ナコンナーヨック県旅行の続き、3回目です。
今回は、長閑な田園風景が広がる田んぼカフェと巨大なガネーシャ神が2体お祀りされているガネーシャパーク、そして宝くじがよく当たるらしい霊験あらたかな赤い口の仏さまをお参りに行きます。
前回までのナコンナーヨック旅行もよかったらご覧ください。
※ナコンナーヨックは、ナコンナヨック、ナコーンナーヨックなどとも表記されます。
のどかで平和な田んぼカフェ「サパーン・トゥンナー・ノーイ」
朝のクンダーン・プラカーンチョン・ダムを電動カートを運転して見物した後、ホテルをチェックアウトして向かったのが、田んぼの中に木の橋(一部竹)が続く「サパーン・トゥンナー・ノーイ」(สะพานทุ่งนาน้อย)です。
木橋を歩いたり、田んぼの中に建てられた東屋や櫓(やぐら)みたいな場所で食事をしたりドリンクを飲んだりできる屋外カフェ的な施設でもあります。
とにかくインスタ映え、SNSチェックインを意識した感じは否めませんが、水田や山々の緑が豊かで、池の周りにはアヒルやガチョウが歩いていたりと、牧歌的な雰囲気が広がっています。
空気も良くて長閑な風景に癒されます。
入場料は1人20バーツで、半券はカフェでいくらかの割引サービスが受けられます。
私たちもドリンクを注文して池のほとりで休憩することにしました。
田んぼの景色を眺めていたら、なにやらカラカラと音がします。
遠くの櫓の方を見るとワイヤーに吊り下げられた何かが近づいてきました。
じーーーー👀
それは小さなトラックでした!
そして、トラックにはホーロー製のタイ式お弁当箱が乗っかっています。
かわいいいいい。
なんか、こういう仕掛けにもほっこりさせられます。
水田に稲が植わっている雨季の晴れ間は、本当に気持ちがいいのでおすすめですよ。
<施設情報>
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サパーン トゥン ナー ノーイ
สะพานทุ่งนาน้อย
Thung Na Noi Bridge
所在地:เลขที่ 68, ตำบล สาริกา อำเภอเมืองนครนายก นครนายก 26000
68, Sarika, Mueang Nakhon Nayok District, Nakhon Nayok 26000
TEL:089-600-1711
時間:08:00-18:00
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2体ドドーンと「ガネーシャパーク」
田んぼカフェを後にして次にやってきたのは、ガネーシャパーク(อุทยานพระพิฆเนศ)というガネーシャ神を祀った宗教施設です。(そのままですね)
ここには以前に来たことがあったのですが、初ナコンナーヨックの友人のために再訪しました。
巨大なピンクのガネーシャ神と言えば、チャチュンサオ県にあるワット・サマーン・ラッタナーラーム寺院が有名ですが、ここのガネーシャさまもなかなか大きくて見ごたえがあります。
敷地内には座ったお姿のガネーシャ神と、横たわったお姿のガネーシャ神が祀られています。
数年前に来た時は、もう少し色鮮やかで施設内も参拝客で賑わっていた気がするのです。
でも、今回は曇天だったせいもあるかも知れませんが、なんとなくガネーシャ神の色が褪せたような印象で、場内もあまり活気がないような雰囲気を感じました。
タイ友もサクッとお参りして写真を撮ったら満足したようで、長居はせずに次の目的地へ向かいました。
<施設情報>
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ガネーシャパーク
อุทยานพระพิฆเนศ
Ganesha Park
所在地:24/4 หมู่ 11 ถนนนครนายก-น้ำตกสาริก ตำบล สาริกา อำเภอเมืองนครนายก นครนายก 26000
24/4 Moo 11, Nakhon Nayok - Namtok Sarika Rd., Tambon Sarika, Mueang Nakhon Nayok District, Nakhon Nayok 26000
時間:07:00-18:00
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宝くじが当たる!?赤い口の仏さま「ワット・プラームマニー」
ガネーシャパークからほど近い場所に、ワット・プラームマニー(วัดพราหมณี)というお寺があります。
別名、ワット・ルアンポー・パークデーン(วัดหลวงพ่อปากแดง)という呼び方の方が、よく知られているお寺でもあります。
実際、タイの友人もルアンポー・パークデーン と言ったらすぐにピンときてました。
宝くじ祈願のお寺!?
