今日は、いよいよタイの総選挙の投票日です。
2014年5月のクーデター以来続いてきた軍政が終わり、順調に民政移管となりますかどうか・・・動向が気になりつつ、どう転んでも根本的には相変わらずのタイが続くのだろうなという気がしないでもないまなおです。
さて。先日、親戚一行のアテンドでペッチャブリー、ホアヒン方面に日帰り旅行をしてきました。
前回の記事では、ペッチャブリー市内にあるラーマ4世の夏の離宮「カオワン」(プラナコーンキーリー歴史公園)とカオルアン洞窟、そしてラーマ5世の雨季の離宮「バーンプーン宮殿」を見学したところまで書きました。
今回はその続きで、海に面したシーフードレストランとホアヒン方面へ向かいます。
ビーチ沿いのレストランでシーフードランチ
11時45分。
ラーマ5世の雨季の離宮「バーンプーン宮殿」を後にして、昼食場所へ向かいます。
この日のランチは、ビーチ沿いの景色がいいレストランでシーフードを食べようとは考えていたのですが、実は、直前までレストランが決まっておらず、朝、ホテルを出てからペッチャブリーに着くまでの車の中で、スマホであれこれ情報収集していたのでした。
その中で、ビーチに面していて、そこそこレビュー評価もいいレストランがあったので、電話予約しておきました。
12時30分。
ホアヒンの少し手前のシーフードレストラン『チョムビューシーフード(ชมวิวซีฟู้ด / Chom view Seafood)』に到着です。
タイ語で、“ชม” チョムは「見る」「鑑賞する」、“วิว” ウィウ(ビュー/view)は「景色」ですから、いい景色を眺められるシーフードレストランというような、そのままの名前ですね。
名前の通り、ビーチが目の前でかなかなの景色です。
インスタ映えを狙ったような看板も。笑
でもうちのグループ、それほど海の景色には興味ないみたいで、席に着くとさっそくメニューを見ながら注文吟味です。^^;
あれやこれや、それぞれの希望が出てくるので、まずは紙にメモっていきます。その後、希望が出そろったところで、まとめて店員に注文しました。
トムヤムクン、ホタテのガーリックソース炒め、スズキのナンプラー揚げ、カニ炒飯、四角豆のサラダ、赤貝焼き…などなど
って、ビール注いだり追加オーダーしたりしてたら、料理の写真を撮るのをすっかり忘れてました!
最後に気付いて慌てて撮ったメニューとデザートの写真がかろうじてあるくらい。T_T
料理はどれも平均的に美味しかったです。海を眺めながらの食事って、やっぱりいいもんですね。
ちなみに、前に広がる長い砂浜を見渡したご一行からこんな質問を受けました。
「なんでみんな泳いでないの?」
あ、私、タイに慣れすぎてすっかり当たり前になってたんですけど、かつてはきれいな海を見て同じような疑問を持ったことありました。
「タイ人は暑くて日に焼ける日中に泳がないんです」よね。
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Chomview Seafood
ชมวิวซีฟู้ด
住所:1318/51 59 ซ.ชะอำ ห้วยทรายใต้ อำเภอ ชะอำ เพชรบุรี 76120
TEL:032 771 992
時間:10:00-22:00
facebookページ
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ホアヒン駅(王室専用待合室)
สถานีรถไฟหัวหิน (พลับพลาพระมงกุฎเกล้าฯ )
14時10分。
タイ国鉄のホアヒン駅に到着しました。
今回は、鉄道に乗るわけではありません。
駅を見に来ただけです。
というのも、ホアヒンは王室ゆかりの避暑地とあって、駅自体もきれいでかわいいし、ホームの一角に王室専用の待合室(พลับพลาพระมงกุฎเกล้าฯ)もあるんです。
今回のグループの中には鉄道好きのメンバーがいたので、駅見学がリクエストの1つに入っていました。
現在はラーマ10世の時代に代わりましたが、かつて、ラーマ9世プミポン前国王陛下が頻繁に長期滞在されたホアヒンは、今でも前国王に対する住民の方々の思慕の念を強く感じる土地のひとつです。
マルカタイヤワン宮殿
พระราชนิเวศน์มฤคทายวัน:Maruekhathaiyawan Palace
