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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

ワットパクナム寺院の大仏はどこから見るのがきれいなのか?歩いて調べてみた

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ここ数日はバンコクは肌寒い日が続いており(といっても20度前後ですが)、絶好の散策日和です。
というわけで、今日は川向こうの名所、ワット・パークナム・パーシーチャルーン寺院(以下、ワットパクナム)を中心とした町歩きをしてきました。

今回のテーマはずばり「ワットパクナムの大仏様がきれいに見える場所探し」です。

ここ数年の間にワットパクナムに行った方はご存知だと思いますが、現在、有名なエメラルド色の仏舎利塔と天井画がある大仏塔の前に、高さ69メートルという巨大な仏像が造立中なんです。
2019年12月現在、お顔もほぼできあがってきており、頭部は金色に輝いています。
完成も間近だと思われ、開眼した暁にはバンコクの新たなランドマークになること間違いありません。

でも、私がずっと気になっていたことがあります。
それは、あの巨大な仏像を一体どこから見るのが美しいのだろうか?ということです。

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近すぎて見えない

大仏の建設が始まった頃から何度かワットパクナムには行っていますが、大仏が造立されている場所は、ワットパクナムの敷地の一角で、なんとなく、空いている場所に無理やり造った感があるんです。

郊外に大仏を新たに造立する場合は、ある程度広い敷地に余裕をもって安置されると思うんですが、ここは町なかということもあり、既に周りに本堂をはじめとするたくさんのお堂や僧房が立ち並んだ境内の一角に、ギリギリのスペースで目いっぱいに建てられているんですね。
そうすると、お寺の敷地内からは近すぎて大仏様の全景がよく見えないということになるんです。
寺院入り口付近からは建物が邪魔してよく見えないし、建物がなく死角にならない場所というのは、実質大仏様の前の小さなスペースしかないんですが、そこだとあまりにも近すぎて、見上げても大仏様のあごや鼻だけを見つめるような感じになってしまいます。

 

方向的に見えない

隣接するワットパクナムの白い大仏塔の上からも見られるには見られますが、仏塔は大仏様の背面にあるため、背中と後頭部だけしか拝めません。

また、BTSのタラートプル駅やウッタカート駅方面からも大仏様のお姿は望めるんですが、やはり後ろ姿だけしか見えません。

この大仏様は、北を向いていらっしゃるのです
日本では北向きの仏様というのはあまり見かけないのですが、タイではそれほど珍しいことではないみたいです。

※日本ではあえて「北向地蔵」とか「北向観音」などど呼ばれるくらい、北を向いた仏像は珍しいようです。

この大仏は、もともとワットパクナムの住職により、ラーマ9世と王妃、そしてラーマ10世のために造立開始されたものなので、王宮方向を向いているのかも知れません。



じゃあ、正面から大仏様がきれいに見える場所を探してみようじゃないか!

ということで、暇に任せてふらふら歩きまわってきましたので、よかったら最後までご覧ください。

はたしてベストポジションは見つかったのでしょうか!?

BTSタラートプルー駅からスタート

今回のスタートは、BTSスカイトレインのタラートプルー駅です。
駅の連絡通路から見たワットパクナムの大仏様がこちらです。
先ほども書きましたが、大仏様のお背中だけしか見えません。

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手前にコンドミニアムらしきものが建設中なので、近々ここからもあまりよく見えなくなるんでしょうね。

グーグルマップと方角をにらめっこしてルートを考えます。
今までは、タラートプルー駅からソンテウという小型の乗合トラックでワットパクナムに向かうことが多かったんですが、ソンテウのルートだと明らかに大仏の南側方面しか通らないので、今回はパスすることにしました。

まずは、土地勘を掴むためにも、大仏様の東側から北側へ向かってみようと思い、徒歩でラチャダーピセーク通りを北上してみました。
国鉄のタラートプルー駅手前でバーンコークヤイ運河を渡る橋の階段を上がります。
橋の上から大仏様のお姿が見えます。
右斜め前からのお顔といったところですが、遠いですね。

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運河を渡ったあたりで階段を降りて、バーンコークヤイ地区役所付近から運河沿いに出てみます。
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運河の先に仏塔と大仏様。
まずまずですが、やはりまだ遠すぎます。

北側からせめてみる

再びラチャダーピセーク通りを北上し、今年開通したばかりのMRTタープラ駅前の交差点まで向かいます。

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交差点をペットカセーム通りへ左折して、最初のソイ(ペットカセーム15)に入って行きます。
方角的には、ワット・パクナムの北側(北東)に来たことになります。

