオプラヤー川です。

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土曜の昼下がり、敷地内は静かで穏やかな雰囲気が漂っていました。


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この教会は、観光で訪れる人もあまり多くなさそうで、ゆっくり過ごせます。
機会があったら、アユタヤ観光のついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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ではまた。

名峰「ドーイ・ルアン・チェンダオ」の空と星をリス族の村から見る(タイ・チェンマイ県)

チェンマイ県にあるタイで3番目に高い山、ドーイ・ルアン・チェンダオ山が美しく望める最高の展望スポットがあります。

週末、山と空と星の絶景を求めて、山岳少数民族「リス族」の村へ1泊2日で行ってきました。
午後の穏やかな青空から夕焼け、星空、日の出まで、チェンダオの山々の心洗われるような雄姿を、丸一日堪能できました。

リス族の村への行き方なども紹介していますので、よかったらご覧ください。


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星の町の大きな山

タイ第3位の高さ(標高2,275m)を誇るドーイ・ルアン・チェンダオ(ดอยหลวงเชียงดาว / Doi Luang Chiang Dao)という山の名前の由来は、Wikipediaによると、もともとは、かつてこの地でお釈迦さまが水浴びをなさったという伝承から「ドーイ・アーンサルン」(『水瓶の山』の意味)と呼ばれていましたが、後に「ドーイ・ルアン」(『大きな山』の意味)と呼ばれるようになり、さらに『星(まで届く)ほど高く大きな山』という意味の「ドーイ・ルアン・ピヤンダーオ」へと変化し、最終的に「ドーイ・ルアン・チェンダオ」となったらしいです。

ดอยเชียงดาว - วิกิพีเดีย



チェンダオの「チェン(チアン)」(Chiang)は『町』や『都市』を意味し、「ダオ」(Dao)は『星』を意味するので、『星の町にある大きな山』というような意味だと漠然と思っていたのですが、こういった由来と名前の変化があったんですね。

また、ドーイ・ルアン・チェンダオは、単にドーイ・チェンダオと呼ばれる場合もあり、当記事でも「チェンダオ山」と表記することがありますがご了承ください。

いずれにしても、星を名前に冠したお山ですから、きっと星空も美しいはず!
ということで、期待いっぱいでドーイ・ルアン・チェンダオ山へと向かったわけです。



リス族の村「ナーラオマイ」

ドーイ・ルアン・チェンダオを美しく眺められるスポットはたくさんあります。
チェンマイ中心部から107号線を北上してチェンダオ郡に入り、しばらく行ったところで車窓に現れるチェンダオ山も感動的だし、チェンダオの麓の町から見上げる雄姿もなかなかの迫力があります。
チェンダオ山周辺には、私の知らない鑑賞スポットがごまんとあるでしょう。

そんな中で、私が以前訪れてとても気に入った場所が「バーン・ナーラオマイ」(บ้านนาเลาใหม่)という、リス族の村なのです。


山岳少数民族であるリス族が住むこの村は、ドーイ・ルアン・チェンダオを取り囲む小高い山の稜線に位置し、谷を隔てて正面にドーイルアン・チェンダオを眺めることができる最高の展望スポットなんです。

約3年前、チェンダオ山の裏側にある秘境「ムアン・コーン」へ行った時に立ち寄ったのが最初でした。
その時に見たチェンダオの山々の景色が非常に美しくて、脳裏に焼き付いていました。

ただ、その時はこの村に宿泊することはできませんでした。

この村はチェンダオの野生生物保護地区内にあるのですが、近年の山の絶景ブームにより建てられた違法宿泊施設が問題となり、数年前に当局によりこの村の宿泊施設が閉鎖させられたという経緯があったのです。

その後、村民と当局との話し合いにより規則を厳守するという条件の下、一部再開が認められたという情報も目にしましたが、ちょうどコロナ禍に見舞われたこともあってか、3年前にこの村を訪れたときは、絶景だけが残るゴーストタウンのようなありさまで、宿泊客はおろか村人の姿もほとんど見かけない状況でした。

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「あれからどうなったんだろう?」と思って調べてみたら、Facebookなどで予約を受け付けている宿がけっこうあったので、今回行ってみようと思い立ったしだいです。

よかったら以前の記事もご覧ください。

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チェンマイ空港からナーラオマイ村まで

まずは、チエンマイ空港からリス族の村「バーン・ナーラオマイ」までの行き方を紹介したいと思います。

レンタカー(自家用車)

私たちは、チェンマイ空港でレンタカーを借りて自分で運転して向かいました。
チェンダオまでの道のりは全く難しくはなく、チェンマイの中心部から107号線をひたすら北へ向かうだけです。



旧市街から約70キロ、1時間ちょっとでチェンダオ郡に入ります。
チェンダオ裁判所の手前にある交差点を左折して、チェンダオ山の方面へと進んでいきます。
この先は、田園風景の中にチェンダオ山が見え隠れし、巨木の並木道(最近タイ人の間で人気の撮影スポット)などを通過しつつ、だんだんと山の麓へと近づいていきます。
途中、チェンダオ洞窟などもあるので立ち寄るのもいいでしょう。


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チェンダオ洞窟を過ぎてしばらく行くと、野生動物保護地区への入域チェックポイントがあります。
こちらで、代表者が降りて行って入場料を支払います。

タイ友がチケットとティッシュを持って戻ってきたので、それは何かと尋ねたら、
「チケットと一緒にこのティッシュ渡されてさ、20バーツだって。山の上では汗かくから必要でしょ?って言うんだ」なんて、笑っています。

もう、そういうところが両方タイ人らしくて好きなんですけど、これってある意味押し売りですよね。笑


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チェックポイントから先は、急カーブ急こう配の山道となります。
普段から運転してる方や運転に慣れている方なら大丈夫だとは思いますが、運転にあまり自信がない方はレンタカーでの移動は避けた方がいいかも知れません。
レンタルバイクで走っている外国人も何人か見かけましたが、十分お気を付けください。



公共交通機関で行く方法

自家用車やレンタカーではなく、公共交通機関で向かう場合は、チェンマイ・バスターミナル1(チャーンプアック・バスターミナル)からバスに乗ります。
タートーン(ท่าตอน)行きのバスが、チェンダオを経由します。
この路線はわりと頻繁に出ているようです。

チェンマイからチェンダオまで約1時間半。


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チェンダオのバスターミナルで、リス族の村への行き方を職員さんに聞いてみました。
ナーラオマイ村へ行く路線バスや乗り合いソンテウはないのですが、バスターミナルの職員にお願いすれば、車を呼んでくれるとのことでした。(片道150バーツ、往復300バーツ)

ベンチに座って車を待っている外国人旅行者が数人いました。

また、リス族の村で宿泊する方は、だいたい宿の人が車を手配してくれるので、事前にお願いしておくのもいいでしょう。(同じく片道150バーツ、往復300バーツが相場)
ただ、宿やドライバーさんとのタイ語での電話やりとりが少なからず必要になってくるので、若干ハードルは高いかも知れません。



バーン・リースー・ホームステイ(Ban Lee Shu Home Stay)

今回、私たちが泊まったのは、ナーラオマイ村のリス族集落に点在する宿泊施設のひとつ「バーン・リースー・ホームステイ」(Ban Lee Shu Home Stay / บ้านลีซูโฮมสเตย์)という宿でした。


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シーズンに入った11月の週末ということもあり、9月のはじめに問い合わせた時点で既に個室タイプの部屋は満室だったため、テントを予約してありました。
ちなみに、テントで1泊1,600バーツと、なかなかのお値段。
ただ、夕飯と朝食が付いているのはありがたいですね。(この集落の宿はだいたい2食付きのよう)

テント泊の客は、共同のトイレとシャワー(または水瓶からの水浴び)となります。
山の施設にしてはそこそこ清潔に保たれていたと思いますが、石鹸やシャンプー、タオルは持参する必要がありました

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タイと言えども、11月の山の夜はさすがに冷えるので、私はまだ日が照っている夕方と朝は日が昇ってから(それでも気合を入れて)水浴びしました。


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このあたりの宿は山の斜面に建てられており、だいたい一番上に受付と展望テラスがあり、宿泊用の部屋(小屋)やテントはそこから斜面を下るような形で点在しています。


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テントは独立しており、隣との距離もそこそこあるため、ある程度プライバシーが確保されています。
もちろん、テントの設営は宿の方でやってくれているので(というかほぼ常設)、宿泊客は荷物を運び入れるだけでOKです。

私たちのテントは駐車場や受付からは最も坂を下って行った場所だったのですが、その分、他の小屋やテントが視界に入ることがなく、目の前に緑の谷とドーイ・ルアンチェンダオの雄姿が拝めるというメリットがありました。

どうですか、素敵な眺めです!

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山・空・星堪能でチル三昧

テントに荷物を運び入れたら、あとはひたすらのんびりするだけ。
今回の目的は、チェンダオの山と空と星を眺めながらボケーっとしつつ、ミラーレスカメラでタイムラプスを撮影しまくろうという、まさに私にとっては「チル三昧」の滞在。
12時のチェックインから翌日11時のチェックアウトまでほぼ丸一日、目の前に広がる景色を堪能し続け、テントと宿の敷地内だけで過ごしました。

山三昧

テント前に用意してくれている折りたたみチェアに座って山を眺めながら、三脚にカメラをセットしてインターバル撮影(タイムラプス用)開始。
私はわりとボケーっと雲の動きを眺めていられます。笑

テントの上には草葺きの屋根があるので、適度に日差しも雨も避けられます。

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ただ、テント前のテラスの床は木組みの上に竹を敷いた仕様なので、三脚の設置場所と振動にはかなり気を使いました。

山にかかる雲が厚くなり一瞬だけ雨がパラつきましたが、その後に現れた虹がまるで絵画のようで心洗われました。

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夕焼け空

日暮れには空がオレンジ色に染まり、日暮と共にリス族の集落と宿泊施設に明かりが灯り始めました。

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チェンダオ山の星空

泊まった日の夜はほぼ半月で、雲もわりと流れる天候だったため、星空鑑賞のコンディションとしては万全とは言えませんででしたが、それでも雲の切れ間にきれいな星空を眺めることができました。

町から離れているのと、この集落自体が標高1,000メートルを超えており空気が澄んでいるからなのでしょうね。

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ほぼ1日かけて撮ったタイムラプスを編集してYouTubeにあげてみました。
オリオン座や冬の大三角もバッチリ撮れました!
よかったらご覧ください。


www.youtube.com



ちなみにこちらは、2021年にスマホで撮影したものです。(当時は人の気配がなく静かです)


www.youtube.com



ごはん

バーン・リースー・ホームステイで食べたものを紹介します。

晩ごはん

夕方5時になると夕飯の時間です。
上のテラスへ行ってそれぞれ好きな場所に座ります。
私たちはテラスのカウンターに座ってみました。
夕方から日暮にかけてのチェンダオ山も美しく、景色をおかずにご飯が食べられる感じ。

しばらくすると、宿の人がご飯セットを運んできてくれました。


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野菜と鶏肉のスープ、野菜の炒め物、タイ風卵焼き(カイチアオ)、特製のナムプリック、白ごはん、と、野菜たっぷりの思っていたよりちゃんとしたセットでした。
味付けも薄味でいい感じです。
特製のナムプリックは辛めですがコクがあり、ふりかけみたいに混ぜて食べるといいアクセントになりました。

しかも全ておかわり自由です。(私たちは十分な量だったのでおかわりしませんでしたが)
絶景と共にご飯を食べられる幸せを噛みしめます。


ムーカタ

個人的に普段バンコクでムーカタ(タイ風焼肉兼鍋料理)を食べることはほとんどないのですが、山へ行くとなぜかムーカタを食べなきゃならないような気になってしまいます。
それでチェックイン時にムーカタを追加注文していたわけですが、正直言って、提供してもらった夕飯だけで十分でした。
でもせっかく注文したのだからと、お酒を飲みながら(甘いタイ米のお酒)ゆっくり食べました。

動物の練りものが可愛すぎました。

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ちなみに、ムーカタはみんなが夕飯を食べ終わった18時半頃から展望テラスのテーブルに用意してくれます。(テント前での提供は不可になったらしいです)

 

朝ごはん

夕飯と同じく上のテラスでいたただきます。
シンプルにお粥のみですが美味しかったです。
セルフサービスでした。

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ガパオライス

到着日にテントの準備ができるまでの時間潰しも兼ねて、昼ごはんとして注文しました。
テラスのカフェでは、ドリンク以外にも簡単な料理を注文することができます。

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ローティー

宿付属のローティー(ロティ)屋さんのローティーがパリッパリで非常に美味しかったです。

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バナナ入りも美味しかったんですが、プレーンなローティーがシンプルに美味しくて、滞在中2回も注文してしまいました。
よかったらぜひお試しください。

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充電・電波状況

部屋やテントに充電できるコンセントはありません。
展望テラスのカフェの一角にだけ共用の充電スポットがあります。

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モバイルバッテリー(パワーバンク)は持って行ってたのですが、給電しながらの撮影などで使い切ってしまったので、翌朝、テラスで充電させてもらいました。

「70%になったらプラグから抜かせていただきます」と書いてありました。
ソーラーを利用した貴重な電気なので、みなさん譲り合って使っています。

また、携帯の電波状況ですが、決して良いとは言えません。
初日の昼過ぎは調子が良くLINEやネット検索ができましたが、夕方以降はアンテナ表示(3G)は3本くらい立っているものの、全く繋がりませんでした。
基地局が極端に少なく、使用者が増えるとすぐにいっぱいになってしまうのかも知れませんね。
ちなみに、私はAISで友人はTrueでしたが、その日はTrueのほうがまだ繋がる確率が高かった印象でした。

いずれにしても、スマホや携帯電話の使用は、あまり期待しない方がいいでしょう。
(自然を満喫しましょう😆)

 

