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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

モンサンミッシェルの日曜限定絶景ツアー「ミカエルの空へ」に参加!(後編・完結編)

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本日、タイ王国は「ラーマ10世の戴冠式」関連行事の最終日ですよ、まなおです。
そんな中、引き続きタイ国王の戴冠式とは関係のない話題で恐縮ですが、フランスの世界遺産『モンサンミッシェル(Mont Saint-Michel)』で日曜日だけ18人限定で催行される特別絶景ツアー「大天使ミカエルの空へ(Un dimanche dans le ciel de l'archange)」のレポートの続きを書きたいと思います。

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というか、今回やっと「ミカエルの空ツアー」の内容そのものに辿り着くことができました。引っ張ってしまってすみません。

予約券からのガイドツアーチケットへの引き換え方法や、ツアー終了後14時すぎのレンヌ行きのバスに間に合うかなどに関する情報は、今回紹介していますので、興味ある方は参考にしてみてください。

前回は、ツアー前日の土曜日に、下見と時間計算も兼ねて、自分たちだけでモンサンミッシェルと修道院を自由に見学した内容を書きました。

 

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今回、いよいよモンサンミッシェルの天空ツアー「ミカエルの空へ」参加です。


※2023年6月現在、残念ながら、どうやらこの日曜日限定のツアーは開催されていないようです。
(ノートルダム寺院の火災やコロナ禍の影響でしょうか)
本当に素晴らしいツアーなので再開するといいですね😢


 

早起きはサンモンの得(夜明けのモンサンミッシェル)

 日曜日の早朝、まだ暗い時間に意を決してベッドから起き上がり、完全防備の服装でホテルを出ました。
息が白く煙るほど寒く薄暗い道を歩いて近くのダムまで向かいます。
このダムのあたりからのモンサンミッシェルの遠景は本当に美しく、ここで夜明けのモンサンミッシェルを見てみたかったんです。

起きたときは雲が厚く暗い暁闇だったので、望むような光景は見られないかと思ったんですが、逆に雲がいいアクセントになって、それはそれで美しい夜明けのモンサンミッシェルを見ることができました。
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ダムからモンサンミッシェルへ続く橋へと移動し、日の出とともにゆっくりと歩いて島へ渡ることにしました。
刻々と変わる空の色と、朝日に映える修道院は本当に美しかったです。
静寂の中に浮かび上がるモンサンミッシェルをひとり占めしたかのような感覚になります。
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20分くらいかけてゆっくり島へ渡り、王の門を潜り抜けてグランド・リュという大通りに入りますが、途中出会った人はほんの数人。
昨日の日中の喧騒が嘘のようでした。
これがモンサンミッシェルで1泊するメリットであり、宿泊者だけが体験できる醍醐味でもあるんですよね。

ちなみに、修道院に入らなければ、モンサンミッシェル内への入場自体は無料です。

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人それぞれの都合や目的があるかとは思いますが、私は、できればモンサンミッシェルで宿泊されることをお勧めします。
もし私が日帰りで訪れただけなら、私もこれほどモンサンミッシェルに感銘を受けなかったかも知れないし、例えば、天気が悪い日に辟易するほどの人混みの中を観光するはめになってしまったとしたら、私も「モンサンミッシェルは大したことなかった」なんて思ってしまったかも知れません。

 

ミカエルの空へ

夜明けのモンサンミッシェルを堪能した後、一旦ホテルに戻ってバスタブに熱いお湯を張り、ゆっくり温まってから、朝食を食べました。
その後、9時半頃にチェックアウトをして荷物をフロントに預け、ホテル前からシャトルバスに乗って、モンサンミッシェルへ。

 

