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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

バンコクから聖地バラナシへ週末旅行【バラナシ空港からガンガー沿いのホテルまで編】

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ここのところ、ちょっと体調を崩してしまっていたまなおです。こんにちは。
咳が出たり高熱が続くというわけではないので、今流行りの新型コロナウイルス肺炎だとかインフルエンザとかではないと思いますが、時期も時期なので、通勤時はもちろん業務中も常にマスクを着用しております。
自分の中では、日曜日にシーロムで食べたすき焼きの生卵に中ったんではないかと思っています。
(ここ3日ほどでだいぶ痩せられた気がします。ありがたくはないけれども)


さて。
バラナシ旅行の続きを書いていかないと。

www.manao.life

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これまでの記事では、まだバラナシ空港から一歩も外に出られていない状態なので、今日は、せめてガンガー(ガンジス川)沿いのホテルに到着するくらいまでは行ってみたいたいと思います。

というわけで、今回は、空港内での両替やバラナシ空港からバラナシの町なかまでのタクシー移動なんかをメインに紹介していきます。

※Varanasiという地名の日本語表記には、バラナシ、ベナレス、ワーラーナシー、ワラナシ、ヴァーラーナシー、ヴァラナシなど様々な表記が見られますが、ここでは「バラナシ」に統一します。

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バラナシ空港で両替

外国へ行ってやらなければならいことのひとつにその国の通貨の確保、両替というのがあります。
通貨によっては、渡航前に両替をしておいたほうがいい場合なんかもありますが、基本的には、その国に到着してからその国の通貨を入手することがほとんどだと思います。

インドに関して言うと、実は私、空港も含めて両替屋とか銀行の窓口で両替をしたことがありません。
今までは、いつも現地のATMでクレジットカードやタイの銀行ATMカード(キャッシュカード)を使ってキャッシングしていました
ATM使用手数料が(クレジットカードでは利用日数分の利息も)、かかることはかかりますが、怪しい両替屋で騙されたり、両替屋を探して歩く時間のロスを考えると、ATMで引き出すのが一番手っ取り早くて安心かなと私は考えているからです。

今回の両替もATMでキャッシングかなと思っていたんですが、
よく考えたら、前回のインド旅行で残ったルピーが5000円分くらい(3000ルピーちょっと)財布にあったし、ホテル代はクレジットカードでまとめて支払う(友人の分は現金でもらう)予定だし、2泊3日の滞在でそれほど散財する予定もないので、とりあえず、両替はしないでおくことにしました。

一方、同行の友人は、海外のATMをあまり信用していない派(カードを飲み込まれたりすることが心配)なので、日本円の現金を両替することに決めていました。
問題はどこで両替をするかなのですが、
友人曰く
空港のレートが良くないことは十分わかっているけど、何十万も何百万円も両替するわけじゃないし、それに、町なかで両替屋を探してさ迷い歩く時間がもったいない。貴重な週末旅行なのに
とのことで、
空港の国際線到着ロビーで唯一目にした両替ブースで換金することに

やっぱりだいぶレートは悪かったようです(その日の町なかの両替屋のレートを調べてないので正確にはわかりません)マイペンライです。


以下、せっかくなので、私が思う両替方法のあれこれについて少し。

ホテルやゲストハウスで両替

今回、友人は、あえて空港の両替所で換金しましたが、とりあえずホテルまで行けるだけのお金や交通手段が確保されているなら、宿泊するホテルやゲストハウスで両替するという手段もあります
宿泊施設によって両替レートも違うでしょうから、一概に「空港よりは絶対に得だ」とは言えないかも知れませんが、いくつかあたってみる時間的な余裕があるなら、空港よりよいレートで両替してくれる宿は必ず見つかりそうです

今回、私たちは、ホテルでの両替はレートが悪いという頭しかなかったのですが、必ずしもそうではなさそうです。(バラナシ空港での両替と比較した場合)

銀行のATMでキャッシング

先にも書きましたが、ATMでのキャッシングに抵抗のない方は、インドではATMも有効な両替(現地通貨入手)の手段だと思います。
個人的には、一番安心して利用している方法です。

ただ、見知らぬ土地でキャッシュカードがATMに吸い込まれたり、機械が故障したり、スキミングされたりするのが心配という方には、無理におススメしていません。
(幸いにも、私は今までインドでそういうトラブルにあったことはありませんが)

町なかの両替屋や銀行窓口

もちろん、町なかの両替所や銀行窓口を利用することも可能です。

ただ、私の印象では、ガンガー沿いの古い町並みの中ではあまり銀行を見かけた記憶がなく、ちょっと離れた大通り沿いではいくつか見かけましたが、インド人に混じって順番待ちとか、営業時間とか考えると、ちょっとハードルが高そうにも思えます。

両替屋さんに関しても、私が意識して探していなかったせいもあるでしょうが、あまり見かけなかったような気がします。(友人は2、3軒見かけたらしい)
もしかしたら、少し奥まったところにはそれなりにあるのかもしれません。

それにしても、バラナシの両替屋についての情報って、なぜかネット上にもあまり出ていないんですよね。あったとしても、『騙された』とか『くすねられた』とかいうものばかり・・・。

結局は、自分が安心して両替できるところでやるのが一番ですね。(←全然役に立たないまとめ方!)