宿情報

最後に、今回泊まった「Baan Lee Shu Home Stay」の情報を書いておきます。

<宿情報>
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バーン・リース―・ホームステイ
บ้านลีซู โฮมสเตย์
Baan Lee Shu Home Stay
所在地:CR7V+VRR ตำบล เชียงดาว อำเภอเชียงดาว เชียงใหม่ 50170
    Chiang Dao, Chiang Dao, Thailand, 50170
TEL:062-304-1685、091-724-7536
URL:https://www.facebook.com/BannLisuHomestay/
Line : @banlisu89(予約ははLINEのみ、電話予約は不可とのこと)
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<注意事項>
アメニティグッズ・・・一切ありません。シャンプー、石けん、その他洗面用品などは持参のこと。タオルもありません。
ホットシャワー・・・ありません。水シャワーのみ。昼間の気温が高いうちに浴びておきましょう。もしくは、濡れタオルやウエットティッシュでしのぎましょう。
携帯の電波・・・電波は3Gのアンテナが2,3本立っていましたが、ほぼ使えませんでした。たまに繋がる感じ。あまり期待しない方がいいです。
充電用コンセント・・・各部屋やテントにはありません。テラスのカフェの一角で充電できるところはあります。モバイルバッテリーを持参したほうがいいです。
エアコン・扇風機・・・ありません。年間通じて涼しい(らしい)ので我慢してください。自然の風を感じましょう。
・・・テントには鍵がありません。貴重品は常に携帯するほうがいいです。心配な方は小型の南京錠やダイヤルロックを持参すれば、ファスナーの金具同士を留めてロックすることはできます。
ムーカタ・・・2人用セットで500バーツ。チェックイン時に予約可能。上のテラスのテーブル席に準備してくれます。テント前で食べることはできません。夕飯も付いている(お代わり自由)ので、無理に注文する必要はありません。雰囲気を楽しみたい人向け。
夜は静かに・・・夜22時以降は音楽禁止。静かにしましょう。

おわりに

リス族の村に一泊してドーイ・ルアンチェンダオ山の景色を堪能してきました。
日帰りの立ち寄りでも素晴らしい景色が見られますが、夕暮れから夜の星空も大変美しいので、都合がつけば泊まりをおすすめします。
ひたすら自然を満喫したい人や、ぼーっとするのが大好きな人にはたまらないと思います。

タイムラプスもまずまずいい感じで撮れました。(私的に)
いつか月明かりのない満天の夜空に浮かぶ天の川を見に再訪したいです。

ではまた。

スワンナプーム空港が見えるカジュアルなルーフトップバー【S64 Bar & Restaurant】

先日スワンナプーム空港へ友人のお迎えに行った際に立ち寄ったエアポートホテルのルーフトップバーが、思いのほか良かったので紹介します。
空港から市内へ向かう前に立ち寄ったり、フライト前に空港近くでサクッとバンコク最後の食事をしたりするのにも使えそうです。



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スワンナプーム空港至近ホテルの屋上レストラン&バー

今回紹介するルーフトップバー「S64 Bar & Restaurant」は、Suvarnabhumi Ville Airport Hotel(スワンナプーム ヴィル エアポート ホテル)というホテルの屋上にあります。
トランジットとか、早朝フライトの前泊で利用されることの多いホテルのようです。
このホテルを知ったのは、私がよく拝読している、在タイのひいろうさんのブログでした。

www.pssamphran.com

このブログの中で屋上のバーについても触れられており、そのことが頭の中に残っていました。

そしてその数日後、日本から久しぶりに会いに来てくれる友人を迎えにスワンナプーム空港へ行った時のこと。
当初の予定では、友人一行をピックアップした後、そのままホテルに向かい、チェックインした後に軽く食事と飲みをと思っていましたが、日本からのフライトがディレイしたこともあり、空港近くで食事をしてから市内に向かうことにしました。
寝る直前に食事するのもなんですしね。

そこで思い出したのが、このバー&レストランの存在でした。
(ひいろうさんありがとうございます!)

空港からは車で10分程度だし、ホテル併設のバーなら衛生的にも(気持ち的に)安心だし、かといって高級ホテルのような価格設定ではないようなので、日本から来る方のバンコク到着最初の軽い食事としては最適じゃないかと!
(実際、よかったです)


一応、場所の地図も貼っておきます。
さすがに徒歩では厳しいですが、車やタクシーなら空港からすぐです。
ちなみに、ホテルの駐車場は無料で利用できました。




<店舗情報>
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S64 Bar & Restaurant
所在地:99 หมู่7 ซอย กิ่งแก้ว 64 ตำบลราชาเทวะ อำเภอบางพลี สมุทรปราการ 10540
    99 Moo 7, King Kaew 64 Alley, Racha Thewa, Bang Phli District, Samut Prakan 10540
 ※Suvarnabhumi Ville Airport Hotel
TEL:02-738-4599
時間:18:00-01:00
URL:https://skybar64.com/
-------------------


ハロウィーン仕様

雨季はスカイバーはクローズみたいですが、我々が行ったのが(まだ雨季は明けていないものの)10月の下旬だったからか、ハロウィン間近だったからなのか、幸運にも屋上のバー兼レストランは全オープンしていました。

もう、ホテルの入口からハロウィン感満載。

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エレベーターに乗って最上階まで。(4階だったか5階だったか…)
そこから、階段で屋上へあがります。
本気でびっくりするようなオバケ人形とかあってビビりました。


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遅い時間だったからか、バーもそれほど混んでいなくて、お洒落風だけどそこそこローカル感(カジュアル)があって、私的にはかなり好きな雰囲気。

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低層のホテルではあるものの、周りには高い建物がないため、景色も開放的でいいです。

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滑走路の反対側なのでバーから飛行機の豪快な離着陸が間近に見えるわけではありませんが(見えたら騒音が大変)、キラキラ光る空港全体や遠くから飛んで来ては飛び立って行く飛行機の姿がよく見えました。


バンドの生演奏もありました。
そういえば、今日はハロウィンですね。



ファイヤーショー

とりあえずドリンクと料理の注文をしたところで、スタッフからお知らせが。
「まもなくファイヤーショーがはじまります」
と。

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タイのビーチではファイヤーショーを何回か見たことがありましたが、こんな屋上で見るのははじめてです。
失礼ながら、最初は「どうせしょぼいやつだろう」と思っていたら、意外とガチのショーで見入ってしまいました。
とても上手でした。ごめんなさい。


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※ファイヤーショーは時期にもよるかも知れませんが、ウェブサイトには金曜日と土曜日の22時からと記載されています。


メニュー・料理

旧友たちとの久しぶりの再会にテンション上がりすぎて、メニューも料理もほとんど写真撮るのを忘れて話しまくってしまいました。


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かろうじて最後に撮ったレシートの写真もブレブレで文字が判読できないレベル。。。

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ですが、バンコクの一般的なタイ料理レストランと変わらない値段だったと思います。
特にホテル価格という印象はなかったです。

料理も全般的に美味しかったです。
外国人慣れしているので、リクエストすれば調理の辛さも加減してくれます。


おわりに

今回、私たちは、フライトの遅延があったために、空港近くで食事をしてからバンコク中心部へ向かうという状況で利用しましたが、逆にバンコク市内から早めに空港へ向かってタイ最後の食事で利用するというのもありだと思います。

今まで夜便のフライト利用の友人を空港へ送る時は、バンコク市内で最後の食事をしてから向かっていましたが、万が一の渋滞などを考えると、食べている間も少し時間が気がかりだったりしました。
その点、この場所ならまず渋滞の心配をしなくて済むし、10分もあれば空港に着くという安心感もあるのでいいかなと。

空港を見ながら食事もお酒も飲めるバー&レストラン。
今後の空港利用時の食事候補として、リストに入れておきたいと思います。
みなさんもよかったらどうぞ。

ではまた。

奇岩と星の夜【ラル(Lalu)】(サケーオ県・タイランド)

タイ東部、サケーオ県の北に「ラル」(Lalu/ละลุ)と呼ばれる風雨の浸食によってできた不思議な地形の場所があります。
土の柱のような奇岩があちこちに点在し、ちょっとしたグランドキャニオンっぽい雰囲気。
ラル見物には耕運機に荷台をつけた「イーテック」という車に乗って向かうのですが、これがまた楽しいのです!
また、ラル周辺は星空がきれいに見えるスポットとしても有名で、晴れた日の夜は満点の星空に天の川がきらめきます。

先日ラルへ行ったようすをお届けしますので、よかったらお読みください。


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ラルの場所・行き方

ラルは、サケーオ県タープラヤー郡タップラート地区のクローンヤーン村及びノーンパックウェン村付近にあり、サケーオ中心部からは北東に約40キロの場所にあります。
バンコクからは距離にして約270キロ、車で約4時間程度かかります。

村まで行けるバスなどの公共交通機関はないため(おそらく)、自力で運転して行くか車をチャーターするか、あるいはツアーに参加するかということになります。




ちなみに、私がラルを知るきっかけになったのは、のびタイランド(nobithailand)さんのインスタグラムでした。
いろいろ自分で手配するのは面倒だとか言葉の問題が心配という方は、のびタイランドさんのツアーに参加するのもいいかも知れませんね。

 
 
 
 
 
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インスタのコメントなどで時々やりとりさせていただいているものの、直接面識ないのにリンク貼り付けてしまいました。
(のびさん、不都合あったら削除しますのでお知らせください)

ラルの意味・成り立ち

ラル」(ละลุ)というのはもともとクメール語で、タイ語では「タル」(ทะลุ)=「穴をあける」という意味となります。


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その言葉の意味の通り、この辺りの地形は、長年の風雨による浸食や地殻変動により堆積した土が削られ、固い部分だけが「土の壁」あるいは「土の柱」みたいに、様々な形で残ったものです。
ですから、奇岩と書いていますが、正確には自然現象により形成された奇妙な形の土の塊ということなのかも知れません。
実際に近くで観察してみると、決して固い岩ではなくむしろ砂状で、今でも年々その姿を変えていると言われるのもわかるほど、脆そうな印象を受けました。

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(参考)
鉱物資源局ウェブサイト
https://www.dmr.go.th/

サケーオ県広報室ウェブサイト
https://sakaeo.prd.go.th/th/content/category/detail/id/391/iid/4396



ラルの宿泊施設・ホームステイ

ラルの周辺の村には、大型のホテルやホステルというものはありません。
村の人たちの家に泊まるホームステイが主流です。

もちろん、村人のお宅にお邪魔して家族と同様に過ごすといったガチのホームステイもありますが、ホームステイという名は付いているものの、宿泊者の部屋は家族の生活空間とは切り離されているゲストハウス的な宿もいくつか存在します。

一般的な(外国人)観光客からすれば後者の方がハードルが低いと思いますし、私たちも部屋が母屋とは別になっている宿に泊まりました。
このような離れになっている宿は、私が確認できたところでは2軒ありました。

ソンブーン・ホームステイ

私が宿泊した宿。
広い敷地内に宿泊棟が2つあります。
ホームステイという名前は付いていますが、母屋とは完全に分かれており、チェックイン・チェックアウト時や食事を運んでくれる時以外で、宿の方と接触することはほとんどありません。

宿泊者用の部屋は、2階建ての家屋と、田んぼの中に建つ小さい家が1つ。

私は田んぼの2人用の部屋に泊まりました。

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こじんまりとしつつ、トイレシャワーも付いており、明るくて快適でした。
(場所がら多少の蚊や虫は寄ってきますし、水回りの掃除が甘いところもありましたが、まあ田舎の宿なので許容範囲かと)
ちなみに、1泊朝食付きで1,200バーツでした。


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2階建ての家には、2グループとか大家族で泊まれそうです。
(予約時に聞いたら、こちらはたしか1,500バーツと言っていた気がします)


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ちなみに、2階建ての宿泊棟の1階には共用のキッチンもあるので自炊が可能です。(田んぼ側に泊まっていても利用可)


<宿情報>
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ソンブーン・ホームステイ
สมบูรณ์​ โฮมสเตย์
TEL:081-256-6082
------------------------




私たちは、宿に直接連絡して予約を取ったのですが、アゴダにも載せているようです。


agodaで検索する

アーコム・ホームステイ

ソンブーン・ホームステイから数分離れた場所にある宿。
ここは1泊500バーツとのことです。
実は、2日目のラル見物でお世話になった「イーテック」の運転手さんが、この宿のオーナーでした。
Googleマップのレビューを見る限り、かなりローカル感を味わえそうな雰囲気です。


<宿情報>
------------------------
アーコム・ホームステイ
อาคม โฮมสเตย์
TEL:081-286-3064
------------------------






ラルでの過ごし方

ラルがあるのはタイの田舎町です。
町というか村ですね。
大きなショッピングモールもしゃれたレストランやカフェなんかもありません。
私たちを迎えてくれるのは、土埃舞う道や緑の田んぼ、ため池、無人の給油機、放牧された牛、ミニマート、駄菓子屋、小さな食堂、診療所、小高い山、青い空、水たまり、といった素朴な村の暮らしと自然です。
だから、いつもよりちょっとだけペースをゆっくりにして、チルな時間を楽しむ。
というのが正解な気がします。(私的には)


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ごはん

最初の晩ご飯は、手前の村の日用雑貨屋兼食堂みたいなところでガパオライス(目玉焼き付き)を持ち帰りして宿で食べました。

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事前に宿にお願いすれば、ムーカタ(タイ風焼肉鍋)を準備してくれるようだったのですが、この時は調達先の店舗が洪水で臨時休業だか何かでオーダーできませんでした。残念。

でも、買ってきたごはんとビールを飲みながら部屋でダラダラと過ごすのも悪くなかったです。


朝ご飯は、宿提供のカオトム(お粥)

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部屋の前のテラスで緑の田んぼを見ながらの朝ご飯は最高!
そよぐ風がまた気持ちよかったです。
まさにチルの極み(笑)

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村の食堂
何軒かある村の小さな食堂のひとつ。

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このお店はわりと美味しくて、何度か利用しました。
注文料理も麺類もやっています。

カオパット(炒飯)
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クイッティアオ
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こんな田舎のお店でも、支払いはQRコード決済(銀行振込)ができたりするのが便利です。


昼寝

日中は田んぼの緑を眺めながら、ベッドでだらだら。
少し昼寝でもしてエネルギーチャージ。

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散歩

日差しが和らいだ夕方は田舎道をのんびり散歩。


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ラルの奇岩見物

ラルの奇岩群は、いくつか点在しているのですが、大きく2つのエリアに分けることができます。
近いラル」と「遠いラル」みたいに呼ばれていました。
中には「ラル1」「ラル2」「ラル3」と3つに分けて呼んでいる人もいました。

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ちなみに、イメージ画像にもよく使われている「Lalu」という看板があるのは、近い方のラル(①)になります。
こちら側がメジャーな観光スポットで、遠い方のラルはあまり行く人が多くなさそうです。

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イーテック(耕運機改造車)手配

ラルの奇岩群を見物に行くには、未舗装の悪路であることと奇岩(地形)の保護という観点から、自家用車での乗り入れは禁止されており、基本的にはイーテック(E-Tak/อีแต๊ก)と呼ばれる耕運機に荷台を付けて改造した車をチャーターして行く必要があります。