チケット引き換え

10時過ぎには修道院の入り口に到着していました。
前日に下見に来ていますから、慣れたもんです。
今日は、入り口左側のチケット(予約)保持者専用の優先レーンからチケット売り場へと向かいます。
(プリントアウトしておいた「ミカエルの空へ」の予約票を係員に見せると通してくれます)
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チケット売り場で再度予約票を見せて、チケット代1人13€(約1620円/470バーツ)を支払います。現金もしくはクレジットカード払いが可能です。
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入場チケットと、「ミカエルの空へ」ツアー参加者の証である黄色いステッカーを渡されるので、ステッカーは服やカバンの目立つところに貼っておきます。
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なお、ツアーを予約していても、ツアー開始の15分前である10時45分までにチケット引き換えをしない場合は、不参加とみなされ、他の当日参加希望者にチケットを販売される可能性があるので、時間には余裕を持ってチケット売り場へ行くようにしましょう。

それにしても、一般の修道院入場料が10€で、非公開の場所にも入れる日曜日18人限定の特別ガイド付きツアーが13€って、本当にこのツアーの参加費は良心的ですね。

 

待ち合せは西のテラス

ツアーの開始は11時からなので、まだしばらく時間があります。
ゆっくり大階段を歩いて西のテラスで景色を眺めながら待つことにしました。
待っている間、黄色のステッカーを貼っている人たちが数人やってくると、「ああ、この人たちと一緒に回るんだな」とワクワクしてきます。

11時ちょうど。
ガイドのフランス人女性が西のテラスに現れ、フランス語で場内に声をかけます。
おそらくツアー参加者は集合してくださいというようなことだと思いますが、フランス語がわからなくても黄色のステッカーを貼った人たちがぞろぞろ集まってくるのですぐにわかります。

フランス語オンリーのはずが・・・

基本的にガイドはフランス語のみです。
ところが、フランス語で挨拶をした後、なんとこのガイドさんが私たちのほうに向かって「セシルと申します。少し日本語話せます」と話しかけてくれたんです。
その日、18人の参加者のうち、日本人は私以外に一家族(4人)がいました。(あとは1人のタイ人とフランス人)

偶然だとは思いますが、まったくフランス語だけだと覚悟していたのに、少しでも日本語を話してくれるガイドさんに当たるなんて、それだけで心強いしラッキーでした。
フランス語での説明の後、要所要所で頑張って話してくれる片言の日本語と彼女の素敵な人柄が心にしみました。(難しい説明になると英語とのミックスになるのですが、十分に理解できました)

ちなみに、日本人ご家族の親子4人も素敵な方たちでしたが、最初私たちがずっとタイ語で会話していたので、『一体この2人は何人なの?』と混乱させてしまったかもしれません。(笑)

 

最上階のテラスへ

一般にも公開されている修道院付属教会の礼拝堂なども簡単に説明してもらった後、いよいよ一般非公開の最上階テラスへ向かって秘密の扉を開けてもらいます。
映画に出てくるような大きい鉄の鍵でガイドさんが木の扉を開けると、中は螺旋階段になっていて、18人が順番に入っていきます。
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階段を何周か上った最初の扉を出ると、ゴシック様式のごつごつした柱がそびえ立つテラスが現れます。
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柱の間から、遠くノルマンディーの田園風景や水平線、眼下には城壁内の家屋や修道士たちの宿舎、橋を渡っているシャトルバスなどが小さく望めます。
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ここでは、ノートルダム寺院でも有名な建築様式のひとつ、高い柱の上に置かれたアーチの横方面の圧力を外から支えるための飛び梁(Flying buttress)も見られました。
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このテラスからの景色でも十分上まで来た感はあるんですが、この後、さらに螺旋階段を上って最上階まで向かいます。

螺旋階段の扉を開けると、目の前に人一人が通れるくらいの細い階段が現れます。
そこを上がっていくと、我々が登ることのできる一番高いテラスに到着です。
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シャトルバスを降りて見上げた空の、尖塔の先に小さく光っていたミカエルの黄金像を、今、最も近くで見ることのできる場所に来ることができました。
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もう感無量です。
まさに、天空の絶景!
ああ、もっといいカメラがあればなあとつくづく思いましたけどね。

 

その他みどころ

最上階テラスから降りてきた後も、ツアーは続きます。
一般公開されている回廊や食堂、大車輪なども案内してもらえました。
昨日はなんとなく見て回っていたところも、やはりガイドさんに案内してもらって回ると、歴史的背景や用途などがわかって勉強になります。


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あと、11世紀に創建された当時の一番最初の古い礼拝堂にも案内してもらえました。
ここも一般非公開の部屋で、我々だけ18人だけが入れてもらえる特別な場所でした。
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11時から2時間たっぷりの貴重なガイドツアーは、13時ちょうどに『騎士の間』でお開きに。

非常に有意義で楽しいツアーでした。
本当にお勧めです!!

