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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

タイで次亜塩素酸水生成器を探して(1) 【要注意!それ大丈夫?】

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先日、普段使用していた除菌スプレーが「次亜塩素酸水(じあえんそさんすい)」という人体には安全でありながらウイルス消毒にも効果的な成分のものだったということを知った話を書きましたが、それ以来、私の中で次亜塩素酸水への興味が尽きません。

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現在、新型コロナウイルスCOVID-19が世界中を危機的な大混乱に陥れているわけです。
そんな中、日本との行き来もままならず、愛用の除菌スプレーを日本から入手することも困難な状況で目についたのが「次亜塩素酸水生成器」なるものでした。
自宅で次亜塩素酸水が製造できるなら、ぜひ購入したいと思ったわけです。
日本の通販サイトではいくつか目にしたので、さっそくタイでも同じようなものが売っていないかを調べました。

ただ、中には、怪しい商品や誤った表記で販売されているものもあるかも知れないので、注意が必要です

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タイの通販で次亜塩素酸水生成器を探す

次亜塩素酸水は、英語で「hypochlorous acid water」。
インターネットで調べると、タイのサイトでもいくつかの商品がヒットしました。
次亜塩素酸水としてボトル(スプレー容器)で販売されているものもありましたが、輸入品なのか、そこそこの値段だったり、次亜塩素酸水は紫外線に弱い(変質する)はずなのに透明のボトルに入っているようなものなどもあったりして、なんとなく信頼性に欠けることもあり、今回は、生成器に絞って探してみることにしました。



次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムとは別物

生成器購入の本題に入る前に、よく似た名前で間違えやすい2つのものについて書いておきたいと思います。
ちょっと小難しい話ではあるんですが、ここを間違えると危険なことにもつながりかねないので、簡単に紹介しておきたいと思います。

次亜塩素酸水

今回、私が注目し、自宅で作って活用したいと思っているのは、「次亜塩素酸水(hypochlorous acid water)」です。
水と塩を電気分解することで得られる微酸性から強酸性を示す水溶液(機能水)で、細菌やウイルス(ノロウイルスやインフルエンザウイルスなど)の殺菌に高い効果があると言われています。
皮膚へのダメージが少なく、人の健康を損なう恐れがほとんどない安全な除菌剤、食品添加物としても使用されています。

次亜塩素酸ナトリウム

一方、似たような名前で同じように殺菌作用のある「次亜塩素酸ナトリウム(sodium hypochlorite)」という物質があります。
この次亜塩素酸ナトリウムの水溶液も、水と塩を電気分解することで得ることができるため、話がややこしいのですが、こちらはアルカリ性の水溶液で、いわゆる塩素系の漂白剤(ハイター)のようなものなんです。
ツンとした臭気があり、高濃度の水溶液は人体に悪影響を及ぼすことがあります。
肌についたり目に入った場合には速やかに洗い落とさなければなりません

簡単にまとめると、これらのふたつは水と塩(塩化ナトリウム)からいずれも生成できるんですが、pHが6.5以下の酸性電解水を次亜塩素酸水と呼び、pHが7.5以上の電解水は次亜塩素酸ナトリウム(または次亜塩素酸ソーダ)のアルカリ性水溶液ということになります。

ざっくり、次亜塩素酸水は酸性次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性ということを覚えていてくださいね。(後々重要になります)


興味のある方は、以下のサイトに詳しく書かれていますので、参考にどうぞ。

www.fwf.or.jp

 

タイのショッピングサイトで発注!

タイのショッピングサイト(LazadaやShopeeなど)で「hypochlorous acid water」と入力して検索すると、次亜塩素酸水の生成器だと思われるものがいくつかヒットします。

同じような形状の同じようなイメージ画像や説明画像を使っているものがたくさんあるので、おそらく同じメーカーの同一商品をいろんなショップが売っているのだと思います。(実は、これが今回私が失敗した原因ともなります)

