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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

シーナカリンダム湖へ星を撮りに行く(タイ・カンチャナブリー県)

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タイ西部カンチャナブリー県にあるタイ最大のダム、シーナカリンダム。そのダム湖を見下ろす小高い山から星空を眺めました。
輝く冬の星座たちも、泊まったグランピング施設も、どちらもすごく良かったです。


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グランピングリゾート「ライ ラック ファー」

今回私が宿泊したのは、シーナカリン国立公園の中核となる巨大なダム湖を見下ろすグランピング施設です。
新しく清潔な設備が整っており、気軽に手ぶらで行ってもキャンプの雰囲気を存分に味わえます。
私は星空撮影をメイン目的に訪れましたが、バンコク近郊で自然の絶景を満喫したい人にもおすすめです。
タイでは欠かせない映え写真スポットもたくさん😆

チェックイン

フロントでチェックインを行い鍵をもらいます。
私たちはあらかじめ星空撮影に良さそうな位置のテントを指定していました。(詳細は後ほど)

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ちなみに、ここのチェックイン時間は少し遅めの16時。これは自家発電による各部屋への電気供給が16時からとなっているためで、早めに来てもいいが、テントの中のエアコンは効かないので暑いですよとのことでした。

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テントはいずれもダム湖を見渡せる崖側に建てられています。



びっくりなトイレ

フロントの並びにコテージのような建物がずらっと並んでいたので、「グランピングじゃない部屋もあるんだ…」と思ってよくみたら、これ、各テント専用のトイレとシャワールームでした。

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エアコン完備の更衣室やソファ、姿見、バスローブなども揃っており、トイレも清潔です。
シャワーは強力なガス式なので寒季でも安心です。(実際、この時期の朝夕はかなり肌寒いのです)

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テントから20メートル程度離れているので面倒だと思う方もおられるでしょうが、私は特に気にならなかったですね。(庭は夜中もそれなりに明かりが点いています)

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映えスポット満載

テントが並んでいる中央あたりに少しダム湖側に突き出た展望台があります。
眺めは素晴らしく、ブランコもあったりして、絶好の記念撮影スポットです。

そこのシンボルツリーにはLEDライトが付けてあり、夜中キラキラ光ります。(星空鑑賞には影響あり)

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また、敷地の北側(ダム湖に向かって左手)には、展望ベンチとその手前にタイ風東屋があります。
ここも映えスポットで、みなさん撮影に勤しんでおられます。

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そしてその隣、一番北側にはランウェイのような歩道とその先にステージもあり、ここも言わずもがなの写真スポットです。(いずれも朝までライトアップ)

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テントの種類

宿泊用テントのカテゴリーを紹介します。
下の2枚は、リゾートから事前にいただいた敷地内の配置写真です。

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Private Sky View
ダムに向かって右手、敷地南側に6つ。
北東から南側にかけての湖と空の開けた景色がよく見えそうです。
北側も見えるのですが、中ほどにある出っ張った展望台のイルミネーションが朝まで明るいので、北の星空撮影には向いていません。
(最初はこのPrivate Sky Viewに泊ろうと考えましたが、あいにく満室であきらめました)

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Exclusive Camping Family
名前の通りファミリー向けの大きなテントが2つ。(滞在時は1張しか設営されていませんでした)
上記Private Sky Viewと同様、北東から南側にかけての展望で、北は展望台のイルミネーションが星空には影響するでしょう。

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Exclusive Camping (เต็นท์กระโจม)
ダム湖に向かって右手、敷地北側に8つ。
私が利用したテントになります。
北側から南側までの展望が開けています。
ただし、南側は突き出た展望台とイルミネーションが邪魔して星空撮影には適していません。
また、北側にある展望台(東屋とランウェイ展望台)も朝までライトアップされるので、北西側は星空撮影には不向きです。

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私は一番北側のテント(No.1)を予め指定しましたが、ここは隣のテントの明かりの影響をあまり受けず、わりと崖ギリギリまで三脚を立てるスペースがあったのでよかったです。

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テント内部はこんな感じです。

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2人で寝るには十分広かったし、エアコンも充電設備も完備してました。

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アフタヌーンティー

チェックインするとテントに紅茶とビスケットを運んでくれました。
スイーツ自体に華やかさはありませんが、ちょっとしたサービスが嬉しいですね。

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夕飯

夕飯は宿泊料金に含まれていないので、宿のメニューから注文しました。
最初は定番のムーカタ(タイ風焼肉鍋)にしようと思ってたのですが、メニューの隣にあった和牛ステーキが気になってそっちを注文してみました。


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肉はそこそこ美味しかったです。ただ量が少なめだったので、結局、追加で他のタイ料理を注文することに。


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料金もリゾートにしては良心的でどれも美味しかったです。



朝ごはん

朝食は、可愛らしいホーローのタイ弁当容器に入れて提供してくれました。
おかゆとアメリカンブレックファースト的なセットでした。


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宿泊施設情報


<宿泊施設情報>
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ライ ラック ファー
ไร่รักษ์ฟ้า
Rai Rak Fah
所在地:C37H+V8 ตำบล ท่ากระดาน อำเภอศรีสวัสดิ์ กาญจนบุรี 71250
    C37H+V8, Tha Kradan, Si Sawat District, Kanchanaburi 71250
TEL:089-926-8542
URL:https://m.facebook.com/RaiRukFah/
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シーナカリンダム湖の星空

ここからは、星空鑑賞&撮影について。

私が訪れた12月の頭は、木星が明るく冬の大三角や冬のダイヤモンド辺りで輝いていたので、その華やかな様子が見られる東側と、北極星(ポラリス)を中心にカシオペヤや北斗七星などの星々が回る北側の空を撮りたいなと思っていました。

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(↑スマホで撮影)



まずは、テント前の草地に三脚を建てて、東の空にカメラを向けました。
シンボルツリーのライトが入らないギリギリの画角にしてみました。
(それでも手前の草に当たる光が気になったのですが、仕方ありません)

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ダム湖半の灯りや鉄塔の明かりは、夜景の味としてプラスに考えましょう。

この夜は、冬の大三角に加えて、木星と火星とシリウスを頂点とするもうひとつ大きな三角形が外側にできていました。(冬の超大三角?)

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北の星々もそこそこきれいに見えました。

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やはり展望台の明かりが残念でしたが、星を撮りに来る人ばかりではないので仕方ないですね。(むしろ星目当ては少数派)

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夜半を過ぎて薄明近くには北斗七星が上がってきました。

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タイムラプスにしてみたり、北天のぐるぐる加工にしてみたり。


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それにしても、飛行機や人工衛星やらが多いですね。

 
 
 
 
 
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そして、夜は幻想的に明けていきました。

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おわりに

今回訪れた、シーナカリンダム湖を望むグランピング宿「ライラックファー」は、大パノラマの絶景を楽しめる清潔で快適なグランピング施設でした。
有名なエラワンの滝からも近いので、合わせて訪れるのもおすすめです。

星空観察という観点で言えば、リゾートのイルミネーションやライトアップが多少残念ではありますが、例えば、月に一度、いや数か月に一度だけでもいいから、新月前後の夜に、星空鑑賞ナイトというような特別企画の宿泊プランがあったら素敵だなと思いました。
その夜の20時以降はリゾート内のイルミネーションを消し、敷地内の照明も必要最低限のものだけにしたら、ものすごくすばらしい星空が見えると思います。
なんて、宿に提案してみましょうかね。(笑)

以上、シーナカリンダムの巨大な湖に星を見に行ってきた話でした。

ではまた。