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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

チェンライでファームステイ:田園リゾートで星を眺める(Rai Ruen Rom Organic farm Chiangrai)

※ 当ブログにはプロモーションが含まれています

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タイ北部チェンライ県にあるファームステイのリゾートへ星を見に行ってきました。
明るくしゃれたコテージから望む広大な田畑や小高い山並みは自然豊かで、星空は美しく、日々の疲れを癒してくれる平和な時間でした。
宿泊施設の設備もホスピタリティも最高で、かなりおすすめです!


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星を見る家

タイ北部チェンライ県のとある宿泊施設に興味を持ったのは、Google検索で「星を見る家」という意味のキャッチフレーズが目に留まったからでした。
タイ語で、バーンチョムダーオ(บ้านชมดาว)と書いてありました。

そのキャッチフレーズのあるYoutubeページをクリックすると、ライ・ルーン・ロム(ไร่รื่นรมย์ / Rai Ruen Rom)というファームステイ施設の紹介ビデオだったのですが、とても明るく居心地の良さそうなリゾートでした。

レストランでは自営のオーガニック農園の食材を使った料理が提供され、家畜への餌やりや染め物体験などのアクティビティもあるようです。

なにより、新しく建てられたコテージは明るく眺めも良くて、とても快適そうです。
コテージの屋根の上は、ちょっとした食事をしたり景色を眺められるスペースとなっており、夜はここから星がきれいに眺められるとのことでした。

もうこれだけで「泊まってみたい!」となったわけです。

ただ、星を見る家という謳い文句(コテージのネーミング)のわりには、夜空・星空の写真や動画がなったのが少し気がかりでしたけど。
また、光害マップ(Light Pollution Map)で見ると、そのあたりは真っ暗っていうわけではなく、そこそこ暗い程度(class 3)になっています。
それでも、バンコク近郊なんかと比べればずっと暗いので、「きっときれいな星空が見られるはず!」と期待することにしました。
はたして美しい星空は見えるのでしょうか。



ライ・ルーン・ロムの場所

今回、3月の週末に訪れたファームステイリゾート「ライ・ルーン・ロム」(『楽しい農園』『快適な田園』といった意味)は、チェンライの市内中心部から南東へ約60キロ、車で1時間ちょっと離れた平野部にあります。

広大な田畑が広がる農場にぽつんと建っているので、幹線道路からは数キロ未舗装の道を走ります。



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なお、私は、こちらのオフィシャル予約サイトから予約を行いました。

Rai Ruen Rom Farmstay Chiang Rai | Official Booking Website (roomscope.com)

敷地や部屋のレイアウトなどが視覚的に確認でき、自分が希望する部屋を指定できるのがよかったです。


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もちろん、メールや電話で直接問い合わせて予約することも可能です。
(一応、アゴダにも載っているのですが、いつも予約不可になっているので、積極的には情報更新していないのかもしれません)


<施設情報>
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ライ ルーン ロム (チェンライ)
ไร่รื่นรมย์เชียงราย
Rai Ruen Rom Organic farm Chiangrai
所在地:หมู่ 10 ต.งิ้ว อ.เทิง จ.เชียงราย 57160
    10 Ngiw ,Thoeng , Chiangrai 57160
TEL:095-134-8821, 097-087-0085, 081-451-7122,088-776-8473
E-mail:rairuenrom.chiangrai@gmail.com
URL:http://www.rairuenrom.com/
Facebook:https://www.facebook.com/rairuenrom/
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宿の食事

ファームステイの宿「ライ・ルーン・ロム」の基本宿泊プランには、夕食と朝食が含まれています。(いわゆるオールインクルーシブ的な)
自家農園の有機野菜を使った料理が提供されます。

ディナー

夕飯は4種類のセットから選択可能です。(宿泊前日にホテルから連絡があり希望を聞かれました)

①タイ料理
何種類かのタイ料理メニューがあり、その中から希望の品を選びます。
2人の場合は左のリストから3種類、3~4人の場合は右のリストから4種類の料理が選択可能です。

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たくさん選択肢があって迷います。北部料理なのか、あまり知らないメニューもいつくかあります。


