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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

モンサンミッシェルの日曜限定絶景ツアー「ミカエルの空へ」に参加!(中編)

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本日、タイ王国は「ラーマ10世の戴冠式」関連行事の中日ですよ、まなおです。
そんな中、またまたタイ国王の戴冠式とは関係のない話題で恐縮ですが、前回書いたフランスの世界遺産『モンサンミッシェル(Mont Saint-Michel)』で日曜日だけ18人限定で催行される特別絶景ツアー「大天使ミカエルの空へ(Un dimanche dans le ciel de l'archange)」に参加してきたレポートの続きを書きたいと思います。

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前回はパリからモンサンミッシェルのホテルにたどり着いたところまででしたが、いよいよモンサンミッシェル島へ向かいます。

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※2023年6月現在、残念ながら、どうやらこの日曜日限定のツアーは開催されていないようです。
(ノートルダム寺院の火災やコロナ禍の影響でしょうか)
本当に素晴らしいツアーなので再開するといいですね😢


 

ダムまでの散策・モンサンミッシェルの遠景に興奮

簡単なランチを済ませて、さっそく近くを散策してみることに。
ホテル前から少し歩き川沿いの土手にあがると、春の花が咲いた道の向こうにモンサンミッシェル島が見えました。
「わあーっ」
思わず声が出てしまいましたね。

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雑誌やポスターの写真、世界遺産関連のテレビでしか見たことがなかったモンサンミッシェルが、自分の目の先に現れたという感動。
そのままダムに向かって2分ほどゆっくり歩くんですが、だんだんと視界が開けてモンサンミッシェルが近づいてくるワクワク感ったら。

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シャトルバスに乗ってモンサンミッシェルへ

ダムでしばしモンサンミッシェルの遠景を楽しんだ後、すぐ近くのシャトルバス乗り場から無料のシャトルバスに乗って島へ向かいました。
ほんの5分ほどで到着です。

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バスを降りた瞬間、驚いたのは、すごい強風だったこと。
大げさではなくて、まっすぐ歩けないくらいの、まるで台風の実況中継現場にいるかのような暴風でした。
たまたまこの日だけかと思ったら、翌日もすごかったです。

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強風には閉口しましたが、目の前にドーンと現れるモンサンミッシェルはやはり感動的です。
山頂に築かれた修道院とその周りを囲む城壁は独特の景観を形成し、かつての巡礼聖地と軍事要塞としての面影を残しつつ、青い空に映えてとても美しかったです。

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ただ、日中のモンサンミッシェルは、人、人、人の大混雑です。
さすがは人気の世界遺産。
グランド・リュと呼ばれる大通り周辺には土産物屋が立ち並び、有名なオムレツレストランの前は人だかり。
まるで京都の清水寺へ向かう参道を彷彿とさせます。
これも有名観光地、世界遺産の宿命ですね。

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もっとも、これはだいたい想定済だったので、人混みの中、散策を進めます。
この時の目的というのは、翌日11時からスタートする特別ガイドツアー「ミカエルの空へ」ツアーに参加するための下見と移動時間計算のためでした。

土産物屋には興味がないので坂道をずんずん進みます。
息が切れてきた頃に、修道院の外壁まで辿り着きました。
その階段を上って中に入っていくとチケット売り場があります。

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階段の中央で左右に入り口が分けてあり、左側が既に何かしらのチケットを持っている人、右側がチケットがない人の列になります。
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私たちは翌日のチケット(正確には予約票)は持っていますが、この日、土曜日のチケットはないので、右側から入っていきます。
チケット売り場前では少し待ちましたが、運よく団体の入場とはかち合わなかったようで、すんなりチケットが買えました。
入場料大人1人10€(約1245円/358バーツ)

ちなみに、翌日のミカエルの空へツアーのチケット引き換えも同じチケット売り場です。
ただし、チケットは予約済なので、当日は左側の優先レーンから並ぶことなくチケット売り場まで進めます。

