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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

メーサイから陸路でミャンマーへ。「え!タイ人はパスポートじゃダメなの?」の巻【チェンライ旅行 3】

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こんにちは。10月になりましたね。日本では消費税の新税率スタートだとか。細かいとこが全くわかってないまなおです。

チェンライ旅行の続きです。
メーサイの小高い山にあるお寺、ワット・プラタート・ドーイワオの仏塔で参拝し、展望台からタイとミャンマーにまたがる絶景を堪能したところで、このお寺が、実は、去年世界的に注目を浴びた洞窟救出劇のサッカー少年たちが、救出後に出家を行った寺院であったことを知った、そこまでが前回の話でした。

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今回は、いよいよ、陸路でミャンマーへ向かうことにします。
日本人はビザ免除で何の手数料も取られずに出入国できるのか?
タイ人がメーサイからミャンマーに向かうにはどのような手続きが必要なのか?
ということについても書きたいと思います。

※昨年2018年10月から実施されている、日本人のミャンマー入国ビザ免除措置により、日本人が短期の観光目的でミャンマーに入国する場合、ビザの取得が不要となっています。
(2018年10月から1年の期間限定で試行されたビザ免除措置は、さらに1年延長となりましたので、2020年9月30日まで適用です)

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駐車場探し

ワット・プラタート・ドーイワオ寺院の参拝を終え、麓に戻ってきた私たちは、まず駐車場を探しました。

本来、メーサイの国境からミャンマーのタチレクへは、車で向かうことも可能です。
ただし、車の登録証(ทะเบียนรถ:タビアンロット)原本が必要で、その所有者本人が同乗している必要があります
つまり、レンタカーでは越境できないのです。
ですから、メーサイの国境検問所(ボーダーチェックポイント)手前あたりで駐車しておき、徒歩でミャンマー側へ向かうことにします。

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この辺りには、一時預かりの駐車場がそこここにあります。
料金は平均して1日50バーツ前後です。
路上駐車は何かと心配なので避けたほうがいいです。

駐車場に車を停めて、いざ国境へ向かおうとしたところで、ちょっとした問題が発生。

 

タイ人はパスポートでは越境できない!?

駐車場の管理人のおじさんに何気なく話しかけたところ、
このままではミャンマーに行けないことが分かったんです。
正確には私ではなく、連れのタイ友がなんですけど。

「これからタチレクまで行ってくるんですけど、駐車場は何時までですか?」
「20時には閉めるよ」
「なら全然大丈夫です。数時間で戻ってきますから」
「OK」
「パスポートだけ持っていけばいいんですよね?」
「え、タイ人は越境許可証をとらなきゃダメだよ」
「あ、でもパスポートがあればいいんですよね?」
「いやいや、パスポートはダメ。許可証を役所で発行してもらわなきゃダメ!」
「えええ!」

私もタイ友も、てっきりパスポートで国境を越えられると思い込んでいたのでびっくりです。
タイ人がアセアン諸国へ観光目的で渡航する場合、基本的にビザとか不要で、パスポートだけで入国できるもんだと思っていました。
でも、よく調べてみると、以下のことがわかったんです。

  • タイ人がミャンマーにビザなしのパスポートで入国できるのは空路のみ
  • 陸路で短期間入国する場合は、パスポートではなく越境許可証が必要

ということでした。

ですから、正確には、タイ人がパスポートでミャンマーに入国できないわけではありません。
ただし、陸路の場合は別途ビザが必要なので、あらかじめミャンマー大使館なりビザセンターに行ってビザを取得しておく必要があります。
(国境でタイ人がアライバルビザを取得できるかどうかは不明)

しかし、実際には、タイとミャンマーの陸路での国境地帯では、タイ人に対して臨時の越境許可証(Temporary Border Pass)が発行されるので、誰もわざわざ高い費用と手間をかけてミャンマーのビザを取る人なんていないんです。
しかも、パスポートを持ってないタイ人でもタイのIDさえあれば、この臨時許可証は取得可能なのですから。

