こんにちは、まなおです。
今日は、朝からサパーンクワイにあるタイ政府貯蓄銀行(Government Savings Bank:ธนาคารออมสิน)本店まで行ってきました。
といっても、銀行に用事があったわけではなく、タイの国民的歌手である兄弟デュオ「アッサニー・ワサン(Asanee Wasan:อัสนี วสันต์)」のコンサートチケットを入手するためです。
先行発売の会場が、スポンサーであるこのタイ政府貯蓄銀行だったわけです。
アッサニー・ワサンのコンサート
アッサニー・ワサン(アサニー・ワサンとも)と言えば、タイポップスの草分け的存在で、タイ人でその名前を知らない人はいないくらいのスーパースターではあるんですが、もはや大御所の部類に入る歌手ということもあり、今どきの若い人はあんまり興味ないかも知れません。
ただ、「クルンテープマハーナコーン(กรุงเทพมหานคร)」という曲は、バンコクの正式名称をメロディーにのせて歌ったものですが、これはタイ人でもなかなか覚えられない、とてつもなく長い首都バンコクの名前を、この歌のお陰で暗唱することができるようになったと言うタイ人もたくさんいるくらい、老若男女問わず知られた、超有名な曲です。
※「バンコク(Bangkok)」という名前は、外国人用の呼び名で、タイの人が「バンコク」と呼ぶことはまずありません。通常は「クルンテープ(กรุงเทพ)」と呼びます。ただ、この「クルンテープ」というのも、実は長〜い正式名称の最初の一部を略して言っているだけなんです。
กรุงเทพมหานคร. อัสนี-วสันต์ คอนเสิร์ต อัสนี-วสันต์ 30 ปี สวัสดีครับ
かくいう私自身は、(若い人ではありませんが)それほど彼らの曲を知っているわけではなく、正直なところ、ファンというわけでもないんです。
じゃあ、なんでコンサートチケットの先行販売なんかに行くのかというと、日本にいる私の友人が、アッサニー・ワサンの大大大ファンだからなんです。
先日、彼女に「5月30日(土)にアサニワ(と私たちは呼んでいる)のコンサートあるよ」と伝えたら、なんと、コンサートチケット取れたらタイに来るって言い出したんです。しかも1泊2日で。
多忙にもかかわらず、コンサートのためだけにタイにやってくるくらい大好きなんですよね。
だったら、がんばっていい席取ってあげたいなと。
チケット入手作戦
一般発売は、3月2日(月)午前10時からです。
9時55分くらいから10時過ぎまで仕事は中断して販売サイトに張り付くつもりでいたんですが、先行販売があることを知り、作戦変更です。
ただ、先行販売には問題がありました。
私には先行販売でチケットを買う資格がないのです。
どういうことかというと、この先行チケットを入手できる人は、タイ政府貯蓄銀行(GSB)のアプリ『mymo』を使用している人でないといけないんです。
私自身、タイ政府貯蓄銀行の口座は持っているんですが、この『mymo』というアプリが曲者(くせもの)で、利用登録にあたってタイ人のID番号の入力が必要なんです。(以前、納税者番号でできないかとやってみましたがダメでした)
つまり、外国人である私はこのアプリを使用することができず、私がいくらがんばって並んだところで、この先行チケットを入手できないわけです。
となると、残る手段は、仲のいいタイ人の友人に頼むのみ。
朝、8時からの受付けなので、恐縮しながら早朝からのスタンバイ協力をお願いしたところ、快く引き受けてくれました。(感謝です)
私も始発電車で会場まで向かうことにします。
先行販売当日
6時過ぎ。
サパーンクワイの交差点近くにあるタイ政府貯蓄銀行本店に到着。
少し前に着いたタイ友が列に並んでくれていました。
この時点で約30人くらいでした。先頭の方はいつからスタンバっていたんでしょうか。
その後、どんどん私たちの後ろの列が長くなっていきます。
7時前。
改めてチケット購入に関するアナウンスがありました。
- 8時から受付を開始
- mymoアプリケーションをダウンロードして利用登録が完了していること
- 先着1000席のみ販売(記念ピック付き、席種を問わず)
- 1人4席まで購入可
- 直筆サイン入りポストカード先着200枚(1人1枚:貯蓄銀行発行のクレジットカードかデビットカードでの支払いした場合に限る)
実はタイ友、貯蓄銀行のデビットカードは所有してなかったんですが、直筆ポストカードのためにその場でデビットカード作ってくれました。
どこまでもいい人。
というか、銀行側も商売上手なわけで、日曜日にもかかわらず特別に朝の7時から窓口を開けて、デビットカードやクレジットカード、口座開設の手続きを受け付けてました。(笑)
先行予約受付開始!
8時ちょうど。
いよいよ受付スタートです。
まずは仮設テントの入り口で体温を測られます。
このご時世ですからね。タイでも人がたくさん集まるイベントでは、新型コロナウイルス関連に敏感になっています。
第1ポイントでは、タイ人のIDカードとmymoアプリの名義が一致しているかをチェックです。
続いて第2ポイントでは、希望購入数を告げて枚数分の予約クーポン(整理券番号)をもらいます。
その後、購入会場の待合場所である第3ポイントへ向かいますが、付き添いの私はこの会場には入れないので、第2ポイントの隣に設置されたテントの中で待ちます。(飲み物やお菓子も用意されてました)
タイ友には、あらかじめ希望の席種や場所を伝えてあったので、後は託すことにしました。
いい席が取れますようにと祈りながら・・・。
(上はタイ友からもらった購入会場内の写真)
一連の先行販売の手続きを見ていて感じたのは、意外としっかりしているなということでした。
列に並んでいる人に飲み物を配ったり、わかりやすいアナウンスが入ったり、要所要所にスタッフがうまく配備されスムーズに捌いてくれるので、混乱もイラッとすることもありませんでした。(余計な混乱や時間のロスを招く原因となるかもしれない、付き添いの人は会場に入れずに快適な待合室を設けるなど、むしろ感心することが多かったです)
チケット入手!!
待つこと20分ほど。
タイ友が購入会場から出てきました。
気になる席はというと・・・
なんと、希望していたアリーナのかなり前の席をゲットしてきてくれました!!!
(日本の友人と私の分)
もちろん、記念のピックと直筆ポストカードも一緒です!
やったーーーー!
って、それほどファンでもない私が、小躍りしてしまいましたね。
早速、日本にいる友人に報告です。
実は、私、今回の先行販売については、彼女に伝えていなかったんです。
ちょっとしたサプライズにしようと思っていて。
一般販売だと、がんばってもなかなかいい席は取れないんですよね。
ま、それはともかく。
友達にチケット画像を送ったら、
「え?どういうこと?」って、
にわかに信じがたかったみたいで、一瞬フリーズしてたようですが、
本当にアリーナ席や限定ポストカードが入手できたことがわかると、震えて喜んでくれてました。
で、速攻でエアチケット予約したそうです。
「手が震えてうまく入力できななかった」とか言ってました。(笑)
よかった、よかった。
後は、コロナウイルス騒ぎが早く収束することを願うばかりです。
もちろん、タイ友には心から感謝を伝えつつ、昼と夜ご飯をご馳走させていただきました。
ああ、今日はいいことしたなー。
ではまた。