一昨日、4月初旬からソンクラーンにかけての一時帰国チケットを払い戻したまなおです。
だいぶ前から覚悟はしていましたが、COVID-19の非感染証明が必要だとか、JALやANAまで運休が相次ぐなど、日本からの渡航がほぼ無理に等しくなってきた昨今の状況に加えて、3月26日からの緊急令(非常事態宣言)の発令などが決定打となり、潔くあきらめることに。
仮に日本に帰れたとしても、当分タイに戻って来られないとなると、職を失いますからね。
4月の一時帰省キャンセルに伴い、予定していた日本国内旅行の宿やレンタカーや国内交通のキャンセル手続きもさることながら、実はゴールデンウィークに予定していた旅行のキャンセルにも追われている今日この頃です。
どこのコールセンターもパンク状態で、なかなか繋がらなかったりするんですよね。
そんな中、今日はエミレーツ航空の往復航空券を払い戻しすることにした、その顛末を書いておこうと思います。
(画像はエミレーツ航空ウェブサイトhttps://www.emirates.com/jp/より)
実は、旅行バウチャー(クーポン)への交換をとるか、キャンセル料金を払った上での現金払い戻しをとるか、さんざん迷いました。
(2020年3月26日現在、エミレーツ航空では、チケットの条件を問わず全額払い戻しという特別措置はとっていません)
さんざん迷った上で、今回、私はキャンセル料金を支払っても現金払い戻し(クレジットカードへの返金)を選んだんです。
払い戻しか?バウチャー交換か?
最初は、
「新型コロナ騒ぎで航空会社が当該路線の運航をキャンセルしたのに、なんでキャンセル料を支払わなければならないのか?」
「なぜ全額払い戻しではないのか?」
「JALは全額払い戻しに応じてくれたのに?」
「お金持ってる産油国のキャリアなのにせこくない?」
と思いましたよ、正直なところ。
でも、それがエミレーツの方針なのだから、仕方ないですよね。
そもそも、チケットの払い戻しルールってのがあるんですもん。
キャンセル料払うのが嫌なら、エミレーツ航空が提示しているもう一つの選択肢、1年有効の旅行バウチャーに交換すればいいことなんですから。
※旅行バウチャー・・・エミレーツ航空が提供するすべての商品やサービスで使えるクーポン
ただ、その時点では、
「1年でコロナ騒ぎが収束する保証はどこにもなくて、バウチャーに交換しても、それを使えない可能性もあるのでは?」
という不安と、
「もうちょっと待てば、抗議の声が高まって、エミレーツもキャンセル料なしの全額返金となる可能性もあるかも?」
というような淡い期待とが、私の中で拮抗していました。
ところが、
数週間前までは、エミレーツの新型コロナウイルスに関する日本語のお知らせページで、(現金での)払い戻しという項目があった気がするのに、ここ数日は、旅行バウチャーへの交換という案内しか前面に出てこなくなったこととか、
昨日までは自分の予約管理画面に「払い戻し請求する」というようなボタンがあったのに、今日見たらそのボタンがなくなっていたことなんかを鑑みると、
エミレーツ航空が、現金での払い戻しは勘弁してほしいと切実に思い始めてきている、つまり、それだけ経営が行き詰まりつつあったりするのかな?
という不安が、日に日に増していきました。
確かに、ここ数日でエミレーツは全便運行停止措置をとったりしていましたから、全員に全額払い戻しなどしていたら、かなりの負担となることでしょう。
だから、
「石油の原産国なんだから、破産とか、めったなことはないだろう」と思いつつも、
「いやいや、このご時世、何が起こるかわからない」という気持ちも抑えられず、自分の中でどっちを選べばいいかの葛藤が強まる一方でした。
もちろん、コロナ騒ぎが収束した時点でバウチャーを使って旅行を再計画すれば、とりあえずチケット代の損失はないわけですが、最悪、航空会社が消滅してしまうようなことがあれば、バウチャーだってただの紙切れになってしまうわけです。(実際のバウチャーは紙ではないでしょうけど)
そんな風に、誰にもわからなないことをいろいろ考えるのも疲れてしまって、結局、払い戻し手続きをすることにしたんです。
ここで一旦クリアーにして仕切り直すことに。
ある意味、損切りみたいな?
