3月の下旬に、チャチュンサオ県にあるお気に入りの巨大貯水池(ダム湖)へ、星を撮りに行った時のことを書いておきます。
乾季終盤の湖畔には青々として原っぱが広がり、そこに枯木立や倒木が点在する様子は、どこかしら異世界風でもありました。
巨大貯水池のほとり
バンコクの東に位置するチャチュンサオ県には、クローンシーヤットという巨大な貯水池があります。
この貯水池周辺は、バンコクからも比較的近いこともあり、私のお気に入りスポットとなっています。
よかったら以前の記事もご覧ください。
(流れ星やホタルがとても美しかったんです!)
前回は鉄道とバス(のつもりが配車アプリでチャーターすることに)で向かいましたが、今回は車でびゅんと行ってみました。
乾季の終盤ということもあってか、貯水池の水位がいつもよりだいぶ低くなっていました。
普段は水面下になっている浅瀬部分が300メートルほど先まで干上がっていました。
その地上に出た部分には草が生えて、草原のようになっています。(一部はキャッサバ畑として利用されていました)
一面の緑の中にところどころ干上がってひび割れた地面や倒木が点在し、独特の美しい景観を形成していました。
まるでパラレルワールドに迷い込んだような美しさでした。
原っぱに虹がかかりました。

美しい夕焼けを見ることもできました。

南極老人星カノープス
しばらく部屋でくつろいで、日が暮れて空が暗くなったら、星を見に出かけます。
この時期タイでは、南方の空に幸福の星「カノープス」を見ることができます。
古来中国でカノープスは南極老人星と呼ばれ、七福神でもおなじみの福禄寿はその化身だとか。
カノープスはシリウスに次ぐ全天で二番目に明るい恒星にもかかわらず、中国や日本からだと現れる高度が低いため、条件がそろわないとなかなか見ることができないレアな星です。
そんなカノープスですが、南国のタイでは比較的見やすい位置に現れるので、幸運をあやかりに夜空を見上げたりしています。
この日は、オリオン座の左手にシリウス、そしてシリウスの下にはカノープスが美しく輝いていました。
町の明かりやキャンプをしている人たちの明かりに邪魔されながらも、これだけはっきり見えるのは、さすが(太陽をのぞいて)全天第二の明るさを誇る恒星ですね。
視線を西側に移すと、そろそろ終盤となった冬の星座たち。
冬のダイヤモンドと冬の大三角もばっちり見えました。
龍の原っぱと星々
少し夜が更けてきたら、東の方向を見てみます。
おおぐま座の北斗七星からうしかい座のアークトゥルス、おとめ座のスピカへとつながる春の大曲線。
アークトゥルス、スピカ、しし座のデネボラを結んだ春の大三角。
(りょうけん座のコルカロリを加えた春のダイヤモンド)
草の茂みに横たわった倒木が、私には、伏して天を見上げる龍に見えました。
静かで厳かな世界。
夜明け
夜明け前にもう一度原っぱにでかけました。
白々と夜が明けていきます。
刻々と色を変えていく幻想的な空。

光が差し世界が目が覚ますとともに、臥龍が倒木へと戻っていきました。
倒木たちと緑の草の中でしばらくぼーっと過ごしました。




ブランチ、そしてカフェ
二度寝してシャワーを浴びたら、少し遅めの朝ごはんを食べにでかけます。
湖畔のレストランへ。
三軒並んでいるレストランのうち、今回は初めて一番奥の店に入ってみました。
可もなく不可もなくという感じ。
(ソムタムは隣の店の方が美味しかったかな)
おなかを満たしたら、バンコクに戻る前に近くのカフェへ。
たまたま立ち寄った店でしたが、なかなか雰囲気が良かったです。

今回も充実した星活でした。
これからは雨期に入ることもあり、星活には厳しい時期となりますが、また折を見て出かけたいと思います。
ではまた。