②西洋料理
前菜からスープ、サラダ、メイン、デザートのセット。

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選択できるスープやサラダの種類も豊富でどれも美味しそうだし、メイン料理もポーク、チキン、魚、ダックとあります。


③バーベキュー
グループでワイワイ楽しむには良さそうですね。

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2人だとちょっと寂しい気もするので、いつか数人できた時にとっておきましょう。


④ムーカタ(หมูกระทะ)
鍋的要素も兼ね備えた、タイ風の焼肉セット。

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山のリゾートの定番料理となった感があり、ここ最近、山でよく食べてきたので、今回私たちは選択肢から外すことにしました。


というわけで、最終的に、①のタイ料理にするか、②の西洋料理にするかで散々悩みましたが、今回はタイ料理にすることにしました。

なお、私たちの時は、コテージのルーフトップで提供してくれました。(繁忙期など時期によってはレストランでの食事となるかも知れません)

日が暮れかかった頃、事前に選んでおいたメニューが、タイの昔ながらのホーロー製弁当箱に入れられて運ばれてきました。
なんだかレトロでとてもかわいいい!

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そして、オーガニック農園で採れた野菜や花たちのサラダもすごく色鮮やかです。

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先ほど、あまり知らないメニューもあると書きましたが、そのいくつかの見慣れない言葉は、ハーブの名前であることもわかりました。
(私がハーブ類に疎いのも原因です)

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例えば、ターラーゴーンの鶏肉スープ(ซุปไก่ทารากอน)というのは、タラゴンというキク科のホソバアオヨモギのことで、独特の芳香を持つハーブでした。
古来薬草としても使われてきた植物だそうです。

また、この宿の料理やウェルカムドリンクでも使われている、ジンジューチャーイ(จิงจูฉ่าย)というのは、同じくキク科のハーブのことらしく(ヨモギナ)、解毒作用があり、咳や口内炎などにもいいとか。



基本的に、このリゾートには市販のアルコール飲料的なものは売っていないのですが、唯一、ドラゴンフルーツワインなるものがあるとのことで、食前酒代わりに1杯飲んでみました。

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甘くてついついジュースみたいに飲んでしまいそうですが、アルコール度数は17%だそうです。

ちなみに、ビールやウィスキー、一般のワインなどのアルコール類は宿にはおいてませんが、買ってきたものを持ち込んで飲むことは可能とのことです。(持込料350THB)


あと、食後に飲んだ炭酸飲料「COON」は、チェンマイのチェンダオで作られているクラフトソーダらしく、コーヒーのアラビカ種の皮と梅を使っているらしいです。
すごく爽やかで美味しかったです。

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朝食

翌朝の朝食は、チェックイン時に6種類のメニューから選べました。

①黒米のワッフルと野菜&チーズ玉子焼き
②黒米のパンケーキと鴨の燻製
③鴨卵のキノコオムレツ
④ジンジューチャーイ(ヨモギナ)のお粥(豚/鶏/エビ/魚)
⑤プラーラー(発酵魚)のポーク炒飯とカイケム(塩漬け卵)の目玉焼き
⑥豚肉のガパオ炒めと揚げキノコ


朝食はレストランでいただいたのですが、高台のテラスからは田園と山々が望め、とてもいい雰囲気でした。


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事前に選んだメイン料理以外にも、シリアルヨーグルトやサラダ、トーストなども提供され、ドリンクはカフェのメニューから好きなものをチョイスできました。

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シリアルは少しカレー味でヨーグルトと自家製の蜂蜜をかけていただきました。

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この2種類のパンは、ビーツと紫芋です。
バイトゥーイのサンカヤー(パンダンリーフのタイ風カスタードクリーム)と蜂蜜とパッションフルーツの自家製ジャムが添えてありました。
パンは表面カリっと中はモチモチでとても美味しかったです。

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そして、どうですか、この色鮮やかなサラダ!

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黒米のワッフルは変な癖もなく食べやすく、卵も濃厚でした。

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友人が食べたガパオ炒めもいい味付けだったようです。
ただし、わりと辛かったようです。

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景色も味もサービスも良く、朝から大満足のひと時でした!

