心ない旅行者の落書きなどのマナー違反により、2020年9月9日から閉鎖されていたタイ東北部ブンカーン県のナーガ洞窟「タム・ナーカー:ถ้ำนาคา」が、先日10月5日より再開されたというニュースが届いています。
北イサーン地方の新名所「タム・ナーカー」が閉鎖された記事はこちら。
蛇神様もフェイスシールド!?
報道によると、9月の閉鎖命令が出た時は、有効な再発防止策が整うまで無期限閉鎖ということでしたが、この度その対策が整い、観光客受け入れが再開の運びとなったようです。
コロナ禍で外国からの観光客が激減している中、国内の観光収入を少しでも伸ばしたいという背景もあるでしょう。
そういった思惑により、早急な対応となったことは想像に難くないですが、再発防止対策の柱は以下の通りです。
◆事前予約制
ナーガの洞窟を訪れるには、必ず「QueQ」というアプリで事前予約をしておかなければなりません。
当日、予約なしで訪問しても入場できませんので、ご注意を。
◆入場制限
1日に入場できる人数は350人に限定。
1回10人のグループにつき、2人の現地ガイドが付き添っての入場となります。
◆接触防止用のシールド
落書きで問題となった、ナーガの頭部にあたる岩の周りには透明のシールドが張り巡らされたようです。
この点は、「見栄えが悪い」とか「写真がうまく撮れない」などといった否定的なコメントも多く、将来的に改善されるかも知れませんが、今後の観光客のマナー次第というところもあるでしょうね。
◆ルール違反が発覚した場合は即閉鎖
思ったより早い観光客受け入れ再開となりましたが、規則違反やマナー違反が再発した場合は、即座に閉鎖すると警告されています。
皆さんのマナー向上とルール遵守を願いつつ、私も近い将来に訪問できることを祈っております。
<参考サイト>
ではまた。