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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

孔雀がプールサイドにいるリバーサイドホテル【Royal Orchid Sheraton Hotel & Towers】バンコクステイケーション記(2)

※ 当ブログにはプロモーションが含まれています

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バンコクステイケーション記第2弾は、チャオプラヤー川沿いの5つ星ホテル「Royal Orchid Sheraton Hotel & Towers」(ロイヤル・オーキッド・シェラトン・ホテル・アンド・タワーズ)です。(以下、『ロイヤル・オーキッド・シェラトン・ホテル』)
いわゆる高級リバーサイドホテルのひとつですね。

このロイヤル・オーキッド・シェラトン・ホテルには既に2回ステイケーションしており、実は、3回目の滞在も間近に控えているほど、個人的には気に入っております。
その理由は後で説明したいと思います。

 

【2021年3月21日追記】

※3月の滞在では、クラブラウンジの代替レストランが変更になっていましたので追記しました。詳細は「ラウンジ&食事」の項をご覧ください。

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ロイヤル・オーキッド・シェラトン・ホテルについて

ロイヤル・オーキッド・シェラトンは、私が改めて書くまでもなく、チャオプラヤー川沿いに建つ名だたるラグジュアリーホテルのひとつで、あのマンダリン・オリエンタル・バンコク(Mandarin Oriental Bangkok)に次ぐ老舗ホテルなんです

・・・なんて、どこかで聞きかじったフレーズを使ってみたんですが、開業はいつかと調べたら1982年でした。
じゃあ、オリエンタルホテルの開業はいつなのかとググったら、1887年
って、約100年も違うし

いや、間違ってはいないのかもしれないけど、『オリエンタルホテルに次ぐ老舗』って、その比較ちょっとよくわかんないような・・・。

もっとも、次々と最新設備のおしゃれなホテルが登場するタイのホテル業界においては、開業約40年だって十分老舗の域に入るのは、わからないでもないです。

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時代を感じる落ち着き

まあそれはいいとして、実際、古い感じがします
なんなら、セピア色の雰囲気をまとっているようにも見えます。

でも、私はそんな一時代昔の雰囲気を残す、このロイヤル・オーキッド・シェラトン・ホテルが好きなんです

もちろん、定期的なリノベーションは行われ、客室も現代風に整えてあるので、不便を感じることなんて全くないのですが、そこここに薫る古いホテルの雰囲気が、なんとも落ち着くんです
(逆におしゃれでスタイリッシュなホテルでは挙動不審なくらいソワソワしてしまう私・・・)

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リーズナブルな宿泊料金

そんな古さもあるからか、宿泊料金もオリエンタルホテルはもとよりペニンシュラホテルやミレニアムヒルトンなんかと比べても安めの設定なんですね

はい、私がリピートする理由も、ずばり、リーズナブルっていうことが大きいです

私はいつもマリオット系列ホテルの予約サイト(アプリ)『Bonvoy』から直接予約するのですが、1回目はジュニアスイートのクラブルームが3,000バーツ(約10,500円)というプロモーションでした。

このプロモーションには、24時間滞在や部屋のワンランクアップグレード、朝食付き、ラウンジ利用可、1泊につきホテル内で使用できる500バーツ分のバウチャー付というものでした。
ふだん、クラブルームはもちろん、ジュニアスイートなんて無縁な私にとっては、この機会だからこそのありがたいプランでした。

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そして、この時の滞在があまりにも快適だったので、味をしめ、タイ人の友だち数人を誘って予約したのが2回目の滞在です。
この時は、タイ人向けの宿泊費割り引きサービス(タイ版GoToトラベル)の恩恵にあやかって、同じ内容でさらに安く、2,000バーツ程度(約7,200円)で滞在できました。

ありがとう、タイ友よ!


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Klook.com

川上 or 川下? どっちのリバービューがいい?

以下、今まで泊った2回の滞在での景色の違いについて書きたいと思います。

リバーサイドホテルに泊まるにあたって、部屋の窓からの景色は、当然気になりますよね?