 

修道院を後にしてホテルとバス乗り場まで

13時にツアーが解散となると、ガイドのセシルさんにお礼を言って、修道院を後にしました。
ここからは、事前にシミュレーションしていた通りに行動します。

私たちは、14時5分発のバスに乗ってレンヌまで行き、予約済のTGVに乗り継いでパリに戻る予定でした。
ですから、ツアーが終わった後、14時までにバス乗り場まで行けるかどうかが最大の懸念事項でもあったんです。

帰りは下りなので、それほど時間はかかりません。
大通りを通ってシャトルバス乗り場へ向かってもよかったんですが、前日に通った抜け道を使って降りていくことにしました。

10分ほどで橋の上にあるシャトルバス乗り場に到着しました。
ただ、先に待っている人たちがたくさんいたので、1つ目のバスには満員で乗れず、5分ほど待って次のシャトルバスの乗り込みました。
乗車時間約5分。

ホテル前でシャトルバスを降りて、フロントに預けておいた荷物を受け取ります。
この時点で13時30分。
意外と早くホテルに戻ってくることができました。
ここから国鉄行きのバス乗り場までは、徒歩5分もかからないので、ホテルのロビーで少し休憩してから向かいました。
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移動時間まとめ

結論としては、「ミカエルの空へ」に参加して、14時すぎのレンヌ駅行のバスに乗ることは可能でした。
私たちは、事前に下見していたこともあって、修道院からホテルまで無駄なく移動しましたが、多少回り道をして時間がかかったとしても、ツアー解散からバス乗り場まで平均45分もあれば移動可能なのかなと思います。

もちろん、お年寄りやお子様や足の弱い方同伴の場合や、体調不良、その他の要因によっては、もう少し時間がかかることもあると思いますが、目安として所要時間を書いておきます。
参考までにどうぞ。

  • 修道院からシャトルバス乗り場まで(買い物などはしない)=10分~20分
  • シャトルバス待ち時間(満員で1台乗り過ごす場合など)=5分~15分
  • シャトルバス乗車時間=5分~10分
  • ホテルでの荷物ピックアップ=5分~10分
  • ホテルから国鉄行きバス乗り場まで(陸地側宿泊の場合)=2~5分
    (島宿泊の方は、シャトルバスの終点まで乗ればいい。国鉄行きバス乗り場は降りてすぐ)

ちなみに、私たちは早めにパリに戻りたかったので14時すぎのバスにこだわりましたが、パリへの到着が遅くなっても構わないなら、もう一本後の18時5分出発のバスに乗ればいいです。


 

まとめ

海に浮かぶ島全体が世界遺産となっているモンサンミッシェル。

日帰りツアーや通常の入場観光でも楽しめるとは思いますが、もし、時間やタイミングが合うなら、ぜひ1泊してモンサンミッシェルの絶景が望める日曜日の限定ガイドツアー「ミカエルの空へ」を体験してみてください。
一般公開されていない最上階のテラスからの眺めは絶景で、大天使ミカエルに誰よりも近づける、まさに天空のツアーです。
高いことは高いんですが、意外と足場はしっかりしているので、極度の高所恐怖症の方でなければ、楽しめるのではないかと思います。

個人で予約にトライするもよし、「ミカエルの空へ」ツアーが選べる旅行会社のツアーに参加するのもよしだと思います。


【VELTRA】「ミカエルの空へ」プラン選択可能なモンサンミッシェル1泊2日ツアー


以上、1週間が経ってもまだ興奮がさめやらぬ、まなおがお伝えしました。(笑)
最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

ではまた。