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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

ワットアルンを眺めながらスパンニガーで夕食を(Supanniga Eating Room)【2019年アクセス情報更新】

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※2019年の地下鉄MRTの延伸区間開通により、スパンニガーへのアクセスが向上!アクセス情報を更新しました。

先日、ワットポーの裏手ターティアン船着き場近くにあるスパンニガー・イーティング・ルーム(Supanniga Eating Room:ห้องทานข้าวสุพรรณิการ์)で夕飯を食べてきました。ワットアルンの夜景を楽しむのに絶好のロケーション。

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今まで何度かここでのディナーにトライしようと思ったことがあるんですが、その度に予約がいっぱいであきらめてきたんです。
2017年にこのターティアン店がオープンしてから1年ちょっと。多少落ち着いたとはいえ、まだまだ人気店ですからね。
今回手配してくれた友人に感謝です。

予約方法や行き方なども書いておきますので、よかったら参考にしてみてください。

 

スパンニガーについて

バンコク在住者やバンコクリピーターの間では有名な、「おばあちゃんの家庭料理レシピ」を基本とした人気店です。
既にたくさんのブログやレビューで紹介されていますので、今更私が説明するまでもないのですが、簡単にうんちくを述べさせていただきます。(笑)

スパンニガー(สุพรรณิการ์)というのは、南米原産で現在は東南アジアにも広く分布している「Cochlospermum regium」という黄色い花(ベニノキ科ワタモドキ属)の名前で、このレストランのトレードマークになっています。

オーナーのおばあちゃんの故郷であるトラート県とチャンタブリー県のタイ東部料理を発祥として、イサーン料理(東北料理)のテイストも取り入れながら、家庭料理の美味しさとくつろぎをコンセプトにしたブランドです。

ちなみに、バンコクのみならずNYや東京など世界各国に展開して賞賛を得ているイサーン料理レストラン「ソムタムダー(ส้มตำเด้อ)」と同グループのレストランです。

※「スパンニガー」の表記について
このレストラン名「สุพรรณิการ์」のカタカナ表記には「スパンニガー」と「スパンニカー」の両方があり、私個人的には「スパンニカー」と書きたい派なんですが、レストランの英語表記が「Supanniga」となっており日本語でも「スパンニガー」が広く定着した感があるので、この記事でも「スパンニガー」で統一しようと思います。

日暮れ前にスパンニガーへ

せっかくチャオプラヤー川沿いでワットアルンを眺められる絶好のロケーションなので、日が暮れる少し前の17時30分にお店に到着しました。
夕日が沈み刻々と変わる空の色を眺めながら食事をしようというわけです。

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このスパンニガー・イーティング・ルームのターティアン店は1階の室内席と2階のルーフトップ席があるんですが、景色を堪能したければ断然2階がおススメです。

基本的にランチ時は1階室内しか開けてないようですが、夕方以降は2階席がオープンします。

雨季は雨の心配があるし、暑季は夕暮れ時といえども屋外は暑すぎるので、乾季となった今頃から2月くらいまでがスパンニガー2階席のベストシーズンとも言えるでしょう。
その分、人気も高くなるので事前予約は必須です。

店内の雰囲気

スパンニガーの花のイメージから、室内インテリアは黄色を基調としながら落ち着いたセンスのいい調度品でまとめられています。
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奇をてらい過ぎずハイセンス過ぎず、家族で囲む食卓のような優しい雰囲気を醸し出しています。
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2階席からの景色は文句ありません。
目の前にチャオプラヤー川とワットアルンの絶景。
席数も決して多すぎず、そこそこ落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しむことができます。


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ディナーの際には、ぜひ日暮れ前から席について、夕日に映えるワットアルンのシルエットと、日暮れ直後のマジックアワーに現れる空の色と、暗闇にライトアップされたワットアルンを楽しんでください。

食事

肝心の食事ですが、どれも本当に美味しかったです。
メニューはきれいな写真とタイ語英語併記で見やすく、指さしでも注文できるので安心です。


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久しぶりにビヤラオを飲みました。

前菜の3種盛り合わせ

見た目もきれいで美味しかったです。

  • ピーナッツと豚挽肉を甘辛く煮たものを生のオレンジに乗せた「Ma Hor/ม้าฮ่อ」
  • 米のクラッカーとおばあちゃん直伝のカリカリ豚と干しエビのディップソース「Khao Tung Nam Prik Pao Kak Moo/ข้าวตังน้ำพริกเผากากหมู」
  • 豚のでんぶや煎ったヤシ、ハーブ、ピーナッツなどを生のチャプルーという葉で包んだ前菜「Mieng Yong/เมี่ยงหยอง」f:id:manao-life:20181121000730j:image

キャベツのナンプラー炒め(Ka Lum Tod Nam Pla/กะหล่ำทอดน้ำปลาดี)

シンプルだけど深い味わいでした。

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エビのレッドカレー炒め(Choo Chi Goong/ฉู่ฉี่กุ้งใหญ่)

ぷりぷりのエビと上品なレッドカレーの組み合わせが絶妙でした。

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豚肉のチャムアン煮込み(Moo Cha Muang/หมูชะมวง)

