siam manao-life

バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

「ワニの舌」ってどういう意味?

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秋の一時帰国は危険だと痛感したまなおです。体重の危機管理はタイに戻ってから考えることにします。


最近、タイのある県でワニの丸焼きがブームだというニュースがあったり、タイ人は暑い時に好んでワニ肉を食べる習慣があるというとんでもないネタを日本の番組で放送したとかいう話があったりしましたが、今日はそんなワニに関する話を少し。


ワニとタイ語

ワニのことをタイ語で"จระเข้ [cɔɔrákêe] ジョーラケー"といいます。
ワニなんて日本人にとってはあまり馴染みがなくそれこそ外国の生き物という感覚ですが、タイ人にとってはある意味身近な存在です。
今は流石にバンコクなどの都市部ではワニを見かけることはありませんが、タイ人は古来より沼地や河川に生息するワニを恐れて生活してきました。
よって、タイにはワニに関する物語や昔話、ことわざや言い回しなどがたくさんあります。

 

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ワニに舌はあるか?

先日、タイ人の友人が「私はワニの舌だから」ということを言ったのですが、これはどういう意味だか想像がつくでしょうか。

ちなみに、そもそもワニに舌があるのでしょうか。テレビ番組や図鑑などでワニが大口を開けている映像を見たことはあるのですが、私たち人間や犬や猫のような舌が見えていた記憶があまりありません。

それで調べてみたんですが、ワニにもちゃんと舌はありました。ただ、ワニの舌は下顎と一体化しているので、私たちが想像する独立した舌ではないそうです。

 
ワニの舌とは?

 

話がズレましたが、結局、「ワニの舌(ลิ้นจระเข้)」ってどういう例えなんでしょうか。
これはワニのイメージから想像してもらうといいと思います。
ワニのイメージと言えば、「怖い」「獰猛(どうもう)」「大食い」「大きな口」「丸呑み」…このあたりでしょうか。
なんとなくおわかりでしょうね。

そうなんです、「ワニの舌」というのは、何でもガブリと噛み付いてのみ込んでしまうワニの様子に例えて、
「味音痴」「バカ舌」「味の違いがわからない人」「何でも美味しい美味しいと食べる人」の意味なんですね。

いや、ワニにしたら失礼な話ですよね。
もっともワニの舌には味を感知する味蕾が少ないことは科学的にも証明されているので、あながち間違いではないんでしょうけど。

 
まとめ(ワニの舌は幸せ?)

 

あまり細かな味の違いがわからない人、なんでも美味しいと言って食べる人、味覚音痴の人のことをタイ語で「ワニの舌(リン・ジョーラケー)」と言います。
あまり嬉しい呼び方じゃないですよね。

でも私的には、私自身も含めてある程度ワニの舌な人のほうが美味しいと感じる幅が広いわけで、けっして悪いことでもないと思うんですよね。
むしろ味に敏感で「あれも不味い、これもダメ」ってなると、食べ物の選択肢が少なくて辛くないですか?よっぽどリッチでいいものばかり食べられるなら別ですが。

だから、少しワニの舌くらいの方が、美食家にはなれなくても幸せな食生活を送れるんじゃないかとも思うんです。(ひがみかな?笑)

 


ではまた。