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ランチ

宿泊料金にランチは含まれていませんが、少しでも長く宿でゆっくり過ごしたかったので、昼食もリゾートのレストランで食べることにしました。

写真付きのメニューはわかりやすく種類も豊富で、全部美味しそうなんです。
(実際、食べた物はどれも美味しかったです)


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イタリアンケールのヤム
ケールのヤム(サラダ)には、ゴマとパッションフルーツのドレッシングが使用されており、ドラゴンフルーツの酸味とフルーティーな味わいが独特でした。


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ポークグリルとマクェンのスパゲッティ
マクェン(มะแขว่น)という香りの良い実(レモンサンショウ)で味付けされており、爽やかな風味がありました。
私的にかなり気に入りました。


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ナムプリック・ヌムのセット
北部料理の代表的な辛味ディップであるナムプリック・ヌム(น้ำพริกหนุ่ม)は、辛すぎず優しい味でした。
ご飯は玄米でふっくら炊いてあり、野菜も新鮮で甘みがあり、どれも美味しくいただきました。


宿でのアクティビティ

リゾートではいろんなアクティビティが用意されていました。
(全て宿泊料金に含まれています)
宿のスタッフさんが丁寧に案内・指導してくれ、とても楽しかったです。

絞り染め(草木染め)

植物由来の天然素材による染め物体験(草木染め)に挑戦しました。

スタッフの方がわかりやすく教えてくれます。
(私たちはタイ語で説明を受けましたが、タイ語が話せない外国人がいる場合はどうするのかと尋ねたら、『英語やスマホの翻訳機能を使って教えるので安心してください』とのことでした)

染料となる素材は3種類から選べました。

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1. マリーゴールド/ดาวเรือง
2. スオウ(蘇芳)/แก่นฝาง
3. ビルマカリン(オオミカリン)/ประดู่

私たちはなぜか2人とも同じ赤系のスオウを選びました。
ちなみに、マリーゴールドは黄色系、ビルマカリンは緑っぽい茶系の発色になるようです。

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絞りの基本パターンをいくつかデモンストレーションしてもらった後は、自分たちで好きなようにやらせてくれました。

初めての体験だし、どうせ考えても仕上がりの計算はできないので、割り箸や輪ゴムを使って適当に絞ってみました。

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絞り終えたら煮立った染液の鍋に入れ、しばらくしたら取り出し、媒染液に浸けて色を定着させるようです。
(染液で煮ている間に私たちはカイケム作りを平行して行いました)


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染液の色を生地に定着させる工程で、3種類の媒染液からひとつ選ぶのですが、この媒染液によって仕上がりの発色が変わるんですね。おもしろい!

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私が選んだ(Mud)由来の媒染液に浸けると、紫っぽい仕上がりになりました。
友人は赤ライム?(Red Lime)を選んで、濃いピンク系の色になっていました。


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初めての体験で適当に絞ってみたにしては、我ながら美しく素敵な仕上がりになったとテンション上がりまくりです。
楽しかったです!



カイケム(塩漬け卵)作り

絞り染めの染色を待つ間に、アヒルの卵を使ってタイ料理などでもよく使われるカイケム(塩漬け卵)を作ります。

個人的にカイケムはあまり食べないのですが、あんなものが自分で作れるなんて興味津々。
ゆで卵を塩漬けするのかと思っていたら、生卵を使うのですね。(←無知)

ここでのレシピは以下の通りでした。

<材料>
1. 新鮮なアヒルの卵・・・4個
2. (蟻塚から取った土)・・・卵1個につき35g×4=140g
3. (ナーン県産の岩塩)・・・卵1個につき30g×4=120g
4. レモングラス・・・削いで水にさらしたもの少々
5. 籾殻の灰・・・適量

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<作り方>
①土と塩にレモングラス入れて混ぜ、水を少しずつ加えながらよく練っていく。
(レモングラスは単に殻への香り付けだそうで、味には影響ないらしいとのこと。謎)

②粘度状になった塩の土団子を等分に分け、指で押しながら手のひらの上に広げていく。

③その上にアヒルの卵を置いて、土を伸ばしながら全体を隙間なく包む。

④泥団子状になった卵に籾殻の灰をくまなくまぶしてラップで包めば完成!
 そのまま15日間放置すればカイケム出来上がりです。(7~8日だと半熟)


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日付を書いた紙袋に入れ、お土産として渡してくれました。
はたしてちゃんと美味しいカイケムができるのか?ワクワクします。