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料金はだいたい決まっているらしいのですが、時期や時間帯によって多少上下することがありそうです。
ちなみに、星が見たくて夜に手配した時は、1台300バーツでした。(滞在時間はけっこう適当で、写真撮影している間ずっと待ってくれていました)
なお、遠い方に行った時は1台500バーツでした。

厳密に言うと、車で向かわなければ、つまり徒歩で行くなら、イーテックを利用せずにラル見物をすることは可能です。
(実際、私たちも2日目の夕方は歩いてラルまで行きましたし)

ただ、このイーテックでの案内がこの村の貴重な収入源のひとつでもあるので、できれば利用してあげてほしいです。
というか、イーテックに乗ること自体が、何より楽しいのです。
ガタガタ揺れる荷台に座って田舎のデコボコ道を行くのは、ちょっとしたアトラクション気分です。(お尻は痛いけど)
こんな経験、日本ではなかなかできませんから、ぜひトライしてみてください。

イーテックは、泊まる宿の人にお願いすれば呼んでくれます。
もしくは、アーコム・ホームステイのオーナー兼イーテック仲間の世話役的な存在であるアーコムさんに直接電話しても手配してくれます。
(タイ正月連休とかでない限り、利用当日に予約で問題ないかと思います)

アーコム氏(คุณอาคม / Mr. Arkhom):081-286-3064
※基本タイ語


昼間のラル

昼から夕方にかけてのラルのようすです。

遠い方のラルに行くときにお世話になった、アーコムさんのイーテック。
田舎道をのんびりガタガタ向かいます。

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田んぼの中に奇岩が出現。

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以前はこのあたりにもっと奇岩があったのですが、ほとんど崩して農地にしてしまったのだとか。
確かに、ここで昔から住んでいる人にとってみれば、奇岩なんて見慣れたもので珍しくもなんともなかったのかも知れませんね。

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写真を撮ったりタイムラプスを撮っている間、アーコムさんは2時間近く待ってくれていました。

 


www.youtube.com



木陰に座って、村の歴史やイーテックを利用するようになったきっかけなどの話も聞きました。

昔、ラルに向かう村の橋は木製の簡素なものだったらしいのです。
ラルが注目され始めた頃に、他県から観光客がたくさんやって来たが、どうしても車でこの橋を渡る勇気がない。
それで、橋の近くに住んでいたアーコムさんがイーテックに乗せて連れて行ってあげたのがはじまりだとか。


夕方、アーコムさんのアドバイスもあり、近い方のラルには徒歩で行ってみました。
日が傾きかけたラルもまた素敵でした。

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ぐるっと一周ゆっくり歩いて回りました。

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夜のラル・ラルの星空

初日、夕方に村に到着した私たちは、部屋で食事を食べた後、夜のラルを見にイーテックを手配しました。

村を走るイーテック。
街灯もない道は真っ暗です。

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この時は、ラルの地形や位置関係がよくわかっていなかったので、一ヶ所でずっと写真撮影をしていました。
真っ暗だったのもあり、周りがぜんぜん見えてなかったのです。

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翌日明るい時間に訪れた時に初めて、そのスポットの手前にも奥にも、たくさんの奇岩があることを知りました。
イーテックの運転手さんも一言アドバイスしてくれたらいいのにと思いましたが、まあ「よっぽどこの場所が気に入っているんだろうな」程度に思っていたのかも知れません。
後日アーコムさんに聞いたら、その彼は新人さんだったらしく、そこまで気配りができなかったのもあるでしょうね。


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この夜はあいにく曇りがちの空で、満天の星というわけにはいきませんでしたが、光害の少ない真っ暗な夜空には小さなほしがたくさん見えました。
宿からも星が見えましたよ♪

 

翌日は、星空のタイムラプスにも挑戦。

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撮影開始のタイミングがもう少し早くて構図をもう少し工夫すれば、天の川が沈んでいく様子がもっときれいに撮れたのにと悔やまれますが、ほぼ初めての星景タイムラプスにしてはまずまずの出来と自己満足。
もっとうまく撮れるようにがんばろうと決意しました。(よし!)

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なお、アーコムさんによると、この辺りの村の治安は良く、今までに狂悪な事件が起こったことはないし強盗や薬物中毒者もいないとのことですが、それでも夜は本当に真っ暗だし、見知らぬ土地でもあるので、夜間の撮影には十分注意してください。
単独行動は避け、村の方と一緒に行動することを強くおすすめします。
(犬にも吠えられますしね)

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2夜目は1夜目より雲は少なくてきれいな星空がよく見えました。
それでもアーコムさんに言わせると、まったく雲のない澄んだ夜空はもっと美しく、空一面に架かる天の川が肉眼ではっきり見えるそうです。


というわけで、いつかまた挑戦しに来るぞと心に誓いました。

以上、奇岩と星空の里「ラル」の話でした。

ではまた。

agoda(アゴダ)で予約したホテルから届く偽のフィッシングメール、詐欺メッセージに注意!

海外の大手ホテル予約サイトagoda(アゴダ)から以前に届いた不可解なメッセージが、実は危険なフィッシングメールだった!!
ということに今さら気づいた顛末を書きます。

どうやら、アゴダやホテル側が悪意を持って送りつけてきたものではないものの、ホテルの公式アカウントを語って(詐称して)送られたメッセージだったため、危うく引っ掛かりそうになりました。
というか私の場合、心理的には完全に騙されていたのですが、たまたま運よく引っ掛からずに済んだだけだったりします。(詳細は後ほど)

agodaだけでなく、Booking.comや他のサイトでも同様の危険があるようですので、ご注意ください。

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さて。
いつも有益な情報を発信してくださっており、私がわりとよく視聴している旅行情報系のYouTubeチャンネルがありまして。
ご存知の方もおられるかと思いますが、週末海外ノマド「ダイスケ」さんのチャンネルです。

週末海外ノマド「ダイスケ」 - YouTube


今朝、YouTubeをぼんやり眺めていたら、気になるタイトルの動画が表示されているのが目に留まりました。

youtu.be



アゴダとBooking.comメール被害続く

そして、この動画を見て「あーーーーっ!」となったわけです。
私にもそんなメッセージが来ていたのを思い出しました。


それは今年の8月のこと。
既に予約済のホテルから、アゴダのメッセージ機能(ホテルから利用者へのお知らせや、利用者からホテルへの問い合わせなどがアゴダの管理システムを通じてやり取りできる機能)を利用したメッセージが届いたのです。

私は、アゴダの公式アプリ内で、ホテルからの公式なメッセージとして届いているそのメッセージを、何の疑いもなく読んだわけです。

ざっくり言うと、
予約確保のために追加のカード情報を送信する必要がある。さもなければ予約はキャンセルされる
というものでした。

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(上記画像はアプリ内のメッセージではなく、自動的に転送されてくる、アプリと同じ内容のメール本文のキャプチャー画像。日本語が多少不自然なのは、自動翻訳されているから)

内心、『既にアゴダに対して支払いは完了しているのに、何でホテルにカードの情報を送る必要があるんだ?』とは思いましたが、この時点でも、これがまさかフィッシングメールだとは思わず。(依然ホテルから送られてきた公式のメッセージだと信じていますから。。。)

それで、本文内に記載されているリンクをクリックもしてみたんです。
ところが、このリンク、全部××になっているので、当然押してもサイトに飛ぶことはありません。

そうすると、私としては『一体どうしろっていうんだよ?』となるわけです。

で、メッセージに英語で返信しました。
「宿泊代はアゴダに支払い済ですが、どういうことですか?私は何をどうすれば?」

数時間待ってみましたが、返事はありません。

そこで、結局アゴダのカスタマーセンターに電話して、内容を確認してもらったんです。
そしたら、「間違いなく支払いは済んでいるし、予約は確保されている」と。
なので、アゴダからホテルに連絡して、その旨伝えてもらうことにしました。

その後、アゴダがホテルに確認したところ、「メールは誤りであった」ため、先のメールについては無視してくださいとの回答をもらい、それで一件落着となりました。

実際、旅行当日も問題なくそのホテルに泊まれたので、そんなことがあったこともほぼ忘れかけていたのですが、今回のこの動画を見てびっくりしたわけです。

それ、私にも来てたやつー!」と。

このフィッシング詐欺は、本文に書かれたリンクから外部サイト(詐欺サイト)に飛んでカード情報を入力したら、お金を抜かれるという手口のようです。

私の場合、リンクが××になっていたのでフィッシングサイトに誘導されることはありませんでしたが、あれがもしちゃんと飛ぶリンクだったら、公式サイトだと思い込んでカード情報を入力した可能性もなくはないです。
恐ろしい。。。

リンクが××になっていたのは、もしかしたら外部リンクは自動的に無効になるようなアゴダの防御システム(?)なのかも知れません。
もしそうだったとすれば、同様の手口はアゴダでは通用しないのかも知れませんが、少なくとも、ホテルのアカウントに成りすましてメッセージを送ってくることができるということは、また別の手口で騙される可能性もあり得るので、十分気をつけないといけませんね。

動画では、おそらく詐欺グループがホテルのパソコンに侵入して乗っ取っている(ホテルのPCがマルウェアに感染)みたいな見解を紹介されていました。

恐ろしい話だなとは思いつつ、今回のことは基本的にアゴダのシステムの問題ではなさそうだということと、実際私にとってアゴダはなんだかんだと使い勝手がいいこともあり、これからもアゴダは利用する予定ですが、不用意にリンクをクリックしたりクレジットカード情報などを提供しないということを徹底しようと思います。

もっとも、これはアゴダに限ったことではなく、現在あらゆるサイトやサービスにおいて、詐欺とかマルウェアによる被害の危険性はあるわけで、きちんと認識し常に注意しておかなければならないと感じました。

(私のブログ内でもagodaのアフィリエイト広告を貼っていたりもしますが、現時点では上記の理由から特に広告を削除することはしませんが、どうかご了承いただき、皆さんもお気をつけいただければと思うしだいです)

以上、注意喚起となれば幸いです。

ではまた。

雨のピサヌローク -時計台と美しいチナラート仏を訪ねて-

タイ北部の入口とも呼ばれるピサヌローク県訪問の続きです。
思い出の場所といつも圧倒的な美しさに心打たれるチナラート仏(チンナラート仏)を訪ねてきました。


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車窓がジブリ!?

タイ国鉄の長距離路線では、初めてクルンテープ・アピワット中央駅を利用してチェンマイ行きの特急7号に乗り込んだところまでは前回の記事で書きました。

www.manao.life



新ターミナルステーションとして開業したクルンテープ・アピワット駅は巨大で、今までのフアランポーン駅とはだいぶ勝手が違って戸惑ったりもしましたが、そのあたりも書いていますので、よかったら合わせてご覧ください。



普段は、鉄道に乗るとたいてい車窓を楽しんで過ごすことが多いのですが、この日はちょっと思うところがあり、自分の気持ちをまとめるためにずっとスマホで書き物(というほど大げさなものではないのですが)をしていました。
あまりに没頭しすぎて、あっという間に数時間が過ぎていました。

ふと顔をあげて窓の外を見ると、なんとも不思議な光景が広がっていました。

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おそらく最近の大雨の影響で辺りの田畑が浸水しているのですが、青い空と白い雲が広がる一面の沼地を列車が走ってるようで、何か既視感を伴う浮遊感を覚えました。
なんだかジブリっぽいなあと。。。




車内弁当

前回の記事でも書きましたが、2023年10月現在、サービス要員不足のため、昼間のチェンマイ行き特急での食事提供は一時的に休止されています。(その分、チケット料金が少し安くなっています)

それで、だいいたいの人は各自食べ物や飲み物を買ってきているのですが、そうでない人も少なからずいるようで、ナコンサワンを過ぎたあたりで車掌さんとスタッフがガパオライスの注文を受けてました。
もちろんこれはチケット代金には含まれていないので、希望者はその場で車掌さんにお金を払ってオーダーします。
注文したガパオライス(目玉焼き有り無しを選べる)は、ウッタラディット駅で受け取れるとのことで、その手前のピサヌロークで降りる私は残念ながら注文不可。


電源コンセント

これはどうでもいい情報かもしれませんが、たまたまこの時に座った座席の前には電源コンセントがあってラッキーでした。

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あとで観察してみたところ、その車両でコンセントがあるのは、2箇所だった気がします。

私が利用したのは、9時5分発チェンマイ行きのディーゼル特急列車(2等席)でしたが、3号車の31、32番席の前と、63、64番席の前の壁に220Vの電源コンセントがありました。(1号車と2号車は不明)

もちろん、いつもこのタイプの車両が使用されるかどうかはわかりませんが、ご参考までに。


ピサヌローク到着

途中、洪水の浸水箇所での徐行運転などもあり、予定より約20分遅れでのピサヌローク到着でした。

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ホームに降り立つとぽつぽつと雨が。

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駅前の雰囲気は昔とあまり変わっていません。
蒸気機関車が飾ってあります。


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いつ来ても懐かしい町。
昔ここで2年間住んでいました。

折りたたみ傘を広げて、最初の目的地に向かって歩き出します。



ピサヌロークの時計台

駅から数分。
時計台のあるロータリーに到着です。

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当時、この時計台の周りには、ピサヌロークで知り合った日本人の友人も住んでおり、よく一緒に食事をしたりデザートを食べたりしたのを思い出します。

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感慨にふけっていたら急に雨足が強くなり、瞬く間に土砂降りに。
商店の軒下に避難して、泣いているような時計台をしばらく見つめていました。

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リタイゲストハウスでランチ

少し雨が落ち着いてきたので、昼ご飯を食べることにしました。
時計台からすぐ近くにある「リタイゲストハウス」というホステルの1階にあるレストラン。

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昔は、ピサヌロークで洋食っぽいものが食べられる数少ないレストランのひとつだったのでよく利用していました。
洋食といっても、パスタとかクラブサンドイッチとかそんな程度なんですけど、貴重な気分転換スポットでしたね。

今は小ぎれいなカフェになっていました。
チリシーフードなるスパゲティにしてみました。
いわゆる「スパゲッティ・キーマオ・タレー」でしょうね。

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いやこれ、具だくさんで美味しかったです。



トップランドホテルにチェックイン

遅めのランチを食べたら、そのまま歩いてホテルへ向かいました。
ピサヌロークで最も有名な寺院、ワット・ヤイ(正式名:ワット・プラシー・ラッタナマハータート・ウォーラマハーウィハーン)のすく近くにある老舗ホテル「トップランドホテル」(Topland Hotel & Convention Centre)です。





