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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

地獄のパッタイ「パッタイ・ナロック・テーク」(アイコンサイアムから近い食堂シリーズ)

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誰にも頼まれていないのに、数日にわたってアイコンサイアム付近を散策&調査してきたまなおです。

チャオプラヤー川のトンブリー側リバーサイドにオープンした巨大複合商業施設アイコンサイアム(ICONSIAM)の付近って、今まであまり日本人になじみのなかったエリアですよね。

せっかくBTSとシャトルボートを乗り継いで行くならアイコンサイアムだけでなくその周辺も探索してみようと思い、一生懸命うろうろしてきたわけです。

これから何回かに分けてアイコンサイアム(サイアム高島屋)付近の様子を、食べ物事情メインにお届けしたいと思います。

まず今回は、地獄のパッタイ「パッタイ ナロック テーク(ผัดไทยนรกแตก)」を紹介します。

 

 

パッタイ・ナロック・テークとは

  • ผัดไทย [phàt thai] = パッタイ。みなさんおなじみのタイ風焼きそばと言われるやつです。
  • นรก [narók] = 地獄。
  • แตก [tɛ̀ɛk] = テークというのは、「破裂する」とか、「破れる」「壊れる」「割れる」などという意味があります。

地獄崩壊のパッタイ?
意味が分かりませんよね。なんでこんなネーミングとなったんでしょう。

この名前の由来はおいおい説明するとして、まずはお店の場所を紹介します。

 

パッタイ・ナロック・テークの場所

アイコンサイアムの前の通り「チャルーンナコン通り(ถนนเจริญนคร)」を少し北へ進む(ミレニアムヒルトンホテルを通過)と、「ラートヤー通り(ถนนลาดหญ้า)」と交差します。
このラートヤー通りを左折してウォンウェンヤイの方に向かいます。

このあたりは夕方から夜にかけて、たくさんの屋台が軒を連ねています。なぜかイサーン料理屋台、特にイサーン風鍋「チムチュム(จิ้มจุ่ม )」の店が多いです。
ラートヤー通りに入って1キロちょっと先、左手にパッタイ・ナロック・テークはあります。
歩くとけっこう距離がありますね。

歩くのが苦にならない方はいいですが、アイコンサイアムからはタクシーかシーロー、または、バス(8番、84番)に乗った方がいいかも知れません。

 

お店に到着

私はゆっくりと散策しながら歩いて行ったのですが、通りの入口からお店まではわりと距離がありました。

お店の場所は、歩道の端というか車道の端(笑)に、ガスコンロで大きな中華鍋をふるっているお兄さんがいるのですぐにわかります。
歩道や店内のテーブルはほぼ満席で、持ち帰り用の注文を待っている人たちもけっこういました。


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道端の調理場(?)の隣では、数人のスタッフがテキパキとできあがったパッタイを皿に盛りつけたりテイクアウト用に包んだりしています。

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私はとりあえず店内壁際のカウンター席に座り、注文をしました。

 

メニューは4種類、一日300食限定

 

このお店のパッタイメニューは4種類だけです。わかりやすくていいですね。

  • パッタイ クン クロープ(ผัดไทยกุ้งกรอบ)45バーツ
    干しエビのパッタイ
  • パッタイ ロン クルン(ผัดไทยหลงกรุง)55バーツ
    カリカリの魚やイカの揚げ物(干物)などのパッタイ
  • パッタイ クン ソット(ผัดไทยกุ้งสด)80バーツ
    大海老のパッタイ
  • パッタイ ソン クルアン(ผัดไทยทรงเครื่อง)90バーツ
    カリカリの魚やイカ、カシューナッツ、大海老など全部乗せ的な、当店一押しパッタイ(別名:パッタイ ナロック テーク)

 本当はこの店のシグネチャーメニュー(←看板メニューでいい。笑)の「パッタイ ソン クルアン」を食べたかったのですが、私が行った時間はちょっと遅めだったこともあり売り切れていたため、「パッタイ クン ソット」を注文しました。

