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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

ナーン県にあるタイルー族の素朴で美しいお寺(ワット バーントンレーン)

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こんにちは、まなおです。
今日は、タイ北部ナーン県の古刹「ワット・バーントンレーン」(วัดบ้านต้นแหลง)を紹介します。
タイルー族(ルー族/傣族)によって建てられ、雲南省のシーサンパンナ(西双版納)スタイルラーンナー(ランナー王朝)スタイルが融合した非常に美しい寺院でした。




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ワット・バーントンレーン

タイ北部ナーン県プア郡には、中国雲南省のシーサンパンナ(西双版納)あたりから移住してきたタイルー族(ไทลื้อ/ไตลื้อ)と呼ばれる人たちが住む集落があり、ワット・バーントンレーン寺院は1584年にタイルー族によって建立されたと推測されています。
今から400年以上前に建てられた古刹です。

ちなみに、同じ日の午前中には、パヤオ県チェンカム郡のタイルー族の集落を訪れました。
よかったらこちらの記事も合わせてご覧ください。

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ワット・バーントンレーンは、タイルー族の建築様式を今に残す数少ない寺院のひとつです。

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境内には、特徴的な三層の屋根を持つタイルー様式のお堂が2棟並んでいます。

東側にある少し大きめの古いお堂は、礼拝堂(ウィハーン:วิหาร)と布薩堂(ウボーソット:อุโบสถ)を兼ねており、西側のひと回り小さなお堂は、プラペット仏(พระเพชร)を安置するために新しく建てられた礼拝堂です。

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三層に重なった屋根は板葺きで、壁に開けられた窓は防寒のため小さめです。

お堂の壁はもともと木造でしたが、湿気や白アリの被害により改修工事が行われ、現在の壁は漆喰を施したレンガ造りとなっています。

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屋根飾りは、木製のナーガです。(最初、ニワトリかと思いました。笑)

布薩堂でもある古い礼拝堂は三頭のナーガで、新しい礼拝堂は二頭ですね。

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空色を基調とした装飾の色使いがすごくかわいいですよね。

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屋根の上部、三角の切妻部分にある光輪のデザインも独特で美しいです。

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古い礼拝堂(布薩堂)に入ってみましょう。

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窓が小さいため堂内は若干薄暗く、その分、東向きの入口から朝日が差し込むと本尊が光に照らされ荘厳な雰囲気を醸し出すそうです。

私は午後に訪れたので朝日が差し込む様子は見られませんでしたが、ランナースタイルの旗の色どりや屋根から微かに差し込む日の光に照らされたご本尊は、十分荘厳で美しかったです。

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やはりどことなく大乗仏教の仏像の雰囲気がありますね。
四角の天蓋も独特でした。

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次に、隣の礼拝堂を拝観してみましょう。
こちらは、比較的新しい感じのお堂です。
構造は先ほどの古いお堂とよく似ています。

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堂内には、特徴的な厨子(仏塔)が中央に安置され、その中にプラペット仏がお祀りされていました。

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壁画も鮮やかで少し現代的でした。


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<寺院情報>
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ワット・バーントンレーン
วัดบ้านต้นแหลง
Wat Ban Ton Laeng
所在地:หมู่ที่ 2 (บ้านต้นแหลง) ตำบลไชยวัฒนา อำเภอปัว จังหวัดน่าน 55120
    Moo 2 (Ban Ton Laeng), Chai Watthana, Pua, Nan 55120
TEL:0-5452-1118
時間:08:00-18:00
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お寺の周りはのどかな農村という雰囲気で、七面鳥が放し飼いにされていました。

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ここを訪れたのはクリスマスも過ぎた年の瀬だったので、

今年は助かったんだね!これであと1年は安心だね

なんて、同行のタイ人の友人と悪い冗談を言い合っていました。



日本で七面鳥なんて見た記憶がなかったんですが、タイの農村ではたまにこうして見かけることがあります。


後日談ですが、その後実家に帰省したタイ友が正月に送ってきてくれた写真に吹きました。

おじさんが七面鳥のラープを持ってきた!

七面鳥さんごめんなさい、クリスマス過ぎても安心できませんでしたね。
(不謹慎なオチ!)


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結局、その日私たちが参拝している間に、他の参拝者は皆無でした。

本当に静かでのどかなお寺で、今回の年末年始タイ北部旅行の中でも、最も印象的で大好きな訪問場所のひとつとなりました。

まなお的に、かなりおすすめのお寺です。


以上、少数民族タイルー様式のとても素敵なお寺「ワット・バーントンレーン」の紹介でした。


ではまた。