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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

【壁湯温泉】秘湯の宿「旅館 福元屋」/評判の宿・一時帰国宿泊記

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ここ数日、朝夕雨が降ってだいぶ涼しく過ごしやすくなったバンコクです。

最近、すっかりタイ情報から離れていて恐縮ですが、先月の一時帰国中の話がたまっており、記憶があやふやになる前に書かせていただきたく、もうしばらくお許しを。

さて。
一時帰国時には、たいてい温泉へ行くのが恒例の楽しみとなっているまなおです。
基本的には大型の温泉旅館やホテルではなく、どちらかと言えばこじんまりとした、秘境とか秘湯とか言われる温泉旅館に惹かれる傾向があります。

日頃、タイのシャワー中心生活の中で日本の温泉に飢えつつ、暇な時間を見つけては日本の温泉情報の収集に勤しみ、評判の宿や味わいのある温泉に出かけることを夢見ている毎日です。(タイにも温泉はあることはあるんですが、情緒という面ではやはり日本の温泉にかなうものはありません)

そんな私が、一時帰国時に投宿した旅館やホテルを『一時帰国宿泊記』として時々紹介させていただこうかなと思っています。(続くかどうかはわかりませんが・・・)
レビューや評論というような大げさなものではありませんが、口コミ程度の感覚でみなさんの宿選びの参考になればと思っています。

今回は、九州大分県は九重連山の一角にある壁湯温泉(かべゆ温泉)の「旅館・福元屋」さんを紹介したいと思います。

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壁湯天然洞窟温泉とは

 壁湯温泉は、大分県九重町の町田川沿いに位置し、九重九湯の1つとして知られています。
開湯は享保年間。鹿が湯につかっているのを見た猟師が道を分け入って近づいてみると、壁から温泉が湧き出ているのを発見したそうで、それにちなんで「壁湯」と名付けられたとのことです。
川沿いの巨大な岩をくりぬいたような天然の洞窟露天風呂が有名です。
源泉は足元湧出で、非常に野趣あふれた露天風呂となっています。
また、川のすぐ側にも小さめの露天風呂があります。

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日本秘湯を守る会加盟の宿「旅館 福元屋」

この壁湯温泉の一軒宿でもある「福元屋」は、日本秘湯を守る会に登録されている宿でもあります。
駐車場から川岸の露天風呂へ降りていく坂道や、旅館へのアプローチ、民芸調の玄関の佇まいは情緒があり、秘湯への期待感が高まります。


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ちなみに、大分県で日本秘湯を守る会に登録されている宿は全部で4軒で、他に3つの宿(寒の地獄温泉『寒の地獄旅館』、法華院温泉『法華院温泉山荘』、筋湯温泉『喜安屋』)があります。

この後紹介する有名な洞窟露天風呂は、立ち寄り湯として日帰り入浴も可能ですが、宿泊者用の内風呂もとてもすてきなので、ぜひ宿泊して露天風呂も内風呂も堪能することをオススメします。

 

壁湯温泉・福元屋の5つの温泉

旅館・福元屋さんには全部で5つの温泉があります。
立ち寄り日帰り利用でも可能な露天風呂が2つ(混浴)と女性専用の洞窟風呂、そして宿泊客用の貸切りの内湯(家族風呂)が2つです。

ここの混浴露天風呂は、バスタオル着用可能(宿泊客には無料の湯浴み着貸出サービスあり)なので、女性でも混浴に対するハードルがそれほど高くありません。
また、貸切りの内湯も趣があってすてきです。

『女性専用洞窟風呂(女性専用内風呂)』

こちらの温泉は、女性専用なので、混浴が苦手な人でも安心です。
宿の玄関から川側へ降りて行ってすぐ右手にあります。
入ったところに小さなコインロッカーと脱衣所があり、脱衣所から階段を数段降りたところに、3~4人くらいが入れる小さ目の洞窟風呂があります。

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なんでも、先代の館主がのみで手掘りして作ったのだとか。
透明で新鮮なお湯が足元から湧き出ています。

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『天然洞窟風呂(混浴露天風呂)』

女性専用洞窟風呂の少し先にある、有名な洞窟露天風呂です。
こちらは混浴となります。ただ、バスタオルや湯浴み着(宿泊者のみ無料レンタル可能)を着用して入浴が可能です。

奥に小さな脱衣所とロッカーがありますが、とても狭いので、女性は女性専用洞窟風呂の脱衣所で着替えてからこちらに移動した方がいいです。

半洞窟状態になった巨岩の下が浴槽となっており、足元は岩や砂になっていますが、場所によっては胸辺りまで浸かるほどの深さとなっています。
奥の岩の割れ目や足元から透明な温泉が豊富に湧き出ています。

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温度は39度と温めなので、長時間入っても湯あたりすることはありません。
長めに入ってゆっくり体を温めるのが効果的で、『1時間入らずして壁湯を語るな』と言われているようです。

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川のせせらぎを聞きながらやわらかなお湯に浸かって木々を眺めていると、本当に幸せな気分になります。

