こんにちは、まなおです。
まだ書けてない旅行紀や記事が山ほど残っているのですが、記憶が朧げになってきているので後回し。
とりあえず、この際、新しい出来事から忘れないうちに書いておきます。(汗)
今回は、タイのイサーン地方カラシン県にあるプラタートヤークー遺跡で年に一度、仏誕節(ウィサカブーチャー)に行われるお祭りの紹介です。
お祭りの開催期間中は、トゥンと呼ばれる色鮮やかな魔除け・吉祥の糸飾りが会場を埋め尽くします。
その色とりどりの飾りが風にそよぐ姿は圧巻で、まさに色の海のようです。
プラタートヤークーで仏誕節祭り
今回、プラタートヤークー(พระธาตุยาคู)遺跡へ訪問しようと思ったのは、タイ全土77都県制覇の一環だったのですが、実はこの時期にお祭りが開催されていることは知りませんでした。
前日、カラシン県の隣、ローイエット県の友人宅で食事をよばれている時に、明日はプラタートヤークーへ行くつもりだと話したら、「今ちょうどお祭りやってるわよ!」と教えてもらって初めて知ったのです。
なんでも、毎年仏誕節(ウィサーカブーチャー:วิสาขบูชา)の時期に遺跡広場でイベントが開催されるのだそうです。
写真を見せてもらったら、色鮮やかなトゥン(ธุง/ตุง)を吊り下げた竿が無数に立ち並び、非常に美しい光景が。
トゥンというのは、さまざまな色の糸を四角形や六角形、八角形に巻いて作られており、タイ北部や東北地方(イサーン)でよく見かける魔除けや吉祥を意味する飾りです。
これはラッキー!
地味に遺跡巡りをしようと考えていたのに、偶然にも、年に一度のお祭りと重なるなんて、これは幸運としか言いようがありません。
※2022年の仏誕節は5月15日で、お祭りは5月13日から17日まで開催
プラタートヤークー遺跡へ
プラタートヤークーへは友人が車を運転してくれました。
遺跡横の駐車場は満車で、500メートルほど手前のソイの入り口付近で車を停めてから徒歩で向かうことに。
普段は静かな田舎の村だと思うのですが、この時期だけは一変して活気付いているようです。
警官が出動して交通整理をしています。
トゥンの海
会場は、見物客とイベント参加者たちでとても賑わっていました。
見えてきました、無数のトゥン飾り!
今年は、約1,600本(旒)ものトゥンが会場に立てられたそうです。
めちゃくちゃきれいです。(語彙力)
このイベントを取り上げたニュースサイトの見出しは、「タレートゥン(ทะเลธุง)」つまり「トゥンの海」と書かれていることが多いのですが、色とりどりのトゥンが一面風に揺れる姿はまさに糸飾りの海のようでした。
いくつかトゥンの画像を貼っておきます。
仏塔周辺の様子
プラタートヤークーの仏塔遺跡の周辺では、お揃いの黄色のシャツに赤系の布と巻きスカートをつけた地域の女性陣が踊りのスタンバイ。
お年を召した方もわりとおられましたが(というかむしろ年配の方がメイン)、みなさんのとても美しい立ち姿に感激しました。
髪飾りも素敵です。
おそらく待ちに待ったお祭り本番を前にして、心踊ってらっしゃるんでしょうね。
本当はみなさんの実際の踊りも鑑賞して行きたかったのですが、時間の関係で泣く泣く会場を後にしました。
お偉いさん方の登場や仏教儀式などが長引いて日が暮れてしまいそうになったのです。
この後、友人はカラシンの中心部まで私を送って行ってくれることになっており、あまり遅くなると友人がローイエットの家に戻るのが遅くなってしまうので、これ以上長居はできません。
また、綺麗に化粧を施して煌びやかな衣装をまとった若者たちのダンスも残念ながら見ることができませんでした。
カメラを向けるとはにかんでポーズをとってくれたり(なのにピンボケだった!)、なかなか初々しくて眩しかったです。
タイ全県制覇計画(カラシン県追加)
「タイ全土1都76県制覇を成し遂げよう!計画」、今回カラシン県が追加されました。
パチパチパチ〜!
これで1都76県中、1都66県制覇。
残るは10県です。
今回、たまたまお祭りと重なったプラタートヤークー遺跡訪問。
すごくラッキーでした。
木々の中に佇む古色の仏塔と色の洪水のような飾りや衣裳との対比がすごかったです。
もし機会があれば、次回はライトアップされた夜の会場も楽しんでみたいです。
ではまた。