こんにちは、まなおです。
年末のナコーンシータマラート県とパッタルン県旅行の話、まだ終わってないんです。
ここのところブログサボり気味で、旅行記が遅々として進まず。
今日は、前回の続き、いよいよパッタルン県について書きたいと思います。
初めてのパッタルン県でしたが、すんごく楽しかったです!
前回の記事は、こちらをどうぞ。
- ナコーンシータマラートからパッタルンまで
- バイクをレンタル
- 国鉄パッタルン駅
- 駅裏のバミーとカオ・オック・タル山
- パークプラへ(映える竹の桟橋)
- 湖岸のコテージ
- 翌日のボートツアーを予約
- レイクサイドレストランで夕飯
- 本物のタピオカ(サークー)って?
ナコーンシータマラートからパッタルンまで
10時前、ナコーンシータマラート市内のホテルをチェックアウト。
国鉄の駅の少し先にあるショップまで借りていたバイクを返しに行きました。
借りるときは空港で受け取ったのですが、返却は町中の店へ。
店を探すのに少し手間取りました。
あらかじめGoogleマップで位置を調べていたのですが、このショップ、見た感じは普通の華人系会社の事務所みたいなところだったので、一般的なバイクレンタルショップをイメージしていると見つけられません。
このあたりのはずだと思っている場所から電話したら、おばちゃんが手招きしてくれました。笑
セブンイレブンの向かいです。
バイクを返したら、バイクタクシーに乗ってバスターミナルへ向かうことに。
通りの反対側でたむろっているバイクタクシーの運転手を、ショップのおばちゃんが大声で呼んでくれました。(優しい)
10過ぎにはナコーンシータマラートのバスターミナルに到着。
バスターミナル周辺は下見済みなので、迷うことはありません。
ロットゥー(バン)乗り場の、一番バスターミナル寄りの場所でパッタルン行きのロットゥーに乗り込みました。
ナコーンシータマラートからは、特にチケットを買わずにそのまま乗り込んで、下車するときに運転手さんに直接支払いました。(100バーツ)
ちなみに、帰りはパッタルンの窓口で先に100バーツでチケットを買ってから乗り込みました。
この辺のシステムがいまだによくわかっていませんが、まあなんとかなるものです。
10時半ちょうどにバスターミナルを出発。
以前の記事でも書いたんですが、ナコーンシータマラートとパッタルン間のロットゥーは、100バーツでそこそこ頻繁に発車しているので便利なんですが、途中でちょこちょこ人を乗せたり降ろしたりするので、距離のわりに時間がかかることもあります。
この日も、バスターミナルを出発してから、市内を出るまでに4か所くらいに立ち寄って客待ちなどをしたので、結局、市内を出るまでに40分程度かかりました。
そうして、パッタルンのバスターミナルに到着したのは、12時40分。
2時間ちょっとかかっていますよね。
私は市内のレンタルバイク店へ行きたかったので、町はずれにあるバスターミナルでは降りず、そのまま乗車してパッタルン病院の前で降ろしてもらいました。
バイクをレンタル
病院前で降ろしてもらって、そこからは事前予約してあったバイクのレンタル屋さんへ向かって歩きました。
ここもGoogleマップを頼りに歩きましたが、そこがレンタルショップだとはすぐには気づかない感じの、マンションの一角にありました。
おじさんに声をかけてバイク貸し出しの準備をしてもらいました。
バイクのタイヤの空気をこうやって入れてもらうの、初めてだった気がします。(笑)
ここは、1日200バーツで、ナコーンシータマラート(1日300~)よりだいぶ安いです。
2日間(24時間×2)借りて400バーツ。
それに、最終日のバスターミナルへの送迎代(50バーツ)を加えて、合計450バーツとなります。
あらかじめ予約金として200バーツ振り込んでいたので、残りの250バーツを支払ったら早速出発です。