農園ガイド(ヤギの餌やり)

翌朝、朝ごはんの後、スタッフの方が農園内を案内してくれました。


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広大な敷地にはたくさんの作物やハーブ類が植えられていました。
屋外の露地栽培もあればハウス栽培のものもあります。


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こちらは、ジンジューチャーイ(ヨモギナ)です。
毛のないヨモギみたいな感じ。

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そして、これがタラゴン。
こんなにかわいい花が咲くんですね。
葉を揉んで口に含むと、ふわっと香りが広がりました。

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こちらは、菊花茶に使われる菊の花です。白の方が値段が高いそう。


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カリフラワーやキャベツも新鮮でとても美味しそうです。


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農園の一角に家畜小屋があり、その中ではヤギが飼育されていました。
ヤギのミルクからホルモン剤を作って、野菜などの作物にかけるのだそうです。
(スタッフの方は『ホルモン』と言っていましたが、植物の発育や健康を促す活力液的なもののことでしょうか?)

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ここでは、ヤギさんたちへバナナの葉の餌やりをさせてもらいました。
みんな餌をもらえるとわかると「メ~、メ~」と柵から顔を出してきます。

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なかなか楽しい体験ですが、バナナの葉を食いちぎる時、わりと強い力で引っ張るので気をつけましょう。


最後は作物の加工工場を案内してもらいました。

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こちらは温度管理された乾燥室。
ドライフルーツやハーブティーなどの商品になっていくのでしょうね。

この農場で作られたオーガニック商品は、フロントでも販売されています。
私は、試飲させてもらって美味しかったケールのお茶とブレンドハーブティーを買いました。


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星を見る家のようす

星を見る家というネーミングに魅かれて予約したこのリゾート。
その部屋のようすを紹介します。

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なだらかに土を盛った丘陵のような場所にコテージが点在しており、芝生の緑が美しいモダンな設計でした。
コテージの横にある螺旋階段で屋上へあがれるようになっており、ここから景色を楽しんだり星を眺めたり、食事をしたりできます。

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この解放感、最高ですよね。
個人的には、三脚を置きやすいレイアウトがとてもありがたかったです。
(三脚を据えてカメラのファインダーや液晶画面を確認するのにちょうどいい位置にベンチがあるのもポイント高い)

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私たちは、いくつかある「星を見る家」コテージ(บ้านชมดาว / Rooftop House)の一番前の部屋を予約したのですが、目の前が田んぼで、視界を遮るものはなく、のどかな山の景色が広がっていました。

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部屋も大きくて、明るく居心地がよかったです。
ベッドに寝転がりながら見る景色も最高です。

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必要なものはだいたいそろっていました。
延長コード(電源タップ)や懐中電灯、蚊よけスプレーなんかも置いてあって、まさに痒いところに手が届くサービスですね。


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また、リゾート自家製のスナックやハーブティーなどがコンプリメンタリーとしてたくさん置いてあるのもありがたかったです。
(周りに店舗などないので、夜中にお腹が減った時に助かりました。笑)

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洗面所やトイレ、シャワールームもモダンで清潔でした。


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強力なヘアドライヤーもありましたし。
(歯ブラシセットはなかった気がします)


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ともかく、とても快適な部屋でよかったです。

これで1泊朝夕2食付き、各種アクティビティやお土産も含めて、3千バーツちょっとで泊まれるのは、リーズナブルだと感じました。

本当におすすめのファームステイリゾートです!

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火事!?

夕方、星空撮影するためのカメラの位置決めや事前設定なんかをしようと屋上に上がったら、奥の畑からモクモクと黒煙が上がっているではありませんか。

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えっ!
っと思ってよく見ると、バチバチいいながら赤い炎が燃え上がっています。

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芝生の水やりをしていた宿のスタッフもそちらを凝視しています。

たぶん誰かがこっそり火をつけたんだわ
と。

タイではこの時期、山火事や野焼きによる大気汚染(PM2.5)が深刻な問題になっています。
実際、この日、チェンライの大気質指数(AQI)も、健康に悪影響を及ぼす200に近い数値でした。
(どれだけ効果があるかはわからないものの、ずっとマスクをしていました)