人混みの中を、土産物屋などへは寄り道せず、ところどころで写真を撮りながら歩いて、シャトルバスを降りてから修道院のチケット売り場まで、だいたい17~18分くらいでした

 

修道院内見学

 もちろん翌日の特別ガイドツアー「ミカエルの空へ」でも修道院の見学は含まれているのですが、一般公開されていない特別な場所の見学がメインになるだろうし、自分勝手に写真を撮ったりグループから離れたり遅れたりして迷惑をかけることになってはいけないので、今日は我々だけで自由に修道院内を見学してみることにしたんです。

大階段

修道院入り口から西のテラスへ向かう階段。

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西のテラス

修道院付属協会前のテラス。眺望が開けて気持ちがいいです。
ミカエルの空へツアーの集合場所・スタート地点でもあります。

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修道院付属教会

現在残っている内陣は15世紀に造られたゴシック様式のものです。
ミカエルの空ツアーでも案内してくれます。
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回廊

13世紀のゴシック様式の回廊。
緑の内庭は天国をイメージしており、回廊を支える柱は、もともと、カラフルに彩色されていたのだそう。その名残りである薄い青色が見て取れる箇所がありました。
修道士たちがこの回廊で瞑想をしていたのだそうです。
アーチ側の二重になった列柱と精巧なレリーフは可憐な美しさでした。
ミカエルの空ツアーでも案内してくれます。

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食堂

回廊の隣にある食堂。
天井が高く明るくて開放的です。
この部屋は声が響くように造られており、食事の際に当番の修道士が聖書を朗読すると堂内に声が反響するしくみになっているそうです。
翌日、ツアーのガイドさんが、試しにきれいなソプラノの音を発声すると、賛美歌のように美しく響き渡ったので、感心してしまいました。
ミカエルの空ツアーでも案内してくれます。

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騎士の間

ここも外の光を取り入れた明るい部屋となっていました。
暖炉もあり、ここで修道士たちが執務や聖書の写本を行っていたそうです。
ミカエルの空ツアーでは、ここが解散場所となります。

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帰りは脇道から下山

ざっと修道院を見学して回ったあと、帰りは土産物屋が並ぶ大通りではなく、脇道を散策しながら道を下っていきました。
脇道は人もそれほど多くなく、素朴な坂道や階段が続き、景色もよかったです。

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私は、どちらかというと、こういった抜け道とか細い路地のほうが好きで、どこへ行っても気づいたら大通りから外れていることが多いです。
もちろん、危険な場所には入り込んでいかないように気をつけてはいますけど。
そういえば、清水寺へもよく抜け道を使っていました。

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夕方、モンサンミッシェルの下見を終えて、チェックインをしにホテルへ戻ることにしました。

 

夜のモンサンミッシェル

この時期のフランスの日の入りは、日本やタイでは考えられないくらい遅いです。
モンサンミッシェルでは21時頃に日が暮れました。

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私たちが泊まったホテル周辺が、モンサンミッシェルの(陸地側の)観光拠点で、一番賑わっている場所なんですが、それでも、ホテルの付属レストランも含めて数軒しかレストランがなく、だいたいみんな同じようなところで食事をするわけです。
我々もその中の1つのレストランに入って、遅めの夕食をいただきました。
こじんまりしていいレストランでした。


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食事が終わると、昼にも訪れたすぐ近くのダムまでモンサンミッシェルの夜景を観に行きました。

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ライトアップされたモンサンミッシェルは非常にきれいだったのですが、冷たい強風に耐えきれず、5分くらいで退散しました。
4月末とは言え、まだまだ朝晩冷え込むフランスは、タイからの旅行者には厳しかったです。(笑)

 

えーと。
本当は、今回「ミカエルの空へ」ツアー詳細まで全部書き終えてしまう予定だったんですが、だらだらと駄文を並べてしまったら長くなったので、続きは次回とさせていただきます。

 

ではまた。