siam manao-life

バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

タイの自動速度取締装置(オービス)に引っかかって罰金

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เซ็งเลย (うんざり)

そう言いながら、
タイ友が1枚の紙切れをテーブルに放り投げてソファーに座ったのが先月のはじめ。
私はその紙を手に取ってニンマリ。
「ブログのネタにしていい?」
笑いながら意地悪く尋ねると、
「どーぞ」
といいながら、テレビを見始めました。
意外と立ち直りが早い。
のか、もう考えたくないのか。

その紙切れは、チャチュンサオ県警交通管制センターからのお手紙でした。
そう、速度違反通知だったんですね。
自分も含めて、周りでタイの自動速度違反取締装置(Automatic Speed Camera 通称『オービス』『ネズミ捕り』)に引っかかった人がはじめてだったので、本人には申し訳ないけれど、興味津々になってしまったんです。

いやね、タイ人、車に乗ったら人格変わるっていうか、変わんなくてもふつうにスピード出し過ぎの方々多過ぎですから、
『一応、こういう取り締まりをちゃんと(?)やってるんだなぁ』
と感心したわけなんです。

というわけで、少し時間が経ってしまいましたが、今日は、友人の不運をネタに、タイの自動速度違反取り締まりについて書きたいと思います。
(友人からの許可はもらっています)

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タイの速度違反通知書

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違反通知書に記載されている内容は、大きく以下の通りです。

  • 運転者または車の所有者名・住所
  • 違反項目と違反規定
  • 違反場所
  • 制限速度と測定した違反速度
  • 車体ナンバー・自動車メーカー・車体の色
  • 違反日時
  • 罰金金額
  • 支払期日・支払い方法
  • 証拠写真(ナンバープレートと車体全体の写真)
  • 管轄署名・連絡先・担当官署名

今回のタイ友のスピード違反の現場(オービス撮影場所)は、
ブラパーウィティー高速道路の42キロ300メートル地点だったようです。
(Bang Na - Chon Buri Expy 42KM+300)
制限速度110キロに対して125キロ15キロオーバーで、罰金500バーツとのこと。

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日本の速度違反取り締まりとの違い

ナンバープレートの写真も鮮明で、タイもなかなかやるなあと思いつつ、日本とは違うなと感じたことも何点かありました。

何キロ以上でひっかかる?

日本では、公表はされていませんが、時速30キロ以上とか40キロ以上オーバーした場合に作動・違反通知が来ると一般的に言われています。(もちろん、絶対ではありません)

一方、今回のタイ友は、15キロのスピードオーバーで罰金通知が来ました。
高速道路の制限速度110キロに対して125キロ出していたようです。
まあ、わずか(と言ってはいけないでしょうが)15キロオーバーであっても、元の制限速度が日本より高いので、スピード的にはやはり出し過ぎではありますけどね。

罰則・罰金

日本の場合、違反した超過スピードによって違反点数と、罰金が科せられます。

一方、現在タイには点数制度がなく(日本に倣って導入するという動きもあるようですが)、今のところ罰金のみ。

出頭

日本の場合、違反者は必ず出頭しなければならないけれど、タイは罰金の支払いのみで出頭は不要。
(免許証没収を伴わない罰金は、警察署での支払いではなくても、郵便書留(振替)や銀行振込でよい)

違反者と車の所有者

日本では、あくまで違反を犯した運転者への罰則ですから、知人に車を貸していて違反となった場合、車の所有者には罰則や罰金は科せられません。
従って、運転者の画像が不鮮明な場合は違反通知は来ないと考えられます。
車両のナンバーと運転者を特定できなければなりません

一方、タイでは、運転者または車の所有者が罰金を支払わなければなりません
よって、運転者の画像特定は必要ないようです。
実際に、違反通知書(むしろ罰金通知書?)を見ても、証拠画像には運転者が全く写ってませんでした。
タイではスモークガラスを使用している人も多いですからね。

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おわりに

タイに来てつくづく思うのは、運転マナーの悪さとスピードの出し過ぎが目立つことです。
もちろん全員ではありませんが、歩行者より自動車優先意識が強かったり、急な車線変更や割り込み、路肩走行、信号無視などが横行しています。
ですから、自分が運転している時も、歩行者の立場の時も、危険だなと思うことがたくさんあります。

こうした取り締まりで、少しでも安全運転が広まればいいんですけど。
まあ、安全意識やマナーってそう簡単に植え付けることはできないでしょうし、タイの場合、特に取り締まる側の意識改革も必要だし、一筋縄ではいかないかも知れませんが。

最後に、このタイ友の名誉のためにも書いておきますが、普段、基本的に運転マナーもいいし、安全運転をする人なんですよね。
もちろん、15キロオーバーでも違反は違反でダメなんですけど、ちょっと気になったのは、もっとオーバーしてる人もきちんと取り締まっているんだろうか?ってことです。

私の印象では、バンナーからチョンブリー方面に向かうこのブラパーウィティー高速道路では、あり得ないくらい飛ばしている車が多い気がします。
タイの自動速度違反取締装置がどのくらいのスペックかは知りませんが、まさか、速度が早すぎると写真が鮮明に映らないってことはないですよね?(笑)


みなさん、安全運転でお願いします。
(自戒も含めて)


ではまた。