基本的に、ロイヤル・オーキッド・シェラトン・ホテルは、全室リバービューを謳ってはいるのですが、ホテル全体が鳥が羽を広げたような造りになっており、大きく分けて川上側と川下側のいずれかの景色が楽しめるようになっています。

はたして、川上側(ワットアルン側)と川下側(アイコンサイアム側)、どちらがいいのでしょうか

あくまで私の主観ではありますが、2回の滞在からのおすすめをお伝えしたいと思います。

アイコンサイアム・ビュー

1回目の滞在は、デラックスクラブルームからジュニアスイートへのアップグレードで、チャオプラヤー川の川下側、サパーンタークシン(タクシン橋)や、アイコンサイアム(デパート)方面が見える部屋でした。
とりあえず、ここではアイコンサイアム・ビューと呼ばせていただきます。

実は、ロイヤル・オーキッド・シェラトンのジュニアスイートの部屋は、全てアイコンサイアム側を向いています

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こちら側は、夕方から夜にかけて煌びやかなアイコンサイアムの夜景が眺められたり、刻々と変わる夜明けの空を楽しんだりすることができます。

また、こちらの景色の良いところは、比較的動きを感じられるところでもあります。
タクシン橋の上を走る車やBTS、アイコンサイアムへ向かうシャトルボートや渡し舟、優雅な姿をしたホテルのシャトルボートなどが、ひっきりなしにチャオプラヤー川の上を往来しています。

いくつか写真と動画を貼っておきますので、参考にしてください。

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下の動画は、夜明けのチャオプラヤー川の様子をタイムラプスで撮影した私のお気に入りです。ぜひ見ていただきたいです!

 
 
 
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ワットアルン・ビュー

一方、チャオプラヤー川の川上側は、ラマ1世橋(サパーンプット)ワットアルン(暁の寺)が望める方向となります。
ここではワットアルン・ビューと呼ばせていただきます。


2回目の滞在は、タイ人の友人たちと2部屋予約したのですが、私はワットアルン・ビューを、友人たちの部屋はアイコンサイアム・ビューの部屋をリクエストしました。

もともとこのプロモーションは、デラックスクラブルームからのアップグレードでジュニアスイートの部屋になるのですが、先ほども書いた通り、ジュニアスイートはアイコンアイアム側にしかないので、私の部屋はあえてアップグレードなしのワットアルン側デラックスクラブルームということで了承しました。


さて。
ワットアルン・ビューに泊まった感想としては、どちらかというと静的な景色であるような気がしました。

川上側には大きなホテルも多くはなく、ホテルのシャトルボートはほとんど見られません。
高層ビルが少ないぶん、空の面積は広いです。

当時は、コロナ禍によりチャオプラヤーエクスプレスの運行も少なく、砂利や土砂を積んだ運搬船(タグボート)がゆっくりと行き来する程度でした。

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また、ワットアルンも確かに見えることは見えるのですが、思ったより小さいかったですね。
蛇行する川の奥、正面に立つビルの横あたりをよーく目を凝らすと「あった、あった!」となるくらいの大きさです。

とはいうものの、夕方には赤く染まる空が現れ、夜になれば明かりを灯したディナークルーズ船の往来もあるので、それなりにいい景色を楽しめることは間違いないです。


下の動画は、ワットアルン側(川上)の夜明けの景色となります。

 
 
 
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というわけで、
それぞれ好みもあるかとは思いますが、アイコンサイアム・ビューとワットアルン・ビューのどちらかを選ぶとすれば、(あくまで私の2回の滞在経験からすると)個人的には、アイコンサイアム側に軍配があがりました

よく考えたら、ジュニアスイートがアイコンサイアム側にしかないというのも、人気の結果なのかも知れませんね。



ラウンジ&食事

今回はクラブルームに宿泊したので、クラブラウンジの利用が可能なのですが、現在コロナ禍により27階のクラブラウンジは一時的に閉鎖されており、正確には、1階のジョルジオズ(Giorgio's)レストランでのクラブラウンジ特典利用となります。


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コーヒーや紅茶、ソフトドリンクなどの利用なら、深夜・早朝以外はほぼ終日可能ですし、夕方からのカクテルアワーではアルコールドリンクやビュッフェ形式の軽食がいただけます。(クラブルーム宿泊者はラウンジアクセス特典としてもちろん無料)

・カクテルアワー(16時30分~19時30分)
・軽食&デザート(17時30分~19時30分)


私たちは、2回ともジョルジオズの前にある屋外テーブルでいただきました。
プールサイドの開放的な雰囲気の中、景色を眺めながらカクテルやスナックを楽しめるので、暑い時期でなければテラス席がおすすめです。

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17時前くらいから軽くスパークリングワインやカクテルなどをいただきつつ、17時30分の軽食ビュッフェ開始とともにお皿を手にする私たち。(汗)

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スナック程度だろうと、それほど期待もしていませんでしたが、チーズやハム、サラダ、野菜スティック、カナッペなどの前菜的なものから、ムーサテや揚げ物やパスタといった十分食事代わりになるようなものまで、思ったより種類があり味も良かったです。


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現在、朝食も1階のジョルジオズ(Giorgio's)レストランで提供されています。
ビュッフェ形式の朝食ですが、品数も豊富で、連泊したとしても数日は飽きずに過ごせそうでした。

