タイのイサーン地方北部、ウドンタニー県で泊まった「アンマンユニークホテル」は、その名の通り、アラブ地域を意識した中東の香り漂うユニークでフォトジェニックなホテルでした。
Amman Unique Hotel
2020年12月のイサーン旅行最終日、ウドンタニーで泊まったアンマン・ユニーク・ホテル(Amman Unique Hotel)を紹介したいと思います。
アラビックな雰囲気あふれるインテリアは異国情緒満載で、思わずニンマリしてしまう空間です。
このホテルのオーナーはアラブ世界が大好きで、タイ国内に中東のエキゾチックな世界を再現したいと考えたそうです。
ホテル名には、お気に入りのヨルダンの首都の名前を冠し、旅行で集めた品々が随所に使われています。
タイ政府観光庁公式サイトでも紹介されているフォトジェニックなホテルなんですよ。
何ホテル?
私たちはその日ナコンパノム県からレンタカーを走らせてやってきたんですが、ウドンタニー市内に着いたのはすっかり日も暮れた後でした。
Googleマップを頼りにホテルにたどり着いた瞬間こそ、お城チックな建物にネオンっぽいホテル看板というその外観から「なんだか違う種類のホテルに来ちゃった感」にたじろぎましたが、館内は意外と落ち着いた感じで安心しました。
ホテル内の雰囲気
ベルボーイやフロントスタッフも中東の民族衣装をイメージしたユニフォームを着用しており、なかなかかっこいいです。
ズドーンと吹き抜け。
室内もアラビアン
部屋の中も素敵でした。
アラベスクな装飾があちこちに。
なんの宝石箱かとドキドキして開けたら・・・
ドライヤーが入ってました。(中身はちょっとしょぼかったです)
バスルームもなかなかおしゃれです。
アメニティーも一通りそろっていました。
フォトジェニック満載
煌びやかなアラビアンランプやシャンデリアがいっぱいのカフェコーナーとか、吹き抜けの下のソファーたちとか、駐車場脇にまで映える休憩スペースがあったりとか・・・。
館内のすべてと言ってもいいほど、どこもかしこもフォトジェニックな作りになっていました。
朝食ビュッフェ
このホテルは、朝食も満足でした!
朝食は6時から11時までと、朝一で有名な「赤い睡蓮の湖」(タレーブアデーン)へ出かける人にもありがたい時間設定です。
私たちは朝食を済ませて6時半にホテルを出発し、7時半くらいからのちょうどいい時間にボートに乗ることができました。
また、先に夜明けの睡蓮鑑賞をしたい人は、睡蓮の湖を9時半くらいまでに出れば朝食時間に間に合うでしょう。
※時期によって朝食時間が7時からになる場合もあるようです。
タレーブアデーン(ノンハン湖)に行った時の話は、前回の記事をご参照ください。
肝心のビュッフェ内容もとても良かったですよ。
一般的な洋風スタイルのメニュー以外に、ゲーンキアオワーン(グリーンカレー)や生野菜とナムプリック(辛味ディップ)などのタイ料理メニューも充実していて美味しかったです。
タイ風デザートも可愛らしかったです。
美味しいタイ料理とタイスイーツがあるのが、私的にはとてもポイント高かったです。
変身サービス(貸衣装)
私たちは時間があまりなかったこともあり試しませんでしたが、このホテルにはアラブの貸衣装サービスがあるんです。
男性用・女性用、それぞれいくつか用意してある中から好みの衣装を着て、館内や庭で写真を撮ったりして自由に過ごすことができます。
4時間300バーツ(約1,050円)とのことです。
ご興味あればどうぞ。
ホテル情報
アンマン ユニーク ホテル
Amman Unique Hotel
所在地:166/11 ซอยบ้านโนนพิบูลย์ ตำบลหมากแข้ง อำเภอเมือง จังหวัดอุดรธานี 41000
166/11 Soi Baan Nonphibul, Mueang Udon Thani District, Udon Thani 41000
TEL:042-219-199
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イサーン料理レストラン「クルア・クンニット」
アンマンユニークホテルで泊まった夜、ホテルから数分のところにある大型のイサーン料理レストランで食事をしました。
「クルア・クンニット」(ครัวคุณนิด)というレストランで、日本語にすると『ニットさんのキッチン』というような意味のネーミングです。
店内は大部屋にテーブルが並べられただけのお洒落感はあまりないつくりですが、エアコンの効いた清潔感のある場所でイサーン料理を食べたい方にはお勧めのレストランです。
メニューはイサーン料理メインでわりと品数がありました。
ソムタムが90バーツ(約310円)から、ラープが140バーツ(約480円)と、それなりの価格はしますが、まあ屋台ではないので仕方ないですね。
スープじゃない!
でも、私、ここで店員さんに大笑いされたんです。
注文の時、タイ友とそれぞれ食べたいものを挙げながら選んでいたんですけど、
友人が「スップ・ヘット食べる?」と聞いてきたので、私はキノコのスープかと思って「いいねえ」と答えました。
スープ(soup)のことをタイ語でスップ(ซุป)って言うんですよね。
タイスキやしゃぶしゃぶのスープ(出汁)のことも、ナムスップ(น้ำซุป)って言います。
なお、ヘット(เห็ด)はキノコです。
ซุป(スープ)+เห็ด(キノコ)= キノコスープ
しばらくして、そのスップ・ヘットが運ばれて来たんですが、私が想像していたものと違う、ナムプリックみたいなディップ状のものがテーブルに置かれたので、注文ミスだと思い、私は疑いもせず店員さんに指摘したんです。
「スープを注文したんですけど?」
すると、束の間の沈黙の後、店員さんが爆笑したんです。
タイ友も爆笑しています。
え?何?
店員さん、「スップはあの水のスップ(スープ)とは違うんんですよ!」
え、何?どういうこと?
タイ友が「スップはイサーン料理のひとつだよ」って、涙目で笑ってます。
なら、最初からそう言ってくれよ…。(知ってると思ってたらしい)
タイ友が注文したのは、スップ(ซุบ)で、私が思ってたのはスップ(ซุป)だったんです。
って、発音全く同じだからわかんないですよね。
そんなこんなで、ひとつ賢くなりました。
ところで、このスップ・ヘット、めちゃくちゃ私の好みの味でした。
辛いことは辛いんですけど、すごくコクがあって、タイ友が心配してくれたプララー(発酵魚の調味料)の匂いも全く気にならず、美味しかったです!
今度は、ぜひキノコ以外のスップを試してみたいです。
それ以外の料理も押し並べて美味しかったので、全体的に満足な夕飯でした。
レストラン情報
クルア・クンニット
ครัวคุณนิด
所在地:64 ซอยโนนนิเวศน์ อำเภอเมืองอุดรธานี อุดรธานี 41000
64 Soi Nonniwet, Mueang Udon Thani District, Udon Thani 41000
TEL:042-222-126
時間:10:00-22:00
ではまた。