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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

断崖の桟道寺院ふたたび。ブンカーンからナコーンパノムへ【ワット・プートーク】

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私が勝手にタイのシーギリヤロックと呼ぶ天空寺院、「ワット・プートーク」を再訪しました。

タイ・ブンカーン県の森林地帯にそびえる岩山「プートーク」には、断崖の岩肌にへばりつくように木造の桟道が張り巡らされており、その心許ない簡素な造りは何度登ってもスリル満点ですが、上段からの絶景には疲れも心も癒されるのです。


シーギリヤロック(シギリヤロック)は、スリランカにある要塞のような岩山で、山の頂上には5世紀に建造された王宮跡や空中庭園、水路などが残っています。ユネスコ世界文化遺産。

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ホテルで朝ご飯

 

夜明けのクジラ岩から見た絶景の余韻を引きずりながら、私たちは一旦ブンカーン中心部にあるホテルへと戻りました。

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今回泊った「The One Hotel」は、ブンカーンのバスターミナルのすぐそばにあるホテルで、このあたりでは唯一の大型ホテルと言ってもいいと思います。

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メコン川沿いのレストランや食堂、マッサージ屋などが集まっているエリアまでは多少距離がありますが、今回はレンタカー移動だったので特に不便は感じず、設備も比較的新しく快適でした。


この日、3頭のクジラ岩での朝日鑑賞を終えてから、次の目的地であるワット・プートーク及びナコーンパノム方面へそのまま向かわず、一旦20キロほどブンカーン市内の方へ戻ってきたのは、他ならぬ、ホテルの朝食を食べるためでした。

せっかくの朝食付きプランだったので、食べずに去るのはもったいないという理由からです。(汗)


でも、わざわざ戻ってきて良かったです。
このホテルの朝食、なかなか美味しかったんです。

ビュッフェスタイルでしたが、地元イサーン料理のメニューが並んでいるのが好印象。

ラープとか、カオニャオ(もち米)とか、カイガタ(イサーン風目玉焼きセット)とか、タピオカ粉を練り込んだもっちもちの麺のカオピアック(クイジャップユアン)などもあるんですよ。


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もちろん、ハムやベーコン、ソーセージ、サラダなどのスタンダードメニューもありますので、タイ料理が苦手な人もご安心ください。



<ホテル情報>

The One Hotel
ザ・ワン・ホテル
所在地:459 หมู่ 1 ถ.บึงกาฬ – นครพนม อ.เมือง จ.บึงกาฬ 38000
    459 moo 1 Buankan-nakornpanom Rd., Muang Buangkan, Buangkan 38000
TEL:042-492-234
メール:contact@theonehotel-bk.com
URL:http://www.theonehotel-bk.com/








The One Hotel を agoda で探す



ワット・プートークへ

朝食を済ませて、ホテルのチェックアウトをしたのが10時過ぎ。

今日の宿泊目的地は、お隣のナコンパノム(ナコーンパノム)県です。
ブンカーン県からメコン川沿いに南下して行くようなルートで向かいます。

途中、断崖の桟道で有名なワット・プートーク(วัดภูทอก)へ立ち寄りました。
私は2度目となりますが、タイ人の友達にぜひあのスリルと絶景を体験してもらいたかったのです。


ホテルを出て約30分ほどすると、「フアイバンバート」(ห้วยบังบาตร)という大きな池にかかる橋に差し掛かります。
ここからの景色は、前回もそして今回も、思わず停車して眺めるほど美しく、私のお気に入りの場所です。

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10時45分。
ワット・プートークの入口に到着です。

駐車場に車を停め、日焼け対策をしてから登山口へと向かいます。

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ワット・プートーク登山

11時、登山開始です。

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登山というか、切り立った崖に向かって伸びる木の階段をひたすら上がって行くんですが。

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このプートーク山は、全体を7つの階層に分けてあります(以降、便宜上『階』と呼びます)
4階から水平方向への桟道が現れ、山を1周まわることができるメインの断崖桟道(回廊)は5階と6階となり、所々に仏像や礼拝堂などが点在しています。
7階は山の上のケモノ道で、特に仏像やお堂などはありません。


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ここは2階ということでまだ始まったばかりの時点ですが、普段運動不足だとこの辺りで既に息が上がりだします。


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最初の難関です。
ここは、心を試される場所です。
左右に階段が分かれており、どちらでも4階へと進めるのですが、左は距離が長くて(220m)若干緩やかな階段、右は距離が短くて(200m)急勾配という…。

前回はもちろん左側を選んだのですが、同じ道を行くのも芸がないので、今回は右を選んでみました。(この数ヶ月ジムで自転車漕いでた成果を!笑)

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ぐぬぬぬ…


4階まで行ったら、(弱気になる前に)一気に5階まで上がります。
5階の岩屋の礼拝堂で参拝をして、時計回りにぐるっと山を歩いてみることにしました。

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洞窟っぽい広場を通り、僧侶の銅像がたくさん祀った前を通り過ぎます。

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半周くらいして山の北側にまわると、そこには岩山本体とは少し離れた場所に石柱があり、木の橋を渡って行くと小さな礼拝堂があります。

ここは、ワット・プートークのハイライトのひとつで、プートーク山と断崖の桟道を眺められる展望スポットでもあります。

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(隣のプートーク・ヤイ山の景色)

このお堂の近くにある階段から、6階へと上がって行きます。

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さらにもう1階、7階へと上がって、少し開けた岩盤からしばし景色を堪能します。

でも、7階は歩き回っても特に何があるわけではないことは、前回8月の経験からよくわかっているので(その時は軽く迷い子になりかけました)、すぐに6階へと下りることにします。

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ここから、いよいよ絶叫回廊の始まりです。

何せ、本当に心許ない木の桟道が断崖絶壁に張り付くように伸びており、下を見たり余計なことを考えると途端に足がすくみそうになります。

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実際、今回初めてのタイ友は最初かなりビビっていました。
その様子を見てちょっと満足な気分になっている意地の悪い私…。
(だって、ちょっとぐらいは怖がってもらわないと、連れてきた甲斐がないですよね?)


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板の足場なんてこんなもんです・・・。
先ほど参拝した岩のお堂も背後に見えています。

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麓の仏塔や池が見渡せる展望スポット。

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他寺院からの僧侶も参拝に来られていました。

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13時すぎ。
無事に麓まで降りてきました。
いやー、ここは何度来てもスリルと絶景が味わえていいところです。



動画の方がよりスリルが伝わるかなあ…と思います。


【絶景】タイのシーギリヤロック⁉︎ 「ワット・プートーク」




ナコンパノムへ

ワット・プートークを後にした私たちは、212号線をメコン川に沿うようにしてナコンパノムへ向けてドライブを続けました。

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15時40分、ナコンパノムの中心部に到着。
ホテルにチェックインする前にまず立ち寄ったのが、セント・アンナ・ノーンセーン教会(St. Anna Nong Saeng Catholic Church / วัดนักบุญอันนา หนองแสง)です。

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1926年に建てられたメコン川沿いのキリスト教カトリック教会で、2つの尖塔の上部が階段状の橋で繋がっている特徴的な建物です。

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夕方ということもあり、建物内には入れませんでしたが、静かでのどかな雰囲気でした。



この後、メコン川クルーズに向かうのですが、その話はまた次回に。



ではまた。