siam manao-life

バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

『ラビットカード(Rabbit Card)』の有効期限切れで、新しいのに交換した話

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タイでは雨が降るとこれだけ気温が変わるのかと、今更ながらつくづく感心するまなおです。
数日前までの殺気を帯びた日中の日差しが嘘のようです。

さて。
タイの交通系ICカード、「ラビットカード(Rabbit Card)
タイ在住の方には、おなじみのカードだと思います。
昨日、このラビットカードのチャージをしようと駅の窓口に行ったら、なんと、カードの有効期限切れだということが発覚。
ラビットカードにも有効期限があることをはじめて知りました。

というわけで、今回は有効期限切れのラビットカードを新しく交換した話を書きたいと思います。

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(画像は、公式サイト Rabbit - Rabbit Card より) 

 

ラビットカードとは

ラビットカードは、もともと、バンコクのスカイトレインこと、高架鉄道BTSのチャージ式IC乗車カードとして、2012年5月1日に発行されました。

その後、BTS以外にも、BRTや提携するコンビニ、スーパー、レストラン、フードコート、映画館、小売店などでも使用できるプリペイド非接触ICカードとして発展してきました。

2018年からは「Rabbit LINE Pay(ラビットラインペイ)」との連携も可能になっていますよね。
(私は、連携後の実店舗におけるラビットカードでの支払いの可否が不明確だったので、まだ連携は行っていませんが)

 

ラビットカードにも有効期限があった!

昨日、BTSの回数券(1ヶ月に40回分とか50回分とか乗車できる)が切れたので、回数券の購入と追加で金額のチャージも一緒にしようと駅窓口に行ったら、
ラビットカードの有効期限が切れましたら、新しいカードに変更する必要がありますね」と言われたんです。

実は、タイでは、銀行ATMカードにも有効期限があって、交換時に手数料を取られたり(でも困惑した顔したら無料にしてもらった気も・・・)して驚いたことがあります。
今回、ラビットカードにも有効期限があったことを、はじめて知りました。

ATMカードには有効期限が印字されているのですが、ラビットカードには特に記載がなかったので、念のために「ラビットカードの有効期間は何年なのですか?」と聞くと、「7年です」という回答でした。
家に帰ってから、ラビットカードの公式サイトで調べたら、やはり7年と書いてありました。

確か、タイでラビットカードが最初に発行されたとほぼ同時にラビットカードを購入した記憶があるので、
2012年の5月から・・・
はい、確かにちょうど7年経過していますね。
なんだか感慨深いです

下の写真は、回収されてしまう前に「記念に写真だけ撮らせて」と頼んで撮ったものです。
左が新しいデザインのラビットカード、右が7年使ったカードです。
いつしかビニールのケースもなくなり、財布の摩擦やなんかで汚れてしまってます…。
お見苦しくてすみません。(恥)

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新カードへの変更

慣れ親しんだラビットカードとの突然のお別れに(といっても、ほぼ財布の中にしまいっぱなしだったわけですけど)、少し心の準備が追い付かない感はありつつも、そういう規則なら致し方ないと、言われるままに新しいカードと交換することにしました。

とりあえず、変更は無料で

私が最初にラビットカードを購入した当初は、カードの発行手数料が150バーツと、デポジットが50バーツ徴収されていました。
現在では、カードの発行手数料が100バーツ、デポジットは廃止になっています。

駅の職員の説明によると、今回の新しいラビットカードへの交換における手数料は以下の通りでした。

  • 通常、ラビットカードの発行(交換)手数料は100バーツ
  • 現在、新規格のラビットカードへの交換手数料はプロモーション割引で50バーツ(2019年5月1日~12月31日まで)
  • 預かっていたデポジット50バーツを交換手数料に充当
  • よって、今回の新カードの発行に料金は発生しない

ということで、今回、私は新カードへの交換に追加料金を払うことはなかったのですが、本来戻ってくるはずのデポジットを使ってるわけですから、実際には支払っているというマジックなんですけどね。(笑)

 

変更にもID(パスポート)の提示が必要

変更に当たって、職員からパスポートの提示を求められました。
2019年2月15日以降、ラビットカードの購入や追加でチャージする場合、所持者登録をすることが義務付けられるようになっています。
タイ人はIDカード、外国人はパスポートの提示が原則です。

現在利用しているラビットカードでは既に所持者登録をしてあるはずなのに、新しいカードに変更する際に、また提示が必要な理由がよくわかりませんが、そこはタイですから突き詰めたりはしません。(笑)

しかたなくタイの運転免許証を提示すると

「あ、外国人の方ですね?パスポートをお願いします」

と言われました。

「今、パスポートを携帯していないので、スマホに保存したパスポート画像でもいいですか?」

と聞くも、

「原本でないとダメなんです」

と、つれない返事。
それならば・・・と、

「この運転免許証にはパスポート番号も記載されていますが、ダメですか?」

と食い下がってみても、

「パスポートじゃないと・・・」

というので、悲し気に困惑顔(←でたっ、タイでの処世術&護身術!笑)をしていると、

「わかりました。パスポート画像を見せてください。なんとかします」

とのお言葉。(やった!)

