昨年2018年10月から日本人のミャンマー入国に際する観光ビザ免除が1年の予定で試行開始されました。
このチャンスを逃すまいと、今まで行きたいと思いつつ行けていなかったミャンマーを週末旅行で訪問してきました。
2回目の今回は、前回の旅行準備編で書いたリコンファームに関するセールスオフィスとのやり取りの後の、まさかのフライトキャンセルの顛末を報告します。
しれっとやってきたフライトキャンセルメール
それは金曜日の夕方、空港へ向かう駅へのホームでのことでした。
何とか無事に仕事を切り上げて、同行する友人と落ち合った後、ほっとしながら何気にスマホの受信メールをチェックしていたら、非常に気になるタイトルが目に飛び込んできたんです。
“Informing the flight cancelled for PNR-XXXXXX”
ん?フライトキャンセル・・・?
慌ててメールをひらくと、以下のようなメールが。
Dear Valued Customer,
Greeting from Myanmar National Airlines!
We are afraid to inform that our flight UB-481, Nyaung U to Yangon(NYU -RGN) has been Cancelled on 20 Jan, 2019.So we are planning with Mann Yadanar Pone Airline, 7Y - 241 but the flight departure time has not been changed.Nyaung U to Yagon with Mann Yadanar Pone Airline, 7Y-241 on 20 Jan, 2019.
NYU Departure Time : 18:45 HRS
RGN Arrival Time : 20:05 HRS
NYU CHECK-IN Time : 16:45 HRSPlease kindly go to our MNA Check-In Counter and they will help you.
Please reply that the new flight is OK or Not.
If you need further assist ,please kindly let me know.We do apologized to you for your inconveniences caused.
Thanks & Best Regards,Won XX XXXX,
※下線引いた以外はメール原文のまま(担当者名は仮名)
えーと、ミャンマーナショナル航空からのご挨拶・・・と。
ていうか、フライトキャンセルって、またえらいご挨拶だなぁ!(こういう場合に"Greeting"って、あってるの?)
2日後の日曜日のニャウンウー(バガン)からヤンゴンへのフライトがキャンセル。
とりあえず、今日これからのヤンゴン行きのフライトがキャンセルとかじゃなくてよかった。(よくないけど)
で、なになに・・・ミャンマーナショナル航空の便はキャンセルだけど、マン・ヤダナポン航空へ振り替えるってことね。
出発時刻は同じだら、実質、私たちの旅程に影響はないってことか・・・。
なら、まあいいかな。
とりあえず一安心。
と思ったんですが、気になる一文が。
Please reply that the new flight is OK or Not.
えーと。つまり、これはこの変更を受け入れるかどうかの意思表示をしないといけないわけなんでしょうか?
いやいや、どうせ私にはそれしか選択肢がないわけだから、もう自動的に変更してほしいわ!
って思いますよね。
とりあえずチェックインカウンターに行って相談すべきなのか、このメールにOKの返事をするべきなのか迷ったんですが、まあどっちもしておくにこしたことはないわけで、とにかくエアポートレイルリンクの車内から承諾メールを送信しておきました。
スワンナプーム空港のチェックインカウンターで
スワンナプーム空港に到着し、取り急ぎ、当日のフライトのチェックインのためにカウンターへ向かいました。
チェックインカウンターの女性スタッフに、明後日のフライトキャンセルについても問い合わせたところ、
「え、そうなの?」というような反応だったので、一瞬ちょっと不安になりつつ、
「確認してもらえませんか?」と言うと、端末をぱちぱち叩きながらミャンマー人責任者と思われる男性を呼んで英語で会話しだしました。
そのミャンマー人職員が言うには、
「マン・ヤダナポン航空へ振り替えられるので大丈夫です」とのこと。
それでも念のために、受け取ったメールを見せながら、
「ここに、OKかどうかを知らせるように書いてありますけど?」と言うと、
「あ、ではメールに返信しておいてください」と男性職員。
(この場でOKの承諾とは見なしてくれんのかい!)という言葉は飲み込みつつ、
「実は、さっき既に承諾する旨のメールは送ったんですが、そのメールに対する最終確認的な返信メールは航空会社側から届くのでしょうか?」
と聞くも、
「特にミャンマーナショナル航空からの返信は送りませんが、大丈夫です」
でた、“大丈夫”・・・。
返信来ないわけ?
