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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

高齢者グループも喜んだアユタヤとナコンパトム日帰り旅行(1)

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ここのところ、私の親戚一行のアテンドの話ばかりですが、まだもうちょっとお付き合いください。

今回の記事は、タイ到着2日目に連れて行って大好評だった世界遺産アユタヤとナコンパトム旅行の話となります。

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できれば定番のツアーとは一味違うコースをと考えて予定を組んでみました。

今回来タイした親戚は、全員還暦超えの平均年齢72歳というグループでしたので、あまり詰め込んでもしんどいかなと思ったんですが、なにせみんな元気で貪欲な(いい意味で)人たちばかりだったので、リクエストに応えるべくスケジュールを組んだら、結局、早朝から夜までのみっちりコースとなってしまいました。

もっとも、途中、適度に休憩を取れるようなスケジュールを組んだので、結果的には、みんなそれほど疲労困憊することもなく、むしろ大喜びしてくれました。

ということで、自己満足ながらも、今回実際に訪れたアユタヤとナコンパトムの日帰り旅行の内容を紹介したいと思います。

 

 

ホテルからフアランポーン駅まで

来タイ2日目の朝、みんなには少し早起きしてもらいました。
6時から開始の朝食を待つように全員準備を整え、急ぎ目に食事をしてもらって、6時半には予約しておいたバンに乗り込みます。

この日、1日貸切ったバンは以前の記事でも書いたモントリー社です。リーズナブルかつしっかりした会社でおすすめです。
6時前に確認の電話をしてみると、既にホテル前で待機しているということでした。安心ですね。

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スクンビットのホテルからフアランポーン駅(ホアランポーン駅/クルンテープ駅)まで向かいます。
渋滞もなく、6時50分にはフアランポーン駅に着きました。
チケットは事前に購入してあったのでちょうどいい時間です。
(タイ国鉄のチケット予約の方法はこちらの記事で書いています)

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列車は7時ちょうどに出発しました。
タイの国鉄は遅れることが多いのですが、朝で始発駅ということもあって時間に正確でした。
(我々は駅の外観や構内の写真を撮っていたら、発車ギリギリでちょっと焦りました)

駅まで送ってくれたバンは、そのままアユタヤ駅まで先回りしてもらいます。

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タイ国鉄に乗って世界の車窓から気分

いよいよ、今回最大のリクエストでもあった「列車に乗って世界遺産アユタヤへ」の旅、スタートです。

フアランポーン駅を出発してしばらくはタイの下町風景が続きます。
線路すれすれのところに建ち並ぶ木造家屋や線路脇を歩く人たちを眺めながら進みます。
奥に見える近代的な高層ビルと、その手前に重なるトタン屋根の家屋とのコントラストが印象的です。

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この7時発の列車にはあるのは、2等車と3等車のみでした。
いずれもエアコンはなく窓は全開で天井に扇風機が回っています。
2等車と3等車の違いは座席で、3等車は直角シートでクッション性がなく、2等車はクッション性があり一応リクライニングできる仕様となっています。(いくつかは壊れています。笑)

日本でもこんな列車が走っていた時代をよく知っている世代の方々なので、懐かしそうに喜んでいました。

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ドンムアン空港駅、ランシットを越えたころから、急に車窓は田園風景に変わります。
途中途中に停まる駅の駅舎が可愛いと好評でした。

そんな列車の旅を満喫しているうちに、アユタヤ駅に到着です。
ほぼ定刻の8時40分。

 

バンでアユタヤ遺跡の観光開始

駅に到着すると、既にバンは駅前で待機していてくれました。

日本の感覚だと列車移動の方が車より早い気がしますが、タイの国鉄はバンコク都内を抜けるまでが時間がかかる(のろのろ運転だったり、信号待ちだったり)ので、結局車の方が早く着くのです。
もっとも、日本よりタイの車の方がスピードを出すからというのもありますが。

アユタヤ観光は、今回あらかじめ4か所に絞っておきました
もし、アユタヤの遺跡群を隅から隅まで見ようとすれば到底1日では終わらないし、歴史好きな方なら1週間いても足りないくらいだとは思います。
ただ、一般的な遺跡の雰囲気を楽しむ観光としてなら、私の経験上、4か所くらいでみなさん満足されることが多いんですよね。