私が住んでいた当時は、おしゃれなブティックホテルや今風のホステルなんていうものはなかったし、外国人観光客が泊まる高級ホテルなんてピサヌロークには数えるほどしかありませんでした。
そんな中で、このトップランドホテルは、1、2を争そう高級ホテルだったわけです。
隣接しているトップランドプラザも、当時はピサヌローク唯一のデパートでしたし。

今はホテルもだいぶくだびれてしまいましたけどね。(ふた昔前の大型ホテルっていう感じ)
でも、私はその思い出こみでトップランドホテルが好きです。
立地的にも、ワット・ヤイ寺院の「タイで一番美しい仏像」と名高いチナラート仏をお参りするには、とても便利な場所なんです。

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部屋は11階の北側で、窓からはワット・ヤイが見えました。

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昔のタイのホテルっていう雰囲気も、個人的には懐かしくて好きです。

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agodaでトップランドホテルを検索する



Klook.com


チナラート仏を拝みにワット・ヤイ寺院へ

荷物を置いて一休みしたら、さっそくワット・ヤイへ向かいました。
まだ小雨がぱらついていましたが徒歩で3分ほどの距離なので、問題ありません。

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チナラート仏が安置されている礼拝堂の手前で蝋燭と線香に火を灯し、礼拝して花を供えたら、靴を脱いでお堂に入って行きます。

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相変わらずたくさんの参拝者で賑わっています。
そして、チナラート仏は相変わらず荘厳で美しく、慈悲深い眼差しにしびれてしまいます。

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改めてこの大好きな仏さまに感謝を表し祈りを捧げました。





ワット・ナーンパヤー寺院へ

ワット・ヤイ境内の一角にある仏堂で、棺に入った涅槃像(釈迦入滅仏)をお参りしました。

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それから、屋台のアイスクリーム屋さんでココナッツアイスを買って食べながら隣のお寺へ向かいました。

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ワット・ナーンパヤーン寺院は、ピサヌローク在住時は一度も訪れたことがなかったのが悔やまれるくらい、去年初めて訪れて好きになったお寺です。
私が勝手に「涙の仏さま」と呼んでいる、ソムデット・ナーンパヤー・ルアンケーオ(ルアンケーオ仏)が安置されています。

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この時は、僧侶が夕方の読経を始めるところだったので、素早くお参りだけさせていただきました。

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水も滴る老舗ホテル

ナーン川のほとりを少し散策して、ワット・ヤイの市場でお土産の菓子を買って、一旦ホテルへ戻りました。

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ベッドに横になってスマホをいじっていると、どこからか「ポト…ポト…」という音が聞こえてきます。
最初は、シャワーの水切れが悪くて水が落ちているのかと思っていたのですが、なんとなく音の間隔が早くなっているような気もしてきたので、起き上がって見に行ってみると、なんとバスルーム前の天井から水が滴り落ちて床が水溜りになっているではありませんか。

おそらく、天井裏に設置されたエアコンからの水漏れです。
フロントに電話したら、数分後に設備管理スタッフがやってきてくれました。

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スタッフが天井の板を外してエアコンの管を抜いたら、じゃあああああーって、笑っちゃくくらいに水が流れ落ちてきましたね。
スタッフ2人して「オーホー」と驚いていました。

その後、管の詰まりをきれいに掃除して、床を拭いて天井を元に戻して帰って行きました。
「オーケーカップ」って。(笑)

本来なら不愉快になるアクシデントなのかも知れませんが、私にとっては思い入れのあるホテルだからなのか、「いろいろガタが来てるけど頑張ってるんだなあ」くらいの愛おしさで見届けていました。


ホテルのロビーラウンジで夕飯

思わぬアクシデントで少し時間が押したのと、まだ小雨が降っていたのもあって、夕飯を食べに出かけるのが面倒になってしまい、ホテルのロビーラウンジで食事することにしました。

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パッタイと鶏肉のカシューナッツ炒め。

本当は、パッタイだけで十分だったのですが、ワインのつまみにと思ってもう1品注文したら、やっぱり多すぎました。
おかげでワインも想定以上におかわりをする羽目になりましたけど、まあ、多少酔っても部屋に戻るだけだからいっかと。



朝のワット・ヤイ参拝

翌朝、朝早く起きてワット・ヤイへ参拝に行きました。
せっかく近くに泊まっているので、観光客や参拝客で混雑していない静かな時間のチナラート仏を堪能したかったのです。

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礼拝堂内には数人の参拝者しかおらず、ゆっくり心静かに美しい仏像と対面することができました。

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チナラート仏に続いて、境内の他の仏さまも参拝しました。

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ルアンポー・ルア(หลวงพ่อเหลือ)


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プラ・プッタ・チンナシー(พระพุทธชินสีห์)
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プラ・アッターロット(พระอัฎฐารส)
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ルアンポー・コン(หลวงพ่อคง)
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本堂のルアンポー・トー(หลวงพ่อโต)
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そして、写真は撮り忘れましたが、南側のプラ・シー・サーサダー(พระศรีศาสดา)にもお参り。



朝食

ホテルに戻ったら、朝食をいただきました。
よくあるタイの一般的なビュッフェスタイルです。

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というか、欲張りすぎですね。
何回も席を立つのが面倒なので、一気に持ってくるタイプです(汗)



ホテルでマッサージ

昼まで部屋でゆっくり過ごして、12時前にチェックアウトをしたら、ホテル3階にあるSPAへ行きました。

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12時からフットマッサージとタイマッサージそれぞれ1時間の2時間コースを予約していたのです。

フットマッサージ1時間が250バーツ、タイマッサージ1時間が300バーツと、ホテルのスパにしては良心的な価格です。
(地方のホテルはこれくらいが相場かも知れません)

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2時間じっくり揉んでもらってとても気持ちよかったです。
担当の方、上手でした。

会計時、550バーツだと思っていたら500バーツだったので、2時間だと多少割引があるようですね。


帰りは飛行機で

行きは列車の旅でしたが、帰りは特急列車が満席だったこともあり、飛行機で帰ることに。
ピサヌローク空港とバンコク間は、ノックエアとタイライオンエアが運行しています。

私はタイライオンエアの夕方便だったので、ホテルでのマッサージを終えてそのままGrabタクシーで空港へと向かいました。(100バーツちょっと)

先日サイアムパラゴンであんな痛ましい事件があったからなのか、ピサヌローク空港は常にそうなのかはわかりませんが、保安検査が厳しめな気がしました。
荷物も衣服もわりと念入りに調べられましたね。
感度を上げているのか、ハンディタイプの金属探知機がピーピー鳴って、ジーンズの小さなリベットまで確認されたのには、失礼ながら笑いそうになりました。
(よっぽど私が怪しかったのかも?)

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バンコクからのフライトが遅れたこともあって、約1時間ディレイとなるアクシデントもありましたが、無事にドンムアン空港へと戻ってきました。

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という感じで、週末のピサヌローク旅行は終了です。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

ではまた。

クルンテープ・アピワット中央駅(旧名バンスー中央駅)からタイ国鉄で北部ピサヌロークへ

先日タイの国鉄を利用して北部の町ピサヌロークへ行ってきました。
タイ国鉄の長距離路線の始発終着駅が、フアランポーン駅(クルンテープ駅)からバーンスーのクルンテープ・アピワット中央駅へと変更となって以来、初めての利用です。
巨大な新ターミナルステーションは、構内の動線が少し分かりにくく、徒歩移動もかなり距離があって戸惑いましたが、そのあたりも書いておくので参考にしていただければと思います。
その他、クルンテープ・アピワット駅構内の様子についてもお届けします。


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MRTの駅からはけっこう歩く

新しい中央駅であり長距離路線の発着駅であるクルンテープ・アピワット駅へバンコク中心部から公共交通機関で向かう場合、私たち外国人にとって便利なのは、タクシーか地下鉄MRTのブルーラインだと思うのですが(2023年現在)、このMRTバンスー駅(バーンスー駅)からタイ国鉄の長距離路線の乗り場までは思った以上に距離がありました。しかも案内看板や動線がちょっと分かりにくいので注意が必要です。

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まず、MRTブルーラインのバンスー駅を降りたら、3番出口へと進みます。
そこから何回かコーナーを曲がりつつ連絡通路を道なりに歩いていくと、上に「Building Entrance」と書かれた看板があるので、そこで左に入ります。

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日本人的には、この「ビルディング・エントランス」ってわかりづらいなあと感じます。(私だけ?)
せめて「ステーションビルディング」とか書いてくれればいいのに…。

でも、床にはレッドライン(Red Line)と書いた案内矢印も貼ってあるので、むしろこの床のシールを目印に進んだ方がいいかも知れません。



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エスカレーターを上がると、クルンテープ・アピワット中央駅の構内に出ます。
この正面にある改札口はレッドラインの改札で、ドンムアン空港へ行く場合はこれに乗ります。

ちなみに、連絡通路まではレッドラインという案内ロゴがあったのですが、国鉄の構内に入った途端、「SRT」とか「Commute Train」という表記が前面に出てくるので戸惑うんですよね。
「これはレッドラインということでいいのだろうか?」と少し不安になるんです。
(ロゴや表記を統一してくれたらもっとわかりやすいのに)

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まあ、それは置いておいて。
今回乗るのはレッドライン(正確にはダークレッドライン)ではありません。
長距離路線の改札へ行きたいわけです。

あたりをきょろきょろ見渡してもすぐにはわからず、ようやくそれらしい看板を見つけました。
Long Distance Train」(รถไฟทางไกล)
やたら広いのでちょっと目が泳いじゃうのかも知れないのですが、かなりわかりにくいなあという印象を覚えました。

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レッドラインの改札に向かって左隣が長距離路線へ向かう通路となります。
後はとにかく「Long Distance Train」の看板にそってひたすら真っすぐ歩きます。

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感覚的には、動く歩道のない空港内通路をずっと歩くようなイメージ。
4~500メートルくらい歩いてようやく北部及び東北部路線の待機場所に到着しました。
ちなみに、北部&東北部路線は1番と2番ホームから発車します。

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MRTのバンスー駅からはなんだかんだで1キロくらい歩くと思います。
なので、MRTの駅到着から15分くらいは見ておいたほうがいいです。

お子さんやお年寄りの方同行の場合は、さらに余裕をみて時間配分されることをおすすめします。


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途中、天井から雨漏り?水漏れ?してました。(開業間もないのに大丈夫でしょうか・・・汗)

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ホームに入れるのは20前から

少し前まで中央駅であったフアランポーン駅には特に改札というものがなく、だれでも好きな時間に駅構内及びプラットフォームに入れて、列車が入線して準備が整えばわらわらと乗車するという、非常にゆるくて自由な感じだったんですが、クルンテープ・アピワット駅ではそういうわけにはいきません。

クルンテープ・アピワット駅では、乗る列車の発車時刻の20分前にならないとプラットフォームに入ることができません
それまでは、待合所(ウェイティングエリア)で待機します。

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シャワー室

待機しているあいだ暇だったので、駅構内をぐるっと見て回りました。
駅の北側左奥(北西)、北部及び東北部路線の待合エリアの近くにあるトイレには、シャワー室がありました。

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一応、プラスチックの椅子が置いてある脱衣スペースと、タオル掛けのあるシャワースペースに分かれていました。
水シャワーですが、暑い時期に汗を流してすっきりしたいという方にはありがたいかも知れません。


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コインロッカー

駅構内にはいくつかのコインロッカーがありました。
いずれもパネルで操作して支払いをし、暗証番号や指紋認証などを設定して施錠・開錠するシステムのようです。


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赤い方は、1日180バーツみたいなことが書いてあります。

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これ、いろんな大きさのロッカーがありますが、どれでも同じ料金なんでしょうか?それとも一番小さいロッカーのことなんでしょうか?
(利用してないのでわからないのです、すみません)

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あと、「1時間60」「2時間+60」「3時間+60」「4-24時間=180THB」ってどういう意味なんでしょうか…?
4時間から24時間の場合は、3時間分の180バーツ+180バーツなのか、それとも180バーツだけでいいのか。(でもそれなら「3-24時間=180THB」でよくない?とか思ったり)

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黄色のロッカーの方は、ロッカーの大きさによって値段が違うことがすぐ見てわかりました。

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この黄色いコインロッカーは、スカイトレイン(BTS)の駅や地下鉄(MRT)の駅でも見かけますよね。

支払いは現金とQRコードによる銀行振込みなどが可能です。

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現金の場合、紙幣でも硬貨でも支払えますが、おつりは10バーツ硬貨のみって書いてあります。

タイの自動販売機って、ほとんどこれなんですよね。
紙幣を入れることはできるけど、おつりが紙幣で返ってくることはなく、コインがジャラジャラ~と。

日本にいる時は考えたことがありませんでしたが、きっと紙幣の払い出しをするシステムは難しい(コストがかかる)ってことなんでしょうね。

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フードコート

駅の北側右手(北東部)には、フードコートがありました。
それほど大きなコーナーではありませんでしたが、明るくて清潔な雰囲気でした。

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ざっと見たところ、カオマンガイ、クイッティアオ、クイジャップユアン、ラートナー、ガパオライス、おかずぶっかけご飯などのタイ料理やハンバーガー、中華まん(サラパオ)などもありました。


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支払い方法は、ほとんどの店舗で現金以外にもQRコード決済などができるようでした。




駐車料金支払い機と駐車料金

構内の一角にこのような駐車料金の支払い機がありました。
クルンテープ・アピワット駅には地下に1600台収容可能な駐車場があり、混雑回避のために駅構内で駐車料金の支払いができるようになっています。

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駐車料金は、以下の通りです。
・30分まで・・・無料
・1~14時間まで・・・1時間20バーツ
・15~24時間・・・300バーツ

支払いは、現金またはモバイルバンキング(QR決済)が可能なようです。

あ、この支払い機はおつりもコインだけでなく紙幣対応しているようです!

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チケット売り場、スマホ充電コーナー、VIPルーム

駅の東側正面入り口付近(3番、4番ゲート)の切符売り場のようすです。
そこそこ人が並んでいました。

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駅の南側(地下鉄MRTとの連絡通路側/13番ゲート付近)にもチケット売り場があります。
東側の売り場よりは小規模ですが、なんとなくこちらは空いている印象でした。(たまたま私がいた時間だけかも知れませんが)


駅構内の待合エリア付近には、スマホなどの充電コーナーがいくつかありました。

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また、構内北側奥には、VIPルームがありました。
1等車の乗客が利用できるようです。

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「部屋を利用する際には、インフォメーションカウンターまで」とのことです。



食事が付いていない!