空港からプリペイドタクシーで市内まで

 ホテルは事前に予約してあったので、入国審査と税関を過ぎ、友人の両替を済ませたら、早速ホテルに向かうことにします。

バラナシ空港から市内、ガンガー沿いの旧市街までは、料金が安い順にシャトルバス乗合タクシープリペイドタクシーといった交通手段があるようですが、今回は時間最優先ということで、プリペイドタクシーを利用することに。
シャトルバスは1日数本しかないらしいし、乗合タクシーは同乗者が見つかるかるまで待たされたりもするでしょうし。

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到着ロビーに出ると、PRE PAID TAXIと書かれたブースがあるのですぐわかります。
係の人にホテルのバウチャーを見せると、すぐに場所はわかったようで、800ルピー(約1200円)と告げられました。

『ただし、川沿いの古い町並みは路地が狭くて車が侵入できないため、手前のゴドウリア(ゴードリア)交差点で降りて、そこからは数百メートル歩く必要があります
との説明を受けますが、それは事前に承知していたので問題ありません。

こちらのブースで100ルピー、残りの700ルピーは運転手に直接支払うようにとのこと。
別々の支払いがあることは、事前情報では知らなかったのですが、詳細を書いた紙を印刷して渡してくるし、まあいっかと。

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ただ、インド入国により「疑り深いモード」になっている私は、
あとは700ルピーだけを運転手に支払えばいいのですね?それ以外に発生する費用は一切ないんですね?」と念を押してみます。
全くない。700ルピーだけです」との回答を得ます。

100ルピーをその場で支払うと、紙の裏にも700とボールペンで書いてくれました。

謎の質問

空港の出口から外に出てました。
ちょうどプリペイドタクシーのブースの裏側で、タクシーの運転手と落ち合います。
(空港ロビーの中には、運転手も含めて乗客以外の一般人は入ってこられません)
一応、先ほど渡された紙を見せてから運転手の後を付いて行きます。

空港の駐車場を歩いて行くと、数人のドライバー仲間のような連中がいて、私たちのドライバーとヒンディー語で何やら会話していました。
すると、その中の大柄な男が、私たちに英語で話しかけてきます。

「どこまで行くんですか?」と。

ここでも、疑り深いモードになっている私は、

「どこまでって、それは最初に受付ブースで説明しています」
と怪訝な顔で答えます。

それでも
「どこまで行くのですか?」と聞いてくるので、

「何か問題でもあるんですか?あるなら、受付ブースの人に尋ねてください!」
と不機嫌に答えると、

「いやいや、ちょっと紙をみせて」みたいなことを言ってくるので、

紙は渡してしまわないにようにして彼が見える位置に差し出すと、

車両番号(ナンバープレート番号)の項目を見て、
「ああ、これは彼のタクシーだ」と、私たちの隣にいる運転手を指さします。

いやいやいや、それは最初から知ってますから!

これは、単に、私たちの運転手が正しいのかどうかを確かめたかったのか、
グルになって良からぬことを企んでいたけれど、私たちのガードが意外と固かったので、車両番号を確認するふりをして体裁を整えただけなのかはわかりませんが、一体何だったのか・・・未だに謎です。

 

全部込みで700ルピーでしょ!?

気を取り直して、その運転手のお兄ちゃんの車に乗り込みます。
そこそこ乗り心地のいいきれいな車体で安心しました。

ただ、空港の駐車場を出るときに、ゲートのところでひと悶着が。

お兄ちゃん、
駐車料金50ルピーを払ってくだい」と言います。

疑り深いモードになっている私は、
「いや、それは君が払いなさいよ」と突っぱねます。

それでも
「50ルピーを払ってください」と身振りを交えて言ってきます。
このお兄ちゃん、あまり英語は得意ではないようです。

私も、そこは引き下がれないので、
受付では、700ルピーにはすべて含まれているから、それ以外のお金は払わなくてもいいと言われました!
と、紙の後ろ側に書かれた700の数字を指さしながら説明します。

すると、お兄ちゃん、その700という数字を指さしながら、
50ルピー」と言います。

・・・ん。
あ、つまり、700ルピーの料金の中から、とりあえず50ルピーは先に支払えということですかい?

