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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

イチジクの収穫を見学♪(フィグ スアン クワン農園&アローカヤー農園)

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先日、チョンブリー県にあるイチジク農園を見学させていただいた話を書きましたが、その後再訪したんです。

www.manao.life



朝の収穫の風景を見たかったのと、いくつかイチジク栽培に関して聞きたいこともあったので。

今日はその様子をお届けします。



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フィグ・スアン・クワン農園

朝7時、レックさんのイチジク農園「フィグ・スアン・クワン(ฟิกส์สวนขวัญ:Urban Garden)」に到着。

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チョンブリー県のバンセーンビーチから車で十数分の場所にあります。
朝一で収穫して出荷準備をするということで、予め見学のお願いをしていました。


収穫の様子を見学

レックさんの後についてハウスに向かいます。
ハウス内では女性の方がひとつひとつイチジクの熟し具合をみながら丁寧に摘み取っています。

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レックさんに熟したイチジクの見分け方を聞いてみました。

熟練した人は触って確かめなくても見た目でだいたいわかるんですよ。果皮の艶とかハリとかで。色も参考にしますが、色は直前の日光の加減にも左右されるので、(赤紫になる品種の場合)必ずしも赤みが濃いから熟れているというわけでもないんです。色は薄くてもしっかり熟れていることもありますし、その逆もあるんですよ」

とのことでした。
なかなか奥が深そうです。
素人の私は、きっと軽く触ってみなければその違いはわからないでしょうね。。。(触ってもわからなかったりして)


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ちなみに、こちらの農園では、100%完熟イチジクではなく、だいたい85%程度の熟度の果実を収穫をして発送しているとのことです。

イチジクの実はバナナやマンゴーのように追熟することがなく、枝から切り取った時点で熟度や甘さ加減(糖度)は止まってしまいます

それならば、なぜ100%熟した状態のものを出荷しないのか?

と思われるかも知れませんが(実際にデパートや洋菓子店などからそのような要望はあるそうです)、そこがイチジクの難しいところで、もともと果皮が薄く崩れやすいため、完熟した状態の果実は搬送途中で傷んでしまうから、どうしてもまだ少し硬い未熟な状態で出荷せざるを得ないのだそうです。

だから、完熟のイチジクを食べたければ自分で育てるしかない!のですね )^o^(

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それにしても整然とした美しいイチジクハウスですね。
改めて感心してしまいます。



www.youtube.com



イチジクコンブチャ

レックさんに、現在開発中のコンブチャを試飲させていただきました。
コンブチャと聞いて、一瞬「昆布茶」をイメージしてしまったのですが、昆布ではなく、茶葉などから作るアジア発祥の発酵飲料のことですね。

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血糖値やコレステロールを抑制したり抗酸化作用があったりと、すごく美容健康にも良くて、欧米でも人気となっています。

詳しくは、「コンブチャ」で検索していただければたくさん情報が出てくるので、ご興味がある方はどうぞ。

kawashima-ya.jp


そんなコンブチャの製造販売をめざして開発を続けてきたそうです。
このあたりでコンブチャの製造をしている企業がなく、レックさんの農園がはじめての試みだったため、タイ保健省食品医薬品委員会事務所(FDA)からの承認を得るための審査も厳しかったそうです。
もうすぐ審査が通りそうなので、承認を得しだい、商品として発売したいとのことでした。



いただいたイチジクコンブチャは、コンブチャ独特の酸味と炭酸のようなピリピリとした舌触りにイチジクのフルーティーな香りが合わさって、のど越し爽やかでした。
ちょっとアップルサイダービネガーっぽい感じ。

わりと酸味が強いので好き嫌いはあるかと思いますが、ダイエットや健康ドリンクとして飲むといいかも知れません。

早く承認がおりて販売できるといいですね。

(イチジクコンブチャの内容は、レックさんから許可をいただいて載せています)


農園情報

この日は、収穫したばかりの生イチジクを4パック(1キロ分300バーツ)と、干しイチジク4パック(480バーツ)を買って帰りました。


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あと、品種は忘れましたが、小ぶりで黒っぽい果皮のイチジクも試食させていただきました。
少し酸味のあるベリー風の味で、爽やかでした。