構内を一通り散策して待合スペースに座っていると、こんなアナウンスが聞こえてきました。
「チェンマイ行き特急7号、〇〇号、〇〇号・・・では、サービス要員不足のため、9月より車内での食事提供を停止しております・・・」

え、そうなの!?
確かに、今回の運賃が少し安い気がしたんですよね。
私、ふつうに車内で配られるお弁当を食べるつもりでいたんですが。。。

ということで、慌てて構内で売っているカオニャオムーピン(もち米と豚焼き)を買いました。

ちなみに、、以前、昼間の特急列車で提供されていたのはこんな感じでした。(去年)


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www.manao.life




食事提供の一時停止に関する記事(タイ語)

www.thaipbs.or.th




車内持ち込み荷物規定

今までほとんど気にしたことがありませんでしたが、タイ国鉄にも一応持ち込み荷物の規則があったんですね。(当たり前か)

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【サイズ】50cm × 50cm × 50cm
【重量】1等車(50kg),2等車(40kg),3等車(30kg)※子供は半分の重量
【持込禁止】可燃物、臭いもの、危険物

現場を観察した限り、実際のチェックはほとんどない(ゆるい)気がしましたがルールとしてはこんな感じのようです。

ただ、タイでは匂いのきつい食べ物についての車内への持込が日本より厳しい(周りの目を含めて)印象を受けます。
これはドリアンとかだけでなく、匂いが強めのお弁当などでも内心非常識だと思われていることがあるのでいつも気をつけています。

いよいよ乗車

ようやく乗車20分前となり、改札が開きました。
それぞれ職員にチケットを提示してからホームに上がっていきます。

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ちなみに、先発のノンカーイ行きの列車の時は、発車時刻の2~3分前には改札が閉められていたので、ギリギリだと乗り遅れてしまう(乗せてもらえない)可能性があります。十分お気を付けください。

以前のフアランポーン駅では、ギリギリにホームへ駈け込んでセーフみたいな人もわりといたのですが、新駅ではそういうわけにはいかなそうです。

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無事に車内の指定席に座り、列車は時間通り出発です。

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これから4時間ちょっと、ピサヌロークへ向かって列車の旅の始まりですが、続きは次回に。

ではまた。

値上がり前のJRパス駆け込み購入で銀河を思う(パスへの憧れ)

日本に住む日本人にはあまり馴染みのない「パス」があります。
ジャパンレールパス(Japan Rail Pass)、通称「JRパス

これは、主に来日する外国人向けにJRが発売している非常にお得なチケットで、このパスを持っていれば、購入した期間中の全国のJRが乗り放題で、特急にも新幹線にも乗車可能という、夢のようなパスなんです。

例えば、全国(JR全線)用のJRパスのうち、7日間有効の一般的なパスが29,650円、同じく7日間でグリーン車が利用できるものが39,600円。これは、新幹線で東京と大阪を1往復して成田エクスプレスにでも乗れば、簡単に元が取れてしまう価格なんです。それが7日間も有効なのだから、このパスがどれくらい破格なものだかわかりますよね。

japanrailpass.net

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先ほど、このJRパスは主に来日する外国人向けと書きましたが、実は、一部の日本人も購入することができるんです。
海外の同一国に10年以上連続で居住している日本人、かつ、居住している国の日本大使館に在留届を出していて10年以上経っている人(アメリカ、カナダ、ブラジルは永住カードでも可)という条件付きではあるものの、この要件を満たしていれば、日本人でもJRパスを利用することが可能なわけです。

かくいう私も、タイに長年住んでいるおかげでその要件を満たしており、この夢のようなパスを何度かありがたく使わせてもらったことがあります。
そして、この度また使わせてもらうことにしました。
もしかしたら、今回が最後になるかも知れないのだけれど。

というのも、この破格な値段のJRパス、来る2023年10月1日より、大幅な価格改定が行われるのです。
以前から「外国人を優遇しすぎだ」という声も高かったのですが、ずっと安いまま何年も続いてきたのは、国をあげてのインバウンド事業推進という名の下で、JRも低価格を維持せざるを得ない何かしら事情があったのだろうと想像します。

ともあれ、今回の価格改定により、先述の7日間有効の一般パスが従来の29,650円から50,000円へ、グリーン車利用可能パスが39,600円から70,000円へと、その他のカテゴリーのパスなども含め、平均して70%前後の値上げ率となっているんです。

かなり大胆な値上げですが、それでも、7日間フルにJRを利用して長距離移動するなら、まだ十分お得なチケットではありますよね。
今までは乗車できなかった新幹線の「のぞみ」や「みずほ」も、改定後は、追加料金を支払うことで乗車可能になる、というような、ちょっとした内容の拡充もあるようですし。

とはいうものの、私自身の環境で考えると、老齢の親と過ごす時間の確保や実家での雑用、諸手続きなどを行う必要性から、一時帰国の限られた時間を全て旅行に充てるということがあまりできなくなってきた昨今、はたして新価格のJRパスを買って有効に活用できるか(ぶっちゃけて言えば、元が取れるか)どうかというのは微妙なラインでもあり、もしかしたら、今回が最後のJRパス利用ということになるかなと思ったりするわけです。

ということで、9月もあと数日という時点になって、価格改定直前にJRパス(正確にはJRパスの引換券)を駆け込み購入したしだいです。
JRパスへの引換え可能期間は3ヵ月なので、9月末に買ったJRパスの引換券は、12月末の一時帰国時に使えるのです。(だからギリギリまで待っていたというのもあります)


それにしても、私はこの「パス」という言葉に魅かれる節があるんですよね。
「ワンデーパス」だとか「プライオリティパス」だとか、「フリーパス」だとか。
もちろん「お得さ」ということが前提にあるのは確かなんですが、それとは別に「パス」という言葉への憧れみたいなのがあるような気がします。

それはなんでなのかと考えてみたら、あるひとつの「パス」に思い至ったんです。
きっと、あれの影響ですね。
果てしない宇宙を走るレトロな外観をした列車…。

そう、銀河鉄道999(スリーナイン)に乗ることのできる、あの最強のパスですよ。
地球からアンドロメダまで自由に行き来ができるんですよ?
しかも、無期限乗り放題!!

幼い頃、あのアニメ(映画)が大好きだった私は、「パス」という言葉や存在に特別なものを感じていたのでしょうね、きっと。
また、メーテルや鉄郎が持ってたああいうパスケースにも憧れていましたね。
高校生になって、初めて定期券をお気に入りのパスケースに入れた時のときめきったら!(笑)

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ちなみに、海外在住の日本人がJRパスを利用することに関して、あまり快く思ってない方が中にはおられることは承知しているし、その気持ちもわからなくはないです。
私も同じ立場ならそう思うかも知れないです。ずりぃと。

でも私は、ありがたく、この夢のパスを使わせてもらいますよ!
破格とはいえ、ちゃんと決められたルールに従って購入していますしね。

鉄郎はメーテルからタダであの超貴重で超高価なパスをもらったんですよ?(ずりぃ)
しかも、無期限ってすごくないですか?(2回目)
一方、私の夢は7日という期限付き。

って、なんの話をしているのか・・・。

結局は、お得な価格で優越感を得られるから好きってだけの話でしょ?と言われればぐうの音も出ません。はい。(申し訳ありません)


9月終了まで後わずか。
もしJRパスを購入予定の方はお早めに。
(JRや旅行代理店の回し者ではありません)

ではまた。

※JRパスの種類や価格など、当記事では一部だけ紹介しています。他にもたくさんのカテゴリーがあります。
※海外在住の日本人が購入できる条件などもざっくりと書いています。詳細や正確な情報は、JRのウェブサイトなど一次情報でご確認ください。

ジャワ島の世界遺産「プランバナン寺院」がすごかった!(インドネシアのヒンドゥー教寺院)

今回は最初に謝っておきます。
先日、世界遺産にして世界三大仏教遺跡のひとつ「ボロブドゥール旅行」のついでに訪れた、ジョグジャカルタ郊外にあるヒンドゥー教寺院が素晴らしすぎて、頭をガコーンと殴られたような衝撃を受けたのです。
訪問前は、正直言ってそれほど期待しておりませんでしたが、まことに申し訳ございません。
プランバナン寺院(Candi Prambanan)の巨大で荘厳な美しさに息をのみました。


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ボロブドゥールからジョグジャカルタへ

世界遺産ボロブドゥール寺院を堪能した私たちは、ボロブドゥール遺跡公園の敷地内にある素敵なホテル「マノハラリゾート」(Manohara Resort)を後にして、ジョグジャカルタへと向かいました。

ボロブドゥール観光の話は、こちらをご覧ください。

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今回、ボロブドゥールのホテルからジョグジャカルタ市内への移動手段は、Grabにしてみました。
マノハラホテルからバスターミナルまでは少し距離があるし、バスターミナルから何時のバス(あるいはミニバン)があるのかも定かではなかったので。

アプリで調べてみたところ、Grab料金もそれほど高くありませんでした。
235,000ルピア約2,260円)で、ホテルからホテルまでドアtoドアで移動できるならOKです。
週末の弾丸旅行ですしね、時間の節約と快適さを選びました。


旅行前はボロブドゥールでGrabタクシーが簡単に呼べるのか心配でしたが、行ってみたらわりとたくさんあったので、すぐにつかまりました。


メリアプロサニホテルにチェックイン

ジョグジャカルタの目抜き通り「マリオボロ通り」で少し渋滞があったものの、ボロブドゥールからジョグジャカルタの中心部にあるホテルまで、約1時間半で到着しました。

予約してあったのは、メリア・プロサニ・ジョグジャカルタ(Melia Purosani Yogyakarta)ホテル。


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まだ12時半過ぎだったので、荷物だけ預けようと思っていたら、幸運なことにそのまま部屋に案内してくれました。

老舗の5つ星ホテルという雰囲気でしたが、部屋はリフォームされているので清潔で快適でしたね。

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今回、ちょっとだけ贅沢してレベルカテゴリーTHE LEVEL)の部屋を予約していたので、ラウンジでスナックを食べつつ少し休憩することに。

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贅沢といっても、スイートとかじゃなかったので、アゴダで1泊朝食付きで3,000バーツ(約12,000円)という、とてもお得な料金でした。

ジョグジャカルタのメリアプロサニホテルに泊まるなら、断然レベルカテゴリーの部屋をお勧めします
とても静かに過ごせました。

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agodaでメリアプロサニホテルを検索する



 

世界遺産プランバナン寺院へ

14時。
ホテルのロビーでGrabタクシーを呼び、ジョグジャカルタ郊外にあるヒンドゥー教寺院遺跡「プランバナン寺院」(Prambanan Temple)へ向かいました。
料金は、235,000ルピア約840円)でした。

プランバナン寺院の入場料金は、klookという旅行会社のサイトで買えば多少安いらしいので、あらかじめアプリで買っておきました。
バーツ決済で841バーツ約3,500円)でした。

タイの王宮及びエメラルド寺院の外国人入場料金が500バーツ約2,050円)なのを考えると、この時は『ずいぶん強気な値段を取るなあ』と思いましたが、結果的には、まあ納得できなくもないと思いました。
(それでも高いけど。修復・保全費用だと思えば。。。)

ちなみに、寺院入口での正規入場料金は外国人375,000ルピア約3,600円)でした。
公式サイトには大人25米ドルとあるので、為替レートによるのかも知れません。


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klookのプランバナン寺院入場チケットを見てみる



ホテルから約30分でプランバナン寺院に到着。

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外国人入り口の窓口で、klookのバウチャー画面(QRコード)を見せると、チケットに交換してくれました。


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ペラペラのレシートみたいな紙でした。
内心『こんなに高い料金払っているんだから、もうちょっと素敵なチケットくれたらいいのに』と思いつつ、ゲートを進みます。
(klookで買った引き換えチケットだからなのかも知れません)

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Klook.com



圧巻のプランバナン寺院

チケットブースを出ると、プランバナン寺院の地図がありました。

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メインとなるのは3基の主祠堂トリムルティ祠堂)ですが、周辺にもたくさんの祠堂や遺跡があり、公園全体はけっこう広そうです。


プランバナン寺院は、インドネシア最大のヒンドゥー教寺院であり、9世紀ごろに建てられたとされています。
ボロブドゥール寺院(大乗仏教)と似た時期に建立されたんですね。

かつてマタラム王国の王室寺院としての役割を果たし、当時は非常に壮大で興隆を極めましたが、その後の王都移転による衰退や地震による崩壊で、いつしかジャングルの中に埋もれてしまったそうです。


早速、プランバナン寺院群のメインである3基の主祠堂へ行ってみましょう。

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逆光の中、ピラミッド型の頭部を持つ塔が見えてきました。

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周囲にもたくさんの祠堂が建っており、いくつかは今現在も修復中です。


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3基並んだ巨大な主祠堂は、トリムルティ(三神一体)祠堂と呼ばれ、中央がシヴァ祠堂、北側がヴィシュヌ祠堂、南側がブラフマー祠堂となっています。


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とにかく、その圧倒的な大きさ、特に高さに息をのみました。

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中央にそびえる主祠堂(シヴァ祠堂)の高さは47メートル
47メートルといったら、15階のマンションくらいの高さですよね。

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手前にいる人と比較してもらうとその巨大さがおわかりいただけると思うんですが、真下で見上げた時は言葉を失ってしまいました。

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ガツンときましたね。
タイ友も絶句していました。

高層ビルを見慣れている現代の私たちでも圧倒されるのに、当時(日本でいう平安時代)の人たちの驚きを想像したら、畏怖の念を覚えずにはいられませんでした。

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外壁を飾る彫刻や装飾もすごいのです。


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空に向かってそびえる塔を見上げながら、知らず知らずの間に口をぽかーんと開けてしまいます。

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主祠堂(シヴァ祠堂)の中にも入ってみました。

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四方向の祠には、それぞれにヒンドゥー教の神々が祀られていました。

最初は主神であるシヴァ神

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次は、アガスティヤ聖仙

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その次は、ガネーシャ神

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そして、女神ドゥルガー
(シヴァ神の妃パールヴァティーと同一視されているそうです)

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境内の隅でタイムラプスなんかを撮影しながら、この荘厳な遺跡をしばらく眺めていました。




日が傾きかけてきた頃。
未修復の瓦礫が散らばるこの角度から見たプランバナン寺院が、とても気に入りました。

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瓦礫の先にそびえる祠堂たちが、まるで古代の摩天楼のようで、その世紀末的な風景が目に焼き付きました。

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ああ、ここは本当に訪れてよかったです!

