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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

【世界遺産】スコータイ歴史公園の光と音の野外ショーと幸福の夜明け

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タイが誇る世界遺産、スコータイ歴史公園で月に1度開催されている野外ショー「ミニ ライト&サウンド ショー」(Sukhothai Mini Light and Sound 2023)を鑑賞してきました。

入場無料にもかかわらず、煌びやかな衣装や光と音楽、そして夜空に浮かぶコムローイ(スカイランタン)や花火などで演出される遺跡でのナイトショーは非常に見応えがありました。

また、翌朝に訪れた朝の遺跡公園は、まさに「スコータイ」の名前が意味する「幸福の夜明け」という言葉がぴったりな、穏やかで美しい日の出でした。




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スコータイ歴史公園(遺跡)至近の宿「Oldtown Boutique House」

今回泊ったのは、スコータイ遺跡の中心、スコータイ歴史公園(Sukhothai Historical Park/อุทยานประวัติศาสตร์สุโขทัย)の入口から徒歩数分の場所にある「スコータイ・オールドタウン・ブティック・ハウス」(Oldtown Boutique House)というホテルでした。


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ホテルというよりは、4部屋だけのシャレたゲストハウスみたいな感じですが、明るく清潔でとても快適でした。

今回は、日暮れから日没後にかけて行われる野外ショーと、夜明けのスコータイ遺跡を堪能したいと思っていたので、徒歩で歴史公園まで行けるロケーションを重視しました。




部屋は広くて、ベッドやリネンもパリっと乾燥していたのでよかったです。
タイのホテルやゲストハウスにしては珍しく、シャワールームとトイレが完全に個室で分かれていたのも好感が持てました。
(慣れているのでシャワーとトイレが一緒でも特に不満はないのですが、より快適でした)

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特に朝食付きというプランではなかったのですが、ここでは共用スペースに準備されているトーストやフルーツ、スナック、飲み物などを自由に食べることができて、ありがたかったです。

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カップもスコータイ模様(サンカローク焼き)で可愛かったです!

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また、オーナーの女性は控えめながらきめ細やかな気配りをする方で、とても気持ちが良かったです。
(歴史公園で開催されるショーやナイトマーケット情報を教えてくれたり、「今日は近くの家で出家儀式があるので、少し煩いかも知れないけどごめんなさい」とか)

実は、チェックアウト後にスマホの充電器を忘れていると連絡くださり、自宅まで郵送していただきました。(私のアホ!)
送料等の支払いは固辞されたので、後日お礼にお菓子を送りました。(お子さんがいらっしゃるので、喜んでいただければ嬉しいけど)


<ホテル情報>
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スコータイ オールドタウン ブティック ハウス
Hotel Sukhothai Oldtown Boutique House
所在地:499 ตำบล เมืองเก่า อำเภอเมืองสุโขทัย สุโขทัย 64000
    499 Mueang Kao, Mueang Sukhothai District, Sukhothai 64000
TEL:089-271-5863
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リゾートホテルのようなラグジュアリーさはありませんが、遺跡至近というロケーションの良さは、徒歩や自転車で旅行する人はもちろん、車で移動する人にとっても、駐車場での時間ロスや結局駐車場から多少歩くことを考えたら、気軽に歩いていけるのは魅力だと思います。





Sukhothai Oldtown Boutique Houseを検索




ミニ・ライト&サウンド・ショーへ

この日は朝からバンコクを出発をして運転してきたので、昼間の遺跡観光はなし。
ホテルの部屋でゆっくりしてから、夕方に歴史公園へと向かいました。

チケット売り場で尋ねると、ショーは19時頃から始まる予定で、18時以降は歴史公園へ無料で入れるとのこと。
18時まであと20分。
「20分で入場料100バーツ払うならお茶しよう」ということで、少し時間つぶし。

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18時を待って入場です。

ちょうど、西の山に夕日が見えました。

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この時期独特の色なのか、PM2.5の影響なのか(あまり考えたくない…怖)、霞んだような空にぼんやり浮かぶ朱色の太陽が印象的でした。

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ラームカムヘーン大王像脇の一角には、週末に開かれるナイトマーケット(屋台市)がでていて、地元の人や観光客で賑わっていました。

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ここからも山際に沈む夕日が大きく見えました。

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池の中の島に建つワット・サ・シー(Wat Sra Sri/วัดสระศรี)の方を見ると、観覧席にちらほら人が見えたので、少し早めですがショー会場へと向かいました。

途中、リハーサルを終えた演者たちでしょうか、お寺のある島からナイトマーケット方面へ歩いてくる地元の学生たちとすれ違いました。
みんな、『写真を撮って、撮って』とばかりにピースサインをしてきます。

