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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

アーティストハウス(クローン・バーンルアン水上マーケット)へ仮面劇を観に行こう!

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朝起きて簡単に掃除と洗濯を済ませたら、今日の予定が何もないことに気づいたまなおです。こんにちは。

昼寝でもよかったんですが、多少はバンコクライフに彩りを。ということで、川向こうのトンブリー地区にあるお気に入りスポットへ仮面劇(操り人形ショー)を見に行ってきました。

 

 

トンブリーの古い町(クローン・バーンルアン)

特に予定のない週末に私がふらっと出かけたくなるお気に入りの場所がいくつかあります。

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そのひとつが、トンブリー地区の古い町並みが残る「クローン・バーンルアン市場(ตลาดคลองบางหลวง:タラート・クローンバーンルアン)」とその一角にある「アーティストハウス(บ้านศิลปิน:バーンシラピン)」です。 

 

この辺りはバンコクの中でも特に古い時代から町(集落)が形成された場所で、運河沿いに立ち並ぶ木造家屋と欧米人観光客を乗せたロングテールボートの往来は、かつて東洋のベニスと呼ばれた時代の名残りを感じさせます。

バンコクでありながら、都会の喧騒からはかけ離れた、どこかゆったりとした時間が流れているような気がして、ぼーっと過ごすにはちょうどいいんです。

 

クローン・バーンルアン市場への行き方

今回はBTSのタラートプルー駅から行ってみることにしました。

BTSタラートプルー駅の3番出口からエスカレーター横の階段を降り、そのまま150メートルほど歩くとザ・モールデパートの前にバス停があるので、そこから57番か108番のバスに乗り込みます。エアコンバスの場合は降りる場所を聞かれるので「ワット・タープラ(Wat Thapra วัดท่พระ)」と言えばわかってもらえます。f:id:manao-life:20180901203126j:image

ワット・タープラのバス停で降りて、セブンイレブンの先にあるソイ(ジャラン・サニットウォン3/จรัญสนิทวงค์ 3)を左折して少し行くと赤いソンテオが待機しているので、ソンテオに乗り込んで終点まで。一律5バーツ(子供3バーツ)。f:id:manao-life:20180901201355j:image

 

終点はこんな感じです。ソイの一番端ですね。
ちなみに、ソイの入り口のことをパークソイ(ปากซอย:pàak sɔɔi)と言いますが、その反対側、つまりソイの一番奥のことをスットソイ(สุดซอย:sùt sɔɔi)と言います。もしバイクタクシーを利用する場合は、「スットソイ(クラップ/カー)」で通じます。f:id:manao-life:20180901093148j:image

 

そこから運河のほうへ続く細いクランクになった道を少し行くと、突然、橋の階段が現れます。この橋、自動車は通りませんが、バイクが細い急坂を駆け上がってくるので注意が必要です。


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橋から見たクローン・バーンルアン市場はこんな感じ。f:id:manao-life:20180901203956j:image
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橋を降りると運河沿いに木造家屋が立ち並んでいるので左折してその中を進みます。
クイッティアオや駄菓子、魚の餌、雑貨なんかを売っている店やマッサージ店もあります。
カラフルなまゆ玉みたいなのが魚の餌です。f:id:manao-life:20180901102057j:image

エサに群がる巨大なナマズたち…f:id:manao-life:20180901204242j:image

マッサージ屋さん

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運河沿いのアトリエ?涼しげに制作なさってました。f:id:manao-life:20180901102435j:image

その先、木の廊下の一番奥にアーティストハウス(バーン・シラピン:บ้านศิลปิน)はあります。

 

アーティストハウス(バーン・シラピン)

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廊下で靴を脱いで上がりましょう。
一階には小さなカフェや売店があり、運河沿いでお茶をしたりちょっとしたお土産を買うことができます。

二階はアーティストたちの作品ギャラリー的になっていたり、コーンというラーマキアン(ラーマヤナ)の仮面劇で使用される仮面や操り人形が展示してあったりします。

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仮面操り人形ショー

そして、ここでは週末の14時からラーマキエンの仮面劇(+操り人形)の上演があり、間近で鑑賞することができます。
ただ、日によっては上演されないこともあるので、事前確認がベターです。(02-868-5279)


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家の裏側にある中庭にはアユタヤ時代の仏塔(チェディー)が残っており、緑と相まってすごく落ち着いた雰囲気です。
その仏塔の前に設けられた小さな舞台でいよいよ開演です。f:id:manao-life:20180901135733j:plain

最初に伝統舞踊の師範・仙人への祈りを捧げて(ワイ・クルー)から、演目が始まります。 

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ハヌマン(猿の将軍)とマチャヌ(猿と人魚の子)が争う中で、実は親子であることが判明して和解するというシーン。ハヌマンは等身大で、一方のマチャヌは黒子による操り人形です。黒子はただ操るだけでなく黒子の自身の動きも人形の動きとシンクロしているのが特徴的です。 

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帰路は無料水上バスに乗って

帰りは、水上バス(水上ボート)でBTSのバーンワー駅まで向かうことにしました。

現在、バンコク都が試験的に無料運行している路線で、土日祝日のみ8:00〜20:00まで、30分に1本の割合でクローン・バーンルアンとバーンワーとを往復しています。

この船着場、アーティストハウスからは少し離れています。

 

まずアーティストハウスの端から運河沿いの小道を先ほど来た方向とは逆の方向へ進むとワット・カンペーン・バーンジャーク(วัดกำแพงบางจาก)というお寺の境内にでるので、そこから再び運河沿い小道に入ってさらに100メートルほどいった先にこの水上バスの船着き場があります。

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途中に別の船着き場があるので、そこと間違わないよう注意が必要です。無料水上バスの船着き場は、ワット・カンペーン・バーンジャークの船着き場ではなく、ワット・トーンサーラーガーム(วัดทองศาลางาม)というお寺のほうの船着き場となります。


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15時30分発の水上ボートに乗り込むと、乗客は私を含めて3人のみ。試験運行とのことですが、このままなくなってしまわないか非常に心配でした。観光客誘致のためのテスト運用らしいですが、そのわりにはPRが足りず観光客はもとより地域の人にもあまり周知されていない気がします。
ですから、今後この水上バスを利用してみようという方は、運航休止の可能性も想定し、できればあらかじめ最新情報を確認することをお勧めします。*1

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水辺の風景を楽しみながら約20分ほどでバーンワーの船着き場に到着です。

船着き場からBTS駅までは歩道が整備されているので、流れに従って歩いてくだけで大丈夫です。徒歩3分程度でしょうか。


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 もしBTSバーンワー駅から水上バス乗り場へ向かう場合は、進行方向後ろ側の改札から3番4番出口方面に進みます。その先、長い歩道橋をまっすぐ行くと途中左側に船着場へ降りる階段があります。

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まとめ

週末の半日をゆったり過ごすバンコク小旅行。
予定がぽっかり空いた日には、クローン・バーンルアン市場へ出かけてみてはいかがでしょうか。
見どころが満載というわけではないですが、ぼーっと過ごすのにはいいですよ。

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ではまた。

*1:関連するバンコク都交通局のサイトフェイスブックもタイ語がメインなので、タイ人に問い合わせてもらったほうがいいかも知れません