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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

『中国の空港でモバイルバッテリーを没収されないように!』北京空港第2ターミナル国際線乗り継ぎ情報

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いつも帰国2日目に寒さを実感するまなおです。こんにちは。

 

今年の年末年始の帰省は、諸事情により中国東方航空を利用してバンコクから北京経由で大阪へ向かいました。(←ただのコスト削減…汗)
北京乗り継ぎの方法や注意点を書いておきたいと思います。

特に、北京空港の第2ターミナルの情報は第3ターミナルに比べて少ないように感じたので、第2ターミナルを乗り継ぎ利用される方の役に立てば幸いです。

中国を経由する場合は、荷物検査が厳しく、通過するだけなのにモバイルバッテリー(パワーバンク)を没収される可能性があるのでご注意ください

 

 

北京空港第2ターミナル利用の航空会社

北京空港の国際線ターミナルと言うと第3ターミナルを思い浮かべる方が多いかも知れません。というのも、日本航空(JAL)や全日空(ANA)など、比較的日本人にお馴染みのワンワールド系やスターアライアンス系の航空会社は第3ターミナル利用がほとんどだからです。

そういう意味では、日本人にとって第2ターミナルは少し馴染みが薄いかも知れません。
ただ、スカイチーム加盟の航空会社をよく利用される方は、逆に第2ターミナルの方が慣れてらっしゃるでしょう。

また、バンコクと日本間をコスト重視で安く、大荷物で移動しようとすると、エコノミークラスでもスーツケース2個までOKなどがある中国東方航空や、中国南方航空、春秋航空、あるいはLCC各社などの選択肢が入ってくるので、これらの第2ターミナル使用のキャリアを利用する場合もあるでしょう。

北京空港の第2ターミナルを利用する主な航空会社は以下があります。
北京首都国際空港のウェブサイトより一部抜粋)

ジェットスター航空 JQ
アリタリア航空 AZ
セブ・パシフィック航空 5J
上海航空 FM
デルタ航空 DL
中国南方航空 CZ
中国東方航空 MU
大韓航空 KE
エールフランス AF
アエロフロート・ロシア航空 SU
KLMオランダ航空 KL
エアーアスタナ KC
パキスタン航空 PK
フィリピン航空 PR
ガルーダ・インドネシア航空 GA
イラン航空 IR
スリランカ航空 UL
ベトナム航空 VN
エアアジアX(AAX) D7
オリエント・タイ航空 OX
ライオン・エア JT
など
(その他詳細は北京首都国際空港のウェブサイトでご確認ください)

 

基本バス移動

 

今回利用した中国東方航空の便は到着時も出発時も機体と空港ビル間の移動はバスでした。
全部がそうではないだろうし、搭乗橋を使う便もあるとは思いますが、ネット上の情報を読む限り、中国東方航空はバス移動が多いような印象です。
迂闊にも薄着だった私はタラップを降りる時に凍えるかと思いました
バンコクから向かう場合は気温に注意して、必要に応じて上着などをあらかじめ機内に持ち込んでおきましょう

 

中国での乗り継ぎは少し面倒

 

中国国内の空港で乗り継ぎをする場合、たとえ入国せず空港内で待機する場合であっても、専用のトランジットカウンターでパスポートと旅券のチェックと手荷物及び身体のX線検査が必要です
今回は北京空港第2ターミナルでの国際線乗り継ぎの方法を紹介します。

乗り継ぎカウンターは入国審査場より手前

飛行機のタラップを降りてバスに乗り寒さに震えながら空港ビル内に入りました。
出口、荷物受取(出口 行李提取 / Exist Baggage claim)や乗換(转机 / Transfer)の矢印に従って進みます。

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ここで注意なんですが、最後までこの案内板に従って進んではいけません。最後まで行くと、入国審査場に着いてしまいます。
入国審査カウンターの一番端にある『Transfer』と書かれたカウンターは、一旦空港外に出て(入国して)、あるいは荷物を受け取って、再度チェックインし直す人のためのトランスファー窓口です。

バンコクでチェックインした時に、既にバンコクから北京、北京から日本への航空券をもらっていて、預入荷物もスルーで日本で受け取る場合は、入国審査場の手前100メートルほどの右手にある、24時間以内の国際線トランジット用カウンター「直接转乘24小时以内国际 / Transit for Int’l」で手続きをしなくてはなりません

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ガラス張りの一角なんですが、私は最初ここを通り過ぎて入国審査場のトランスファー窓口まで行ってしまいました。私がこのブースの前を通った時には、まだ誰も職員がおらず暗かったので、気付かなかったんです。
みなさんも、上記「直接转乘24小时以内国际」の案内板を見落とさないようにしてください。

入国審査場の係員に聞いてこのブースに戻って待っていると、しばらくして職員がぞろぞろとやってきました。
早朝で到着便も少なく、トランジットをする人は私と数組のタイ人グループだけでした。

まずカウンターでパスポートと航空券のチェックがあります。航空券は北京までのチケットと北京からのチケットの2枚が必要ですので、両方とも渡します

 

荷物チェックはパワーバンクやバッテリー類に注意!