入場料は高いけど、この素晴らしい遺跡の保全と修復のために、どうか有効に使っていただきたいと願いました。

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<寺院情報>
-------------------------
プランバナン寺院
Prambanan Temple
所在地:Jalan Raya Jogya – Solo Km 16 Prambanan Sleman, Yogyakarta 55571, Indonesia
TEL:0274-496-402
時間:06:30-17:30(入場は17:00まで)
入場料金:大人IDR375,000/小人(10歳未満)IDR225,000
※ボロブドゥールとの共通券(2日間有効):大人IDR675,000/小人IDR405,000
URL:https://borobudurpark.com/en/temple/prambanan-2/
(2023年9月現在の情報です)
-------------------------



メリアプロサニホテルのラウンジでカクテルタイム

プランバナン寺院からホテルへの帰りもGrabを利用しました。
帰りは渋滞もあったので少し値段はアップして、95,000ルピア約915円)でした。時間も45分くらいかかりました。

メリアプロサニホテルのレベルラウンジは、17時から19時までカクテルタイムなので、せっかくだし行ってみることに。
(利用できるものは利用する庶民です、はい)

昼間はソフトドリンクとスナック程度でしたが、カクテルタイムは一応軽食やデザート的なものもありました。

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もちろん、アルコールもあります。
イスラム教徒の多いインドネシアでは、こうしてアルコールを自由に(無料で)飲めることは非常にありがたいことなんです。

カクテル1杯とビールをいただきました。

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ラウンジのテラスから見た夕焼けもきれいでした。

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マリオボロ通り散策&ローカルご飯

19時。
ラウンジで軽く小腹は満たしましたが、ご飯は外へ食べに行くことにしました。

ぶらぶら歩きながらマリオボロ通りへ向かいます。

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マリオボロ通りまで、ホテルからゆっくり歩いて5分でした。
ジョグジャカルタで一番の目抜通り&繁華街とあって、たくさんの人で賑わっていました。

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観光客向けのお土産屋さんもいっぱい。
バティックを売る店が多いこと多いこと。

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マリオボロ通りの北端。
鉄道の線路沿いに、屋台街みたいな食堂が並んでいるエリアがありました。

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こういう雰囲気がわりと好きな2人なので、その日はここで食べることにしました。

本当は、マリオボロ通りから15分くらい先にあるレストラン(タイの友達おすすめ店)に行こうと思っていたのですが、マリオボロ通りでダラダラしてたら、2人とも面倒になってしまったのです。(汗)


とりあえず、デタラメなローマ字読みの発音と指差しで注文してみます。
タイでもこういう雰囲気の食堂はたくさんありますが、こうして言葉が通じない場所で注文すると新鮮でいいですね。
海外旅行している!っていう気分になります。(笑)

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2人して食べたものは、非常にシンプルかつベーシックなものですけど、美味しかったですよ。

私がミーアヤムというチキンヌードル(20,000ルピア≒190円)で、友人はフライドチキンライス(30,000ルピア≒290円)


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満腹になった後は、路上パフォーマンスをしている人たちを眺めたり、線路脇で列車を眺めてみたり。


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お化け屋敷的なものでしょうか。

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再びマリオボロ通りをぶらぶら歩きながらホテルに戻り、プールサイドでちょっと休憩してから部屋へ。
いい1日でした。

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朝の散歩と朝ごはん

翌朝は少し早起きをして、ホテルの近くを散歩してみました。
下町的な雰囲気があってよかったです。


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ホテルに戻ってそのまま朝食会場へ。
「一体どこからこれだけの人が!?」と思うくらい、テーブルはほぼ満席で賑わっていました。

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昨日のチェックインの時点で、「グランドフロアの朝食会場は6時からですが、もし静かにお食事を希望される場合は、7時からになりますが、レベルラウンジでお召し上がりになることもできます」と言われた意味がわかりました。

ただ、私たちは7時半過ぎに空港への送迎車を予約してあるので、7時からの食事だと慌ただしすぎるのと、こうして賑わっている雰囲気も嫌いではないので、この会場で食事を楽しむことにします。


料理のバリエーションはわりとあったと思います。

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ローカルフードコーナーもありました。

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私は、いつもこの不思議な味の薬用ジュース的なものも飲んでみます。
美味しい!ってわけではないんですが、なんだか癖になるのです。(笑)



ジョグジャカルタ空港へ

7時半にチェックアウトして、事前にklookで予約してあったチャーターカーで空港へ向かいました。
というのも、旅行前はジョグジャカルタのGrabタクシーの普及率がよくわからなかったので、「空港への足は、念のため確実なものを」ということで予約しておいたんです。

結果的には、ジョグジャカルタでも普通にGrabは呼べたんですが、まあ、料金的にも数百円程度の差だったので、事前に手配して安心したいっていう方は、私たちみたいに車を予約しておくのもいいと思います。
(時間通り、7時45分ちょうどに待機してくれていました!)

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ちなみに、その朝、ホテルからジョグジャカルタ空港(YIA)までのGrab料金を調べてみたら、211,000ルピア(約2,030円)でした。

※現在、ほとんどの国際線は、市内にある旧空港(アジスプチト空港JOG)ではなく、郊外のジョグジャカルタ国際空港(YIA発着ですので、間違えないようにお気をつけください。

Klook.com


ホテルから1時間10分ほどで、無事にジョグジャカルタ空港へ到着。

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できたばかりの空港で、どこも新しいですね。

こうして、無事ジョグジャカルタの滞在を終えてバンコクへの帰路についたのでした。

・・・って、
本当はこの後、機内持ち込みしようとしたトラベル三脚が保安検査場で引っかかってしまい、一旦チェックインカウンターに戻って預け入れ荷物にし直すというトラブルがあったのですが、その顛末については以下の記事をご覧いただくことにして、ジョグジャカルタの滞在記はこれにてお開きとさせていただきます。

www.manao.life



最後までお読みいただきありがとうございます。


ではまた。

念願の世界三大仏教遺跡訪問コンプリート!「ボロブドゥール寺院」(インドネシア・ジャワ島)

ずっと行きたかった、世界遺産にして世界三大仏教遺跡のひとつ、ボロブドゥール寺院遺跡
この度やっと念願が叶い、ボロブドゥール寺院を訪れる機会を得たので、その時のようすを記しておきたいと思います。
※無駄に長いです。関心のある所だけでも目次からワープして読んでいただけたら幸いです。

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世界三大仏教遺跡

どこの誰が言ったのか、世界を代表する美女やスープ、偉人、がっかりなど、この世の中には「世界三大○○」と呼ばれるものがたくさんありますが、「世界三大」というその響きには何故かしら興味をひかれるものですよね。

かくいう私も、中高生の頃に「世界三大仏教遺跡」という言葉を耳にして以来、その響きに憧れを持ってきたひとりです。

世界三大仏教遺跡というのは、カンボジアの「アンコール・ワット」、ミャンマーの「バガン」(「パガン」とも)、そしてインドネシアの「ボロブドゥール」のことを言います。


この3つのうち、私がタイに住んで最初に訪れたのは、お隣カンボジアのアンコール・ワットの遺跡群でした。
タイからは陸路でも空路でも比較的容易にアクセスできることもあって、今までに3度行きました。

参道の先に現れる堂々とした神殿、見事なレリーフの施された回廊など、その荘厳さには目を奪われました。
アンコール・トムのバイヨン寺院や周辺遺跡も含めて、非常に見どころの多いアンコール遺跡群でした。

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次に訪れたのは、西側のお隣、ミャンマーのバガン遺跡で、2019年のことでした。

広大な草原に点在する何千もの仏塔(パゴダ)は圧巻で、朝もやにも夕焼けにも非常によく映えました。
電動スクーター(Eバイク)に乗って砂埃をまき上げながら仏塔巡りをしたのはいい思い出です。

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残るは、ボロブドゥール遺跡ということだったのですが、インドネシアは少しタイから離れているのと、ボロブドゥール遺跡最寄りのジョグジャカルタ空港への直行便がないこともあり、行こう行こうと思いつつ、なかなか腰をあげられなかったのです。

そんな中、去年の年末にエアアジアの1年間乗り放題サブスクを購入したこともあり、この機会にボロブドゥール行きを決めました。



ドンムアンからKL経由でジョグジャカルタへ

今回のボロブドゥール行きは、エアアジアを利用してマレーシアのクアラルンプール(KLIA2空港)経由での往復でした。
まずは、ドンムアン空港からクアラルンプルへ飛びます。

出た、ディレイ!

もともと21時30分のフライトでしたが、多少余裕を持って18時前に家を出ると、しばらくしてエアアジアからSMSが届きました。

22時35分発にスケジュール変更」と。

あー、あと10分早く届いていれば家でもう少しゆっくりできたのにと思いつつ、仕方ないので空港で時間を潰すことにします。

事前にウェブチェックイン済みで預け入れ荷物もなく、出国審査も保安検査場も空いており、あっという間に出国手続きが終わりました。
フライトまであと3時間もあったので、ラウンジで夕飯を食べつつ時間を潰すことにしました。
こういう時に、プライオリティパスは本当に役に立ちます。



(プライオリティ・パスを無料付帯することができる楽天プレミアムカード)





ほろ酔い程度に気分よくビールを飲んでいたら、再びSMSが。

リスケジュールで00時05分発

さらに1時間半のディレイですかいっ!!

泣けてきますが、仕方ありません。

不幸中の幸いというか、クアラルンプールからジョグジャカルタへのフライトは翌朝なので、さすがにそれに間に合わないってことはないのですが、KLIA2空港での睡眠時間が減るのが辛いです。
せっかくゆっくり休めるようにと空港内のホテルを予約してあるのに。。。


KLIA2空港内ホテル「Sama-Sama Express KLIA」

今回、クアラルンプールでは、空港の制限エリア内(エアサイド)にあるホテル「Sama-Sama Express KLIA」を予約してありました。

空港内ということもあって料金は多少割高ではあるものの、深夜に入国審査の列に並んだり、翌朝に再び出国手続きをするための時間や労力をロスしないで済む快適さを選びました。


ディレイのせいで、KLIA2空港に到着したのは3時でした。
(もともとの予定は0:45着)

飛行機から降りて通路を進んでいくと「International Transfer」と書かれた看板があるので、そこで係員にパスポートと次のフライト(翌朝のジョグジャカルタ行き)の搭乗券を見せるとゲートを通してくれました。
ちなみに、私はスマホの画面でモバイル搭乗券を提示しました。

そこから先は、既に免税店やレストランが並ぶ搭乗前のエリアですので、改めて入出国を行う必要はありません。(当たり前ですが)
あとは、予約済のホテルを探すのみです。

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KLIA2空港での、国際乗り継ぎ方法については、以下の記事もご覧ください。

www.manao.life




サマサマ・エクスプレスホテルは、KLIA2のサテライトビル搭乗ゲートP,Q側)にあります。

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マクドナルドを目印に行けばわかりやすいです。
マックに向かって左側です。(正確には、マックの真横ではなくA&Wの隣になります)


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agodaでサマ サマ エクスプレス KLIAを探す






3時20分。
アゴダで事前予約してあったのでチェックインもスムーズ。
宿泊エリアへはカードキーで入る仕様で、セキュリティ的にも安心です。


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部屋は狭いながらも清潔で、必要なものはそろっていました。
もちろんトイレとシャワーも完備だし、ベッドも快適でした。


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ただ、空港内スペースに設置されたプレハブ的な(?)構造上、防音性はあまりよくない気がしました。
廊下で話す人の声や、隣の部屋でトイレを流す音などがわりと聞こえました。
朝方、向かいの部屋のドアをバンバン叩いて大声で部屋の中の人を起こしている人がいて、こっちまでビックリして起きてしまいました。

廊下には静かにするよう促す注意書きが貼られていますが、守る人もいればそうでない人もいるので、こればっかりは、その時に宿泊する他のお客さんのマナーしだいというか運しだいということでしょうか。

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クアラルンプールからジョグジャカルタへ

翌朝8時半にホテルをチェックアウトして、そのまま搭乗ゲートへ向かいます。
空港内エアサイドのホテルに泊まると、こうしてギリギリまで寝ていられるのでいいですよね。
ディレイさえなければ6時間は寝られたはずなのですが、まあ、4時間はベッドでぐっすり寝られたので良しとしましょう。

ゲート前のカフェでサンドイッチとオレンジジュースを買って、簡単に朝食を。
クレジットカードをかざすだけで支払いできるので楽ちんでした。


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9時35分、定刻通りジョグジャカルタへ向かって出発です。

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ジョグジャカルタ空港からボロブドゥールまで

クアラルンプールから約2時間半、定刻より少し早めの、11時ちょうどにジョグジャカルタ空港に到着しました。

この日、私たちはジョグジャカルタ市内へは寄らず、ジョグジャカルタ空港から直接ボロブドゥールまで向かいました


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入国&税関

ここのところ、わりと頻繁にインドネシアに行っており、入国の手続きも多少慣れてきました。
今回は、初めてオンラインでEビザ(e-VOA)を事前に取得しておきました。

到着してから窓口でアライバルビザ(VOA)を取得するのも決して難しくはなく、クレジットカードも使えるので問題はないのですが、万が一混雑していた場合の時間短縮のためです。

https://molina.imigrasi.go.id/

上記サイトでe-VOAを取得しておけば、到着時にはそのe-VOAをプリントした用紙をパスポートと共に入国審査官に出すだけでです。

※e-VOAオンライン申請の支払いはクレジットカードで、費用は手数料込みでRp519.500となります。

※偽のe-VOA取得サイトがあるようなので、ご注意ください。


 


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無事に入国スタンプを押してもらったら、続いて税関です。
ここでは、あらかじめオンラインで申請しておいた、e-CD (電子税関申告書)のQRコードを提示してスキャンしてもらうだけでした。
(別途申告する荷物などはないため)

e-CD (電子税関申告書)は、下記のサイトにて到着日の2日前から可能です。
https://ecd.beacukai.go.id/


ATMで両替

空港の到着ロビーにATMがあったので、インドネシアのお金、ルピアを少し調達しておくことにしました。


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実は、直前にバンコクの両替屋さんで良いレートで両替をしたのですが、あいにくその店舗には100万ルピア(約9,600円)しかなかったので、それだけだと心許ない気がして。。。
基本的にクレジットカードを利用するつもりではあるものの、やはり現金でないとダメなところなどもあるだろうから、念のために、追加であと100万ルピア程度は持っておくことにしました。
(結局、そんなに現金使いませんでした。次回のバリ島旅行に残しておきます。^^;)