タイ人の国境通過許可証をもらいに

パスポートでなく特別の許可証がなければならないとあっては仕方ない。
とりあえず、タイ友は役所まで許可証をもらいに行くことにします。

国境検問所から2キロほど戻ったところにそのお役所「メーサイ国境通過証発行所(สถานที่ออกหนังสือผ่านแดน อ.แม่สาย)」はあります。

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発行手数料は30バーツ(約100円って、安っ!)です。

ここには観光目的や商用でミャンマーに向かうタイ人がたくさんいますから、手続きも慣れたものです。
ほんの数分で許可証が無事に発行されました。


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หนังสือผ่านแดนชั่วคราว TEMPORARY BORDER PASS(臨時ボーダーパス)

 

<メーサイ国境通過証発行所>
สถานที่ออกหนังสือผ่านแดน อ.แม่สาย

住所:Wiang Phang Kham, Mae Sai District, Chiang Rai 57130
   100 ม.10 ต.เวียงพางคำ อ.แม่สาย จ.เชียงราย 57130
TEL:053-731-030, 053-731-008
営業時間:06:30 - 19:00
休業日:無休(臨時休館日あり)
Facebook:สำนักงานออกหนังสือผ่านแดนอำเภอแม่สาย - Home | Facebook

 

いよいよ、タイ出国&ミャンマー入国

タイ出国

無事、タイ友のボーダーパスを入手したところで、さっそく出国です。
タイ側メーサイの国境検問所(ボーダーチェックポイント)では、タイ人のボーダーパス用レーン、外国人のパスポート用レーン、ミャンマー人用のレーンと分かれているので、それぞれのレーンから入っていきます。

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【注意】ほんの数時間ミャンマーに行って戻ってくるだけとはいえ、出入国をするわけですから、タイで現在有効なビザが失効しないように、あらかじめ再入国許可証(リエントリーパーミット)等の手続きは、必要に応じて行うようにしてください。

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出国手続きが済むと、そのまま歩いて橋を渡ります。
橋の下には小さな土色に濁った川が流れており、橋の真ん中でタイからミャンマーの旗へと変わります。
ここがちょうど国境ラインなんですね。

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ちなみに、タイは左側通行ですが、ミャンマーは右側通行なので、道の途中で車も人も反対側へなんとなく移動します。なんとなく(笑)
まあ、ミャンマー側の入国審査場は向かって右側にあるので、必然的に右側通行へと切り替えなければならないんですけどね。

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ミャンマー入国

橋の長さはほんの数十メートル。
建物の向かって右側がミャンマーの入国審査となります。
その中の「PASSPORT」と書かれた看板の部屋に入ってパスポートを提示します。

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最初、私は中国人と思われる人の後ろに並んでいたんですが、順番が来て日本人だとわかると、反対側の席を案内されました。
日本人はビザ不要・手数料不要だからでしょう、専用の窓口(といっても、係官の机の前に椅子が置いてあるだけ)で手続きをします。
何事もなく、あっさり入国スタンプを押してもらいました。

ここでちょっと注意点としては、入国スタンプを押してもらった後、いったん少し戻るような位置にある部屋に入ってセキュリティーチェックを行う必要があるということです。

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セキュリティーチェックといっても、鞄を検査されるわけでもなく、
係官がパスポート番号を控えたあと、
「どこへ行くの?」と聞かれただけでした。

「この辺(Just around here)」と適当な英語で答えたら、
「Thank you !」と笑顔でパスポートを返してくれました。

それでいいんだ!(笑)

セキュリティーチェックが終わると、そのまま歩いて建物から出るとそこはもうミャンマー。
なんだか楽しい~!

 

つづく

予定通り、ちゃんとミャンマーに入れましたもんね。
続きは次回に。

 

ではまた。