チャムアンというガルシニアの葉と一緒に煮込んだ豚肉はほろほろで柔らかく、はじめて食べましたがとても美味しかったです。

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デザート

 オレンジチーズケーキ(Orange Cheesecake/ชีสเค้กส้ม)と胡麻のアイスクリーム(Organic Black Sesami Ice Cream/ไอสกรีมออร์แกนิคงาดำ)を注文しました。どちらも甘すぎず、上品な味でした。

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小さなサプライズ

個人的なことで恐縮ですが、この日同行者が小さな小さなサプライズを用意してくれていたんです。
デザートが来た時に、私が頼んでいないタイティーのパンナコッタも私の前に置かれたんです。そのパンナコッタには1本のローソクが灯してありました。

「ん?」と思って若いウェイターさんの方を見上げると

恥ずかしそうにとっても小さい声で「ハッピーバースデートゥーユー♪」と歌いだしたんです。
本当に恥ずかしそうに囁くように歌ってくれたんです。

ちっさなパンナコッタに突き刺した1本のローソクと消え入りそうなハッピーバースデイ。
パンナコッタにローソクが立ててあるのをはじめて見ました。(笑)

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傍から見たら、すっごくしょぼいサプライズなのかも知れませんが、その時の私はこの小さなサプライズがとても嬉しくて、おかしくて、笑い泣きしてしまいました。

あとで友人に聞くと、本来このお店ではそういった誕生日サプライズのサービスは特に行わないらしいのですが、ちょっと無理を言って頼んでくれたそうなんです。
どうりであの消え入りそうな歌だったわけです。
もちろん、他のお客様の迷惑にならないようにという心遣いもあったんだと思いますが、あのウェイター君、さぞ恥ずかしかったでしょうね。

帰り際にもう一度「ありがとう」っと言って、感謝の心付けを手渡してきました。

 

予約方法

電話予約、もしくはホームページからのネット予約となります。

タイ語や英語に自信のある方はもちろんサクッと電話予約(02-714-7608)でもいいんですが、ここでは言葉的ハードルが低めで簡単なインターネット予約の方法を紹介します。

  • まずスパンニガーグループのウェブサイトへ行きます。http://www.supannigaeatingroom.com/
  • 下の<MAKE A RESERVATION>のところから希望の店舗(THA THIAN)を選びます。
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  • THA THIAN(ターティアン)店は、上の「Select Restaurant」のところで1階席かルーフトップかを選べるので、どちらかを選びましょう。
    デフォルトは1階席(1st Floor)になっているので、2階のルーフトップが希望の場合は、必ず(Rooftop)を選択するようにしましょう
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    スマホで予約する場合、画面の大きさや設定によっては、選択肢の肝心な(1st Floor)か(Rooftop)かの部分が見切れてしまうことがありますが、選択肢の1番目が1階、2番目がルーフトップです。
  • 希望日時と人数を選んで「Check Availability」を押して空席状況を調べます。
    ちなみに、ネットでは60日先までの予約が可能なようです。
  • 満席の場合はあきらめるか、日にちや時間を変えて再検索してみてください。
    一応、この条件で空席がある一番近い日にちのアドバイスをしてくれているところが親切ですね。
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  • 空席があった場合は、確認画面で日時と人数、1階かルーフトップかの選択が正しいことを再確認してから、名前と電話番号とメールアドレスを記入して予約を確定します。
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    (ネット予約のフォーマットは2018年11月現在のものです)

スパンニガー・ターティアン店への行き方

BTSのナショナルスタジアム駅または地下鉄のフアランポーン駅からタクシーが無難だと思います

2019年の地下鉄MRT延伸区間の開通により、スパンニガー・ターティエン店へのアクセスが飛躍的に向上しました。
スクンビットやシーロム方面からは地下鉄のブルーラインに乗ってサナームチャイ駅で降り、そこから徒歩数分です。
現在、これが一番安心・確実なアクセスでしょう。

もしワットアルンへも観光したついでにという方は、ワットアルンまでチャオプラヤーエクスプレス(ボート)で行って、ワットアルンから渡し船でワットポー側のターティアン船着き場へ渡るというのもありです。

また、バス利用も全然平気という方は、BTSナショナルスタジアム駅2番出口下のバス停から47番のバスに乗れば、ワットポー裏手の店の近くまで行けます。

<お店情報>
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ห้องทานข้าวสุพรรณิการ์
SUPANNIGA EATING ROOM BY KHUNYAI

(スパンニガーイーティングルーム)

住所:Riva Arun Hotel River Front
  392/25-26 ถ.มหาราช, พระบรมมหาราชวัง, พระนคร, กรุงเทพฯ 10200

  392/25-26 Maharaj Road, Phraborom Maharajawang, 
       Phra Nakhon, Bangkok 10200

電話:02-714-7608, 02-015-4224

年中無休 11:30~22:30(Last Order 22:00)

http://www.supannigaeatingroom.com
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まとめ

チャオプラヤー川に面してワット・アルンを目の前に食事ができるスパンニガー・イーティング・ルーム。
ロケーションも抜群ながら、料理の味も折り紙付き。
さらに値段もこのロケーションと味のクオリティーを考えればかなり良心的な設定だと思います。

特に乾季の間は2階のルーフトップ席がお勧めです。
ネットで簡単に予約ができるので、行きたいと思ったら早めに押さえておいたほうがいいですよ。

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ではまた。