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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

猿岩石が働いたバンコクのあの店が閉店【とん清スリウォン店】

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数日前にTwitterで知ったあるバンコクの老舗の閉店ニュース。
常連というわけではないものの2ヶ月に1回くらいは訪れていた店「とん清」のスリウォン店。いや、スラウォン店?
(この通り名がスリウォンだかスラウォンだか、いまだにどちらかよくわかってない)

営業は3月末までということで、最後に食べに行ってきました。

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とん清と言えば猿岩石!?

シーロムからスリウォン通りに抜けるソイ・シーロム6にある「とん清」と言えば、猿岩石とセットで語られることが多い昔ながらのお店。

というのも、「進め!電波少年」という1990年代半ばから人気を博したテレビ番組の中の企画「ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」シリーズでお笑いコンビの猿岩石の2人(有吉弘行・森脇和成)がタイのバンコクに滞在した時にアルバイトした店だからなんです。

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入り口横には日焼けした「猿岩石日記」が




有吉弘行さんと言えば、今や誰もが知る人気MCとして活躍中ですが、当時は全くの無名芸人でした。
というか、今の若い人たちは電波少年とか猿岩石とか知らないんでしょうね。

なんて、聞きかじりの情報を書いておきながら、私は今までそのバンコク回の放送を見たことがありません。
(もちろん、私は「電波少年」も「猿岩石」もよく知ってはいましたが、ちょうど多忙な時期で見逃したのだと思います)

だから、「猿岩石がバイトした店」なんて言われても「へーそうなんだ」くらいの思い入れしかないのですが、「とん清」自体の古めかしい佇まいというか、ひと昔前の懐かしい日本料理屋然とした雰囲気とか、安くてそこそこ美味しい料理を出してくれるところなんかが好きでたまに通っていました。

今時、消費税もサービス料も乗っけず、無料のお茶を出してくれるお店、なかなかないですよね。


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迷ったあげく注文したのは…

前置きが長くなりましたが、とん清の閉店をなごり惜しんでご飯を食べに行ったわけです。

最後に何を食べようかと、あれこれ迷います。
個人的に好きでよく食べていたのは、鯖の塩焼き定食とか、ハンバーグ定食とか、ミックスフライ定食あたりなんですが、結局、家ではあまり作らない揚げ物ということで、ミックスフライ定食にしてみました。



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ミックスフライ定食(220THB 税・サなし)



とん清のミックスフライ定食には、カキフライが付いているのが個人的に得点が高いんです。
…と書いたところで、『あれ?牡蠣がない時もあったかな?どうだっけ?』と急に自信がなくなってきましたが、この日は小さなカキフライが付いていました。

牡蠣以外は、ヒレカツ、コロッケ、エビフライ、イカフライとなり、キャベツも盛り沢山だし、お新香も味噌汁も付いてるし、ご飯も多分お代わり自由だし、これで220バーツ(約785円)で無料のお茶付き、しかも税もサービス料も取られないって、しつこいようですがお得です。
極上のフライでなくったって、気持ち的に十分満足!


改めて、こんな大衆食堂的な定食メニューが手軽に食べられるお店がなくなるのは寂しいなあ・・・と。


2021年3月31日までとなります。
あと数日しかありませんが、もしこの機会に行ってみようと思われる方はどうぞ。


店舗詳細は省略して、地図だけ貼っておきます。





余談:電波少年W

今の若い人は電波少年なんて知らないだろうなんて書いてたら、今、WOWOWで「電波少年W」なるものが今年から放送されているという記事を発見。
電波少年の生みの親とも呼ばれる土屋敏男氏が総合演出を務め、「昔見たテレビ番組」について語り合う、関係者だからこそ知っている制作秘話・エピソードと共に“テレビの記憶”を掘り起こし収集していくコンテンツだそうです。

電波少年W~あなたのテレビの記憶を集めた~い!~ | エクストラ | WOWOWオンライン

 

bunshun.jp


文春オンラインで、それに関連した土屋さんのインタビューがあって読んでみたんですが、
進め!電波少年が放送されていた当時は、視聴者からそれなりに抗議や批判・クレーム的な意見もあったらしいです。
それでも・・・

ーー今の世の中はPDCAを重要視するし、世間の反応を気にしてすぐに方針を変えてしまいます。当時の土屋さんには、そういった外野の声を無視して続ける胆力があったんですか?

と言うか、視聴者に追いつかれないようにする。視聴者を裏切り続ける。テレビ番組は本来、それをやらないといけないんです。

引用:文春オンライン(https://bunshun.jp/articles/-/44147


というくだりが、印象的でした。

忖度ばかりじゃつまんないですよね。
なんて。


ではまた。