だって、むこうもお役所じゃあるまいし、BTSの窓口で外国人がずっと居座っていたら面倒くさいですよね。
パスポートのコピーをとるわけじゃないんだから、画像を見て登録したって罰はあたらないでしょう?
(原則は原本。あくまで職員の判断次第というのは、念のため)


というか、そのあたりの不徹底さ加減(マイペンライ精神=いい加減とも言う)は、今に始まったことではないですが。(笑)

事実、2月の末にチャージした時には、登録義務が発生した後だったにも関わらず、特にIDの提示は求められず、『え?』となったし、
3月の末にID提示を求められた時には、実際に運転免許証で登録してくれたわけなんです。
(今回、そのことはあえて言いませんでしたけど)

いずれにしても、新カードへの変更時もID(パスポート)の提示は必要です!のでご注意ください。

 

旧カードの残高は新カードへ移行

当たり前ですが、旧カードに残っていた金額は新カードへ移行した上で、今回の回数券購入とチャージを行ってくれました。

 

 

ラビットリワードポイントの移行について

新しいカードへの切り替えも終わり、旧カードの残高も移行してくれたので、安心していたのですが、家に着いてからふと気になったことがありました。
それは、ラビットカードについているポイントのことでした。

ラビットカードにはポイントが付く

ラビットカードには、「Rabbit Rewards(ラビットリワード)」というポイントプログラムがあって、ラビットカードの利用によってポイントが貯まる仕組みになっています、
その貯まったポイントを商品や提携店の割引と交換したり、BTSのバウチャーと交換したりすることができます。

BTSの駅の端にオレンジ色の自動販売機のようなクーポン発券機がるのをご覧になったことがあるかと思いますが、あの機械で割引クーポンの発券や、ポイントをBTSの乗車料金に換えてチャージすることなんかも可能なんです。

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旧カードのポイントはどうなった?

旧カードとは突然のお別れだったので、旧カードにどのくらいポイントが残っていたのか、事前に調べてもいなかったんですが、まったくゼロってことはないはずです。
あのポイントは、果たして新しいカードに引き継がれたんだろうか?」という疑問が沸き起こります。
そういえば、ポイントの件については、BTS職員のおねえさんからの言及はありませんでした。

 

ポイントをアプリで確認

家に帰ってから『Rabbit Rewards』のアプリで確認してみることにしました。
(ポイントを集めるには、事前に『Rabbit Rewards』への登録が必要です)

ログインには、ラビットカードの番号(または登録メールアドレス)と暗証番号を入力します。
旧カードの番号でログインすると、残高が2530ポイントありました。
思ったより多かったです。

『Rabbit Rewards』は、以下のアプリで登録や確認が可能です。


ですが、このポイント、あくまで旧カードでのポイントのはず。

新しいラビットカードの番号は、もちろん旧カードの番号とは違うし、どうみても旧カード情報と新カード情報が『Rabbit Rewards』内で自動的に紐付されているようには見えません。

旧カードは、新カードへの交換時に回収されているので、このポイントをどうやって利用したらいいのかと考え込んでしまいました。
というのも、例えば、上記のラビットカードのクーポン発券機では、利用にあたってカードをタッチさせる必要があるのですが、そのカードは既に手元にないわけですから・・・。

まさか、貯まったポイントはもう使えなくなってしまうの?

 

新カードの番号追加方法

どうしたものかと悩んでいたら、『Rabbit Rewards』メニューのプロフィールの中に、ラビットカードの追加項目がありました!

さっそくこちらで新しいラビットカードの番号を入力してみました。
ちなみに、ラビットカード番号は、カードの裏面に記載してあります。

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  • 左上のメニューから『Profile(โปรไฟล์)』を選択。
    (ウェブサイトの場合は、『My Account(บัญชีของฉัน)』)
  • 『Rabbit Cards(บัตรแรบบิท)』をクリック
  • 『Add Card(เพิ่ม)』をクリックして、ラビットカード番号を入力後、再度『Add Card(เพิ่ม)』で確定。


これで、少なくともアプリ(ウェブサイト)上は、紐付されたように思います。

念のため、今日、駅の機械で確かめてみました。
まず液晶画面を指でタッチしてから、新しいラビットカードを右側のボードにあてがいます。


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すると・・・

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ちゃんと、2530ポイントが正しく反映されていました!

 

まとめ

ラビットカードの交換について書きましたが、ポイントは以下の通りです。

  • ラビットカードには有効期限が存在する(7年間)
  • 新カードへの交換手数料は50バーツ(2019年12月31日までの割引価格)
    ※実際には、支払い済のデポジット50バーツが充当されるので追加料金は発生しない
  • 交換時にも改めてID・パスポートの提示(所有者登録)が必要
  • 『Rabbit Rewards』のアプリまたはHPから、新しいカード番号の追加を行い、旧カードで貯まったポイントを引き継ぐこと

 

※なお、有効期限の7年間を超えたカードは、追加チャージや回数券購入はできませんが、2年以上の無利用期間がない限りは、カード自体が無効になることはなく、残高を使ってBTSの乗車や提携店舗での利用、また、払い戻しが可能です

 

以上、期限が切れたラビットカードの交換の話でした。

 

ではまた。