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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

バンコクいちじく日記「取り木チャレンジと挿し木リベンジのその後/そして初収穫!!」

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こんにちは。
新型コロナのオミクロン株騒動で、先日まで揺れていた年末年始の一時帰国をきっぱり諦めたまなおです。(涙)

先月の旅行記はまだ残っているのですが(ピチット編)、今日はいちじく日記です。
この数日、大きな変化があったんです!


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初収穫!!

バンコク片隅のベランダでひっそりイチジク栽培を始めてから、約半年。
先日、念願の初収穫ができましたーーー!
パチパチパチ

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9月の終わりに小さな小さな花芽(実)を見つけてから、約2か月ほどでした。
途中、緑の実のままずいぶん変化が乏しかったような気もしましたが、11月末のある日、ほのかに赤みがさしたなと思ったら、一気に熟しました。


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品種は、ブラックジャック(Black Jack)です。
果皮は、名前の通り黒っぽいきれいな紫でした。

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第一号の実は、小粒で形も歪(いびつ)だし、果皮も傷がついていましたが、それでも自分が育てたイチジクが、ちゃんと実ってくれたことが嬉しくてたまりませんでした。

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一口だったけれど、大事に大事にありがたく噛みしめていただきました。
すごく甘かったです。

その2日後、2つ目の果実が収穫できました。
今回のは少し大きめで、40gほどありました。


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「取り木」のその後

次は、11月に行った取り木のその後です。
取り木というのは、枝の一部の外皮を削り取ってそこから発根させる株の増やし方です。(高取り法)

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初めての挑戦で手際は悪かったものの、わりとうまく樹皮を削り取ること(環状剥皮)ができたと自画自賛でしたが、その後、果たしてうまく発根したのでしょうか?


2021年11月22日
取り木をしてから約2週間経った時点で、巻いてあるアルミホイルを剥がして中を確認してみました。

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おおー。
発根している!
(なんか袋からはみ出した場所にだけど…)

とはいえ、まだ十分な根量ではないので、もう少しこのまま様子をみることにしました。

 

2021年11月29日
それから1週間経って、再びアルミホイルを剥がしてみると・・・。

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かなり根が成長しているではないですか!
用土がないところからもたくさん。強い株なんですかね。(ちなみに品種はPanachee
これはそろそろ切り離してもいい時期かもです。

でも、その前に。
本体から切り離した後に行う根の育成・養生の準備に取り掛かります。
椰子殻をバケツの水に浸しておきました。
これは、椰子殻に含まれるタンニンを取り除き、椰子の繊維に水を吸収させておくためです。

 

2021年12月1日
本体からの切り離し作業を実行することにしました。
取り木作業を行ってから約3週間半です。

剪定する際もそうですが、できるだけ木の組織を潰すことなくスパッと切ることが肝心だと言います。

取り木したところの幹の直径は約1.5cm。
これをスパッときれいに切るには、あれを使うしかありません。

園芸初心者の私なんかには、やや宝の持ち腐れ感のある高級剪定鋏、【飛庄】の登場です。

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やっぱり切れ味いいですね。

幹を切った部分には、乾燥と腐食防止を兼ねて保護剤を塗布しておきます。
今回、はじめて「トップジンMペースト」を使ってみました。

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今までは「カルスメイト」という癒合剤を使っていましたが、「トップジンMペースト」には殺菌成分が配合されているらしいので、なんとしても枯らしたくない思いもあって、試してみました。



ところが、今まで割と粘着性のあるドロッとしたカルスメイトに慣れていたため、トップジンMペーストのサラッとしているペーストの感覚がつかめず焦りました。

本体の方と取り木した側の両方に塗ってみたんですが、ペーストをダラダラ垂らしてしまい、非常に見栄えが悪くなってしまいました。

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トップジンって、こんな風にサラサラしているので、あってます?
(タイのオンラインショップで購入したんですが、気温が暑すぎて変質したってことはないですよね?)


いずれにしても、この状態だとすぐに用土へ植えるのは不安なので、一晩寝かして傷口を乾かすことにしました。

 


2021年12月2日
翌朝、傷口を確かめてみると、一応乾いてゴム状のコーティングができていました。

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根を傷つけないよう、慎重に結束バンドとビニールを剥がしていきます。


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あらかじめ水に浸して準備していた椰子殻に、少しの腐葉土を混ぜて、養生用の鉢に植えこんでいきました。

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植えるときは、外側を押すようにして土を整え、苗に近い中央部分は強く押さないように気をつけます。
(強く押すと、せっかく生えた幼い根っこが切れたり傷んでしまうので)

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後は、鉢をビニール袋で包んで軽く縛っておきます。(今回もドンキのレジ袋を利用)
これで3~4週間かけてじっくり根の育成を行います。

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※根の育成については、以前の記事で詳しく書いていますので、よかったら参考にしてみてください。

 

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当時は、取り木した苗をショップから買って、その根を育成するところから始めたわけですが、今回、その取り木工程も全て自分でできたのが、ちょっと嬉しかったです。

うまく育ってくれますように!

 

挿し木のその後

以前ことごとく失敗した挿し木のリベンジのその後です。

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2021年11月13日に植え替えしたカドタ(KADOTA)の4本のうち、1本は残念ながら枯れこんでしまいましたが、残る3つに関しては、現状、元気に育っています。(いきなり日当たりのいい場所に置いてしまって若干葉が萎れたものもありますが・・・)


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あと、11月13日の時点で発根していなかったクアンティコ(Quantico)の4本のうち2本に、その後、発根が確認されました。

これが2021年11月15日の状態です。


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ちなみに、挿し床にした用土は、「鹿沼土(細粒)」と「鹿沼土(小粒)+ピートモス」のものでした。

 

下が、2021年12月2日の状態です。


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この品種は奥手なのか、根もか細く成長もゆっくり目です。
植え替えるまではもう少し様子を見たほうがいいかなと思案中。



以上、11月から12月あたまにかけての我が家のイチジクの動きでした。

 

ではまた。