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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

夏休み星空旅行「天の川の聖地・しらびそ高原」編

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夏の一時帰国で訪れた長野県星空スポット巡礼の旅。
今回は、「日本のチロル」とも呼ばれる天空の村「下栗の里」から雲上の楽園「しらびそ高原」までのようすをお届けしたいと思います。


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日本のチロル・下栗の里

今年の夏休みは、信州・長野県の星空スポット3つ「しらびそ高原」「千畳敷カール」「美ヶ原高原」を訪れました。
それぞれの場所の概要や宿泊したホテルの情報・予約方法などは、前回の記事もご参照ください。

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初日に宿泊したのは、飯田市上村の山奥に位置するしらびそ高原
中央道を降りて宿へ向かう前に、山の尾根に拓かれた小さな集落「下栗の里」を訪れることにしました。

飯田市内から山道に入ってしばらく上り下りし、途中、道路脇にあった食事処で昼ごはんとします。
村の茶屋」という古民家食堂でした。

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信州と言えば蕎麦。
天ざるを頂きました。


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日射しがきつい日でしたが、木造の座敷は風が通って涼しく、幼い頃の夏休みを思い出すような、懐かしい雰囲気でした。
広い畳の上に寝っ転がりたい衝動に駆られました。(しませんでしたけど)






食事を終えたら、更に山道を上がって下栗の里方面へ向かいます。
急こう配のカーブなども続くので、運転は慎重に。
すれ違いが困難なほど道幅が狭いところも多々あり、ある意味、軽自動車で正解でした。


下栗の里観光駐車場に車を停めて、そこから徒歩で「おおぎびら展望台」という下栗の集落がよく見える展望台まで向かいます。



駐車場からの景色もなかなか素晴らしかったです。
なんだか日本の夏空みたいな感じでよき。

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駐車場を出て左側、坂道の車道(南アルプスエコーライン)を200mほど上ると、「天空の里ビューポイント(おおぎびら展望台)遊歩道入口」と書かれた看板があるので、そこから山道へ入って行きます。


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最初、Googleマップで経路を調べたら徒歩で37分と出たので、ちょっとゲンナリしていたのですが、この遊歩道を通っていくとずいぶん距離も時間も短縮できました。(後で時間計算したら18分くらいだったので約半分ですね)

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おおぎびら展望台とそこへ続くこの遊歩道は、地元の方が整備してくださっているそうです。ありがたいことです。
心ばかりではありますが、募金をしておきました。

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展望台からは、眼下に下栗の集落がよく見えました。
山の尾根に集まる家々の姿は、なるほど、異国の村のような雰囲気がありますね。
私はチロル地方には行ったことがありませんが、ヒマラヤの麓の村の景にちょっと似てるかなと思ったり。
下栗の里は、「にほんの里100選」にも選ばれています。

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重なる山や谷の景色もよかったです。

https://www.instagram.com/reel/C-y2VlwPZkT/


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しらびそ高原へ

下栗の里を後にして、この日の目的地であるしらびそ高原へ向かいます。

実は、その経路でちょっとした失敗をしてしまいました。
もともと、下栗の里からは南アルプスエコーラインという景観の良い(らしい)道を通ってしらびそ高原へ行く予定だったのですが、ぼーっとしていたのでしょう、やらかしてしまいました。
カーナビで案内される道を何も疑わずに走っていると、元来た道をひたすら下って行きます。
いくらなんでもこれは?と思って確認してみると、一旦山を下って152号線から林道を上がっていく道が選択されていたもよう。
そのルートの方が時間的に多少早かったのでしょうが、山の絶景を楽しみながらドライブする気満々だったので、かなりがっかり。
引き返そうかとも思いましたが、既にだいぶ下って来ていたのでそのまま進むことに。
下栗の里の駐車場からは、展望台へと歩いた方向に上らなければならなかったんですよね。
(最初から間違っていた私・・・)

何はともあれ、予定とは違うながらも別ルートでしらびそ高原までたどり着きました。

ホテルに入る前に、せっかくなので、少し先までエコーラインを走ってみました。


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御池山隕石クレーター」という場所に立ち寄ります。
かつて(といっても数万年前らしいです)、巨大な隕石が落ちてきて衝突した場所だそうです。


