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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

サコンナコーンのクメール様式の仏塔を訪ねて(カラシンからバス移動)

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こんにちは、まなおです。
前回はタイの東北地方(イサーン)カラシン県にあるプラタート・ヤークー遺跡で行われた仏誕説(ウィサーカブーチャー)のカラフルなお祭りについて書きました。

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今回は、カラシン県からサコンナコーン県へ移動して、クメール様式の仏塔が残るプラタート・ナーラーイ・チェンウェン寺院へと向かった道中のようすをお届けします。


※サコンナコーンはサコンナコンと表記されたりもしますが、ここではサコンナコーンとします。


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カラシンのバスターミナルを下見に

前日の夕方、友人に送ってもらってたどり着いたのは、カラシンのバスターミナルからほど近いところにある古びたホテルでした。
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昔からある地方のホテルという雰囲気で、無機質で殺風景ではあるものの、今回は一晩寝るだけなので問題ありません。
アゴダでたしか500バーツもしなかったと思います。


友人は遅くなるといけないので、私をホテルで降ろすとそのまま実家へ帰っていきました。
再びまた100キロ近くの運転。。。申し訳ない。

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シャワーを浴びて一息ついたら、散歩がてらにバスターミナルまで行ってみました。
翌日の移動の下見も兼ねて。

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ホテルから歩いて5分もかからずバスターミナルに到着。
日暮れ後ということもあって、構内は静かでした。
チケットカウンターもバンコク行きを除いてほとんど閉まっていました。


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サコンナコーンへは、ロットゥー(乗り合いバン)とミニバスが走っているようです。

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閉まったカウンターに貼ってあった張り紙には、12時13時30分15時30分とありましたが、これはミニバスの時刻表なのでしょうか?
さすがにロットゥーはもう少し頻繁に走っているのでしょうか?

ホテルからも近いので、明日の朝、また様子を見に来ることにしましょう。


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近くの屋台で食事でもしようかと思いましたが、よく考えたら友人宅でいただいた昼ご飯が遅かったので全くお腹が減っていません。
この数日、暴飲暴食気味だったので、今晩はお腹を休ませることにしました。
部屋に戻って写真の整理などをしつつ、早めに就寝。





朝ご飯はジョーク(お粥)

翌朝、さすがにお腹が減りました。
シャワーを浴びてから外へ。

ホテルのほんの先に、わりと人だかりのしているお店があります。

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朝食屋さんでした。
カイガタ(イサーン風目玉焼き)やおなじみのパートンコー(揚げパン)と豆乳、ジョーク(お粥)などを提供しているお店です。
私は、胃腸にやさしい(であろう)ジョークを卵入りで。

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人気の店とあってなかなか美味しかったです。

ただ、調理をしている店主の男性が店員に少し怒鳴るように指示をしているのが個人的には気になりました。
もっとも、怒鳴っているのではなく元々あの男性はああいうキャラ(?)なだけで、お互いになんとも思っていないのかもしれませんが。

 

黒い仏像(ワット・クラーン)

朝ご飯を食べたら、周辺を散策。
近くにワット・クラーン(วัดกลาง)という大きめのお寺があったので、参拝することにしました。
王室仏教寺院3級に格付けされているようです。

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本堂はまだ閉まっていましたが、その奥に何やら大きな看板が掲げられた礼拝堂があります。
どうやら、霊験あらたかな古い仏像が安置されているよう。

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ルアンポー・オンダム(หลวงพ่อองค์ดำ=黒仏)と呼ばれる仏像です。
※正式名は、พระพุทธสัมฤทธิ์นิรโรคันตราย

お寺の言い伝えによると、この仏像が造られたのは西暦810年。
また、かつてソンクラーン(タイ正月)にはこの黒い仏像がカラシンの町なかへ担ぎ出され、町の人々が仏像に水を注ぐと決まって雨が降ったことから、雨をもたらす仏像として崇められたのだとか。

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階段を上がって堂内に入っていきます。
正面の須弥壇にルアンポー・オンダムが安置されています。
(手前の黒い仏像ではありません)

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望遠レンズで寄ってみました。

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なかなか素朴なお顔をされています。




<寺院情報>
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ワット・クラーン
วัดกลาง
Wat Klang
所在地:253 ถนน โสมพะมิตร ตำบล กาฬสินธุ์ อำเภอเมืองกาฬสินธุ์ กาฬสินธุ์ 46000
    253 Somphamit Rd, Kalasin, Mueang Kalasin District, Kalasin 46000
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カラシンからサコンナコーンへ

