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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

サームチュック100年市場とサパーンコーン水上市場■スパンブリーショートトリップ(5)

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まだまだスパンブリー旅行続いてます。まなおです。
一応、旅行記事としてはスパンブリー編の最終回の予定ですので、今しばらくお付き合いください。
今回は、タラート(市場)編です。
スパンブリーにある2つの市場を巡ってきました。

1つは、ユネスコの「アジア太平洋無形文化遺産」を受賞(2009年)した「サームチュック百年市場」(サムチュックと記載されることも)と、もう1つは、魚を捕るかごをモチーフにした巨大な竹かごがランドマークの新名所「サパーンコーン水上市場」です。
サパーンコーン水上市場のの巨大竹かごは、2018年の11月に完成したばかりで、まだ知名度は低いながら、じわじわと話題になりつつある穴場的スポットです。先取りするなら今です!(笑)

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サームチュック百年市場(ตลาดสามชุก ตลาดร้อยปี)

最初に立ち寄ったのが、スパンブリー県サームチュック郡のターチーン川沿いにある「サームチュック市場」です。

このサームチュック市場の歴史は古く、タイ人の間では100年市場としてよく知られています。
また、2009年にはユネスコの「アジア太平洋無形文化遺産」を受賞したことで、さらに知名度が上がりました。

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※サムチュック市場とかサームチュク市場と表記されることもあります

サームチュック市場はすごい人

週末は、非常にたくさんの人でにぎわいます。
私たちは市場内の駐車場に停めましたが、ほぼ満車で駐車するまでにかなり時間がかかったので、もし市場へ入る手前の運河沿いに駐車するスペースがあったなら、最初からそこに停めて歩いたほうが時間の節約になるかも知れません。


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市場の中心部は古い木造の建物が続き、雰囲気はいいのですが、なにせ人が多いんです。
連休だったので仕方ないんですが、暑さと混雑でちょっとバテ気味になりました。
(写真は人の少ない場所とタイミングを見計らって撮りましたが、実際はもっと混雑していました)


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蓮の葉ごはん

昼時とあってどこの食堂も人がいっぱいだったので、蓮の葉で包んだご飯『ข้าวห่อใบบัว(カーオ・ホー・バイ・ブア)』を買って、ベンチで食べることにしました。

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以前、ムアントンターニーのOTOP展(タイ各地の『一村一品』物産展)に行ったときに食べた蓮の葉おこわが美味しかった記憶があるので、期待していたんですが、この日、ここで買ったカーオ・ホー・バイ・ブアは、正直言って、ちょっと期待はずれでした。


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ご飯がパサパサだけどべちゃべちゃで(わかります?)、具もみんな素材の味がぬけてしまっているような感じだったので、私としては珍しく残してしまいました。
一緒に買った中華ちまき『บะจ่าง(バチャーン)』も試してみましたが、ちょっとダメでした。
暑さでバテていたせいもあるかもしれませんが、残念でした。

※個人の感想です。店にもよるかと思います。

ちなみに、後で写真を振り返ってみると、去年OTOP展で食べた蓮の葉おこわは、サムットソンクラーム県のお店でした。
どうですか?美味しそうじゃないですか?

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冷たい水を買って水分を補給した後、古い市場の雰囲気を味わいながら、市場をぐるっと一周して駐車場に戻りました。


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サームチュック市場情報・行き方

サームチュック市場はスパンブリーの市内(バスターミナル)から約40キロに位置し、車で30~40分かかります。
シンブリー、チャイナート、ナコンサワン方面行のバスに乗って、途中タラートサームチュックで降ろしてもらったり、ロットゥー(乗合バン)で向かうことも可能です。
また、バンコクの南バスターミナルや戦勝記念塔からも、サームチュック市場へ行くロットゥーがあるようです。

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サームチュック百年市場
ตลาดสามชุก ตลาดร้อยปี

所在地:ซอย เทศบาลซอย 9 ตำบล สามชุก อำเภอ สามชุก สุพรรณบุรี 72130

 

 

 サパーンコーン水上市場(ตลาดน้ำสะพานโค้ง)

 スパンブリーのショートトリップ最後に向かったのが、ソーンピーノーン郡にある新名所『ตลาดน้ำสะพานโค้ง(タラートナーム・サパーン・コーン)』です。

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ここでは、サパーンコーン水上市場と書いていますが、サパンコーン水上市場などと表記される可能性もあります。

この市場に行ってみようと思ったのは、たまたまネットで見かけた、巨大な竹かごの展望台とそこに続く竹の橋の写真がきれいだったからです。

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100年アーチ橋

サパーンコーン水上市場というのは、

ตลาดน้ำ(タラートナーム)=水上市場
สะพานโค้ง(サパーンコーン)=アーチ橋

というような意味なんですが、その市場の名前の由来となったのが、ワット・トーンプラディット(วัดทองประดิษฐ์)というお寺の境内からソーンピーノーン運河にかかる古い木の架け橋です。
トーンプラディット寺の100年アーチ橋(สะพานโค้ง 100 ปี วัดทองประดิษฐ์)と呼ばれています。