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少し前までは、ここで星景写真を撮る人がたくさん集まる場所だったようですが、現在は治山工事中という看板があり、立ち入り禁止となっていました。
残念。

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このころから少し雲行きが怪しくなってきたので、これより先のエコーラインを進むのはやめて、ホテルの方へ引き返しました。



しらびそ高原天の川

ホテルはしらびそ高原のほぼ一番上に位置します。

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ヨーロッパの山のホテルを思わせるような外観はかわいらしく、タイのプレー県にあるバーンピンという駅の駅舎を思い出しました。

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到着したら、まず周りの星空観賞スポットをチェックします。
昼までの青空が一転して厚い雲が張り出してきていますが、望みは捨てず、準備しておきましょう。

ホテルの正面、東側には小高い丘があり、その上が展望台となっています。


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階段を数十メートル上ると、南アルプスの雄大な景色が広がっています。
あいにくの曇り空ですけど。

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展望台から少し南に下りたあたりからは、この時期の立ち上がる天の川をきれいに撮影できそうです。

展望台の反対側、駐車場の先(北西方面)からは、中央アルプスの展望が開けています。
夜半から明け方にかけて、沈んでいく天の川や白鳥が望めそうだななんて、撮影シミュレーションをしてみたり。

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夕方、大浴場でゆっくり運転の疲れを癒し、しっかりご飯を食べて撮影に備えます。
眠ってしまうのではないかと心配ではありましたが、ちょっとだけきき酒セットなどを試してみました。

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山のホテルだからとそれほど期待していませんでしたが、品数も豊富で美味しかったです。

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<ホテル情報>
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しらびそ高原天の川
Hotel Amanogawa Shirabiso Highlands
所在地:〒399-1403 長野県飯田市上村979−53
TEL:050-3583-2302
(休業期間:0260-31-0036)
URL:https://shirabiso-amanogawa.com/

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星空観賞&撮影

しらびそ高原は「天の川の聖地」とか「星降る聖地」とか言われているようで、当ホテルも星空観賞に関するサービスや心配りがそこここに感じられました。

ロビーには星空や星座に関する本やパネルがたくさん置いてあり、入口には自由に使っていいレジャーシートや虫よけスプレー、外歩き用のクロックス風サンダルなども用意されていました。

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星空をずっと見上げていると首が痛くなるので、寝っ転がりながら星を鑑賞することができるレジャーシートはとてもありがたいのです。

また、ホテル主催の星空観賞会なども不定期に開催されています。
公式サイトでご確認ください。

【公式】しらびそ高原天の川|アルプスの絶景を望む 天の川の聖地の宿



さて。
日が沈んで空が暗くなった20時すぎ。
いよいよ星空観賞タイムです。

・・・が、

雨降ってきとるじゃないですか!(涙)

いや、事前に天気アプリやWindyなんかで調べていたので、薄々わかってはいたんですがね。
ただ、山の天気が変わりやすいといいますから、希望は捨てずにおきましょう。
1時間おきに窓から空の様子を確認しました。

結局、雨がやんだのは午前3時過ぎ。
とりあえず、外に出てみました。
雨は止んだとはいえ、まだ厚い雲に覆われています。

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しばらくすると、徐々に雲が少なくなっていったものの、同時に薄明も始まり空が白んできました。
西側の空を撮ってみましたが、これが精いっぱいです。

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東の空はさらに明るく、昇るオリオン座がかろうじて見える感じです。

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この夜、しらびそ高原は天気に恵まれませんでしたが、晴れていたらさぞ素晴らしい星々が見られたんでしょうね。


今回は、翌日の登山に備えて休息できたと考えることにして、いつかまたチャンスがあれば再チャレンジをしたいと思います。
その時はまたよろしくお願いします、しらびそ高原ホテル天の川さん!

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この後、私たちは駒ケ根の千畳敷カールへと向かいました。
昨夜とは打って変わっての晴天です。
期待しましょう!

続きは次回に。

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ではまた。