ATMでは、クレジットカードでのキャッシングもできるのですが、私はあくまでタイの銀行ATM(デビットカード)での引き出しという形にしました。
手数料などを考えると、デビットカードでの引き出しのほうがお得なんです。

このあたりのことは、以前に詳しく書いていますので、こちらを参考にしてください。

www.manao.life




空港からDAMRIバスでボロブドゥールへ

ATMの近くには、タクシーやツアー会社などのブースが並んでいます。
その中のDAMRIというバス会社のカウンターで、ボロブドゥールまでのチケットを買いました。

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1人100,000ルピア(約960円)

おそらく、ミニバン(タイでいうロットゥー)だともっと安いのがあるようですが、大きめのリュックもあるし、大型のバスでゆったり座って行くことにしました。
空港から約50キロ、1時間半から2時間弱の距離ですもんね、観光客としては妥当な値段だと思います。


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ちなみに、空港からDAMRI社のバスでボロブドゥールまで直行で行けることは、タイ人の友人から事前に聞いて知っていたので助かりました。
その話を聞くまでは、空港からチャーター車Grabにしようと考えていました。

もっとも、私たちは2人だったのでバスの方がお得だと考えましたが、Grabだとだいたい空港からボロブドゥールまで350,000ルピア〜(約3,400円〜)なので、3、4人で行く場合やバスの時間が合わない場合は、Grabを利用するのもいいと思います。

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空港ロビー内にグラブの待合コーナーがありました



また、時間に余裕があって安く行きたいという方は、空港から電車でジョグジャカルタ市内まで、それからバスを乗り継いでボロブドゥールへということも可能なようです。
(ただ、労力のわりに、直通バスとさほど値段は変わらなかったりするかも)


ゴージャスな空港ゲート(笑)

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11時30分。
12時の発車まであと30分ほど時間がありますが、特にすることもないので停車しているバスに乗り込みます。

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その時点での乗客は私たちだけなので、とりあえずそれぞれ一番前の席に座りました。

座席にはUSBの充電コンセントがありました。
使えませんでしたが。(笑)
試しに後ろの席のに挿してみましたがダメでした。



結局、その後乗ってきたのは、インドネシア人の家族3人とカップル1組だけ。
12時ちょうどに、全部で7人の乗客を乗せてバスは出発しました。

のどかな町並みや山村の風景を眺めながら走ること1時間半。


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え、ヤギさん!👀

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13時30分。
渋滞もなく、ボロブドゥールのバスターミナルに到着しました。


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ホテルへは馬車に乗って

バスを降りると、バイクタクシーのおじさんたちがわらわらと声をかけてきます。

この時、何をボケていたのか、15Kルピアを15万ルピア(約1,450円)だと勘違いした私たちは、「ほんの1キロちょっとの距離で、乗ってきたバスより高いなんてありえん!」と思ったので、断って歩き出しました。

1キロちょっとなら歩ける距離ですからね。

でも、200メートルほど進んだところで、ふと「いや待てよ。さっき、確か15Kと言ったよなあ…」とバイタクのおじさんのこと思い出し、「それなら、(多少は上乗せしていたとしても)ぼったくりだと息巻くほどのこともない値段だったじゃん!」と、自分たちの勘違いに気づいたのでした。

そう思った途端、急にこの暑い中を歩いてホテルに向かうのが面倒になってきました。(汗)

で、ふと横を見ると、なんとタイミングの良いことに、馬車のおじさんが声をかけてくるではありませんか。

いや、えっ?馬車!?

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それこそ、ぼったくられるんじゃないかと警戒しながらも、ものは試しと値段を聞いてみました。

そしたら、「30Kルピア(約290円)」と。

え、思ったより高くない。

馬車でホテルまで行っちゃう?
なんかちょっと素敵じゃない!?

と急にテンションの上がった私たち。
おじさんの言い値で乗りましたとも!

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後から思えば、意外と影の少ない道のりだったし、ホテルのゲートからフロントまでも割と距離があったし、何より馬の背中を見ながらパカランパカラン道路を走っていく爽快さが最高だったので、馬車に乗って大正解でした。

バイタクのおじさんには冷たくあしらって悪いことをしたけど、勘違いした結果、こうして馬車に乗れたのだなあと都合よく解釈😝



ホテルはボロブドゥール遺跡の敷地内

ほんの5分ほどで楽しい馬車の旅は終わり、マノハラホテルのフロントに到着です。


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このマノハラリゾート(Manohara Resort)は、ボロブドゥールで唯一遺跡の敷地内に建っているホテルです。

世界遺産が目と鼻の先にあるわけです。

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ホテルの宿泊料金にはボロブドゥール寺院の入場料金も含まれており、宿泊者は、ボロブドゥール遺跡への入場チケット及びボロブドゥール寺院のストゥーパ(仏塔)に登って拝観できるチケットももらえるのです。

2023年9月現在、ボロブドゥール寺院のストゥーパに上がる(内部拝観する)ためには、公式サイトから事前に日時指定された人数限定のチケットを購入する必要があるのですが、どうやらホテル宿泊者はその限定人数とは別枠のようで、チェックイン時に希望する時間帯を自由に選ばさせてくれました。
(ただし、外部の参加者と同様に、専用のサンダルを履いてガイドさん同行で見学する必要があります)


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宿泊者がもらえるバウチャー



マノハラリゾートについて、詳しくはこちらの記事もご覧ください。

www.manao.life




ボロブドゥール遺跡のビデオ鑑賞

ホテルの一室で、ボロブドゥールの成り立ちや歴史、レリーフの意味や見どころなどをまとめたビデオを鑑賞しました。


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30分ほどのビデオ(日本語あり)で、これを見て事前にある程度理解しておくと、実際の見学時により楽しめます。



ボロブドゥール寺院を地上から鑑賞

ビデオ鑑賞をした後、早速、ボロブドゥール寺院のストゥーパを見に行くことにしました。

ホテルからボロブドゥールの入場券(バウチャー)はもらっていますが、ホテル自体がすでにボロブドゥール遺跡の敷地内にあるので、実質的には、夜間を除いていつでもボロブドゥールの仏塔周辺までは行けます。

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マノハラホテルの裏門からボロブドゥール寺院へ向かいます。

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仏塔の手前の階段に係員のいるブースはありますが、特にチケットを見せることもなく素通りできました。
(一応、最初はホテルでもらったチケットを提示してみましたが、『見せなくてもいいから通りな』みたいな仕草をされました)


内部拝観は翌日の朝に入ることにしていたので、この日の午後は仏塔には登れず、周りから眺めるだけとなります。(グランド拝観)


一辺約120メートルもの巨大なピラミッド型のストゥーパは、なかなか写真にその全体を収めるのが難しいです。

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東側の正面参道の先には、富士山のような姿をしたムラピ山がうっすらと見えました。
かつて、このムラピ山の大噴火によって、ボロブドゥール寺院は密林の彼方に埋もれ、その後1,000年もの間誰にも発見されず眠り続ける一因となったそうです。

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とりあえず、ストゥーパの周りをぐるっと回ってみます。

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遅い午後の時間だったので、西側からの角度が順光で比較的きれいに撮れました。

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ダギの丘からボロブドゥール遺跡を眺める

ボロブドゥール寺院が建つ高台から一旦下に降りて、北西に向かいました。
Dagi Hill(Bukit Dagi)と呼ばれる小高い丘に登ります。

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ボロブドゥールからは10〜15分でこの丘の頂上に着きました。

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周囲の山並みが綺麗ですね。
って、それもそうなんですが、お分かりですか?

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中央あたりに見えるもの。

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そうなんです、ここからもボロブドゥール遺跡が見えるんです。
タイミングにもよりますが、朝靄の中に浮かび上がるボロブドゥール寺院はとても幻想的だそうです。

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コロナ禍及び遺跡調査・保全のために寺院へ登ることが禁止されていた今年の中頃までは、マノハラホテルの朝食をこの場所で提供するサービスも行われていたようです。(今でも希望すればできるのかも?)


日も傾きかけてきたので、一旦ホテルに戻りましょう。

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ホテルで食事をしながらボロブドゥール遺跡を眺める

17時半。
早めの食事をとることに。
よく考えたら、今日のランチはホテルでいただいたアフタヌーンティーのお菓子だけだったのでお腹が空きました。


せっかく世界遺産の目の前にいるので、夕飯もホテルで食べることにします。

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ホテルのレストランなのにとてもリーズナブルでボリュームもありました。
しかも、どれも美味しかったです。
(ちょっと濃いめの味付けのものもありましたが)

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2人では多すぎるほど注文してフレッシュジュースやビールまで飲んで、合計40万ルピア約3,850円)なんて、良心的だと思いました。

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しかも、この景色を眺めながらですからね。


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このホテルに泊まった人だけが味わえる特典ですよね。



朝食ビュッフェの様子も載せておきます。

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世界遺産の星空を撮る

夜、ホテルの裏側の広場から星空を撮ってみました。
こんなことができるのも、マノハラホテルに宿泊したおかげです。

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ただ、ボロブドゥール遺跡はライトアップされているので、星空を一緒に撮るのは非常に難しかったです。

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結局、早い時間は、遺跡が強めのライトで煌々と照らされていたため、寺院と星空のコラボショットは諦めざるを得ませんでした。
(NDフィルターとかを上手く使えば撮れるのかもしれませんが)

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それで、一旦部屋に帰って寝てから、夜中の3時に再挑戦してみました。
大きなライトは消えていましたが、軽めのライトアップは継続中だったので、私にとっては撮影が難しかったです。
これが私の限界ですが、一応、星は見えているのでOKとしましょう。

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ちなみに、星空のタイムラプスを撮りたくて、1時間半くらいインターバル撮影をしていたのですが、夜明け前にはかなり冷え込んできてブルブル震えました。
熱帯だからと侮っていました。


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そして、後からレンズを見たらこの通り。
せっかくのインターバル撮影も、後半は台無しです。(がっくり)

曇り防止のためのレンズヒーターは持ってきていたにもかかわらず、3時の時点でこんなに冷え込むとは想像できず、使用していなかったんです。
大失敗しましたが、いい勉強になりました。



ボロブドゥール寺院に登る(内部拝観)

翌朝、8時30分。
いよいよ今回のハイライト、ボロブドゥール寺院のストゥーパ(仏塔)に上がるツアーの始まりです。

私たちは、朝一の8時半スタートの回に申し込んでいました。
8時15分頃に、ホテルのフロントから最終確認の電話がかかってきました。

すぐにフロントに行って部屋番号を告げると、QRコード付きの入場券(リストバンドになっている)と、遺跡保護のためにツアー参加者が履くサンダルの引換券をくれました。

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ホテルのロビーの一角がサンダルの引き換え場所になっているので、早速、自分のサイズに合うサンダルと自分の靴を入れておく携行袋をもらいます。

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この時点で、8時半からスタートの内部拝観ツアー参加者がたくさんマノハラホテルのロビーに集合していました。

ホテル宿泊者ではない、公式サイトから予約した人たちも、ここに集合しています。


数人毎のグループに分けられ、それぞれに公認のガイドさんがついています。
私たちも、ある日本人グループに入れてもらいました。(ホテルの人が組んでくれていました)


日本語を話すガイドさんと一緒にボロブドゥール寺院を拝観します。

8時半すぎにホテルの裏門から出発し、途中でガイドさんからの説明を聞きつつ、ボロブドゥール遺跡の方へ向かいます。

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8時半スタートの人は、9時になったら寺院ストゥーパに立ち入ることができ、それまでは手前でガイドさんからの概要説明を受けたり、記念撮影をして待ちます。

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ボロブドゥール遺跡鑑賞の興奮が未だ冷めやらず、このブログでも自分が撮った写真をたくさん載せたり、付け焼き刃で知ったうんちくなんかを語りたくなりますが、やっぱり、皆さんには実際に行った時にご自分の目で確かめていただきたいので、ここで詳細を羅列するのはやめておきます。


特に厳選した写真というわけではないですが、いくつかダイジェスト的な紹介に留めておきます。


◆基壇のレリーフたち
(善行やカルマなど説話的な内容のものが多いようです)

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◆お釈迦様(仏陀)の生涯にまつわるレリーフたち

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◆お釈迦様の前世(ジャータカ物語)にまつわるレリーフたち

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これはお釈迦さまがウサギであった頃、施しを乞う老人に与えるものが何もないことを嘆いて自ら火に飛び込んで身を捧げたというエピソードの一部だそうです。

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こちらは、マノハラという天女で、マノハラホテルという名前の由来だそうです。

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ボロブドゥール寺院は、その全体が曼陀羅の世界観を表していると考えられ、仏教の「三界」の思想も反映されているそうです。

下らから「欲界」「色界」「無色界」という三階層に分かれています。

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私たち一般の人間が住む基壇の「欲界」から、上段の「色界」、いわゆる天界へと向かいます。

カーラという鬼の門を潜るとそこから先が天界ということらしいです。

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天界入り口からの眺め。

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ここから先は、よく目にしたことのあるボロブドゥール遺跡のイメージです。

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正直、下から見上げた時は、それほど高さを感じなかったのですが、上から見た景色はやはり圧巻で、天界の荘厳さを感じ取れました。

感無量です


おわりに

9時にストゥーパを降り、出口で再度リストバンドのQRコードを係員に読み込んでもらって、1時間半の内部拝観ツアーは終了です。

ホテルに戻って解散したら、レストランの売店で買ったアイスクリームと水を飲んで一休み。

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(ブレブレの写真)



シャワーを浴びたり荷物をまとめたりしつつ、11時過ぎまでゆっくりしてから、チェックアウト。
Grabを呼んで、ジョグジャカルタ市内へ向かいました。
(運賃は、235,000ルピア≒約2,260円でした)


◆◆◆

いやー、念願のボロブドゥール、本当に来られてよかったです。
遺跡もマノハラホテルも最高でした!

今回は、若干急ぎ足の滞在でしたが、もし機会があったら今度は2、3泊してゆっくり過ごしてみたいです。
(周辺の寺院や見所にも行ってみたいなあ)


何はともあれ、これで、世界三大仏教遺跡コンプリート。
やったー!

◆◆◆


いつものことながら、長々とダラダラ書いてしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

ではまた。

【要注意】インドネシアはカメラ三脚を機内持ち込みできない!?