Phatthalung Bike & Car Rental
ちなみに、ガソリンは別に満タン返しでなくても大丈夫でした。
国鉄パッタルン駅
バイクを借りたら、そのまま町の中心部に向かい、パッタルン駅に立ち寄ってみました。
最近、地方の駅を覗いてみるのが楽しみになっています。
なかなか味わいのある駅です。
後ろにそびえる特徴的な山が借景っぽくなっていていいのです。
ちょうどスラータニー行きの列車が到着しました。
この瞬間だけ駅構内はにわかに賑わいますが、しばらくするとまた静かな駅に戻りました。
駅周辺のウォールアートもほのぼのとして可愛らしい。
駅裏のバミーとカオ・オック・タル山
ざっと一通り駅の見学は終わったので、昼ごはんを食べることにします。
Googleマップであたりを検索すると、わりと評価の高い麺屋さんがあったので、そこで食べてみることにしました。
結局、私の勘違いで、行こうとしていた店の隣の店に入ってしまったのですが。笑
入った店は、クイッティアオ・ハーンムー・ゴーサック(ก๋วยเตี๋ยวหางหมูโกศักดิ์)という名前で、店名からすれば豚の尻尾が有名なんでしょうけど、あまり冒険をしない私は、普通に赤いチャーシュー乗せのセンレックにしてみました。
味はトムヤムで。
これはこれでなかなか美味しかったです。
麺を食べ終わったら、駅から見えた、ちょっと気になる山の方へと行ってみることにしました。
この山、カオ・オック・タル(เขาอกทะลุ)といい、それほど高くはないものの、平野ににょきっとそびえていることもあって、なかなか目立つのです。
山の上部にぽっかり空いた穴のようなものがあり、そこから下界を覗けるようです。
看板に沿って、登山道の入り口らしき場所までやってきました。
巨大な象の像がいくつか並んでいます。
付近にお寺があるのか、宝輪や獅子、仏塔っぽい形のオブジェや噴水などもありました。
ただ、普段からあまりこの山に登る人がいないのか、コロナ禍で観光客がいないからなのか、登山道入り口の管理事務所らしいところには誰もおらず、山に続く道も全く人気がありません。今回は1人ということもあるので、これ以上先には進まないことにしました。
いつか機会があったら、山頂まで登って町の景色を眺めてみたいです。
パークプラへ(映える竹の桟橋)
山を背にして、運河河口の集落「パークプラ」(ปากประ)へ向かいます。
巨大な仕掛け網で有名なパークプラの集落で今回は2泊します。
ソンクラー湖から続く巨大な湖岸沿いをゆっくり景色を眺めながら40分ほど走ると、いよいよパークプラ集落が近づいてきました。
漁村だけあって、道路の脇に開いた魚を干していたり、魚を売っていたりする小屋がいくつか立ち並んでいます。
よくみると、黄色いトカゲさんが。
魚を狙っているのか、日向ぼっこをしているのか...。
草をはむ牛さんとかもいて、なんとも牧歌的です。
そんな道路脇に長く続く竹の桟橋を発見。
ちょっとバイクを降りてみます。
無人の入り口にある箱に、20バーツ入れて中に進みます。(子供は10バーツ)
下は湿地のようになっており、緑が広がっています。
蓮池もありました。
この橋、竹でできているのですが、かなり軋むし、所々隙間が空いていたり竹が割れたりしているので、かなりスリリングです。
あまりメンテナンスもしていないような感じでもあるし。。。
まあ、万が一落ちても死ぬようなことはないと思って私は進みましたが、手放しでお勧めはできないかもです。。。(自己責任でどうぞ)
長い長い竹の橋を150メートルほど進むと、湖岸に出ます。
その先には、ヨーヤック(ยอยักษ์)と呼ばれる巨大な仕掛け網がありました。
この仕掛け網がパークプラ地区の、いや、パッタルンのシンボルと言ってもいいかもしれません。
なんて書いてて、肝心の仕掛け網の写真を撮るのを忘れてました。
(これは動画からのキャプチャーですが、網が水中に浸かってるので構造がよく伝わりませんね…)