 

続いて荷物と身体のX線検査ですが、中国はチェックが厳しいので注意が必要です。
液体物はもちろん、ラップトップやカメラやレンズ、予備電池はバッグから出してトレーに乗せ、折り畳み傘の有無も聞かれます。

これらはいちいちカバンから出すのがちょっと面倒ですが、まあ問題ありません。
一番気をつけないといけないのは、スマホやタブレットの充電用のモバイルバッテリー(パワーバンク)なんです

中国のモバイルバッテリーに関する規則の大筋は以下の通りです。

  1. 預入荷物には、予備のリチウムイオン電池(モバイルバッテリー)を入れてはいけない
  2. 100whを超えるリチウムイオン電池(モバイルバッテリー)は持ち込み不可超える場合は航空会社の許可が必要
  3. 規格表示のないリチウムイオン電池(モバイルバッテリー)は持ち込み不可

1番の予備のモバイルバッテリーを預入荷物に入れてはいけないというのは、今では各航空会社共通のルールとなりつつあるので、そもそも入れないほうがいいと思います。仮にうっかり入れてしまったとして、バンコクから日本までスルーで預けたスーツケースを北京空港(の裏方)で再度X線検査をするかどうかはわかりませんが、念のために最初から預入荷物には入れておかない方が無難です。(勝手に荷物を開けられて処分されたりすると嫌ですしね)

2番と3番は確実にチェックされます
100whというのは、容量およそ27,000mAh(電圧3.7vとして)くらいまでのモバイルバッテリーとなり、通常使用の予備バッテリーならほとんどのタイプが規定範囲内になると思います。
ただし、落とし穴は3番なんです。どう見ても100whもない小型のバッテリーであっても、容量の記載(印字or刻印)がないものは没収されます

実際に目の前でタイ人が没収されているのを見ました。
おそらく日本旅行で使おうと思って持って来たのに、日本に着く前の、入国もしない中国でまさかの没収となったことは本当に気の毒でした。
幸い私のモバイルバッテリーには大きく10000mAhと印字されていたので問題ありませんでした。

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ラウンジ情報

 

飛行機を降りてからなんだかんだで40分程度かけて無事に面倒な乗り継ぎ手続きを終え、残りの2時間ほどをラウンジで過ごすことにしました。
北京空港第2ターミナルでプライオリティパスが利用できるラウンジは2つあります。



エアチャイナ・ファーストアンドビジネスクラスラウンジ(AIR CHINA FIRST AND BUSINESS CLASS LOUNGE)

 ネットで評判の良さそうだった中国国際航空のラウンジに行ってみました。
プライオリティパスと航空券を提示して中に入るとまさかの1人。他に誰もいなくて悠々と利用させてもらいました。

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食事は、中華まんからお粥、野菜炒め、炒飯、サラダ、スープ、サンドイッチ、ベーコン、ソーセージ、玉子、おつまみ類、フルーツ、デザート類など一通り揃っていました。
ドリンク類も基本は揃っていて、青島ビールやワイン、ウィスキーなどのアルコール類から炭酸飲料やフルーツジュースなどのソフトドリンク、コーヒーメーカー、お茶なども。

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トイレも非常に清潔でここが中国だということは忘れてしまいそうです。
シャワールームもありました。
マッサージチェアーも3台。移動疲れを癒すにはいいですね。

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で、しばらくくつろいでいたんですが、ふと出発時間の案内板に目をやると、大阪行きが「Now Boarding」となっていたので慌てて飛び出したんです。

でも冷静に考えると、まだそんなに時間が経ってないような気がして、廊下の掲示板を再度確認したら、同じ大阪行きの別便でした。

ガーン…

「どんだけ疲れてるんだよ!」と自分に突っ込んだんですが、今さら同じラウンジに戻るのも恥ずかしかったので、プライオリティパスで利用できるもうひとつのラウンジに向かいました。(汗)

BGSプレミアラウンジ(BGS PREMIER LOUNGE)

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こちらは、中国国際航空ラウンジに比べると食べものやドリンクの種類はかなり少ないものの、一応はホットミールもありました。

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アームチェアの席数が多いので、食事メインではなく、くつろぐだけならいいと思います。
ただ私的に少し残念だったのは、ラウンジ内にお手洗いがなく一旦外に出なければならないことですかね。
外のトイレも十分に清潔ではありましたが、やはり外に出るのは少し面倒ですね。

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日本や海外の空港をよく利用する人には大変ありがたい「プライオリティパス(PRIORITY PASS)
全世界の主要空港のビジネスラウンジ(900ヶ所以上)が利用できます。