黒い仏像を参拝したら、ホテルに戻る前にバスターミナルまで行ってみました。
ロットゥーの運行状況を知りたかったのです。

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この時点で8時半でしたが、ちょうどサコンナコーン行きのロットゥーが停まっていました。
チケット売り場のカウンターで聞いてみると、ロットゥーの発車時間ははっきりと言えないとのこと。
人の集まり具合によるのだとか。

「もし行くなら今乗っちゃいなさい」と言われたんですが、さすがにチェックアウトもしていないし荷物もないし無理。
「じゃあ適当に来て待ちます」と答えておきました。


一旦ホテルの部屋に戻ってネットでサコンナコーンの情報などを検索して過ごした後、10時半にチェックアウトをしてバスターミナルへ。

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カウンターでチケットを買うと、11時50分発のミニバスでした。


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その後、すぐにサコンナコーン行きのロットゥーが入ってきたのですが、これの席はすでに売り切れていたもよう。

サコンナコーン行きのロットゥーやミニバスの始発はマハーサラカムから来ることが多く、タイミングによってはあまり席数が残っていないようです。

かと思えば、乗客が足りなくてこの次のロットゥーは(もともと11時とか12時発だったものが)急遽14時発に時間変更されていたりしたので、本当にあまり時間は読めなくて、その時の状況次第のようです。
(なので、あらかじめ余裕をもってスケジュールを組んだ方がいいです)


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出発まであと1時間以上ありますが、仕方ありません。
のんびり待つとしましょう。

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12時過ぎ。
少し遅れてミニバスがやってきました。
特に座席指定はないので、空いている席に座っていきます。
シートは左側に1人席、通路を挟んで右側に2人席という配列になっています。


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ちなみに、大型バスのように荷物を入れるスペースが車体の下にあるわけではないので、荷物は足元に置くか抱えるか、または全員が席に着いてから通路に置くかということになります。
私はキャリーケースと少し大きめのバッグを持っていたので、一番後ろの1人席に座って通路に荷物を置かせてもらいました。
(一番後ろの席はあまり通行の邪魔にならないのでお勧めですが、シートが若干直角気味です)


カラシンからサコンナコーンまでは、約130キロ。
途中、山越えがあるので、2時間から2.5時間程度かかります。
山のカーブで前に遅い大型トラックが何台もいて追い抜けないと多少遅くなるかもしれません。

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14時15分。
無事にサコンナコーンのバスターミナルに到着しました。

このバスターミナルは新バスターミナル(第2バスターミナル)で、地図上では空港の近くに位置します。
ただし、実際に空港まで歩いて行くには遠いです。(6キロ程度)

また、この新バスターミナルは市内中心部からも5キロ程度離れています。

私は、翌日の空港への移動や行きたい遺跡のことも考えて、新バスターミナルの近くに宿を取りましたが、正直言って周りにはあまり何もないので、食事や町歩きを楽しみたい方は市内中心部のホテルにしたほうがいいかも知れません。

 

チェックイン&激辛麺

今回泊まったホテルは、新バスターミナルから徒歩5分ほどの「O2 Hotel」という比較的新しいホテル。

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まあ、ホテルと言ってもアパートをホテルに改造したような造りで、レストランのようなものもありません。
部屋はそれなりに清潔で快適でした。

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荷物を置いてシャワーを浴びたら、散策も兼ねて遅めのランチを食べにでかけます。

ホテルから幹線道路に出るまでのソイにちょっとおしゃれなカフェがありましたが、とりあえず食事をしたかったのでスルー。

そのままバスターミナル前の通りへ向かいました。
この通りくらいにしか、お店がないのです。

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その中のひとつに入って、クイッティアオ(麺)を食べることに。
スープはトムヤム味を選択。

が、このクイッティアオ・トムヤムが非常に辛かったんです。
久しぶりにこんなに辛いクイッティアオを食べました。

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滝のような汗と涙が出ました。
あまりにも辛い物を食べると涙がこぼれるんですね。



そして、汗が噴き出したのと同時に大雨も降ってきました。
しばらくお店で雨宿り。

20分ほどして小雨になったので、目の前にある屋台市場をのぞいてみることにしました。
食べ物を中心にした店がいくつか集まっています。

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夕飯用にサラダとKFBという名のフライドチキンを買いました。
基本、1つ10バーツ(約35円)。