せっかくだからと思ってたくさん連れて回ったこともあるんですが、「正直、途中からどこも同じように見えてきた」という感想をもらす友人がほとんどでした。
そして、今回のメンバーも、そこまで歴史や遺跡に興味がある人もいなさそうだったし、なにより年配グループですから、炎天下の遺跡をあちこち連れ回すことは危険だと考えたわけです。

ワット・ヤイ・チャイモンコン

วัดใหญ่ชัยมงคล:Wat Yai Chai Mongkon

まず向かったのは、アユタヤ島の外に位置するワット・ヤイ・チャイモンコン寺院です。
アユタヤ王朝の初代王、ウートーン王が1357年に建てた古い寺院ですが、ここは遺跡というよりは現在も信仰の対象として多くのタイ人が参拝に来る現役の寺院です。
アユタヤ後期の英雄、ナレースワン大王の命で建てられた巨大な仏塔が有名です。
ここで少し小さめの涅槃仏にもご挨拶です。

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ワット・プラシーサンペット

วัดพระศรีสรรเพชญ์:Wat Pra Srisanpet

次に向かったのは、並んだ仏塔が有名なワット・プラシーサンペット寺院です。
ここは王室守護寺院としての役割を担っていた重要な寺院でした。
現存する3基の仏塔は中期アユタヤ時代に造られたもので、3人の王の遺骨がそれぞれに納められています。
アユタヤ遺跡のイメージ画像としてもよく使われる仏塔ですね。

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ワット・マハータート

วัดมหาธาตุ:Wat Mahathat

ワット・プラシーサンペットと共にアユタヤ王朝において重要な寺院でしたが、ビルマ軍によってことごとく破壊されてしまいました。
その時に切り落とされた仏像の頭部が菩提樹の中に納まっている図は、あまりにも有名です。
ここは普段から観光客が多いのですが、この日は他県の高校生の校外学習グループを重なって、遺跡内は人、人、人の大混雑でした。

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遺跡を眺めながらランチ

遺跡寺院を3か所周ったところで、11時。
朝も早かったので少し早目のランチをとることにしました。

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お店は、ワット・マハータート遺跡の道路を挟んで向かい側にある『Coffee Old City』というカフェ兼レストランです。
ここは店内の席からアユタヤ遺跡を眺められるので、親戚一同からも喜ばれました。
開放的で明るく、エアコンも清潔なトイレもあり、海外からのお客さんのアテンドにもオススメです。

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パッタイや炒飯、トムヤムクン、タイカレーなど、外国人にも食べやすいベーシックなタイ料理、さらにサンドイッチやパスタなどの軽食が用意されており、辛くしないでといったリクエストにも応えてくれます。
写真付きの英語メニューもあるので安心です。
価格も観光地にしてはそこそこリーズナブルですし。

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Coffee Old City
所在地:opposite Wat Maha that, Ayuthaya, Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000
ตรงข้ามวัดมหาธาตุ ตำบล ท่าวาสุกรี อำเภอ พระนครศรีอยุธยา พระนครศรีอยุธยา 13000
電話:089 889 9092
営業時間:08:00-17:30
定休日:日曜日
フェイスブックページ
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午後のアユタヤ観光

ゆっくりランチを食べた後、12時過ぎにアユタヤ最後の観光スポットに向かいました。

ワット・ローカヤスターラーム

วัดโลกยสุธาราม:Wat Lokayasutharam

ここもアユタヤのパンフレットなんかではおなじみの寺院遺跡です。
笑みをたたえたようなのどかな涅槃仏が青空の下横たわっています。
(涅槃仏自体は1956年に復元されたものらしいです)
平和な昼下がりでした。
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ある程度、アユタヤ観光を堪能してもらったところで、次の目的地であるナコンパトム方面へ向かいます。
エアコンの効いた車内で、約2時間のお昼寝タイムです。

 

少し長くなったので、旅行後半の内容は次回に分けることにします。

 

ではまた。

 

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