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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

山頂にカンチャナブリー県最大の仏像が鎮座するワットタムスア寺院

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朝、植物の水やりでベランダに出たら、冷房をつけた室内より寒くてテンションが上がったまなおです。
一年を通してほぼ暑いバンコク暮らしでは、少し肌寒いくらいでも冬到来みたいな高揚感があります。
が、それより、省エネのためにエアコンを切りましょう。私!(汗)

さて。
先日、カンチャナブリー県にある、とても写真映えする田んぼカフェ「MEENA cafe'」の記事を書きました。

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目の前に広がる田園風景と、その先の小高い山と、山頂に建つ寺院の眺めが素晴らしい絶景カフェでしたが、
今回は、そのカフェから見えた印象的な寺院「ワット・タムスア(วัดถ้ำเสือ)」という寺院の紹介です。

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カンチャナブリー最大のキラキラ輝く仏像や、山頂にそびえ立つ特徴的な形の仏塔など、このワット・タムスア寺院もある意味とても写真映えするお寺でした。

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ワット・タムスア寺院

ワット・タムスア寺院は、1973年(1971年という記述もあり)に建立された比較的新しい仏教寺院です。
カンチャナブリー県のタームアン郡にある小高い山の頂に建っています。
バンコクから向かうと、カンチャナブリー市街地の少し手前に位置し、周囲はのどかな田園地帯です。

町からは少し距離があるので、車かタクシー(チャーター)でないとなかなか行きにくいロケーションではあります。
私たちも自分で運転して向かいました。

お寺が建つ山の麓の駐車場に車を停め、お寺の門をくぐって参道に向かいます。
土曜日ということもあって、たくさんの参拝客でにぎわっていました。

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山頂までは158段の階段を上ります。(157段という情報もあり)
それほど長い階段ではないのですが、けっこう急勾配なので、普段運動不足の身にはきつめでした。
(久しぶりに遠い昔の部活トレーニング気分を味わいました)

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お年寄りや足腰の弱い方には厳しいかもしれません。(健康面に不安のある方は無理なさらないほうがいいです)

ですが、そういう方々のために、ちゃんと助っ人が用意されています。
階段横にミニケーブルカーがあるのです。
片道20バーツ(タイ人10バーツ)ですので、無理したくない方はどうぞ。

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ワット・タムスアのみどころ

息を切らせつつ階段を登り切ると、右手にはきらびやかな大仏様、左手には天に向かってそびえたつような八角形の仏塔が目に入ります。


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キラキラの大仏

まずは、巨大な仏像にお参りします。
この仏像は、「ルアンポー・チンプラターンポーン(หลวงพ่อชินประทานพร)」と呼ばれ、右手の親指と人差し指で輪を作り、手のひらを胸の前に掲げ、左手は同じく親指と人差し指で輪を作り、膝の上で手のひらを正面に向ける印を結んでいます。

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20メートル近くある黄金の仏像は、カンチャナブリー最大の大きさで、下から見上げるお姿は圧巻です。

この大仏には、チンナラート仏と同様の火焔のような光背(เรือนแก้ว)が備わっており、その周りを洞窟のような厨子のようなドームが覆っています。

プラプッタチンナラート仏(พระพุทธชินราช)・・・タイで最も美しいとも言われるピサヌローク県のワットヤイ寺院やバンコクの大理石寺院のチンナラート仏が有名です。(チナラート仏とも)

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また、仏像の表面には金色のタイルのような素材が貼りつけてあるので、光が反射してキラキラと輝いています。

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(自動賽銭回収ベルトコンベア!笑)


参拝を待つ長い行列ができていました。

 

仏舎利塔

ワット・タムスアでもうひとつ目を引くのが、八角形の仏塔です
9階建て高さ69メートルのこの仏塔は、「チェディー・ケートケーオ・マハープラーサート(เจดีย์เกษแก้วมหาปราสาท)」と呼ばれ、最上階には仏舎利が安置されています

※高さは59メートルや75メートルなどと記載したものもあります。測定範囲や高さの定義が違うのか…


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仏塔の中央には螺旋階段が設置してあるので、ぜひ上まで上がって参拝してみてください。
上階からの景色が素晴らしいんです
メークロン川や遠くの山々、田園風景など360度のパノラマビューを堪能できます。
窓から心地よい風が吹いてきて疲れも回復しました。

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また、眼下には先ほど見上げていたきらびやかな仏像や本堂を、まるでドローン撮影のような視点で俯瞰することができるのです。

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8階分を一気に上るのはかなりきついですが、各階には仏教の教えを描いた壁画や仏像などが安置されていますから、見学しながら休み休みゆっくり上ればいいですよ。
一階一階、窓からの景色が高くなっていくのも実感できます。


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本堂(布薩堂)

大仏様の向かって右隣に、特徴的な朱色の屋根を持つ、開放的なお堂があります。
最初、ここが本堂だとは気づかなかったんですが、結界石(『ใบเสมา』バイ・セーマー)が目にとまったので、本堂だと気付きました。
よく見たら、タイ語でも本堂を意味する「พระอุโบสถ(プラ・ウボーソット)」と書かれています。


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中に入ってお参りさせていだきましたが、本堂内では「タワーイ・サンカターン(ถวายสังฆทาน)」という、僧侶への喜捨儀式をしているグループがいらっしゃったので、邪魔にならないように早々に失礼させていただきました。

中国風の楼閣

八角形の仏塔の隣に、これまた八角形の中国風楼閣があるのですが、実はこの塔は、ワット・タムカオノーイ(วัดถ้ำเขาน้อย)という隣の別寺院の仏塔なんです。

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もっとも、この仏塔も含めてこの山の特異な景観を形成しているわけで、なかなか良い眺めでした。

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寺院情報

ワット・タムスア
วัดถ้ำเสือ
Wat Tham Suea(Wat Tham Sua)

所在地:หมู่ที่ 3 ตำบลม่วงชุม อำเภอท่าม่วง กาญจนบุรี 71110
TEL:034-655383-4
時間:平日07:30 - 16:30、土日07:00 - 17:30

 

ではまた。