2020年12月16日、バンコクの新交通システムのひとつ、ゴールドライン(Gold Line)のモノレールが開業し、チャオプラヤー川沿いの大型ショッピング施設アイコンサイアム(ICON SIAM)やサイアム高島屋デパートまでのアクセスが非常に良くなりました。
昨日、ゴールドラインに乗車してアイコンサイアムまで行ってきましたので、その様子をお伝えしたいと思います。
※実際の車両は、両サイドにバスのようなゴムタイヤをはいて中央のレールを跨いで走行するような構造になっており、これをモノレールと呼ぶのかどうかは厳密にはわかりませんが、本記事ではモノレールと呼ばせていただきます。
アイコンサイアムへの行き方
従来のアイコンサイアムのアクセス方法は、
- BTS(スカイトレイン)サパーンタクシン駅から無料シャトルボート
- BTSクルントンブリー駅から無料シャトルバス
- 路線バス乗り継ぎ
- 自家用車またはタクシー
といったところでしたが、
このたび、クルントンブリー駅からクローンサーン駅まで高架路線が開通したことで、電車の乗り継ぎだけでアイコンサイアム前まで行けるようになりました。
ゴールドライン(モノレール)乗車!
- BTSクルントンブリー駅(G1 Kurung Thon Buri : กรุงธนบุรี)まで行く
- 一旦改札を出て3番出口方面へ向かう
- ゴールドラインの改札でチケット購入
ゴールドライン内の運賃は一律15バーツ。
BTSと同様、ラビットカードの使用が可能です。
※2021年1月15日までは無料乗車期間となっています。
券売機でも窓口でも無料チケットを入手することができますが、ラビットカードを使った場合でも、金額が差し引かれることはありません。
- 改札階からプラットホーム階へ
- 乗車
車内はBTSやMRTなどと似たような仕様ですが、無人運転なので前面と背面の窓ガラスが広く景色が楽しめます。
また、吊革がBTSで使用されている硬いゴムの輪っかよのうなものではなく、取っ手がぶら下がっている形状なのも、個人的には好印象です。
ただ、ゴムタイヤで走っているからか、カーブではかなりスピードが落ちるのとガタガタ揺れるのが少し気になりました。
- 下車
アイコンサイアムに連絡しているのは、1つ目のチャルーン・ナコーン駅(G2 Charoen Nakhon : เจริญนคร)です。
プラットホームから階段を降りて改札を出ると目の前がアイコンサイアムのM階となっています。
ゴールドライン(モノレール)の運行時間は06:00-24:00となっており、BTSの運行時間とほぼ同じです。
また、現在は、クルントンブリー駅(G1)、チャルーンナコーン駅(G2)、クローンサーン駅(G3)の3駅だけですが、将来的にはパープルラインと接続するプラチャーティポック駅まで延長する予定です。
ここ数年、バンコク首都圏の新交通システムや鉄道網は飛躍的に発達して便利になってきていますね。
以上、ゴールドラインを利用してアイコンサイアムへ行ってきた話でした。
現在、クリスマスイルミネーションや夜の噴水ショーが華やかですよ。
ではまた。