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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

タイ国鉄のローカル列車に乗ってふたご座流星群を撮りに行く(チャチュンサオ県)

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三大流星群のひとつで今年最後を飾るふたご座流星群を見に、チャチュンサオ県へと出かけました。
バンコクのフアランポーン駅からローカル列車とロットゥーと呼ばれる乗り合いバンを乗り継いで行く予定が、多少ハプニングもあったりしつつも、結果的には大満足の週末星空旅行となりました。
(2025年12月13日~15日)

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かつての中央駅フアランポーン

バーンスーにあるクルンテープアピワット中央駅が正式開業して以降、バンコクのターミナル駅としての役割を終えたフアランポーン駅。
今回は、どこかノスタルジックでかっこいいフアランポーン駅からの出発です。
現在、長距離列車など主要な路線の多くがクルンテープアピワット駅発着となっていますが、東本線や近郊列車や観光列車など、一部の路線はいまだにフアランポーン駅を利用しているのです。
よかったら過去のブログもご覧ください。

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今にして思えば、全然さようならではなかったですね(笑)


※フアランポーン駅は、フワランポーン駅やホアランポーン駅などとも表記されることもあります。なお、正式名称はクルンテープ駅となります。


この日、朝8時ちょうど発の東本線各駅停車281号に乗ってチャチュンサオ駅(正確にはチャチュンサオ・ジャンクション駅/ชุมทางฉะเชิงเทรา)まで向かいました。
久しぶりのフアランポーン駅、やっぱりいいですね。

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アーチ形ステンドグラスの駅舎が旅情をかき立ててくれます。
かつて、この駅からチェンマイやアユタヤ、ノーンカーイ、フアヒンなどあちこち行った時のことが懐かしく思い出されます。
と言いつつ、東本線を利用するのは今回初めて。
ワクワクします。

まずは、チケットを購入です。
バンコクからチャチュンサオまで東へ約60キロ、時間にして約1時間半の乗車料金は、なんと13バーツ(約60円)。安っ!

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座席は自由席で扇風機のみ。
タイの12月はそれほど暑くないので窓開放の扇風機でも問題ありませんでした。
むしろ、PM2.5のほうが気がかりでしたが、幸運にもこの日の汚染指数はそれほど高くありませんでした。

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ただし、開け放った窓からは、風が容赦なく顔をたたいてきます。


タイの車窓から

8時ちょうどの定刻で出発。
ホームにはタイ国歌が流れていました。

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フアランポーン駅を出た瞬間から、いつもとは違うバンコクの景色が車窓を流れていきます。

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列車は生活感あふれる下町をしばらく走り、ウルポンの交差点あたりで右に進行方向を変えて、この先はひたすら東へと走ります。
今まではそのまま北へ向かう列車にしか乗ったことがなかったので、なんだか新鮮です。


位置的にはバンコクの中心部でありながら、鉄道沿線だけは時代に取り残されたような風景が続きます。

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国鉄のパヤタイ駅(というか停車場)も、高架のBTS(スカイトレイン)及びエアポートレールリンクのパヤタイ駅とは別世界のような、ローカル感漂う雰囲気です。


この辺りで車掌さんが検札に回ってきました。
購入したチケットを提示してチェックを受けます。

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パヤタイからはしばらくエアポートレールリンクと並走するように進みます。(上下だけど)


途中何度か停車し、ラートクラバン駅を過ぎたあたりでスワンナプーム空港へと曲がっていくエアポートレールリンクとはお別れです。

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フアランポーンからスワンナプーム空港近辺までで約1時間。
この先は、まさに郊外の風景というか田園風景が入り混じったのどかな車窓が続きます。

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田畑や用水路、運河などをいくつも超えていき、約5分ほど遅れでチャチュンサオ駅(Chachoengsao Junction)に到着です。

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チャチュンサオ駅からバスターミナルへ

目的地のタータキアップ郡へはロットゥーと呼ばれる乗り合いバンで移動します。

前日に電話確認したところ、「11時20分発のロットゥーに乗るなら、1時間前に来てチケット買ってくださいね。人がそろったら早めに出発することがありますから」とのことでした。