やっと繋がったコールセンター
2週間くらい前から、私、ずっとエミレーツのコールセンターに電話していたんですが、全然繋がりませんでした。
1時間以上、エミレーツの軽快な音楽を流し続けられるなんてことザラでした。
それでも全く繋がらないので、何回あきらめたことか。
なんでコールセンターにそれほど執拗に電話したのかというと、
私の予約確認ページに、「フライトがキャンセルされているので、コールセンターに連絡してください」みたいなことが書いてあったのもあるんですが、
どうしても確認しておきたいことがあったからなんです。
エミレーツの払い戻し専用ページ(英語)で、
「自分のチケットの料金規定を理解しており、返金不可のチケットであった場合は、税金のみの返金になることを理解しました」みたいなチェック項目が必須になっていたんです。
これ、自分のチケットが返金不可だったら、すごく怖いですよね。
それなら、支払金額全額分のバウチャー交換にしたほうが絶対にいいわけですから。
ということで、私のチケットはいくらのキャンセル料が取られて、いくら返ってくるのかを、あらかじめ確認しておきたかったんです。
日本のコールセンターも、タイのコールセンターも、相変わらずぜんぜん繋がりませんでしたが、今日の午後、奇跡的に日本のコールセンターにつながったんです。(約15分ぐらい待たされましたけど)
てっきり日本人の担当者が応対するのかと思っていたら、片言の日本語を話す外国の女性の方でした。
最初は大丈夫かなと不安になりましたが、こちらがゆっくりわかりやすいように話すと、ちゃんと答えてくれました。
わかったことは以下の通りでした。
- 私のチケットは、5,000バーツのキャンセル手数料がかかるが払い戻しが可能。
(残りの約15,000バーツが払い戻しされるとのこと) - 電話では払い戻し手続きはできないので、払い戻しサイトから手続きをすること。
- 2~3か月手続きに時間がかかること。
- (バウチャーに交換する場合)1年以内にコロナウイルスが収束していなかった場合、さらにもう1年有効期間を延ばす。
電話した時点で、現金での払い戻しにすることはほぼ決めていたのですが、念のため、バウチャーに交換する場合の疑問点もきいてみました。
最大2年まではバウチャーの有効期限を延ばせるようなので、少しは安心ですよね。
さすがにその間にはコロナウイルス騒動は収束していると信じたいです。
というものの、これだけ運休すると、経営自体が傾くこともあるだろうかと思って、
「あのー、エミレーツさんがなくなるってことはないですよね?」
と聞いてみたんですが、言い終わった瞬間、そんな失礼&くだらない質問をした自分がおかしくて笑ってしまったら、オペレーターさんも声を出して笑ってくれました。
「それは私たちも心配していますが、こうしてがんばっていますので・・・」と。
本当にアホなまなおです。ごめんなさい!
最後に「毎日、たくさん電話がかかってきて大変でしょうけど、がんばってくださいね!」と言って電話を切りました。
ウェブサイトから払い戻し請求
コロナウイルス(COVID-19)に関する最新情報の日本語ページから、「払い戻しのお申込みページ」をクリックすると、英語の払い戻しページに移行するので、手続きはこちらから行いました。


Refund or Travel Voucher という項目の下側が現金での払い戻し請求です。
旅行バウチャーを希望する方は、上側を選びます。
Form checklist の4項目は、すべてに了承のチェックを入れる必要があります。
※私が最後まで心配だったのは、一番上の項目です。それで、コールセンターにあらかじめいくら戻ってくるのかを尋ねました。
Personal information の項目に、自分の個人情報を書き込みます。
(私は、エミレーツのスカイワーズ番号でログインしていたので、自動的に入力されています)
Booking information で予約番号、出発日、出発空港、到着空港を記入します。
Refund Type ではすべての払い戻しを希望の場合は、一番上の Fully unused ticket を選択します。
Ticket or document number で、176から始まるチケット番号を入力し、その下に搭乗者の名前をローマ字で入力します。
同じ予約番号で予約した人の分も払い戻しする場合は、「+Add field」というボタンをクリックして、同乗者のチケット番号と名前も入力します。
Payment の項目では、支払いをした場所(私はウェブサイトでクレジット決済)と出発国を選びます。クレジット/デビットカードで支払った人は、カードの名義も入力。
Comments 新型コロナウイルスによる払い戻し(またはバウチャー請求)をする人は、「+Add Comments」ボタンを押して、コメント欄に「Refund request due to Coronavirus」と記入します。
最後に、入力した内容が正しいことを確認して、チェックを入れてから、「Submit」ボタンを押して申請します。


この画面になったら申請完了です。
払い戻し請求した内容確認の自動メールが届きます。
以上、エミレーツ空港の航空券を払い戻し方法でした。
あとは、無事に返金されることを願うのみです。
やっぱりバウチャーにすればよかったなんてことは、もう考えない、考えない・・・!(笑)
あ、自分ののチケットが払い戻し可能かどうかは、必ず確認したほうがいいです。
中には払い戻し不可のチケットだったという方の話も目にしました。
払い戻し不可のチケットの場合は、もちろん、迷うことなく旅行バウチャーへの交換一択です!
ではまた。