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下町風情の路地をまっすぐ歩いて行くと、右手にワット・プラドゥーナイソンタム(วัดประดู่ในทรงธรรม)というお寺があり、さらに進んでクランクになっているところを道なりに歩くと、運河沿いに建つワット・プラドゥーチムプリー(วัดประดู่ฉิมพลี)というお寺に出ます。なかなか立派なお寺です。
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この付近からだと大仏様がかなり近くなりました。
でも、少し西側に来過ぎたようで、今度は斜め左前からのお顔になりました。

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この先は建物がたくさんあり視界を遮るため、期待薄だなとは思いつつ、一応、運河にかかる歩道橋を渡ってワットパクナム方面に向かいます。
対岸に渡って細い路地を抜けると、見覚えのある中国祠と空地。
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ここは、以前、MRTのバーンパイ駅から歩いてきて通った場所でした。

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ワット・パクナムから

その空地を横切っていくと、見覚えのあるピンクのかわいい橋。
ここを渡ればもうすぐワットパクナム寺院です。
ということは、つまり、これ以上進んでも大仏様のベストビューポイントがないことはわかったのですが、ここまで来たならこのままワットパクナムの参拝をして、近くで大仏造立の進捗状況でも見てみることにしました。
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やはり近すぎます。
足場が組んであるので下からだとお顔がよく見えませんが、完成して足場がなくなってもおそらく良い眺めとは言えないと思います。

続いて、インスタ映えで有名な仏塔側から。


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後ろ姿、またはかろうじて斜め後ろからのお顔が少し。
うーん・・・。

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ワット・クンチャン寺院側から

運河を挟んで向かい側にあるワット・クンチャン寺院にも行ってみました。
橋から眺める運河と仏塔と大仏様。完全に背中です。

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仏塔と大仏様とワット・クンチャンの大仏様スリーショット。
まあ、これはこれでいいんですが、やっぱり正面のお顔がほしいところ。

久しぶりのワット・クンチャンだったので、写真を何枚か。
相変わらずカオスな感じでいいですね。
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ただ、大仏様の前に雨除けの屋根ができたことで、景観が残念なことに・・・。
以前、記事にした時にはまだこの屋根はありませんでした。
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www.manao.life



あきらめきれずに向かった場所

想像はしてましたが、ワットパクナム敷地内や南側で、いい鑑賞ポイントは見つけられませんでした。

「今のところ、ワット・プラドゥーチムプリー付近から見た大仏様がそこそこきれいだったかな」という結論で、このままソンテウに乗って帰ろうかとも思ったんですが、なんとなくあきらめがつかず、再度、来た道を折り返して北側の一帯に向かうことにしました。

ここから先は、集落の私道っぽいところや、家と家に挟まれた細い路地を住民の方に会釈しつつ歩かせてもらった場所でもあるので、詳細を公開することは控えておきます。

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この先、人ひとりが通れるくらいの、ある細い路地を進むと、運河に面したコンクリートの接舷場のようなところに出ました。(ゴミ回収船が寄る場所のようです)
暗い路地からパッと明るく開けた場所は、ワットパクナムの大仏様のほぼ正面あたりだったんです。
手前にある寺院の屋根が体の半分以上を覆い隠してはいるものの、お顔はかなりよく拝見できました!

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途中、ちょっと迷子になりかけそうにながら辿り着いた場所は、なかなかのビュースポットでしたが、この周辺は地域住民の方々の生活の場所で、観光客が押し寄せて入って行っていいような場所ではないので(少なくとも今は)、ベストビューポイントとして紹介することは控えます。

そんななか、ギリギリ住民の方々の迷惑にならない、手前の道路から撮った今回のベストビューショット(写真が上手く撮れたという意味ではありません)がこれです。

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大仏様がほぼ北向きということもあり、正面を撮ろうとすると日中はどうしても逆光になってしまいます。
朝方とか夕方を狙うのがいいんでしょうかね。
逆光でも上手に撮れるテクニックがほしいです・・・。


この日のワットパクナム大仏のベストビュースポット探しは、これで切り上げましたが、またいつかもっと他の場所を探してみたいと思います。


もし、ここがお勧めだという場所をご存知の方いらっしゃいましたら、こっそり教えてください。(笑)

 

ではまた。