そこからの湖の景色もなかなか素敵でした。
湖岸のコテージ
景色はいいけれど若干スリリングな桟橋を後にして、パークプラ集落の中心部に向かいます。
パークプラ運河にかかる橋の上からも巨大仕掛け網を眺めることができます。
これが、ヨーヤック(直訳:鬼網)です。
今日の宿は、ウェットランド・キャンプ(Wetland Camp)というところで、湖岸に面したコテージが4つあるだけの宿です。
実は、もともとこのコテージのすぐ近くにある別の宿を2泊予約していたのですが、事前にその宿からオーバーブッキングの連絡があり、1泊目だけは、この宿にしてほしいと言われたんです。
まあ、部屋がないものはしょうがないし、オーナー曰く「うちと同じレベルのいい景色の宿だから」と頼まれたので、了承することにしたんです。
結果、私的には全く問題なかったです。
というか、景色のいい部屋(部屋番号2番)を用意してくれていたので、ここで2泊でもいいかなと思ったくらいでした。
部屋の中はこんな感じです。
田舎のコテージなので、多少の隙間があったり小さな虫が入ってくることなんかはありますが、概ね快適です。
ベランダからは広大な湖と巨大仕掛け網も見えるし、夜は満点の星空を眺めることもできました。
いつか、ちゃんとしたカメラで星空を撮影できたらいいなと思いました。
※まなおメモ※
このコテージにある4つの部屋を、眺めに主眼を置いてお勧めするなら、2番と3番の部屋(真ん中に位置する2部屋のどちらか)がいいです。
1番の部屋は、ベランダが湖というよりは隣のリゾート方面を向いているので、景色的にあまりよくない気がします。
4番の部屋は、前に大きめの木があって一部視界を遮ります。
ただ、湖に迫り出したコテージの桟橋からの眺めも美しいので、1番や4番の部屋になったとしても、それほど嘆くことはないかもですが。
agodaで検索する
<ホテル情報>
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ウェットランド キャンプ
Wetland Camp
所在地:111 หมู่ 4 ตำบล พนางตุง อำเภอ ควนขนุน พัทลุง 93150
111 Moo 4, Phanang Tung, Khuan Khanun, Phatthalung 93150
TEL:086-953-9914
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翌日のボートツアーを予約
部屋を案内してくれた女性に、翌朝の貸切ボートの予約をお願いしました。
夜明け前から小さなボートで湖の沖へ出て朝日に染まる巨大網を眺めながら、運河を通ってタレーノーイ(ทะเลน้อย)という小さめの湖に移動し、そこで野鳥や水牛の群れ、そして睡蓮を鑑賞するというコースです。
パッタルンに来たら絶対このツアーには参加したかったので、1人貸切で2,000バーツでしたが、迷うことなくお願いしました。
ただ、この時はちょうどベトナムあたりの台風の影響で天候が不順だったので、もし翌朝波が荒かったら、大きな湖側には出ずに内湖であるタレーノーイだけになる可能性もあると言われました。
まあ、こればかりは当日になってみないとわかりませんしね。
レイクサイドレストランで夕飯
ボートの予約をしたついでに、このあたりでお勧めのレストランを聞いてみると、
近くのリゾートホテル内にあるレストランを紹介してくれました。
なんでも、ニューヨークとかいうレストランらしく、内心『なんでニューヨーク?』と思いつつも、『ホテルだしアメリカ風のレストランなのかなあ』くらいに思っていました。
ところが、実際にレストランに行ってみたら、私の勘違いだということが判明。
「ビュー・ヨー・レストラン」(View Yor Restaurant)だったんです。💦
いやいや、全然ニューヨークじゃないじゃん!