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(左:AQI / 右:PM2.5濃度)


タイ政府は、野焼きを禁止したり野焼きしない農家には補助金を出すなどの対策はしているようですが、今のところあまり功を奏してはいないようです。

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目の前で起こっている煙害も、もしかしたら故意ではなくアクシデントや子供のいたずらといった可能性も無きにしも非ずですが、空にもうもうと立ち込める黒煙を目にするにつけ、「そりゃ、PM2.5も減らないわな。。。」と、ため息しかでませんでした。

実は、その日の朝、飛行機の窓から見たチェンライの霞んだ空に嫌な予感がしていたのですが、ここにきてさらに不安になってきました。

「はたして今夜、星空なんて拝めるんだろうか・・・」

まさに暗雲立ち込めるです。

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星を見る・星を撮る

さて。
いよいよ今回のメインイベントである星空の鑑賞&撮影です。
星空を見たくて「星を見る家」という名のコテージを予約したんですもん、期待(と若干の不安)が高まります。

事前に調べた光害マップ情報によると、この辺りは真っ暗なエリアというわけではないようですが(クラス3)、コテージの前は見渡す限りの田畑と小高い山並みが見えるだけなので、そこそこ暗そうです。

ルーフトップハウスとなっている「星を見る家」コテージの中でも、私たちが予約したのは一番前に位置する2棟のうちのひとつなので、前の部屋の明かりに邪魔されることはありません。
しかも、この日は隣の部屋には宿泊客がいなかったので、横からの光の影響を受けることもない、絶好の星空撮影コンディション!
自分たちの部屋の電気さえ消してしまえば、周りに人工の灯りはなくなります。

ちなみに、屋上の電灯も22時以降は消すように宿から案内がありました。
(私たちは20時すぎには消していましたけど。笑)

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日が沈み、空が暗くなるのを待ちます。

目の前の畑には民家はないものの、奥の山の麓あたりに小さな集落があるのか、明るい箇所がいくつか点在していました。

また、肉眼では真っ暗に見える空も、写真で長時間露光(スローシャッター)を行うと意外と明るかったです。

さらに、懸念していた大気汚染、PM2.5の影響も少なからずありました。
特に小高い山の上空あたりにはたくさんの粉塵やPM2.5が滞留しているようで、山際から少し上までの空は、汚染物質に街灯が反射しているのか、くすんだオレンジ色に染まってしまっていました。

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それでも、上空はわりと澄んでおり、たくさんの星が輝いていたのが救いでした。
冬の大三角や冬のダイヤモンドがはっきりと見え、オリオン座をはじめとする冬の星座たちが美しく見えました。

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おおいぬ座のシリウスはひと際明るく青白い光を放ち、オリオン座のベテルギウスとおうし座のアルデバランは赤く輝いていました。
アルデバランの上には昴も瞬いています。

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本当は、天の川も撮ってみたかったのですが、この時期の天の川は東から南の低い空に横渡るように現れるため、集落の光と大気汚染の影響でほとんど見ることはできませんでした。

下の写真は4時ごろに撮ったものですが、さそり座のS字がそれなりにはっきり写っているかと思います。(右手の街明かりの上あたり)
そのS字の下部に、かろうじて天の川の一部がうっすらと浮かんでいます。

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(この時間でも山際上部の空はオレンジ色に染まっていたので、多少彩度をいじっています)

大気汚染がなければ、もっと美しい星空が見えたと思います。



終わりに

今回、チェンライ県にあるファームステイ施設「ライ・ルーン・ロム」へ星を見に行ってきました。
「星を見る家」と名付けられたコテージから見上げた夜空には、たくさんの星が輝いており、癒しの時間を過ごすことができました。

惜しむらくは、大気汚染MAXの時期とあって、低い空の星々がほとんど見えなかったことですが、このリゾートには星以外にもたくさんの楽しいアクティビティや、健康的で美味しい食事、明るく快適な部屋、心のこもったサービスがあり、とても満足の行く滞在ができました。

本当に本当に、まなおおすすめの宿です!

いつかまた、空気のきれいな時期に必ず行きたいと思います。


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いつものことですが、今回もまとまりなくダラダラ書いてしまいました。
最後までお読みいただきありがとうございます。

ではまた。

ではまた。