空港で搭乗待ちの時間や乗り継ぎの際に、ゆっくり食事やドリンクをいただいたりシャワーを浴びて時間を過ごせるので非常に重宝ですよ。

楽天プレミアムカードは、「プライオリティパス」を無料発行可能にも関わらず、年会費が安いので貴重な存在です。詳しくは下のバナーリンクから確認してみてください。

 

インターネット(wifi)状況

 私は、タイの携帯電話会社AISが提供しているプリペイド式の国際ローミングSIM、『SIM2FLY』(シムトゥーフライ)を利用しており、日本へ一時帰国する時や近隣諸国へ旅行に行く時にいつも使っています。
この『SIM2FLY』が非常に便利なんですよ。

アジア版なら日本やオーストラリアを含めて15ヶ国で使用可能なので、今回のように一時帰国途中の乗り継ぎ国でも日本でも使えるんですよね。
今回の帰省が8日間なので、SIM2FLYの2日間のプランと8日間のプランのうち、8日間のプランをアクティブに(購入)すれば、日本滞在と行き帰りの中国でもちょうど使いきれるんです。
それで使用料は299バーツ約1,020円:2018年12月現在のプロモーション)ってお得ですよね。
ちなみに、2日プランだと119バーツ(約680円)です。

このSIM2FLYのいいところは、少額でも1回チャージ(トップアップ)する度にSIMの有効期間が1ヶ月延びるので、何回か小分けにチャージすると1年先や2年先まで無効になる心配もなく旅行専用のSIMとして繰り返し使えるんです。(タイ国内でも使えます

つまり、SIM2FLYは、1回使ったらおしまいと勘違いされている方もいらっしゃるんですが、実はうまくチャージしてSIMの有効期限を先延ばしにしておけば、その有効期間内に旅行する時に使え、旅行日程に応じてその都度2日間か8日間のプランを選ぶことが可能です

しかも、タイ発行のSIMなので、中国でもLINEやGoogleが普通に使えるんです!これ何気にすごいです。

 

 


ということで、SIM2FLYの説明ばかりになりましたが、北京空港のwifi事情はというと、正直よくわかりません。(笑)

エアチャイナのラウンジで発行(パスポートをスキャンするwifiの自動発券機)したIDとパスワードはなぜかエラーで使えませんでした。
これは、発券してから最初のログインまで時間が経ち過ぎていたためなのか、私の操作が間違っていたからなのか、もともとのシステムエラーなのかわからないのですが、SIM2FLYが使えていたので深く追求しませんでした。

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あと、BGSプレミアラウンジで発券したwifi のIDとパスワードもうまく入力できませんでした。
これは、そもそもラウンジのwifi電波が探せなかった(その瞬間たまたまか?)のですが、リストの中から目に付いた"AIRPORT FREE WIFI NEW"という電波を選んで、認証画面でパスワードも何も入力せずに適当にクリックしてみたら普通にwifiが使えました。謎です。

ただ、さっきの中国国際航空のラウンジにいた時には"AIRPORT FREE WIFI NEW"は見当たらなかったんですよね。よくわかりません。

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中国系の航空会社でもスマホ可能に

 

数年前に中国系の航空会社を利用して懲りたのが、機内で一切スマホが使えなかったこと(フライトモードでも不可)なんですが、2018年1月からルールが変わりスマホ解禁となりました。
今回の中国東方航空でもスマホ使用ができ、読書やダウンロードしておいた映画を見ることができました。
中国東方航空は、機内エンターテインメントがほぼ無いに等しいのでスマホが使えないと寝るしかありません。(笑)

まとめ

 

今回初めて北京空港第二ターミナルで乗り継ぎを経験し、わかりにくかった点や注意点、気づいたことがいくつかあったので紹介させていただきました。
重要点をまとめると以下の通りです。

  1. 国際線空港内トランジットは、入国審査場の手前にある専用ブースで
    直接转乘24小时以内国际 / Transit for Int’l」の案内板を目印に。入国審査の100mほど手前です。
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  2. モバイルバッテリー(パワーバンク)は、27,000 mAh程度以下の容量(正確には100wh以下)のもので、バッテリー自体に規格表示が明確に印字されているものを機内持込手荷物とすること。
    明記されていないと没収されます!
    ボディーにばっちり印字してあるこんなのもおススメです


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  3. 北京空港のフリーwifiは使えるが不安定かもしれない
    AISの『SIM2FLY』がとても便利です
    日本でもタイでも乗り継ぎのアジア諸国でも使えます
    中国でもLINEが使えます
    タイからはもちろん、日本出発前にAmazonでも買えます。

     

     

以上、北京首都国際空港第二ターミナル乗り継ぎレポートでした。


ではまた。