ともかく、数あるショップが販売している次亜塩素酸水生成器と思われるものには、大きく分けて2種類ありました。

1つ目は、スプレーノズルが付いたハンディタイプのボトル型の生成器です。
ボトルの底にあるUSB端子から供給された電力で生成された電解水を、そのままスプレーできるようです。
価格は、だいたい600~900バーツ(約2,000~3,000円)程度です。
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2つ目は、電気ケトルやコーヒーメーカーっぽい形の生成器で、1度に2リットル程度の電解水を生成できるものでした。
価格は、2,500バーツ(約8,300円)程度です。
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最初なので、試しにハンディタイプのものをひとつ買ってみることにしました。
一応、いくつか英語やタイ語の説明書きを読んでみたところ、

hypochlorous acid」(กรดไฮโปคลอริก hocl)=次亜塩素酸という表記があり、
「sodium hypochlorite」(โซเดียมไฮโปคลอไรต์ naclo)=次亜塩素酸ナトリウムの80倍の殺菌力があるなどという説明書きがあったので、これこそが私が求めている次亜塩素酸水生成器なんだと確信して購入したんです。

ただ、購入ボタンを押す前に、私のセコさが発揮されました。
『同じ商品なら、少しでも価格の安いところで!』ということで、最安値の600バーツちょっとで販売されていたショップから買ったんです。

 

商品が届いたけどこれって・・・疑惑

数日後、無事に商品を受け取り、さっそく開封してみました。

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うーん・・・

想像はしていたけれど、まさにザ・中国製。
説明書も中国語オンリー。


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消毒液制造・・・

私の中でもわもわと広がる嫌な予感・・・。

これ、本当に次亜塩素酸水の製造器?
ハイター的な次亜塩素酸ナトリウムのほうだったりしない?
いや、まさかそんなことないよね?

こうなったら自分で中国語のマニュアルを解読するしかない。
その前に、次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの中国語を調べておきます。

次亜塩素酸水=次氯酸水 ←私がほしいやつ
次亜塩素酸ナトリウム=次氯酸鈉 ←私がほしくないやつ

ぺらっぺらのマニュアルをめくると、ありました、ありました。
「产品概况」って、たぶんここですね。

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はい、お疲れ様でしたー。

正真正銘の次亜塩素酸ナトリウム水溶液製造器でしたっ。

さ、がんばってハイター作ろ!!(*^-^*)


なーんて、間違っても次亜塩素酸ナトリウムを顔や肌にスプレーしちゃいけませんからね!
これ、次亜塩素酸水メーカーだと思い込んでいたらすごく危険でした・・・。(-_-;)


もう力が抜けてクレームする気も失せてたんですが、念のため、購入したショップの説明書きをチェックしてみることに。

すると、いや、どこにも「hypochlorous acid」とも「กรดไฮโปคลอริก(hocl)」とも書いてない・・・。
あれれ?


一瞬、むむむ?っとなったんですが、思い出しました。

同じ見た目の同じ商品(と私は思った)を、一番安いショップで注文したんでした。
要は、私が買ったショップには詳細説明なんて元々なかったようなんですが、私は同じものだという意識があったので、気にもせずにポチったんですね。


というわけで、

  • このショップの商品は、姿かたちは似ているけれど、実は私が最初に「次亜塩素酸水生成器」だと確認したショップのものとは別の商品だったのか、

それとも、

  • 両者は同一のもので、私が最初に確認したショップの説明書きが誤りだったのか、

そのあたりはわかりません。


ただ、個人的には、最初に確認したショップの説明が間違っていたのじゃないかと思っています。
というのも、後から調べたら、日本のAmazonで販売している類似品でも、商品タイトルには次亜塩素酸水生成器って書いてあるのに、商品説明欄には次亜塩素酸ナトリウムの生成と書いてあるなど、誤記や混同が多く見られました。(意図的かどうかは別として)


また、下記のような記事も目にしました。
クラウドファンディングで、「次亜塩素酸水の生成器プロジェクトを募集したけれど、実は次亜塩素酸ナトリウムの生成器でしたので中止します。ごめんなさい!」というものがあったりするので、まだまだ正しく認知されていないんだろうなと思います。

※この会社さんは、間違いに気づいた時点でプロジェクトを中止され、その後、正しい表記(主成分:次亜塩素酸ナトリウム)での商品販売をされています。

greenfunding.jp



教訓

なにはともあれ、次亜塩素酸系の生成マシーンを買う場合は、必ず次亜塩素酸水メーカーなのか、次亜塩素酸ナトリウムメーカーなのかを確かめましょう
(商品情報に誤った記載があると注意しようもないのですが・・・少なくとも、商品タイトルだけでなく仕様や商品説明まで読んで矛盾する記載がないかを確認したほうがいいです)


『部屋でハイターをせっせと作ってもな~』と、若干凹んだまなお。
なぜかこの後、コーヒーメーカー型の次亜塩素酸水生成器をポチるという行動に走ったんですが、その話はまたの機会に・・・。


ではまた。