ホテルへ帰る途中に缶ビールも購入。

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本当は、その日のうちに行きたい寺院があったのですが、この天気では楽しくないので、おとなしくホテルでビール片手にネットや写真整理などをして過ごすことに。


クメール様式の仏塔「プラタート・ナーラーイ・チェンウェン」

翌朝は、すっかり晴れていました。
朝一で昨日行きそびれた遺跡寺院へと向かうことに。

空港沿いの大道路を2キロほど歩いていきます。

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目指す寺院の看板が見えてきたので、このソイを入っていきます。
しばらく行くとお寺にに到着。

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入口入ってすぐのところに、プラタート・ナーラーイ・チェンウェン(พระธาตุนารายณ์เจงเวง)という仏塔ががそびえています。

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この仏塔は、東側の扉のみ実際に中に入れるようになっており(一般参拝者は入れませんが)、あとの3方向にあるものは飾りの扉(偽扉)となっています。

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クメール文化の影響を受けた彫刻がそこここに見て取れます。

タップラン(ทับหลัง)と呼ばれるまぐさ石にはヒンドゥー教の神々の彫刻が施されています。


こちらは北側の偽扉の上のまぐさ石のレリーフです。

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獅子(ライオン)と戦うクリシュナ神

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その上には、眠るナーラーイ神(ヴィシュヌ神)

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東側正面のまぐさ石には、踊るシヴァ神像が。

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これらのまぐさ石や破風飾り、ナーガ(蛇神)のデザインから、この仏塔はバプーオン様式のクメール美術の影響を受けていると考えられているそうです。

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<寺院情報>
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ワット・プラタート・ナーラーイ・チェンウェン
วัดพระธาตุนารายณ์เจงเวง
Wat Phrathat Narai Cheng Weng
所在地:74 สกลนคร-อุดรธานี ตำบล ธาตุนาเวง อำเภอเมืองสกลนคร สกลนคร 47000
    74 Sakon Nakhon - Udon Tani, That Na Weng, Mueang Sakon Nakhon District, Sakon Nakhon 47000
時間:06:00-18:00
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カフェで朝食

お寺を後にして、ホテルに向かって歩き出しました。

裏道を歩いていると本当にのどかな田舎の風景が。

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途中から再び大通りへと出たのですが、日差しを遮るものがなくて暑い暑い。

バテ気味になりながら、バスターミナル横のカフェへと入ってみました。

このカフェは昨日からちょっと気になっていたのです。
明るくてなかなかおしゃれな雰囲気。

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アンチャン(バタフライピー)のお茶とカルボナーラを注文。

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あまりにもお腹が減っていたのもあり、一気に食べてしまいました。


そして、デザートにカラメルシュークリームを。

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生クリームではなかったので、最後の方はけっこうお腹に溜まりました。


どれも味自体は可もなく不可もなく。
地方のカフェとしたらこんなものでしょう。(謎の上から目線w)

というか、これ全部で180バーツですから、まったく文句はありません。





サコンナコーン空港情報

チェックアウト前に、空港へ向かうためにGrabアプリで車を呼ぼうとしましたが、バイクしかありません。

キャリーケースを持ってバイクはきついので、ホテルのフロントで聞いたら、タクシーを呼んでくれました。
空港まで150バーツと、バンコクと比べたら割高ではあるものの、Grabの見積もりよりは若干安かった気がします。

5分もしないうちにタクシーはやってきてくれました。


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サコンナコーン空港に着いたら、搭乗前に早めのランチでもしようと思っていたのに、レストランはおろか売店さえもありませんでした。
(2022年5月現在)

ただ、シャッターの降りた店舗スペースのようなものはあったので、将来的にはオープンするのかも知れません。
(あるいは、コロナ禍で閉めているだけ?)

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サコンナコーン空港自体は、最近リノベーションされたのか、非常にきれいでした。
地方の暗い空港のイメージはありません。


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なお、乗客向けの充電用のコンセントなどは見当たりませんでした。


こじんまりしているので、全ての手続きがあっという間。

ボーディングブリッジはないので、沖止めの機体へ徒歩で向かいます。

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タイ全県制覇計画(サコンナコーン県追加)

タイ全土1都76県制覇を成し遂げよう!計画」、今回サコンナコーン県が追加されました。
パチパチパチ〜!


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これで1都76県中、1都67県制覇。

残るは9県です。


急ぎ足のサコンナコーン県でしたが、次回は市内中心部や他のエリアも散策してみたいです。





ではまた。