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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

【絶景】北の町の「赤い蓮の海」はやっぱり良かった(ウドンタニー県)

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タイ・イサーン地方の主要都市、「北の町」を意味するウドンタニー県には、赤い睡蓮が一面に咲き誇る有名な湖があります。

赤い蓮の海」(タレーブアデーン)と呼ばれるここの睡蓮たちは、毎年12月から2月くらいまでが見ごろとのことで、昨年の年末に行ってきました!

ゆっくり自分たちのペースで眺めたり写真を撮りたければ、貸し切りボートがお勧めです。

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※ウドンタニー(อุดรธานี)のカタカナ表記には悩まされます。Wikipediaやタイ国政府観光庁のサイトでは「ウドーンターニー」ですが、Google検索では、ヒット数の多い順に、「ウドンタニー」「ウドンタニ」「ウドーンターニー」「ウドンターニー」「ウドーンタニー」「ウドーンタニ」となっていました。ということで、ここでは数に従って「ウドンタニー」としておきます。

 



赤い蓮の海へ

その日の朝は、5時半に起きてシャワーを浴び、出かける支度を済ませてから、ホテルの朝食レストランへ向かいました。

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この時期のウドンタニーと言えば「赤い睡蓮鑑賞」だからでしょうか、朝食ビュッフェが6時からのオープンで助かりました。

というのは、睡蓮は夜明けとともに開花し始め、昼過ぎには花を閉じてしまうのです。
ですから、美しい睡蓮の花を見たければ、朝一で湖に向かうのがベストなんです。

なかには、暗いうちから湖畔でスタンバイして、夜明けの幻想的な景色を堪能する方もいらっしゃるそうです。

私たちは、6時半に朝食を済ませて、その足でタレーブアデーンへと車で向かいました。

一般的には、「タレー・ブア・デーン」(ทะเลบัวแดง)と呼ばれていますが、正式には「ノーン・ハーン・クンパワーピー」(หนองหานกุมภวาปี)という名前の湖です。(ノンハン湖)

ウドンタニーの中心部から約50キロ、車で小一時間ほどで到着です。

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この湖にはいくつか睡蓮鑑賞のボート乗り場があるのですが、私たちが利用したのは「バーン・ノーン・ナムヨーイ」(บ้านโนนน้ำย้อย)という船乗り場でした。





湖畔の駐車場(空地)に車を停めて、小屋の前に座っているおじさんからチケットを買います。

私たちは2人で小型のボート(最大3名くらいまで?)を貸し切りで、1艘300バーツ(約1,050円)でした。
2人で1.5時間~2時間貸切って300バーツなら、安いものです。
2~3人で行く場合、貸し切りがお勧めです。


大きめのボートで他の方とのシェアーも悪くはないと思いますが、タイ人の方たちの自撮り熱は半端ないので、自分たちの思うタイミングで移動できなかったり、ベストスポットでの写真待ちが長かったりしますから、相乗りする場合はそこも含めて楽しむ覚悟で臨んだ方がいいです。


ただ、小型ボートは少し安定性に欠ける面もあるので、小さなお子様同伴の場合は、中型から大型ボートに乗ったほうが安心かも知れません。
(小型ボートでもライフジャケットはあります)


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これが購入したチケットなんですが、後から見て「えっ!」となりました。


何がおかしいか、お分かりですか?
すぐに気がついた方は、かなりのタイ通だとお察しします。

実は、年が1年間違っているんです

タイでは一般的に仏歴が使われることも多く、このチケットの『29/12/62』の最後の『62』は年(の下2桁)を表しているのですが、間違っているんです。

西暦に543年を足すと仏歴になるので、これだと仏歴2562年、つまり2019年ということになるんです。
1年ずれてますから!(私が利用したのは、2020年12月29日)

年が明けて間もない時期に書き間違えることは私もよくあるんですが、もう363日も経っているんですから、おじさん、たのみますよ…。
って、よっぽど2019年に思い入れがおありなのかも。(笑)

 


いざ出航!

その場には私たちともう1組の家族連れしかいなくて、チケットを買ったらすぐに出発です。

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ボートは船頭さんと私たち2人。
一応、船体の中ほどには日よけのシート屋根があります。

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その日の朝は風もなく穏やかで、ボートは水面を滑るように進んで行きました。

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しばらく水生植物の茂みをかき分けるように走ったあと、視界がぱっと開けます。
本当に気持ちのいい朝です。

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この辺りには睡蓮はまったく見当たりません。
それでも、浮草の上に宿る水鳥や、低空を飛び交う燕を眺めているだけでも楽しいです。


20分ほどして『本当に睡蓮あるのかな?』と少しだけ不安になりかけた頃、遠くに薄紅色の帯が見えてきました。

うわー、あれだ!

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満開スポット

少しずつ赤い帯が近づいてきて、睡蓮がちらほら周りに増えだしてきました。

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そして、一番睡蓮が密集しているベストポイントでボートを停めてくれます。
撮影タイムです。

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最初は睡蓮の写真ばかり撮っていたのですが、せっかくだからとお互いの写真も撮り合うことに。
バランスを崩さないように慎重に船首へと向かい、その場で睡蓮を背景にポーズ。(笑)

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今まで写真や映像でしか見たことがなくて、いつか行ってみたいと思っていましたが、実際に自分の目で見てみて、本当にきれいだなと実感しました。
はるばるウドンタニーまでやってきてよかった。

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船頭さんが言うには、これでもまだ最盛期の少し手前らしく、1月にはさらにたくさんの睡蓮で水面が埋め尽くされるのだそうです。

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ちなみに、深そうに思えるかもしれませんが、この湖はそれほど深くはなく、睡蓮が咲いているこの辺りの水深は1.5mくらいしかないのだそうですよ。
意外でした。


下船

船頭さんは『もっと撮影したいか?』とか『場所を移動したいか?』とか聞いてくれましたが、これ以上自分たちの写真は要らないし、日もだいぶ高くなってきたので、ゆっくり一周まわって船着き場に戻ってもらうことにしました。

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9時過ぎ。約1時間半の楽しいクルーズを終え、無事に船着き場に戻ってきました。
睡蓮の美しさはもちろん、ボートからの低い視線で水上の景色を眺めるのは、本当に楽しかったです。



【絶景】赤い睡蓮の湖(ウドンタニー県)




冒頭にも書きましたが、ウドンタニーの睡蓮は乾期(寒季)限定です。
今は新型コロナの感染拡大ということもあり、気軽に訪問というわけにはいかなくなってしまいましたが、一刻も早くコロナ禍が収束し、再びこの「赤い蓮の海」にも賑わいが戻ることを祈るばかりです。

 

 

ではまた。