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時計を見るとまだ9時40分。
バスターミナルまでは歩いて10分程度なので、駅周辺をゆっくり散策してもいいなと思っていると、目の前のソンテウ(乗り合いトラック)がちょうど出発するところでした。
行き先を見るとワット・ソートーン(วัดโสธร)という有名な寺院だったので、とっさの勢いで乗ってしまいました。
一度お参りしたいと思っていたんですよね。

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駅からは10分足らずでお寺に到着。
さすがに有名寺院だけあってたくさんの人です。
私は、混雑する堂内の後ろの方でひっそりとお参りさせていただきました。

あまりのんびりしている時間もないので、お参りがすんだらまたソンテウに乗って戻ることに。
このソンテウ、お寺から国鉄の駅を経由してバスターミナルまで行ってくれるので好都合でした。

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10バーツを払ってバスターミナルに到着したのが10時15分。

我ながら完璧!なんて思いながら、ターミナル奥の6番乗り場へ向かう私。
目的のロットゥーが停車しています。
運転手さんにタータキアップまで行きたいんですと告げると、耳を疑う驚愕の返事が。

「もう満席だよ。次は14時」

え?
1時間前に来てって言われたから来たんだけど、ま、満席…!
しかも、次の便まであと4時間近くも。
ガーン。

一瞬『もしお寺に行かなければ…?』という思いが頭をよぎりましたが、参拝したことを悔やむと罰が当たりそうな気もするので、そこは考えないようにしました。

とは言うものの、ここであと4時間も待機するのも辛かったので、今回は私の中では少し禁じ手ではあるものの、車を貸切ることにしました。

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(満席で置いてけぼり…の哀しみバスターミナル)



まずは、配車アプリのGrabで検索。
目的地の場所を選んでみると1,000バーツ超え。(約5千円!)
『たしかに90キロも距離があるんだから仕方ない。背に腹は代えられないか』と思いつつ、念のためにBoltでも検索してみました。
すると、「手配に多少時間がかかるがリーズナブルな配車」みたいなカテゴリーのものが620バーツ(約3千円)であるではないですか!
4時間ここで待つのに比べたら、10~20分待つのなんてなんともない!と確定ボタンを押しました。(貧乏性が功を奏す)


Boltの配車でタータキアップ郡へ

結局、20分足らずでHondaのシビックがやってきてくれました。
日系の工場で働いてたいことがあるという気さくなお兄ちゃんでした。

普段の私なら4時間待ったかもしれません。
チャチュンサオ市内に降り立ったのは初めてだし、いろいろ散策して時間をつぶしたかもしれません。
ただ、この日は早朝起きだったし夜中の星空撮影のために宿で昼寝(仮眠)もしておきたかったし、何よりあちこち撮影ポイントのロケハン的なこともしておきたかったので、早く目的地に到着したかったんですよね。
(あと、カメラ2台とでかい三脚とかばんを持ってウロウロするのがきつかったってのもあります)

快適なシートにゆったりと座ってビューンと行く贅沢。
多少の後ろめたさはあるものの、時間をお金で買ったと思えば…ですね。
実際、すごく楽チンでしたし。

目的地に着く30キロほど手前で、さっき満席だよと言って私を置き去りにしたロットゥーを追い越したときは、心の中でガッツポーズでしたね。笑




巨大貯水池のほとりで星を観る

今回の星空観察&星空撮影に選んだのは、タイ中部チャチュンサオ県タータキアップ郡に位置する巨大な貯水池「クローンシーヤット(อ่างเก็บน้ำคลองสียัด)」でした。

北部山奥の夜空の暗さに比べれば多少劣りはしますが、バンコクから数時間で行ける場所としてはまずまずの星空観察ロケーションです。

池畔(あまりも巨大なので湖畔と言っていいかも)の宿に到着したのが12時過ぎ。
部屋の準備はできているようで、すぐにチェックインできました。

朝から何も食べていなかったので宿の食堂で何か食べようと受付の女性に聞いてみると、「この時期は食堂やってないんです」と。
ありゃりゃ。。。
仕方ないので、売店の冷凍チャーハンとカップ麺のマーマー、スナックと缶ビールを買って昼ごはんとすることにしました。