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このお店、一日300皿分のみ調理・販売しているため、お店は22時までですが、300食分売り切った時点で閉店となります
私が行ったときはぎりぎりパッタイ自体はまだあったけれど、パッタイ・ソン・クルアン用の付け合わせの材料が切れてしまったようです。

ちなみに、後日この店にまた行ったのですが、その日は21時過ぎで既に売り切れ閉店していました。(学習していない私)
人気店ですので、食べたかったら夕方17時から夜の早い時間にかけて行ったほうがいいです

 

地獄パッタイの由来

注文した後、「地獄崩壊のパッタイ」なんていう不思議な店名の由来をあれこれ想像してみました。
「もしかして火を噴くくらい辛いパッタイ?」とか「地獄の閻魔様もびっくりの美味しさ?」とか。

でも、料理を待っている間に表へ出て、店主のお兄さんが豪快にパッタイを調理している姿を見てなんとなくわかったんです。

その様子がこれです。


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どうですか、このダイナミックな鍋さばき!この火力!!
まるで地獄の業火の中で痛め。。。いや、炒められているようなパッタイと具材たち!


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これぞ地獄のパッタイたるゆえん・・・

 


ということではないんですが、
どうやら、この豪快な調理アクションによって、今までいくつもの中華鍋が壊れて(テーク/แตก)しまったからということらしいです

まあ、当たらずとも遠からず・・・でした。

というか、地獄はどこへ?(まあいいや)

 
(↓画像だけでは伝わらないと思い動画をあげてみました。動画初挑戦につき、しょぼくてすみません)


激ウマ!バンコク地獄のパッタイ

絶品パッタイの味

歩道の調理場にかぶりついて見学していたら、私が注文した分もちょうどできたので席に戻り、さっそくいただきます。


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このお店のパッタイの特徴としては、薄焼き卵でくるまれたパッタイがバナナの葉の上に美しく盛り付けられており、ビジュアル的にもそのへんの屋台パッタイとは違うこだわりが感じられます。

また、干しエビにしても揚げものの魚やイカにしても大海老にしても、パッタイの麺と一緒に炒めるのではなく、あくまで付け合わせとして添えてあるので、カリカリ感やサクサク感が失われず、それでいて麺とタマリンドベースの特製ソースともうまく絡んで美味しいと評判なんです。

炒めて作り置きした麺を仕上げに混ぜ合わせて火を通すだけのパッタイ屋台とは違い、この店では生の麺をその場で強火でさっと炒めているので、香り高いし油っこくもなく、できたてのパッタイはほどよい弾力もあって本当に美味しいんです。

店主であり調理人のお兄さんは、気さくにお客さんとも会話をするし、外国人の私なんかにも声をかけてくれたりします。
聞けばこのお兄さん、昔、有名ホテルのレストランで調理人をやっていた方だとか。
どおりで味だけでなく、料理の盛り付けや客あしらいまでも洒落ているわけですね。

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まとめ

トンブリーは、川向こうのあまり馴染みのない土地かも知れませんが、地元の人が集う美味しいスポットもたくさんあります。

結局、アイコンサイアムからもそこそこ距離がありましたが、「パッタイ・ナロック・テーク」という絶品のパッタイに出会えました。

ウォンウェンヤイ方面に行かれる時はぜひ足を運んでいただきたいお店です。

<お店情報>
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ร้านผัดไทยนรกแตก
Pad Thai Narok Taek
パッタイ ナロック テーク
286 ถนน ลาดหญ้า แขวง คลองต้นไทร เขต คลองสาน กรุงเทพมหานคร 10600
286 Lat Ya Road, Khlong Ton Sai, Khet Khlong San, Krung Thep Maha Nakhon 10600
電話:081 351 9390
営業時間:17:00-22:00(売り切れ次第閉店することあり)
定休日:月曜日
ผัดไทนรกแตก facebook
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ではまた。