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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

こんな仏像見たことない!独特過ぎるお寺「ワット・マンカランサリット」(ナコンサワン県)

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ある日、友人から送られてきたTikTok動画に映る、その独特過ぎる仏像に目が釘付けになりました。
ヘタウマとかそういう次元を超えたその奇妙な仏像たちを、この目で見たくて仕方ない衝動に駆られたのです。

今日は、ナコンサワン県にあるワット・マンカランサリット(通称:ワット・タクロー/ワット・タコー)というお寺の摩訶不思議な礼拝堂を紹介します。


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ワット・マンカランサリット(ワット・タクロー)

ワット・マンカランサリット(วัดมรรครังสฤษดิ์)寺院は、タイ中部の北に位置するナコンサワン県カオリアオ郡にある仏教寺院です。
バンコクからは北へ約250キロ、車で約3時間半程度の道のりとなります。

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地元の人々の間では、通称ワット・タクロー(ตะคร้อ)と呼ばれています。

80年ほど昔、リュウ(リウ)和尚という有名な僧侶がこのワット・タクロー(ワット・タコー)を建立しました。

ある日、リュウ和尚は読み書きが得意ではないという理由で、他の僧侶に住職の地位を譲ります。

その後、リュウ和尚は弟子たちと共に自ら礼拝堂を築いて、奇妙な仏像を次々と創り出しました。
リュウ和尚手造りのユニークな仏像の数々は、「漫画仏」(พระการ์ตูน)と呼ばれているそうです。

カオディン地区自治体ウェブサイト他より)

<寺院情報>
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ワット マンカラン サリット(ワット・タクロー)
วัดมรรครังสฤษดิ์ (ตะคร้อ)
所在地:ตำบล เขาดิน อำเภอเก้าเลี้ยว นครสวรรค์ 60230
    Khao Din, Kao Liao District, Nakhon Sawan 60230
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他に類を見ない仏像の数々

車から降りて、古い礼拝堂(と言っても80年ほどなんですが)の方に目を向けると、外観からしてただものではない雰囲気が感じ取れました。

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チョーファーと呼ばれる屋根の飾りは、なんだかヘンテコな生き物のようだし、窓の装飾も独特!

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礼拝堂の入口階段の両脇を固める神獣(ナーガ?)も、ゆるキャラですか?みたいな風貌です。

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礼拝堂に入ってみて、さらにその独特で奇妙奇天烈な雰囲気にすっかりやられてしまいました。

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すごーーーーー。


以下、写真メインで貼っておきます。


トラですか?ヒョウですか?

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蛇感がよく伝わるナーガさま

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あなたたちは?
(天人とか須弥山の麓にあるというヒンマパンの森の動物たちでしょうか)

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鳥でしょうか?龍でしょうか?

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カメさんは普通にかわいい。笑

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でも、とにかく仏様たちが独特!


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手はどうなっている!

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帽子ですか?

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この仏像がまともに見えてきました。

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天井を支える柱も味があっていいですね。

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本堂と新礼拝堂

この変わった礼拝堂の独特の世界観に圧倒されて、本堂をお参りするのをすっかり忘れてしまいましたが、一応、タイの一般的な仏教寺院スタイルの本堂もあります。

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実は、リュウ和尚とお弟子さん入魂のあのお堂を、当初この寺院の本堂として登録しようとしたらしいのですが、許可が下りなかったそうです。
それで、新たにこの規格通りの本堂を建設したのだそうです。

また、現在は、先ほどのリュウ和尚が約80年前に建てた礼拝堂の手前に、新しく煌びやかな礼拝堂が建立されています。(この日は閉まっており参拝せず)

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おわりに

友人から送られてきた動画がきっかけで訪れた、ナコンサワン県にあるワット・マンカランサリット(ワット・タクロー)

その独特な世界観は、想像以上でした。

仏教施設(信仰の対象)ですので、「おもしろい」と言うと語弊があるかも知れませんが、非常に興味深かったです。

僧侶のイマジネーションを爆発させた手造りの仏像や神獣の数々。

予算のない田舎の寺で、なんとか村の人々が参拝できるお堂を造ろうと尽力なさったリュウ和尚やお弟子さんたちの熱意を感じました。

ナコンサワン県方面へ行かれる際は、ぜひご自身の目でこの不思議な礼拝堂をご覧になってほしいなと思います。


ではまた。