『蛍見の湯(混浴露天風呂)』

天然洞窟露天風呂の前、河原に位置する小さめの露天風呂です。
ほぼ川面からの視点で景色を楽しむことができます。
夏場限定ではありますが、お湯に浸かりながら蛍を鑑賞することが可能なんだそうです。
この日は小雨が降っていたこともあり、上からの写真のみです。

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『隠り国の湯(内湯家族風呂)』(宿泊者用)

館内1階にある内湯で、ゆったりとした四角い石造りの浴槽と木の温もりが調和した趣ある温泉です。
格子窓からの光とランプが印象的で、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりお湯に身を沈めることができます。
シャワーや洗い場もあります。
源泉かけ流し。

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6:00~23:00までの間、空いていれば入り口の札を『入浴中』にして利用することができます。

『切り出しの湯(内湯家族風呂)』(宿泊者用)

旅館本館から少し坂を上った別棟にある内湯です。
館主が自ら切り出してきた石で作った浴槽だそうです。
曲線の温かみのある造りで、窓から差し込む明かりもやさしく、居心地がいいです。
やわらかなお湯の中で、周りを気にすることなく、朝一番のお湯を楽しむことができました。
もちろん、かけ流しの湯量も申し分ありません。

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館主の遊び心で、ハート型の石をいくつか埋め込んであるそうですが、私も2つほど見つけることができました。

シャワーや洗い場もあります。
6:00~23:00までの間、空いていれば入り口の札を『入浴中』にして利用することができます。

 

福元屋の食事

私たちは、一番スタンダードなプランだったのですが、豊富な品数の素朴で美味しい料理を提供していただきました。
ここの接客は、ご家族と地元のおばさんたちとでのおもてなしです。
だから、高級旅館のような洗練さはありませんが(そもそも求めてもいませんが)、素朴であたたかみのあるサービスがとても心地良く嬉しかったです

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馬刺し、豊後牛の溶岩焼き、鮎の塩焼き、春野菜の天ぷら、山菜の煮付け、刺身こんにゃく…など、どれもみんな美味しかったんですが、特に山芋の茶碗蒸しは、私にとって初めての食感で、味付けもよく感動しました。

食事場所もレトロで素敵な雰囲気でした。
他の部屋の方々とも同じ場所でいただくのですが、席の配置もほどよい距離があったので、大して気になりませんでした。

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朝食は、タイ北部のカントークを思わせるようなかわいらしいトレイ状のお膳に小鉢が何種類か乗せてあり、他にもサラダや玉子、豆腐、フルーツなど、朝食には十分な品数でした。
ご飯もつやつやで美味しかったので、朝からお代わりしてしましました。

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宿情報

■壁湯温泉(かべゆおんせん)
旅館:福元屋(ふくもとや)
住所:〒879-4723 大分県玖珠郡九重町大字町田 62-1
TEL:0973-78-8754
FAX:0973-78-9220
時間:09:00~21:00
休日:不定休(メンテナンスにより休みの場合あり)
入浴料:大人300円/子供150円
URL:http://www.kabeyu.jp/
アクセス(車):大分道九重ICから車で約15分
駐車場:敷地内にあり(立ち寄り入浴利用は公共の駐車場)

 

壁湯天然洞窟温泉・秘湯の宿「旅館 福元屋」の予約

 福元屋の宿泊予約は、旅館のHPの他、以下のサイト等でも可能です。

【楽天トラベルで検索&予約】壁湯天然洞窟温泉・秘湯の宿「旅館・福元屋」

【じゃらんで検索&予約】壁湯天然洞窟温泉・秘湯の宿「旅館・福元屋」

 

トイレ付の部屋か否か(まなお一口メモ)

宿泊予約時に悩むことのひとつとして、部屋にバストイレの有無というのがあると思います。
一般的に、バストイレがない部屋は、リーズナブルな価格で宿泊できますもんね。

ここ、福元屋さんに関して言えば、風呂付の部屋はなさそうなので、トイレの有り無しの選択になるかと思いますが、この旅館は数部屋しかないこじんまりとした宿泊施設であり、部屋から少し歩けば清潔な共用のトイレもあるので、足が悪いとか夜中に何度もトイレに起きるといった理由がある方や「トイレ付の部屋がマスト!」という人でなければ、トイレなしの部屋でもそれほど不便じゃないかなというのが私の感想です。

もっとも、こちらの旅館は、もともとの宿泊料金自体がとても良心的ですので、『できるだけコストを抑えたい』とか『トイレなしの部屋しか残ってないけど、どうしよう・・・』というような場合の参考にしてもらえればと思います。

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おわりに

大分県九重町にある壁湯温泉・天然洞窟風呂『旅館・福元屋』は、秘湯の趣があるとてもいい温泉でした。
自然の景色を眺めながら1時間ゆっくり浸かった露天風呂も良かったし、熱めのお湯にどっぷり浸かって疲れを癒したユニークな内風呂も素敵でした。

なにより、レトロな雰囲気漂う、福元屋さんのあたたかなサービスが良かったです。
奇をてらわない素朴な料理も美味しかったし、またいつか再訪したいなと思えるいいお宿でした。

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ではまた。