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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

タイ最大の仏像!田んぼの先にドドーンとそびえる黄金の大仏【タイの観光マイナー県散策:アーントーン県】

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こんにちは。まなおです。
タイの観光マイナー県シリーズ、今回はアーントーン県(アントーン県)です。

アーントーン県はアユタヤー県の北に位置するタイ中部の県です。稲作が盛んです。
アユタヤーが有名過ぎてどうしても周辺の県は影が薄くなりがちですが、アーントーンで近年話題になっている寺院がワット・ムアン(วัดม่วง:Wat Muang)です
95メートルというタイ最大の座像(坐像)があり、平地が続くアーントーン県ならではの、遠くから田んぼ越しに見える大仏の姿や、仏像の巨大な指先に触れてご加護を請うショットが、インスタ映え・SNS映えすることもあって、さらに注目を浴びています。

今回は、田園の絶景カフェやワット・ムアンへの行き方も含めて紹介したいと思いますので、よかったらご覧ください。

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田園越しの大仏が望めるカフェ『THE LAO CAFE'』

バンコクから国道32号線を北上してアユタヤーを過ぎ、アーントーン県に入ったら左折してワット・ムアン寺院方向へ。

アーントーン市街地を通り抜けてさらに西に進むと、ワット・ムアンの手前、3195号線沿いに「The Lao Cafe' AngThong(ザ・ラオ・カフェ・アーントーン)」という、田んぼの前にあるカフェが目に入ります。

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ここ数年、タイでは田んぼの中のカフェとかレストランが流行っていますが、ここもまたしかりで、田園風景を楽しみつつ、さらにその先に黄金に輝く仏像を眺めることのできる絶景カフェなんですね。

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その日はタイの三連休ということもあり、カフェ内も大繁盛で注文カウンターには長い列ができていました。
インスタ映えするポイントがそこここに散りばめられており、タイ人をはじめとする観光客の心をガッツリつかんでいます。

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確かに、田園の先の大仏様ってなかなか絵になりますよね。
私もしっかり魅了されてしまい、みなさんに負けじと何枚も写真を撮ってしまいました。(笑)

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<店舗情報>
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ザ・ラオ・カフェ・アーントーン
The Lao Cafe' AngThong

住所:2/15 Moo 1, Hua Taphan, Wiset Chai Chan District, Ang Thong 14110
   2/15 หมู่1 ตำบล หัวตะพาน อำเภอ วิเศษชัยชาญ อ่างทอง 14110
TEL:064-935-5293
時間:07:00 - 20:00

 

 

タイ最大の座像があるワット・ムアン寺院

カフェを後にして1キロほど進んだらワット・ムアンの看板があるので、そこを左折します。

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しばらく道沿いに走るとワット・ムアンの三門があるのでそのまま入って行きます。
敷地はそこそこ広く、駐車場も完備されています。
車を停めて外に出るとそこには巨大な仏像が。さすがに大きいです。
さっそく参拝に向かいます。

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95メートルの巨大座像

ワット・ムアン(วัดม่วง)はもともとアユタヤー後期に建てられましたが、ビルマ軍との戦い(泰緬戦争)により破壊され、廃寺となっていました。

1983年、初代住職となるルアンポー・カセーム師がワット・ムアンの再建を開始し、1986年にラーマ9世から正式に認められました。

その後、1991年から巨大な仏像の建設が始まり、16年の歳月をかけ2007年に完成します。
この大仏の正式名は「พระพุทธมหานวมินทร์ศากยมุนีศรีวิเศษชัยชาญ(プラ・プッタ・マハー・ナワミン・サーカヤムニー・シーウィセート・チャイチャーン)」といい、ルアンポー・カセーム住職がラーマ9世へ捧げるために建造したものです。
実際には、その完成を見ることなく、2001年に住職は亡くなるのですが、弟子たちがその意思を継いで完成させました。

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高さ95メートル幅63メートルの巨大な仏像は、座像(坐像)としてはタイで最大の大きさを誇ります

※アーントーン県やタイ政府観光庁のサイトでは高さ93メートル、幅62メートルといった記載も見られますが、ここではワット・ムアンの公式サイトおよび大仏前の記念碑の説明書きの数値を採用しています。

仏像の指先に触れてご加護を祈る

この黄金の大仏様参拝の特徴としてよく写真にも挙げられているのが、降魔印を結ぶお釈迦様の指先に触れてお祈りするというスタイルです。
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私もタイ人参拝者の列に並んでお参りさせていただきました。
どうですか、人々との対比により、どれだけこの仏像が大きいのか、わかっていただけるのではないでしょうか。

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また、巨大な釈迦座像の周りは歩けますので、ぜひ正面からだけでなく、一周回ってみてください。
ちなみに、この場所は土足厳禁なのですが、炎天下の地面(タイル)はとても熱いので、裸足ではきついです。靴下を履いていかれることをお勧めします。


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境内にある地獄

ワット・ムアンの境内には、地獄を表した一角があります。
『生前悪いことをしたら地獄が待ち受けているから、善い行いをしましょうね』と子供たちに(一部の大人たちにも)教える意味合いで、このような地獄の様子を表現したオブジェが並ぶ、いわゆる『地獄寺』と旅行者の間で呼ばれるお寺がタイにはたくさんありますが、ここ、ワット・ムアンもそのひとつです。

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色鮮やかでなかなかのインパクトですね。
子供たち、本当に怖がっているのでしょうか?
写真撮影に興じる人たちがいっぱいでした。(私もその一人)

本堂はひっそり

その日は仏教の日「オークパンサー(出安居)」でしたが、本堂の扉は閉じられ、ひっそりとしていました。

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鏡の礼拝堂

参拝者で賑わっているところがもうひとつありました。

プラ・ウィハーン・ケーオ(พระวิหารแก้วฯ )というガラスの礼拝堂で、堂内の柱や天井一面に鏡が散りばめてあり、眩いばかりのキンキラキンでした。冷房も効いていたので少し休憩もさせていただきました。

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鏡張りの礼拝堂と言えば、以前紹介したウタイタニー県のワット・タースンが有名ですが、こちらの礼拝堂は、ワット・タースンの10分の1程度の規模でしたね。

 

www.manao.life

 

 

寺院情報

ワット・ムアン
วัดม่วง
Wat Muang

所在地:Moo 6, Hua Taphan, Wiset Chai Chan District, Ang Thong 14110
หมู่ที่ 6 ตำบลหัวสะพาน อ.วิเศษชัยชาญ จ.อ่างทอง 14110
TEL:035-631556, 035-631974
URL:http://www.watmuang.com

 

 

おわりに

アーントーン県のワット・ムアン寺院にある大仏は、高さ95メートルと、坐仏としてはタイ最大の大きさです。その金色に輝く仏像は、遠くからもよく見えますが、実際に間近で見るとその巨大さに圧倒されます。

観光マイナー県アーントーンにおいて、このワット・ムアンの大仏に関しては、既にタイ人の間でメジャーになりつつあります。

たまには、古都アユタヤーから少し先に足を伸ばしてみるのもいいかもしれません。

 

ではまた。