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このあたりが地方の子どもたちの無邪気でかわいいところだと思います。
(でも大した写真撮ってあげられなくて申し訳ない…)



ワット・サ・シー自体も島の上にあるのですが、その島から橋を渡ったもう一つの小さな島に観覧席が設けてありました。
プラスチック椅子がざっと100席くらい(?)並べてあり、真ん中はVIP用でしょうか、リボン付きの椅子カバーがかけてありました。
特に指定席とかではなく、空いている席に座っていいようです。

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椅子席の前には赤いゴザが敷いてあり、こちらに座ってもOK。
この日は、18時半の時点でまだ席はいっぱい空いていました。


会場の案内によると、19時頃から会場の一角で歌と楽器演奏がはじまり演者たちが入場、そしてショーは19時半から開始とのこと。
スタートまではまだ時間がありますが、日が落ちて暑くないので池のほとりでのんびり待つことにします。

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期待以上に豪華!歴史紹介劇とタイ舞踊と花火たち

19時半。
辺りもすっかり暗くなって、ショーがはじまりました。
いつの間にか椅子席やゴザ席は満席、池の土手にも人が座るくらいになっていました。


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内容は、スコータイ王朝の興りや歴史、ラームカムヘーン大王が遺したというタイ文字の石碑、当時の文化や習慣、仏教寺院の建立、スコータイの織物や陶磁器などの特産品などについて、タイ舞踊や劇を通じての紹介となっていました。

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演者は、地元の学生(ウィタヤーライ・ナータシン・スコータイ校)でしたが、美術・芸能系の学校だからか、思った以上にしっかりした演出で見応えがありました。

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途中、コムローイ(スカイランタン)に点火して空に飛ばす場面もあり、幻想的でした。

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フィナーレは、スコータイ発祥のお祭り「ロイクラトン」(灯籠流し)と打ち上げ花火で盛り上がりました。

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やっぱり本物の遺跡で行われる歴史ショーは雰囲気抜群で感動的です。
これが無料で鑑賞できるなんて、嬉しい限り。
いい思い出になりました。

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ショーが終わった後、演者さんたちと記念撮影もできます。

タイ人のおばちゃんが「ロイクラトンよりきれいだったわ!」と言っていたのがツボでした。
(おばさんなりの最大限の賛辞なんでしょうけど)

スコータイのロイクラトンイベントもとても美しいんですよ。
よかったら過去記事もご覧ください。

www.manao.life



オールドタウンの食堂で夕飯

約50分のショーが終わったのが、20時半前。

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遺跡内をぶらぶら歩いて外に出て、オールドタウンの目抜き通り沿いにあるレストラン(食堂)で晩御飯を食べました。

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特にオシャレなわけでも飛び抜けて美味しいというわけでもなかったですが、気取らない雰囲気の中、そこそこ美味しい料理とビールをいただきながら友人とたわいのない話をするという至福の時間でした。



まさに「幸福の夜明け」

翌朝、5時半に起きてシャワーを浴び、歴史公園へと向かいました。
夜明けのスコータイ遺跡を散策するためです。
うっすらと白み始めたまだ暗い道を3分ほど歩いて公園入口に着いたのが、ちょうど6時。
チケット売りのおばさんがやってきました。
一番乗りの客です。

まだ誰もいない遺跡の中を進みます。
とても厳かで清々しい雰囲気です。

スコータイ歴史公園の中心、ワット・マハータート(Wat Mahathat/วัดมหาธาตุ)で朝日を拝むことにしました。
結局、この場所で1時間くらい写真を撮ったりしながらぼーっと過ごしていたんですが、とても幻想的で美しい朝を過ごすことができました。

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スコータイ(สุโขทัย)というのは、「スック(สุข)=幸福」と「ウタイ(อุทัย)=夜明け」という2つの言葉から成り立った名前で、「幸福の夜明け」を意味します。
この朝は、本当に幸福の夜明けを体感できたような気がしました。

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スコータイ「ミニ ライト&サウンド ショー2023」の日程

最後に、2023年のスコータイ・ミニライト&サウンドショー(Sukhothai Mini Light and Sound 2023)の日程を書いておきます。
2023年は2月から8月まで毎月第一土曜日の夜に開催されます。

【上演日】2023年2月4日3月4日4月1日5月6日6月3日7月1日8月5日
【時間】19時30分~(約50分)※自由席なので早めの来場がベター
【場所】スコータイ歴史公園(ワット・サ・シー付近)
【鑑賞料】無料(18時以降は歴史公園入場も無料)



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まだ数か月残っていますので、興味ある方はスコータイ旅行を検討してみてはいかがでしょうか。


ではまた。