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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

ワット・サークラー近くの人気シーフードレストラン【クルア・ポー・タレー】

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バンコクのお隣、サムットプラカーン県にある金と銀の袋を持った巨大な仏像がインパクトあり過ぎなお寺、ワット・サークラー(วัดสาขลา)

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このワット・サークラー(ワット・サーカラーとも)への再訪ついでに、近くにある人気のシーフードレストランへ行ってきました。
こんなニッチな場所のレストランに興味がある方なんて、たぶんいらっしゃらないでしょうが、備忘録として書いておきます。

※営業日情報を修正しました。現在は、月曜日のみ定休日とのことです。(2019年11月26日更新。ecobkkさん情報ありがとうございます!)

 

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『シーフード』という響きに踊らされる

私の育った町には海がなかったからか、幼い頃から海というものへの憧れがありました。

小学生の頃は、夏休みが近づくと妙にそわそわしながら、「入り江の砂浜とビーチパラソル」「青い空に白い入道雲」というコテコテの夏の海のイメージを、まだ連れて行ってもらう予定もないのに、絵日記帳に描いていたりしました。
「海」とか「ビーチ」とかいう響きは、私にとって特別なものだったんです。
「サンゴ礁」なんんて卒倒レベルでした。

その延長でかどうかは知りませんが、大人になってからも「シーフード」とか「海鮮」とかいう言葉にはめっぽう弱くて。
その言葉の響きだけで、テンションが数度上がるんです。(テンションを度数で測るのかどうかは知りません)

でも、よく考えたら、さんまの塩焼きとか、サバの味噌煮だとか、カレイの煮つけだとか、ハマチやマグロの刺身だとかは普通に自宅で食べてたわけです。
いうなれば、これらだってシーフード。
でも、やっぱりイメージは違うわけです。
なんでしょう、あの「シーフード」という言葉が醸し出す特別感ったら。(私だけ?)

 

シーフードは雰囲気!?

そんな、「シーフード」という言葉に、一種のときめきを感じる大人になってしまった私ですが、ここ数年で(特にタイに住むようになってから)、やっと気付いたんです。
「シーフード」という言葉に惑わされてはいけないと。

別にシーフードだからってみんな美味しいわけではないし、味気のない大味なものだっていっぱいある。
要は、素材自体の味、及び、素材を活かす調理方法しだいなわけです。当たり前ですが。

そういう点で、特にタイのシーフードというものに対しては、過剰な期待をしてはいけないというのが、ここ数年来における私の気づきなんです。


タイで一般にシーフードレストランと掲げているところの料理って、なんとなくどこも画一的です。(私見です)
基本は、BBQ的に炭火で焼いたものだとか、ピリ辛スープの蒸し煮だったり、ニンニク揚げだったり、黒胡椒炒めだったり。
そして、だいたい緑の酸っぱ辛いシーフードのタレ(น้ำจิ้มซีฟู้ด:ナムチムシーフード)をつけて食べるというのがお決まりなんですよね。

いや、まずいとかそういうんじゃないんですよ。
ただ、調理方法が大雑把なのと、使用する香辛料やスープのクセ(タイ人にとっては旨味なんだとは思いますが)が強すぎて、素材の味を活かせていないような気がするんです。
誤解を恐れずに言うと、「この焼き方だったら、このスープだったら、どんな魚でも同じじゃない?」と感じてしまうことがあるんです。(あくまで個人の見解です)

感覚的には、「あーまずかった!」と思うこともない代わりに、「あー美味しかった!」と感動することもないみたいな。
だから、どちらかというと、リゾート的な雰囲気を味わうことを主眼に置いた方がいいのだと思っています。

 

そしてやっぱり「シーフード」の誘惑

そう悟ったにもかかわらず、周期的に「シーフード」という魅惑の言葉にそそのかされて、食べに行きたくなることがあるんです。
これもある種の「刷り込み」みたいなもんでしょうね。

前置きが非常に長くなりましたが、今回紹介するのは、ワット・サークラーへ向かう道すがらにある「クルア・ポー・タレー(ครัวโพธิ์ทะเล)」というシーフードレストランです。

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前回、ワット・サークラーへ行った時に見かけたんですが、いくつか点在するシーフードレストランの中で断トツにはやっている店だったので、ちょっと気になっていたんです。
他のレストランが閑散としている中、この「クルア・ポー・タレー」だけは、店の前に何台もの車が停められ、入店待ちのお客さんが数人いるほどでした。


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これは何か人気の訳があるに違いないと、期待を膨らませて向かいました。
まだ昼少し前だというのに満席で、15分くらい待って席に着くことができました。

メニュー的には特に変わったものはなく、どこにでもある一般的なシーフードメニューが並びます。
ただ、価格的にはそこそこリーズナブルだと感じました。
適当に数種類の料理をオーダーします。


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店内の様子はこんな感じです。
まあ、特に景色がいいとかいうわけでもありません。


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実食!