って思われるかもしれませんが、言い訳させてもらうと、
タイ語にはVの発音がなくWの発音になるため(日本人はBになりがちですが)、「View」が「ウィウ」みたいになるんです。
それに加えてお互いにマスクをしているので余計に聞き取りにくくて、
「ウィウ・ヨー・カ」が「ニューヨーク」に聞こえちゃったんですね。
(いや、結局、私のヒヤリングの問題ですね。汗)
ちなみに、ヨー(ยอ)というのは、魚を獲る網のことなので、「網のある風景」「網の見えるレストラン」みたいな意味となります。
どうでもいい前置きが長くなりましたが、このレストラン、雰囲気もお味もよかったです。
1人で来るのがもったいないくらい。
もったいないというのは、雰囲気や味を誰かと共有したいという意味もありますが、1人だといろんな種類を食べられなくて残念だという意味合いが私の場合強いです。(笑)
そんな私が悩んで注文したのが以下のメニューです。
ヤム・プラー・ルーク・ブレー(ยำปลาลูกเบร่:120THB)
プラー・ルーク・ブレーというのは、ここパークプラ周辺で取れる淡水の小魚らしいです。
ジャコのヤムみたいな感じでしょうか。
カルシウムも豊富で(たぶん)、カリカリとしたほどよい歯応えもあり、マンゴーの甘酸っぱいヤムとの相性もよく、美味しかったです。
トゥア・ランタオ・パット・クン(ถั่วลันเตาผัดกุ้ง:130THB)
エンドウマメとエビの炒め。
これは、頼んだバイリアンの卵炒めが品切れで代わりに注文したものでしたが、豆もエビも新鮮で箸が進みました。
ムー・サナーム(หมูสนาม:180THB)
豚バラ肉の揚げ物。
これは悪魔的な美味しさがありましたね。(笑)
やっぱりカロリー高いものは旨い。みたいな。
ビールが進みましたが、この組み合わせ、やばいですねー。
ていうか、1人でもけっこう食べてる…😆
本物のタピオカ(サークー)って?
基本的に残すのが嫌いな性格なのと美味しかったのもあって食べまくっていたら、もう動けないくらいお腹いっぱいになりました。
明日はなんとかしてこのカロリーを消費するぞと考えていたところへ、レストランのマネージャーが歩み寄ってきてこう言いました。
「パッタルンのサークーはもう食べましたか?」
サークー(สาคู)っていわゆるタピオカのことだよなあ。。。と思いつつ、今日来たばっかりだしまだ食べてないと答えると、
「それなら絶対食べてください。パッタルンに来て本物のサークー・トンを食べなかったらパッタルンに来なかったのと同じことです」
なんて言うもんだから、
そこまで言うならと、「じゃあひとつお願いします」と言ってしまいました。
お腹パンパンにもかかわらず。
ちなみに、このサークー(タピオカ)のデザートはメニューには載っていません。
マネージャー曰く、特別メニューらしいです。
で、やってきたのが、これです。
サークー・トン(สาคูต้น:35THB)
サークー・トンのトンは「木」という意味です。
つまり、普通、私が今まで認識していたタピオカというのは、キャッサバの澱粉から作られているものですが、パッタルンでサークー・トンと呼ばれるものは、キャッサバではなく、正真正銘のサークーの木から作られるものらしいのです。
もともとタイではこのサークーの木から作ったタピオカみたいなデザートがあって、それをサークーと呼んでいたのが、後にキャッサバから作ったタピオカというものが主流になり、それも含めてサークーと呼ぶようになったんでしょうかね?(私の勝手な想像です)
で、肝心のお味はというと、
あんなにお腹いっぱいだったのに、スルッと食べてしまいました。
それくらい喉越しが滑らかで、美味しかったんです。
あれ、いわゆる普通のタピオカだったらちょっと苦しかったかもしれません。
(うまく言えませんが、なんとなくゼラチンと寒天の違いみたいな感じ?)
あのマネージャー氏が言っていた通り、パッタルンに来たら本物のサークーをぜひ食べてみるべきですね。
ただ、他の店で食べ比べていないので、このレストランの調理方法が秀逸だったという可能性もありますが、そこも含めて、機会があったらぜひお試しください。
このレストランでは、湖から吹く心地良い風や生演奏も相まって、カジュアルな雰囲気の中、リラックスして食事をすることができました。
<レストラン情報>
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ビュー・ヨー・レストラン(シーパークプラホテル内)
ร้านอาหารวิวยอ ศรีปากประ
View Yor Restaurant
所在地:223 ตำบล พนางตุง อำเภอ ควนขนุน พัทลุง 93150
223 Phanang Tung, Khuan Khanun District, Phatthalung 93150
TEL:094-598-2944
時間:10:00-21:00
URL:https://www.facebook.com/ViewYorRestaurant
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こうしてパッタルン1日目の夜は過ぎていきました。
明日は早起きしてボートツアーです。
晴れるといいなあ。
ということで、続きは次回に。
ではまた。