15時10分。
ホアヒン駅を後にして、マルカタイヤワン宮殿に到着しました。
マルカッタイヤワン宮殿とか、マルカターイヤワン宮殿とか表記されることもありますが、タイ語の発音自体がちょっと難しいので、英語表記も“Marukhathaiyawan Palace”とか“Mrigadayavan Palace”とか、まちまちです。
このマルカタイヤワン宮殿は、1923年に建てられたラーマ6世の夏の離宮です。
イタリア人設計による西洋とタイの融合スタイルで、高床式建築が特徴的です。
ビーチに向かって延びた廊下の先には、王様が水着に着替える小部屋もあり、海に面した宮殿は世界的にも珍しいようです。
ラーマ6世(在位1910年~1925年)は、義務教育制度、発電・水道設備を導入し、ドンムアン空港を建設した王様です。
タイ国民に姓を持たせたり、現在の国旗を制定したりもしました。
また、近代化に対応できるよう新しいタイ語を考案したり、文学や演劇に注力したことでも有名です。
日本では、だいたい大正時代と重なり、韓国併合から第一次世界大戦勃発、国際連盟加入、男子普通選挙法が可決、治安維持法が可決された頃の王様となります。
宮殿は現在改修工事中で、高床式の回廊には上がれませんでしたが、緑の多い海辺の広大な敷地をゆっくり散歩していると浜風が心地良かったです。
出口付近には、ロイヤルプロジェクト商品を販売している売店があり、うちのグループのおばさまたちもお土産をいくつか買っていました。
ちなみに、この宮殿の入場料は、タイ人も外国人も一律30バーツでした。
あと、午前中に訪問した2つの離宮もそうですが、王室の宮殿なので、一応ドレスコードがあります。できるだけ肌の露出の少ない服装(袖があるシャツ、膝より下のスカートかパンツ)を心がけましょう。
短パン・ミニスカート、ノースリーブの場合は、ストールのようなもので巻きスカート風に包んだり、肩に羽織ればOKです。
ホテルへ
15時45分。
この日最後のマルカタイヤワン宮殿の見学を終えて、一路バンコクへ向けて出発です。
南部からバンコクに向かう幹線道路はほぼ1本しかないので、日曜日の夕方は所々渋滞が激しくなります。
途中、1回トイレ休憩を挟んで、ホテル到着まで4時間近くかかりました。
これが3連休の最終日なんかだともっと酷いことになりますので、南部方面からバンコクに戻るスケジュールを立てる時は、余裕を見て時間配分を考えたほうがいいと思います。
19時半過ぎにスクンビットのホテルに到着し、この日は、ホテル近くの日本居酒屋で宴会となりました。
<車チャーター代に関わる費用>
この日の燃料代(ディーゼル)は、1,200バーツでした。
単純にホアヒン往復でも400キロですから、前日のアユタヤ&ナコンパトムよりは距離があります。
高齢者グループも喜んだアユタヤとナコンパトム日帰り旅行(1) - siam manao-life
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チャーター基本料金(6時から20時まで) = 2,000バーツ
高速代 50B × 往復 = 100バーツ
燃料費 = 1,200バーツ
合計 3,300バーツ
それにドライバーさんへのチップでした。
今回も10人参加でしたので、1人300バーツちょっと(約1,200円程度)の計算です。
長距離・長時間にもかかわらず、安く連れて行ってもらえました。感謝です。
まとめ
親戚ご一行来タイ3日目は、バンコクから南へ向かいました。
ペッチャブリー県にある、ラーマ4世、ラーマ5世、ラーマ6世ゆかりの離宮を3箇所巡り、天上の光が差し込む神秘的なカオルアン洞窟やホアヒン駅を見学し、ビーチでシーフードランチを食べました。
もし1泊できる余裕があれば、ホアヒンビーチで乗馬とか、ワイナリー見学とか、水上マーケットとか、巨大な歴代国王7人の銅像が並ぶラーチャパック公園とか、クメール様式の遺跡寺院とか、ミッフィーガーデンとか、ペッチャブリー&ホアヒン方面には他にもたくさんの見どころがありますので、興味に応じていろいろ楽しめます。
機会があれば、またいつか紹介したいと思います。
ではまた。
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