ふ、不安・・・。
「では、これで私たちはこのマン・ヤダナポン航空のフライトに間違いなく乗れるんですよね?今後、私は特に何もしなくてもいいんですね?」
念を押すようにタイ人女性職員にも尋ねると、
「大丈夫です!」
まったく心配性な人ねぇ(笑)くらいの表情で諭されたので、そこまで言うのなら、もう信じちゃいましょう、はい。
ヤンゴン空港のチェックインカウンターで
ヤンゴンの空港近くのホテルで仮眠を取り、翌朝、バガン行きのフライトに搭乗するために国内線のミャンマーナショナル航空のチェックインカウンターへ向かいました。
ここなら翌日のキャンセル&振替になったフライトについての情報が既に更新されているだろうと思い、変更処理は完了しているかどうか、改めて聞くことにしました。
というのも、スワンナプーム空港で大丈夫だと言われて一旦は信じることにしたんですが、ミャンマーナショナル航空のウェブサイトにログインして、自分のフライト情報を検索しても、帰りのニャウンウーからヤンゴンまでの便の項目には訂正線がひかれ、キャンセルと書かれているだけ。
いつまでたっても振替便の情報とか一切上がってこないないから(そもそもシステム的に振替便の情報が反映される仕様なのかどうかはわかりませんが)、やはりちょっと不安になっちゃったんですよね。
私が返信したメールは、誰かが読んでちゃんと処理してくれたんだろうか…
あのー、帰りのニャウンウーからヤンゴンまでの便がキャンセルになったというメールが届いたんですけど
元々の予約表とキャンセルのメールを見せながら、続けて尋ねました。
ここにマン・ヤダナポン航空の便に振替予定と書いてありますが大丈夫でしょうか?
すると
あなた、このフライトに変更したいの?
いや、いや、いや、
これ、おたくの会社から送られて来たメールなんですって!
(私の聞き方がまずかったのかも知れないけど、メール内容ちゃんと読んだ?)
ここでようやく端末を叩いてくれて、
ああ、大丈夫です。明日直接空港に行ってもらえればいいです
という回答を得たので、やっと安心できました。
当日ニャウンウー空港で
1泊2日のバガン観光を無事に終え、ニャウンウーの空港に向かいます。
この何もない国内線空港で2時間前チェックインはきついなと思いながらも、フライト時間の前倒し(夕方の便だからほぼないとは思うけど)や、また予期せぬ問題が発生したら嫌なので、16時半には空港に到着している優等生の私たち。
無事、マン・ヤダナポン航空のカウンターで搭乗券を受け取ることができました。
紙にプリントされた搭乗者リストとパスポートを照合して、あらかじめ発券されていたチケットを渡してくれました。座席は自由席とのこと。
殺風景な待合室(この表現がぴったり)で待つこと2時間近く。
私たちが搭乗する7Y-241便は、マンダレーからやって来るようなのですが、フライト予定時間の15分前、18時30分になっても到着しません。
もう絶対ディレーだなと思って待ってたら、マンダレーから飛んできた機体が18時35分に着陸。
搭乗ゲートのドアが開いて、みんなぞろぞろ歩いてタラップへ向かいます。
結果、18時45分のオンタイムで離陸しました。
マン・ヤダナポン航空、あなどれません。(笑)
まとめ
突然のフライトキャンセルメールに焦らされましたが、結果的には問題なく無事に旅程を遂行することができました。
私たちは、事前のネット情報で遅延や欠航のトラブル事例を読んで過敏になり過ぎていたのかも知れないし、ミャンマーという(私たちにとって)未知の国への不安から疑い過ぎていたのかも知れません。
また、もしかしたら、キャンセルメールへの返信をするしないに関わらず、あらかじめ席は確保されていたのかも知れません。
だから、そこまで疑心暗鬼になる必要もないかと思いますが、ミャンマーの国内線は天候や集客状況やその他航空会社の都合によって、変更等が発生する可能性がままあることは認識しておいた方がいいと思います。
だから、現地でも常にメールチェックできるように、ローミングや現地SIMなど通信手段(ネット)は確保しておいた方が安心です。
もちろん、このような心配をしたくないという方は、リコンファームや変更の際の連絡なども全部お任せできるような、信頼できる旅行会社にチケットを手配してもらうのもいいかと思います。
何はともあれ、スケジュールを変更することなく、無事に旅行を続けることができてよかったです。
という報告でした。
ではまた。
ミャンマーの観光名所・絶景をめぐる現地観光ツアーの予約はこちら<VELTRA>