「じゃあ、残りは650ルピーなんだね?」というと、うなずきます。

なんだが、疑り深いモード全開でヒートアップしてしまいましたが、普通はこういうもんなんでしょうかね?
てっきり、駐車場代とかそういうのは、運転手が出しておいて、客は降車時にきっちり700ルピーを払うものだという頭でいました。
ちょっと、大人げなかったかな・・・?(;´д`)

いや、でも。
もしこのお兄ちゃんの方法がインドでは普通だとしても、それを知らない私のような日本人観光客は、駐車場代50ルピーも払って、さらに降車時に700ルピーをまるまる支払ってしまいそうですよね?
運転手も、わざわざ650ルピーでいいですよなんて、間違っても言わないでしょうし。

50ルピーぐらいでギャンギャン言うなと思われるかもしれませんが、そういうところはきっちりしたい派のまなおです。(´∀`)
その上で、最終的にとても満足で気持ちのいいサービスだったら、別途チップをあげるなりしたいわけです。

800ルピー(約1200円)のタクシーなんて、物価を考えれば相当いい値段なわけですからね。

 

バラナシの中心部は超渋滞

ちょっとした言い合いがありながらも、空港を出た後は順調に田舎道を走っていきます。
運転手のお兄ちゃんも、根は良さそうな愛嬌のある男で、
ソング?
と言って、自分のスマホをスピーカーに接続して、Youtubeのインド歌謡を流してくれました。
ま、たぶん自分が聞きたいだけでしょうけど。
曲の途中でも、飽きたらどんどん次の曲に飛ばします。笑


バラナシ空港から市内へ




40分ほどしてバラナシの中心部が近づくと、だんだん渋滞してきました。
ある場所では、数分間まったく動かないこともありました。
お兄ちゃんも若干イライラしだしているようです。

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インド人が団体で歩いているのをあちこちで見かけます。
というか、歩いたほうが早いんじゃないの?と思う区間もあったりして。

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するとお兄ちゃん、
すごい渋滞だから、(外を走っているバイクを指さして)あれに乗って行って」と。

いやいやいや、まだあと3キロ近くあるんだから。
インドでバイタクなんて乗ったことないし、荷物もあるのに絶対嫌だし!と思って、

ノー、もうちょっと先まで行って

お兄ちゃん、仕方なく黙ります。

それから何度か「バイクで行ってよ」「ノー」「バイクで行ってよ」「ノー」のやり取りがあり、
約束の降車地であるゴドウリア(ゴードリア)交差点の500メートルほど手前にたどり着いた時には、私たちもさすがに折れて、そこで降りることにしました。

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実はこの大渋滞、バラナシっ子にとっても尋常じゃない感じだったというのは、この時は知りませんでした・・・

川沿いの旧市街はホテルまで徒歩移動

タクシーを降りた私たちを待ち構えていたのは、まさにインドという感じの大混雑。
クラクションを鳴らしまくる車、リキシャ、バイク、人、人、人で、真っすぐ歩くのも大変です。
ゴドウリア交差点までもなかなかたどり着けません。
警官があちこちで道を封鎖したりしています。

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ゴドウリア交差点付近では、いろんな人が「バイクを借りないか?」「どこへ行く?」「リキシャに乗らないか?」「ホテルは?」みたいなことを、入れ替わり立ち替わり聞いてきます。
そういう人たちをなんとかわしながら、車が侵入できない路地まで突き進みました。
そこからは、迷路のような路地をグーグルマップを頼りにホテルまで歩いて向かいます。

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牛が我が物顔で道の真ん中を歩き、バイクはひっきりなしに前から後ろから細い路地を突進してきます。
至る所にヒンドゥー教の神を祀った小さな祠が出現し、角を曲がるたびに方向感覚が少しずつ狂いだします。

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薄暗い軒下にはチャイを沸かしたり饅頭のようなものを蒸かしている店が並んでいたりして、バンコクとはまた違う混沌とした雰囲気にワクワクします。

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軽く道に迷いながら20分ほど放浪して、ようやくホテルに着きました。
入口のわかりにくい路地の奥に建つホテルです。
想像以上に古くて殺風景な感じの建物なんですけど・・・。
これ、本当にガンガービュー(ガンジス川ビュー)のホテルなんだろうか・・・という不安がよぎります。

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さらに、フロントスタッフからの一言に衝撃を受けます。


「今日は渋滞が酷かったでしょう。

バラナシに大統領がやってきてるから

えっ ( ・∇・)

タクシー運転手のお兄ちゃん・・・ご、ごめんなさい。
あれは、ズルして早く仕事を切り上げたいという怠け心からではなく、
「勘弁してよ~」という本心からの叫びだったんだね・・・。

 

 

ではまた。


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