このお寺、実は、宝くじ祈願で有名なお寺なんです。
ルアンポー・パークデーンと呼ばれる仏像は、非常に霊験あらたかで、お参りする人々の願いを叶えてくれると昔から信じられているのです。
ですから、本来は宝くじ祈願の仏様というわけではないのですが、おそらくここでお祈りして宝くじを当てた人が今までに何人かいたのでしょう、そちら方面ばかりが有名になったのだと思われます。
基本的に、タイでは宝くじが当たったという噂が広まったお寺は、一気に知名度が上がり参拝者が増える傾向にあります。
(タイに限ったことでもないか・・・)
そういえば、数年前の社員旅行の時にもタイのみなさん宝くじ買ってましたね。
旧日本陸軍第37師団慰霊碑
さて、私たちも参拝しに行きましょう。
駐車場からお土産物屋さんが立ち並ぶアーケードを進んで道路を渡ると、お寺の境内に入ります。
その先の一角に、旧日本軍の第三十七師団慰霊碑を祀る祠がありました。
先の大戦で亡くなられた旧日本陸軍第37師団将兵7,920名(柱)の方々と軍馬4,376頭の精霊をお祭りしてあるそうです。
かつて中国大陸を縦断し、タイのこのナコンナーヨックの地で終焉を迎えた第37師団。
そんな歴史があったこと、知りませんでした。
多くの尊い犠牲のうえにある今の私たち。
参拝
慰霊碑を過ぎて少し行くと、お土産や食べ物を売るエリアがあります。
さながらちょっとした市場です。
通路の脇には宝くじを売る人たちが並んでいます。
でも、ここはまずお参りをしてから。
ルアンポー・パークデーンが安置されている本堂(布薩堂)前で、お参りセットを求めます。
1セット30バーツ。
盆に乗った花とバナナ、ビンロウジ(キンマ)などの供物、蝋燭と線香と金箔のセット、そしてナム・デーンと呼ばれる赤いジュースを受け取ります。
赤いジュースをお供えするのはこのお寺に限ったことではありません。
なぜかタイの仏様や神様は赤いジュースを好まれるようです。
本堂の前には両脇に大きな象が2頭安置されています。
この象さんの下をくぐって3回周るといいそうです。(たぶん願いがより叶う?)
お供えセットの蝋燭と線香に火を灯し、短いお経(ナモータサ)3回と、真言的なものを唱え(看板に書かれている通りに発声。もちろん私は意味分かっていない)、お願い事をします。
蝋燭をロウソク立てに置き、線香を立てたら、お供え物の盆を本堂前の台に置き、赤いジュースは業者が搬送で使うプラスチックケースに挿していきます。
お供えをした尻から回収してまたお供えセット売り場へ持っていく係の方がいて、なんとも味気ない気がしますが、まあ効率の良いリサイクルですね。。。汗
残るは金箔。
この金箔は基本的に好きな仏像(あるいは象や高僧の像)に貼り付けて行ってよいようです。
たしか5枚分くらいありました。
本堂の中には、聖水の入った瓶や、数字の書いた木の棒が飛び出てくるおみくじ、また、ご丁寧にラッキー番号を記した紙と引換えできるお供え棒(紙幣を挟んでバナナの幹に挿す)などもありました。
皆さん思い思いに願掛けをされています。
赤い口の仏様
ワット・プラームマニーは、今から120数年前、ラーマ5世の時代に建てられたお寺ですが、本尊のルアンポー・パークデーン(=『赤い口の仏さま』)は、ラーンサーン王国(現在のラオス)からもたらされた仏像だと言い伝えられています。
お名前からもわかるように、この仏様の最大の特徴は、紅をさしたように赤い唇です。
落ち着いた色に変色した青銅製のお顔には、確かに赤い色のお口が見て取れます。
さてさて。
この霊験あらたかな仏さまに、改めてお祈りする事にしましょう。
そして参拝が終わったら、宝くじブースへ。。。(欲まみれ)
<寺院情報>
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ワット・プラームマニー(ルアンポー・パークデーン)
วัดพราหมณี (หลวงพ่อปากแดง)
Wat Phram Mani (Luang Pho Pak Daeng)
所在地:หมู่ที่ 5 95 ตำบล บ้านใหญ่ อำเภอเมืองนครนายก นครนายก 26000
Moo 5, 95 Ban Yai, Mueang Nakhon Nayok District, Nakhon Nayok 26000
時間:07:00-18:00
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椰子の殻麺
ルアンポー・パークデーンのお参りも、いくらかの宝くじ購入も無事に済ませた私たち。
お寺のすぐ近くにあるクイッティアオ屋さんで、お昼にすることにしました。
クイッティアオ・カラー/イェンターフォー・ティー・ランカー
(ก๋วยเตี๋ยวกะลา / เย็นตาโฟตีลังกา)
というお店で、
どうやら椰子の実の殻を器にして提供するクイッティアオ(麺)らしいです。
ワット・プラームマニー店と書いてあったので、いくつか支店があるんでしょうかね。
注文は備え付けの紙にチェックを入れて店員さんに渡すシステム。
トムヤム味とイェンターフォーのウンセン(春雨)などを注文してみました。
ここのお店、適当に入ってみましたが、わりと当たりでした。
美味しい!
また、空芯菜の葉を揚げたヤムもカリッカリで美味しかったです。
昼ごはんを食べたら、午後も精力的にあちこち回りますよー。
ということで、続きは次回に。
ではまた。