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収穫を見学している合間に、培養土の配合や肥料についての質問などもさせていただき、今回もなかなか有意義な時間を過ごさせていただきました。



<農園情報>
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フィグ スアン クワン いちじく農園
ฟิกส์สวนขวัญ สวนมะเดื่อฝรั่ง
Figs Suan Kwan (Figs farm)
所在地:30/11 ม.6 ตำบล ห้วยกะปิ อำเภอเมืองชลบุรี ชลบุรี 20000
    30/11 Moo 6, Huai Kapi, Chon Buri District, Chon Buri 20000
TEL:081-363-5904
時間:09:00 - 17:00
定休日:なし(月曜日に休みになることもあり。事前確認が無難)
Facebook:https://www.facebook.com/figssuankwan/
Line ID:0813635904
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アローカヤー・フィグ・ファーム農園

この日、実はもうひとつ別の場所にあるイチジク農園を訪問したんです。
アローカヤー・フィグ・ファーム(สวนฟิกส์อโรคยา:Arokaya Fig Farm)」

こちらは、もともとYouTubeで見てイチジク栽培の土の配合や植え方などの参考にさせていただいた農園なのですが、バンセーンからも近いシーラチャーにあるということもあって、ぜひ一度訪れてみたかったんです。


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シーラチャーの市街地から車で十数分の場所に、赤いアーチ型した可愛らしいショップが現れました。
こちらはカフェ兼販売所となっており、農園と駐車場はこの裏側にあります。


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駐車場に車を停めて、農園の裏手から入っていきます。

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いくつかのビニールハウスが並び、イチジクのいい香りが漂います。

こちらではイチジクの他にもメロンやプチトマト(チェリートマト)なども栽培されています。


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カフェでイチジクスムージー

とりあえず、カフェ兼販売所まで歩いていきました。
イチジク関連商品やフルーツが陳列されています。

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試しにイチジクジュースとイチジク茶を買ってみました。
イチジク茶は、以前私が我流で作ったイチジク茶との違いなどを知りたかったからというのもあります。


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せっかくなので、カフェで休憩することにしました。
イチジクスムージーとトマトスムージーを注文。

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トマトスムージー(左)は、想像していたよりも味が濃くて美味しかったです。

イチジクスムージー(右)も甘すぎず、爽やかな味わいで美味しかったですね。


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サービスで小さなカットフルーツも出してくれました。♪( ´▽`)

イチジク栽培ハウス見学

カフェの店員さんにハウスの見学をさせてもらえないかと聞いたら、快諾してくれました。
特に案内してくれる方はいらっしゃらなかった(不在)だったので、自分たちで自由見学とさせていただきました。


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こちらの農園でも、コンクリートの輪っかの中に土を盛って、そこに苗を植えてありました。
自動潅水システムもレックさんの農場とだいたい同じような感じでした。

 

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また、ハウスの一角には、苗の植え方や「挿し木」や「取り木」の方法が書かれたパネルも展示されていて、これは非常に興味深くて参考になりました。
いつか、この方法での挿し木や取り木にも挑戦してみようと思います。

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(画像のみで特に翻訳して紹介などはしませんが、ご興味ある方はどうぞ)


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農園情報

アローカヤー農園はシーラチャー市街からも近く、カフェコーナーもあるし新鮮なフルーツや加工食品も購入できるのでおすすめです。

ちなみに、駐車場側の入口にステーキの看板もあったので食べてみようと思ったのですが、残念ながら、コロナ禍以降、食事の提供はストップしているとのことでした。


<農園情報>
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アローカヤー フィグ ファーム農園
สวนฟิกส์อโรคยา
Arokaya Fig Farm
所在地:326 315 ม.8 ถนน อัสสัมชัญ ตำบลสุรศักดิ์ อำเภอศรีราชา ชลบุรี 20110
    326 315 Moo 8, Assumption Rd., Surasak, Si Racha District, Chon Buri 20110
TEL:081-949-1419
時間:08:00 - 19:00
定休日:月曜日
Facebook:https://www.facebook.com/arokayafarm/
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今回、ふたつの農園を訪問してみて、私もいつかこんなハウスでのんびり好きなイチジクを育てて暮らしてみたいなと、夢のようなことを考えてしまいました。


ではまた。