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個人的にはゲーン・キアオワーン(グリーンカレー)が美味しくて、2回の滞在とも食べたメニューのひとつでした。

 

※追記

2021年3月に訪問した際は、クラブルーム利用者用のラウンジと朝食会場が1階の「Giorgio's」からM階の「feast」に変更になっていました。今後も時期により変わる可能性もありますね。

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ふたつのプールとジム

ロイヤルオーキッド・シェラトン・ホテルのプールは2か所あります。
ひとつは、1階ジョルジオズレストランの外のテラスにあり、長方形の本格的なプールです。
深いところでなんと3メートルもあるんです。

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ジムもこのプールの前にあり、一通りのマシーンや器具はそろっています。
(私は朝食前に少し走った程度ですが)

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そして、もうひとつのプールは、ホテルの離れのような敷地にあり、1階のプール脇の通路から渡り廊下を通って行きます。

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こちらは曲線的なガーデンプールとなっており、緑も多くリゾート感が漂います。
私は本格的に泳ぐわけではないので、こちらのプールがお気に入りです。

プールサイドで本を読んだりスマホをいじったりしながら、たまに泳ぐというようなことを繰り返して、まったりと過ごしました。

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今回2回の滞在では、特典でホテル内で使用できる500バーツ分のクーポンももらっていたので、プーサイドでビールを2杯飲めちゃいました。
極楽ですね。



そうそう。極楽と言えば、このガーデンプールには珍しい住人もいたんです。
デッキチェアでスマホを見ていたら、目の端を横切る何かが・・・。

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顔を上げて見てみると、なんと、クジャクが優雅にプールサイドを歩いているではありませんか!
クジャクですよ、孔雀!
思わず2度見しちゃいましたよね。


ここは地上の楽園か?


よく観察すると、1羽だけではなく、数羽の孔雀がプールサイドの茂みや木の裏側にいるじゃありませんか。


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ビールを持ってきてくれたホテルスタッフに聞いてみると

ああ、お隣の大使館の子たちですよ」と。

ええ?
ポルトガル大使館で孔雀を放し飼いにしているの?
柵とかはないわけ?(まあ、ないからやってきてるんでしょうけど)
孔雀って飛べるの?
じゃあ、飛んでどこかへ逃げていかないの?

いろいろ疑問は尽きないんですが、
あまりにも孔雀さんたちがプールの雰囲気に馴染みすぎていたので、深く考えないことにしました。
ホテル側も大使館側も、タイらしくゆるい感じでよろしいかと。

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見どころもたくさん!ホテルの立地

ロイヤルオーキッド・シェラトン・ホテルの周りには、観光スポットもたくさんあります。
ホテルのすぐ隣には、骨とう品や美術品のオークションでも有名な、リバーシティ(River City Bangkok)もあり、買い物や美術展・展覧会などを楽しむことが可能ですし、リバーシティは、大手ディナークルーズの発着場所ともなっているので、ホテルに滞在しながらリバークルーズに参加するのにも便利です。

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また、ホテルとリバーシティの間にある船着き場からは、アイコンサイアムへの無料シャトルボートが数分置きに運行されているので、気軽にアイコンサイアムまで行き来できるんです。(夜22時頃まで)

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そして、最近、タイ人やタイ在住の外国人の間でも大人気のエリア、タラートノーイ(ตลาดน้อย)が徒歩圏内というのも魅力です。
ノスタルジックな雰囲気のタラートノーイをぜひ散策してみてください。


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www.manao.life




ホテルへのアクセスは、BTSサパーンタークシン駅(タクシン橋)のサトーン船着き場からチャオプラヤー・エクスプレス・ボート、または、ホテルの無料シャトルボートが便利です。(シープラヤー船着き場で下船)

※2021年2月現在、コロナ禍の影響により、ホテルのシャトルボートは一時的に運休しています。







ロイヤル オーキッド シェラトンの魅力(まとめ)

今回は、私が去年2回のステイケーションで利用した「ロイヤル・オーキッド・シェラトン・ホテル・アンド・タワーズ」を紹介しました。

・リバーサイドの老舗高級ホテル
・比較的リーズナブルな5つ星ホテル
・全室リバービューの絶景
・古いホテルならではの落ち着き
・美味しい料理
・地上の楽園的なプール
・近くに観光スポットがある

など、いんろな魅力があるわけですが、

私的にこのロイヤル・オーキッド・シェラトン・ホテルの魅力をまとめると

普段高級ホテルのクラブルームなんかにはめったに泊まらない私みたいな庶民でも手が届く、落ち着いた雰囲気と料理と絶景でラグジュアリーな気分を満たしてくれるリバーサイド5つ星ホテル

ということになるでしょうか。



ではまた。



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