満席だったのもあり、少し待ちましたが、一気に料理が運ばれてきました。
なるほど。量的にはかなり多めです。

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川海老焼き กุ้งแม่น้ำเผา 200THB(500g)

正確には、シーフードではありませんが、オーソドックスな味を比較したかったので注文してみました。
予想通りというか、普通に炭火で焼かれているだけなので、緑のシーフードのタレの味で食べることになります。
大ぶりのエビが10尾ほど入って200バーツならお得だと思います。
ただ、やっぱりナコンパトムの火山エビのあのタレには叶いませんでした。

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海蟹の黒胡椒炒め ปูทะเลผัดพริกไทยดำ 400THB

実際に運ばれて来た皿にはけっこうな数の蟹が入っていたので、まあ、それほど高めの設定でもないかとは思いました。

ただ、自分でこの手の蟹を注文するくせに、いつも食べる段階になって後悔することがあるんです。
それは、私、そもそも、ズワイガニとかタラバガニとかのようにがっつりと食べられるカニは大好きなんですが、タイのシーフードレストランで扱われる手のひらサイズのカニってそれほど好きではないってことでした。

味云々より、殻を取る労力に比べて身を味わう喜びが少なすぎる気がするんです。つまり、面倒くさいってことなんですけど。^^;

今まで何度も繰り返し後悔してきたことなんですが、なんで学習しないんでしょうか、私は!
これも「シーフード」の罠なのでしょう。

加えて、このお店では、黒胡椒が大サービスだったため、蟹の身の甘さとか風味がわからず、野菜も含めて何を食べてもピリピリとした胡椒の味しか感じられなかったのが残念でした。
これならまだカレー粉炒めのほうがよかったかなあと後悔。

 

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シーフード・トムヤムスープ ต้มยำรวมมิตรทะเล 140THB

このトムヤムスープは、具沢山で量も多く、エビやシーフードの旨味がスープに溶け込んで美味しかったです。


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あと、個人的にこのお店のご飯の炊き方は好みでした。
しっかり粒のそろったジャスミン米が美味しかったです。

クルア・ポー・タレー・シーフードレストランの私的総括としては、

  • 全体的にリーズナブルで量が多い。(人気の秘密はおそらくこれ?)
  • これと言って突出するものはないが、平均的な美味しさ。

というところです。

 

店舗情報

クルア・ポー・タレー・シーフード
ครัวโพธิ์ทะเล ซีฟู้ด
住所:สุขสวัสดิ์-นาเกลือ ตำบล แหลมฟ้าผ่า อำเภอพระสมุทรเจดีย์ สมุทรปราการ 10290
TEL:082-793-6656, 065-889-7433
営業日:土日祝日のみ営業 月曜日以外営業とのことです(2019年11月26日情報更新)
時間:08:00-16:00
Facebook:ร้านครัวโพธิ์ทะเล - Changwat Samut Prakan, Samut Prakan, Thailand - シーフード料理店 | Facebook


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おわりに

 今回、再びワット・サークラーへ行ったのは、前回の訪問では逆光で今一つきれいに撮れなかった立像を、順光で撮ってみるためためでした。
それで朝一から勢い込んで向かったんですが、この日はずっと曇天だったので、結局「青空に浮かぶ巨大立像」というイメージしていた写真は撮れず終いでした。
曇天でもきれいに撮れる人は撮れるのだと思いますが・・・。

で、気になっていたタイ人で賑わうシーフードレストランに行ってみたわけです。
私の「シーフード」という言葉に対する一種の憧れと期待が高すぎるのですが、まあ、味と雰囲気は普通な感じでした。
ボリュームと価格は良かったと思います。

なんだそれ?
なレポートですみません。

 

「何言ってんだ、タイにも美味いシーフードレストランはいっぱいあるぞ!」
というご意見もあるかと思います。
ぜひこっそり教えていただければ嬉しいです。

 

ではまた。


【追記】
私にとっては、どこもさほど変わらない(気がする)タイの緑のシーフードソース(タレ)ですが、仲のいいタイ友は、店ごとに「ここのナムチムは美味しい」とか「ここのはまずい」「生のマナオを使ってないからダメ」といった感想を必ず述べ、この青唐辛子のタレにはうるさいです。
私の味音痴な面もあるかも知れませんが、こだわるところの違いが感じられて面白いなと思います。