先日、インドネシアのジョグジャカルタ空港保安検査場で、コンパクトなトラベル三脚でさえ機内持ち込みが認められず、一旦チェックインカウンターに戻って受託荷物(預け入れ荷物)にするよう命じられました。

日本の基準や他国での経験と違って困惑してしまいましたが、インドネシアでは三脚の機内持ち込みが非常に厳しいということをお知らせしたいと思います。



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インドネシア発のフライトは要注意!

今回のアクシデントは、バンコクからインドネシアの世界遺産ボロブドゥール寺院観光へ行った帰りのフライトで発生しました。

ジョグジャカルタ空港(YIA)の保安検査場で、私の機内持ち込み手荷物が引っかかったのです。

係官は「三脚は機内持ち込み禁止です」と言います。
どうやら、リュックの中に入れていた45cmほどのトラベル三脚がNGだったようです。

日本の大手ANAやJALの規定では、折りたたんだ状態で60cmを超えない三脚は機内持ち込みOKとなっているし、今までタイ国内フライトでもマレーシアやベトナムなどの近隣諸国のフライトでも、コンパクトな三脚の機内持ち込みが問題になったことがなかったので、戸惑ってしまいました。

「このサイズの三脚でもダメですか?」と聞いてみましたが答えはノーでした。
インドネシアのルールだから」と。


インドネシアのルールということであれば、従うしかありません。
一旦外に出て、エアアジアのチェックインカウンターで三脚を受託荷物として預けることになりました。

ちなみに、400,000ルピア(約3,800円)の出費でした。とほほ...


 

そう言えばバリ島でも…

先ほど、三脚の機内持ち込みで問題になったことはなかったと書きましたが、そういえば、一度だけありました。

昨年訪れたバリ島からの帰り、デンパサール空港(ングラ・ライ国際空港)の荷物検査で「三脚が入っている」と指摘されたのでした。

その時は、サイズの問題なんだろうと思って「これは持ち込みできるサイズなんですよ」なんて自信満々に答えて、なんだかよくわからないまま検査場を後にしたのです。

今思えば、無知って恐ろしい(無敵ともいう)のですが、おそらく、その時はモニターを見て指摘した係官とバッグを開けて検査した係官が別の人で、私のあまりにも堂々とした態度に相手も押し切られたのかも知れません。
もしかしたら新人さんだったのかも。
インドネシアのルールだったのに、知らなかったとはいえ、ごめんなさい。

あれ?
でも待てよ…と。

その後、今年の2月にインドネシアブロモ山へ行った時は、スラバヤ空港で同じトラベル三脚を機内持ち込みリュックに入れていたにもかかわらず、保安検査場で何も言われなかったんですよね。

このルール、インドネシアの全空港ではないのでしょうか?
あるいは係官の判断によるとか?
もっとも、たまたま見落としただけの可能性もありますが。


いずれにしても、インドネシア発のフライトでは、大きさに関わらず三脚の機内持ち込みはしない、できないと考えたほうがよさそうです


三脚持ち込みに関する情報

たぶん私の検索の仕方が悪くて、インドネシアにおける三脚の機内持ち込み制限(禁止)に関する公式な情報を見つけることができていないのですが、三脚が持ち込めなかったというレビューや注意を促すサイトはいくつかありました。


www.facebook.com

clubsnap.com



なお、インドネシアのフラッグキャリアであるガルーダインドネシア航空の日本語サイトを確認してみると、制限製品として、機内持ち込みを禁止する項目(受託手荷物のみ可)の中で、カメラの三脚と特定した記載は見当たりませんでしたが、鈍器として自撮り棒が挙げられていたので、三脚もそれに準ずるということなのでしょうね。
(もっとも、これは航空会社の規定であり、インドネシアのルールとは言い切れないのですが)

お手荷物について - Garuda Indonesia

 

制限製品

以下の製品は機内へお持ち込みいただけません。受託手荷物でのみお預りします。

1. 先端がとがった武器や刃物類:斧、手斧、矢とダーツ、アイゼン、ピッケル、アイスピック、全ての刃物(折りたためるタイプのものやポケットナイフや医療用メスなど)、肉包丁、なた、剣、短剣、カミソリ刃、ハサミ、手裏剣、工具類(ドリル、ボックスカッター、のこぎり、ハンマー、スクリュードライバー)その他先端のとがったもの。
※全ての先が尖った品物や刃物類はきちんと鞘などに納めるか、厳重に梱包し、受託荷物係員などが怪我をしないようにご注意ください。

2. 鈍器:スポーツ用品(野球用バット、ビリヤード・スヌーカー用キュー、クリケットバット、ゴルフクラブ、ホッキー・ラクロス スティック、テニス・バドミントン・スカッシュなどのラケット、こん棒、バトン、釣竿、カヤックやカヌーのパドル、自撮り棒(セルフィー棒)、武術器具(けんつば、ヌンチャク、こん棒、脱穀ざお、クバトン)その他同じような用途のもの。

3. 武器:ペレット銃、散弾銃(弾丸なし)、クロスボウ、銛、槍銃、唐辛子スプレー、レプリカおよび模造武器、エアソフトガン(ガス抜きされたもの)、カタバルト(パチンコ)など似た用途のもの。

https://www.garuda-indonesia.com/jp/ja/garuda-indonesia-experience/on-ground/baggage/index より一部抜粋

 

 

もし、インドネシア当局や空港管理会社などが、公式にアナウンスをしているサイトをご存知の方いらっしゃったら、教えていただけると幸いです。


乗り継ぎ空港での入出国が必要に…

今回、自分の知識不足からインドネシア発のフライトで三脚の機内持ち込みを拒まれ、預け入れ荷物に入れ直すことになったのですが、追加の出費は仕方ないにしても、荷物を預けることによるその後の手続きのしんどさの方が辛かったです。

というのも、以下の事情があったからなんですが。。。

今回の旅行では、私はエアアジアを利用してマレーシアのクアラルンプール(KL)経由でインドネシアのジョグジャカルタまで行ったわけです。
しかも、事情によりバンコクからKLまでの往復チケットと、KLからジョグジャカルタまでの往復チケットとを別々で手配していました。(別切りチケット

つまり、別切り航空券のため、帰りのジョグジャカルタで預けた荷物はスルーでバンコクまで運んではくれず、一旦マレーシアのKLIA2空港で入国して荷物をピックアップしてから再度出国するという手続きが必要になったのです

本来、別切りチケットであっても預け入れ荷物のピックアップがなければ、KLIA2空港で入出国する必要はなく、空港内で国際トランスファーゲートから乗り換えが可能なので楽ちんだったのですが(行きはそうでした)、2時間ちょっとの乗り継ぎ時間で入国荷物受け取り・再度出国というのを行わなければならないのは、考えただけで憂鬱になりました。
もし最初のフライトがディレイしたらさらに厳しくなるし、入出国審査が混んでいたら間に合わないかもしれません。

幸い、その日のフライトに遅延はなく、入国審査もスムーズで、出国審査も保安検査場も空いていたため、わりと余裕で乗り継ぎができたので助かったのですが、空港内を走りまくって疲労困憊しました。
(その日は、たまたま飛行機を降りてから約1時間で次のフライトの搭乗ゲートに着きましたが、これはかなり運が良かったからだと思っています)


ちなみに、KLIA2空港では、経験上マレーシアでこのサイズの三脚の持ち込みを問題にされたことがなかったので、三脚を預け入れ荷物にはしていません。
実際、保安検査でも何も言われませんでした。
(出国直後の検査でも搭乗直前の検査でも)


KLIA2で別切りチケットでの乗り継ぎ方法に関しては、以下の記事をご覧ください。

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また、過去のインドネシア旅行の記事もよかったらご覧ください。

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おわりに

このたび、インドネシアではコンパクトなカメラ三脚でも機内持ち込みができないことを学習しましたが、三脚の機内持ち込み可否については、インドネシアだけに限らず、国によって、航空会社によって(空港によって?)ルールが異なることがあるようなので、事前に確認することをおすすめします。

今回の私のミスが、どなたかのお役に立てれば幸いです。

ではまた。

ボロブドゥール遺跡を堪能するならこのホテル!「マノハラリゾート Manohara Resort」

世界遺産にして世界三大仏教遺跡のひとつとも言われるジャワ建築の最高傑作「ボロブドゥール寺院

今回は、そのボロブドゥール寺院の拝観・観光をメインにするならここしかない!と思えるホテルを紹介します。

ボロブドゥール寺院遺跡の敷地内という唯一にして最高の立地を誇るマノハラリゾートは、スタッフの温かなサービスも緑いっぱいの穏やかな雰囲気も素敵なホテルでした。

また、マノハラホテルの宿泊料金にはボロブドゥール遺跡の入場料が含まれている(基壇周辺だけでなくストゥーパ・仏塔に登るチケットも込み)ので、とてもお得でした。

つい先日私が実際に宿泊した時の様子をお届けします。


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ボロブドゥール遺跡が目と鼻の先

まず、マノハラリゾート(Manohara Resort)の立地からお伝えすると、唯一、ボロブドゥール寺院遺跡公園の敷地内に建つホテルで、巨大なストゥーパ(仏塔)へは徒歩ですぐ。
世界遺産が目の前なんですね。

レストランではボロブドゥール寺院を眺めながら食事をすることができます。
(部屋からは見えません)

日中の強い日差しの中、一般ゲートから続く参道を歩くことなく、木陰の道を通ってすぐに遺跡までアクセスできるのはとても魅力でした。

ボロブドゥール遺跡観光で疲れても、すぐに部屋に戻ってシャワーを浴びたり、休憩してリフレッシュできるのがよかったです。

私は休憩を挟みながら、いろんな時間帯の遺跡を何度か散策しました。
もし、遺跡から離れた場所にある宿に泊まっていたら、一度だけで十分だと考えたかも知れません。






また、2023年9月現在、ボロブドゥールの仏塔に上がるには、日時指定したチケットを購入して専用ガイド同行で回らなければなりませんが、そのスタート地点がこのマノハラリゾートとなっています。
(現在は寺院保全・調査の関係で休止中ですが、サンライズツアーやサンセットツアーの出発地点でもあります)



結局、お得!コスパ高し

確かに、ボロブドゥール周辺にある他のホテルやゲストハウスと比べて、マノハラリゾートの宿泊料金は多少割高に感じます。
ただ、先にも述べましたが、マノハラリゾートの宿泊料金には、ボロブドゥール寺院の入場料金も含まれているため、結局はリーズナブルな印象を受けました

以下、今回私が利用した際の一例ですが、ご参考までに。

2名利用のスタンダードツインルームが1泊1,550,000ルピア(約14,800円)

これに、①1日目のボロブドゥールの敷地への入場料金(地上からの観光)と、②2日目のボロブドゥールの内部拝観(仏塔に上がるツアー)含まれています。

ちなみに、上記2点をボロブドゥールの公式サイトで購入する場合は、

①ボロブドゥールの入場料金(地上観光)…375,000ルピア(約3,600円)
②ボロブドゥール内部拝観…455,000ルピア(約4,400円)
となります。

なので、1泊2日朝食付きで約14,800円の宿泊料金でしたが、これに約8,000円分のボロブドゥール入場・内部拝観料金も含まれていると考えれば、とてもリーズナブルだと感じました。
しかも、遺跡まで至近の好立地ですからね。



※マノハラホテルに宿泊せず、ボロブドゥール寺院の内部拝観チケットを予約する一般的な方法については、下の記事もご覧ください。

www.manao.life





ホテル内の様子

マノハラリゾートの部屋や雰囲気をお伝えします。

【フロント】
南国のリゾートらしく、明るく風通しの良い建物およびフロント。
ここが仏塔に上る内部参拝の集合場所&スタート地点になっていました。

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チェックイン時にもらったバウチャー。

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左から
①ボロブドゥール遺跡に関する案内ビデオ鑑賞券(日本語あり)
②朝食券
③ボロブドゥール入場券(地上部)1日目
④アフタヌーンティー券

フロント前には噴水のある中庭

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【レストラン】
フロントから中庭を挟んで正面奥にはレストランがあります。
こちらも南国リゾート風の明るく開放的な雰囲気で、レストランからはボロブドゥール遺跡を眺めることができます。

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緑が多くて気持ちがいいです。

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【ビデオ鑑賞室】
会議室のような一室に懐かしい感じのソファーが置いてあり、ここでボロブドゥール遺跡に関する案内ビデオを鑑賞しました。

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ちゃんと日本語版を見せてくれました。

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事前にこのビデオを見ておくと、ボロブドゥール寺院の成り立ちや歴史、壁面レリーフの意味、見どころなどがわかるので、実際に仏塔に上って見学する際の理解が深まり、より楽しめると思います。



【宿泊棟・部屋】
フロントとレストランがあるエリアから少し離れた場所に、宿泊棟がいくつか並んでいます。

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私が泊まったのはスタンダードの部屋で、部屋は狭めでしたが、最低限の設備は整っていました。

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冷蔵庫、ポット、飲料水、インストコーヒー、ティーバッグなど

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セーフティボックス

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シャワー(固定式)

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ドライヤーや、シャンプーや歯ブラシなどのアメニティーもありました。


古いホテルなので、若干くたびれた感じは否めませんが、そこそこ清潔に保たれていましたし、特に不便は感じませんでした。

ただ、部屋の電源コンセントがひとつしかなく、私は持参した電源タップ(タコ足)があったので役に立ちましたが、部屋でスマホやカメラ、ラップトップ、その他電機機器をたくさん充電・利用したい方は注意が必要です。
充電の時間配分をうまく考えたり、電源タップを持参することをおすすめします。





おわりに

世界遺産ボロブドゥール寺院の敷地内にあるホテル「マノハラリゾート」は、ボロブドゥール遺跡を堪能しようと考えている人にはベストなホテルだと言えると思います。

私はマノハラホテルの公式サイトから予約をしましたが、何回かメールのやり取りをしたり、事前に銀行振込みでデポジットを送金したりという手間が発生したので、アゴダなどのホテル予約サイトを通じて予約するのもおすすめです。

(私が予約した頃は、アゴダでは予約可能な日が見つからなかったのですが、最近試しに検索したら予約可能な日もわりとヒットしました)




agodaでマノハラリゾートを探す





<ホテル情報>
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マノハラ リゾート
Manohara Resort
所在地:Jl. Badrawati, Komplek Taman Wisata Candi, Kw. Candi Borobudur, Borobudur, Magelang Regency, Central Java 56553  Indonesia
TEL:+62293788131
URL:https://manoharaborobudur.com/ja-jp/
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以上、ボロブドゥール寺院旅行で利用したマノハラホテルがとても良かったので、全力でおすすめする話でした。

ではまた。