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この時間、私以外にほとんどお客さんはいません。
木陰のベンチで景色を眺めながらいただきました。
こんなのもたまには良しです。

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部屋は必要最低限のものしかありませんが、充電するコンセントはたくさんあったし、ベッドの寝心地も悪くはなかったし(枕は少し高すぎたけど)、温水シャワーもエアコンもあったので、文句はありません。
夜に備えて少し仮眠をとっておきました。


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夕方前には、周辺を散策しながら星空の撮影スポットによさそうな場所を探しました。
暗くなってから探すのはなかなか難しいし、夜は思わぬところに穴や水たまりなどがあったりして危ないんですよね。

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ある程度撮影場所のめぼしをつけて、ピントや何やらカメラ設定も整えたら、あとは暗くなるのを待つのみ。


薄明が終わる19時過ぎ頃、星空撮影の開始です。
この日、東の低い空には雲がかかっていたので、オリオン座が上がり始める姿は写真に収めることはできませんでした。

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でも、私がカメラを据えた小さな用水池には素敵な被写体がいたのです。
淡い光を点滅させてふわふわ飛ぶ…そう、蛍でした。

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冬の星座とホタルの競演。
日本ではなかなかない(ありえない?)コラボに感激です。

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雲がはれたりかかったりというのを繰り返しながらも、夜が更けて放射点であるふたご座が高くなるにつけ、流れ星も増え始めました。

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思ったよりたくさんの流れ星が目の前に現れて驚きました。
しかも、流れる速度がゆっくりで、中には流星痕を残しながら数秒かけて落ちていく明るい火球のようなものもいくつか見られました。

一般的な流星と言えば、一瞬で消えてしまうイメージですよね。
あの速度なら十分願い事を言えたのに、ただただ見とれて、お願いするのをすっかり忘れてしまいました。
(「わーーーーー!」しか言えませんでした。笑)

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(そこにくるか…笑)




延長戦

翌日、日曜日の朝。
昨夜見た素晴らしい流星たちの余韻に浸っていると、どうしても「もっと見たい!」という思いが増していきました。

今夜は2025年ふたご座流星群の極大日。(最も多くの流星が出現する日)
でも明日は朝から仕事。
でも見たい。
でも見たら今夜はバンコクに戻れない。
でも見たい。見たい。。。
どうしたものか。。。
あ、そうだ。


タイ友が車で合流してくれることになりました。
「深夜まで星空観賞して、一緒にバンコクに戻ればいい」と言ってくれたのです。
もう感謝感激雨あられです、タイ友よ!
(撮った美しい流星の写真を送り付けるという一計を案じた、したたかな私を許しておくれ。笑)

というわけで、とりあえず1日延泊することに。
昼過ぎに車で来てくれたタイ友には、とりあえず、ダム近くの何度か行ったことのあるレストランでランチをごちそうしておきました。

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その日も日没すぎから雲が広がったり切れたりの繰り返しでしたが、空が開けた瞬間にはとても美しい星空を望むことができました。
大きな流れ星もポロポロ降ってきます。
もう最高でしたね。

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蛍も絶好調でした。

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散々星空を楽しんで、結局、2時過ぎに宿を後にすることにしました。

車に乗り込む直前、キャンプでにぎわっていた南側も明かりがだいぶ落ち着いて暗くなっていたので、写真を撮ってみました。
数分でも何枚か流星が撮れました。
(目の前を流れていった大きな火球はタイミングを逃しましたが…涙)

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ついでに北側も。
(流れ星はとらえられませんでしたけど)

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後ろ髪をひかれる思いでしたが、そろそろバンコクに戻らないと仕事に差し支えます。
本当にタイ友ありがとう。
このお礼はまた改めてしますからね。

以上、2025年を締めくくる大満足のふたご座流星群トリップでした。

ではまた。