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この橋を渡ると、そこからは竹で作った橋が蓮池沿いに伸び、その両側に食べ物や飲み物、工芸品を販売するお店が立ち並んでいます。

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私たちが到着したのは夕暮れ時で、いくつかのお店は閉店していたので、買い物や食べ歩きを目的とするなら、午前中とか夕方までに行くことをお勧めします

巨大な竹かごの展望台

この水上マーケットのランドマークとも言えるのが、竹を組み上げて作った巨大なかごのような建物です。
実はこの竹かご、2018年の11月に完成したばかりでまだ7か月ほどしか経ってない新名所なんですね。

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大きな魚籠(びく)のようにも見えるこの巨大竹かごは、タイ語で「สุ่มปลายักษ์(スムプラーヤック=巨大な魚捕りかご)」と呼ばれています。
「สุ่มปลา(スムプラー)」というのは、魚を捕まえる道具の一種で、日本の魚籠(びく)のような形状ですが底の部分はなく、川や沼の魚がいる場所にこのかごを突き刺し、魚が逃げられない状態にしたところを上の穴から手を入れて掴み取りにするかごのことです。

この大きな竹かごは20mくらいの高さがあり、その頂上が展望台になっています。
中は5層くらいの構造で、それぞれの階が竹の梯子で繋がれており、上まで登れるようになっています。


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さっそく上まで登ってみました。
床も梯子も壁もほぼ竹を組んで作ってあるので、歩くたびにギシギシ音がするし、足元の隙間から下も見えるので、ちょっとスリリングです。

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頂上の展望台は、大人10人が立てる程の広さしかありませんが、360度見渡せる景色は絶景です。
高所恐怖症の方は足がすくむかも知れません。

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眼下に細長く続く竹の橋や運河を走る船、蓮の池、遠くの田園風景などが見渡せます。

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降りる時も梯子や床がギシギシしてます。
踏んだ床の一部が薄かったのか、たわんで沈んだときは、「ひっ」と、思わず息をのみました。

これ、できてからまだ半年ちょっとだからまだいいけど、ちゃんとメンテナンスとか補修しないと、いつか事故が起こりそうです。
竹って意外と強いらしいですが、炎天下&雨ざらしの中、何年ももつものなんでしょうか。
そのへん、もちろんちゃんと考えてらっしゃいますよね?
そこだけがちょっと気がかりでした。^^;

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蓮池の筌と一本橋

夕方だったので、蓮池の蓮もだいぶしぼんでいましたが、朝はもっときれいなんだろうと思います。
そういう意味でも、ここは蓮がきれいに開花する午前中に訪れたほうがいいかも知れません。

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蓮池の中央に、これまた魚を捕るための道具『ลอบดักปลา(ロープ・ダック・プラー)』をモチーフにした竹かごの東屋(?)がありました。

この道具、入り口からは魚が入りやすいようになっていますが、組んだ竹の棒の先が細くなっているので、一旦中に入ると外にはでられないような仕掛けのかごで、日本語では『(うえ)』と言うようです。


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また、蓮池の中には竹を1本だけ渡した橋がかけてあって、ちょっとしたアスレチック気分で私もチャレンジしてみました。
手すりがあるので難易度はそう高くないですが、落ちると池ぽちゃだと思うと力んでしまいます。(笑)


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サパーンコーン水上マーケット情報・行き方

夕方はお店も閉店しているところが多くなるので、あまり午後遅い時間に行かないほうがいいです。
蓮の花の時期に行くなら、蓮がきれいに咲いている朝の時間帯がお勧めです。

<行き方>
現状、公共交通機関で行くのは少し難しい気がします。
自分で運転して行くか、車をチャーターして他の観光地と一緒に数か所まわるのがいいと思います。

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サパーンコーン水上市場
ตลาดน้ำสะพานโค้ง

所在地:หมู่ 1 ตำบลบางเลน อำเภอสองพี่น้อง สุพรรณบุรี 72110
営業時間:09:00~18:00

  

さいごに

今回、サパーンコーン水上市場に着いたのが遅く、あまり買い物や食べ歩きができず残念だったので、次回は早めに来て、ボートで運河巡りもあわせてやってみようと思いました。

バンコクから比較的近い県なのにほとんど行ったことがなかったスパンブリー県。
よくばっていろいろ回りましたが、なかなか楽しい旅行ができました。

これで、スパンブリーのショートトリップ記事は一応終了です。
読んでいただき、ありがとうございました。

ではまた。