黄金の丘の見えるホテル宿泊、2日目。
バンコク旧市街散歩の続きです。
前日の様子はこちらをご覧ください。
夜明けのワット・サケット(黄金の丘寺院)
オーンアーン運河散策から帰ってきて早々に寝てしまった翌朝は5時半に目が覚めました。
まだ暗いうちからホテルの屋上に上がってみました。
黄金の丘寺院こと、ワット・サケット(วัดสระเกศราชวรมหาวิหาร)がライトアップされています。
深夜にはライトが消えるのかと思ったら、一晩中灯っているんですね。
※ワット・サケートと表記されることもあります。
せっかくなので、夜明けの黄金の丘をタイムラプス撮影してみることにしました。
スマホを固定して撮影スタート。
しばらくするとライトアップが消え、夜空がほんのり白んできました。
わりといいタイミングだったようです。
よかったら、タイムラプス動画(とその他ちょっと編集)を見て下さい。
手前に旧市街、その向こうに見える高層ビル。
しだいに色を変えていく空、朝日を浴びてきらめく仏塔。
バンコクが目覚めていくようなこの瞬間がたまらなく好きです。
黄金の丘へ
『つい100年ほど前まで、バンコクで最も高かった場所から、朝の旧市街を眺めてみたい』
すっかり日が昇り辺りが明るくなると、居ても立っても居られなくなり、黄金の丘へと向かいました。
この時間、入口のチケット売り場には誰もおらず、そのまま階段を上がっていきます。
入場料はお寺でのお布施に替えさせてもらいましょう。
銅鑼を鳴らしてみたり、鐘を突いたりしながらゆっくり螺旋状の階段を上がっていきます。
ちなみに、この階段は一段の奥行きが微妙に長くて高さが低いので、サッサとテンポよく歩くことができず、否応なしにゆっくり歩くことになります。
1歩には長くて2歩には短いみたいな。
昔、下北沢駅の小田急線と京王井の頭線の連絡通路の階段がそんな感じで歩きづらかったことを思い出しました。
ずいぶん昔のことです。
そんなことはさておき。
朝の柔らかな日差しを浴び、まだ涼しい爽やかな風を感じながらゆっくり歩いていたら、頂上の仏塔に着きました。
正面入ったところには、黄金の丘寺院全体のまさに黄金のレプリカが置いてありました。
『こんなの前からあったかな?』
ちょっと記憶があいまいですが、今まではもっと参拝客が多かったので、入口は無意識のうちにスルーしていたのかも知れません。
仏舎利塔の内部に上がって参拝。
個人的にお賽銭箱が電飾で煌びやかなのはどうかとも思いますが、最近他の多くの寺院でも見かけるので、そういう流れなんですかね。
ぐるっと1周したら、細い階段を上って最上階へと上がります。
黄金の仏塔が朝日に輝いています。
スピーカーから流れる読経を聞きながら朝の瞑想をしているタイ人の方がいらっしゃるので、私も邪魔にならないように隅の方に腰を下ろして仏塔を眺めていました。
読経がひと段落したところで、仏塔の周りを歩きながら旧市街の景色を堪能。
少し霞んでいたものの、360度のバンコクの眺めはやっぱりいいものですね。
地上100メートルにも満たない高さですが、超高層ビルから望む景色とは違う美しさがあります。
さて、そろそろ降りるとしますか。
また、たどたどしい足取りで階段を降りていく私。
なかなかいい朝の運動ができました。
ワット・サケット本堂
ワット・サケットは黄金の丘の仏塔があまりにも有名ですが、本堂は山のふもとにあります。
本堂もお参りしていきましょう。
なかなか立派な本堂です。
ちなみに、ワット・サケットは、第二級王室寺院に格付けされています。
本堂で参拝していたら、僧侶が次々と入堂してこられました。
どうやら朝のお勤め(読経)がはじまるようです。
これ幸いと、私も後ろで拝聴させていただきました。
意味はまったくわかりませんが、読経の響きを聴いているのが好きなんですよね。(国や場所を問わず)
なんとなくありがたい気分になった後は、僧房の間を抜けて表通りへ出ました。
お牛様。(耳どうなってるんだろう)
鉢造りの集落「バーンバート」
お寺を後にしたら、そのまま通りを進んで、とある集落の入口まで。
ここは15年くらい前にも訪れたことがあるんですが、昔からお坊さんが托鉢をする際に抱えている鉢を作る職人さんたちの集落なんです。
バーン・バート集落(ชุมชนบ้านบาตร)といいます。
その日も表で1人の男性が金属を叩いて鉢を成形していました。
昔訪れたときはもう少しあちこちで鉢造りをしている人の姿を見た気がするのですが、日曜日だったからか、コロナ禍だからなのか、需要が少なくなったからなのか、全体的に少し寂しい印象を受けました。
それでも、私にとっては非日常なその素朴でレトロな雰囲気が、旅行をしているときのワクワク感のようなものを掻き立ててくれました。
ミシュラン掲載の有名食堂「ジェー・ファイ」でお高級ランチ
昼前に宿をチェックアウトして、ホテル横の路地を出たところにある超有名店「ジェー・ファイ」(เจ๊ไฝ / Jay Fai)をふと見ると、いつもは席待ちの人で列ができているのに、開店したばかりで席がいくつか空いています。
※ジェイ・ファイと書かれることも多いです。
あの、ゴーグルをつけて鍋を振るう女将さん、蟹肉入りのオムレツで有名な、あのお店。
見た感じはどこにでもあるようなタイ食堂なんですけど、ミシュランで星がついたからなのか元からなのかはわかりませんが、このお店、かなりいいお値段がするんです。
もちろん美味しいものにそれなりの値段が付くことには何の問題も異論もありません。
ただ、私が、特に1人で食事をするときにこういう店を選ぶことはほぼないんです。
まず並ぶのがあまり得意ではないし、なんとなく贅沢するときは誰かと共有したいという気持ちが働くからだと思うんですが。
でも、この時はなんでしょうね、入っちゃったんですよね。
席についてメニューを見た瞬間に、内心やっぱり『うわっ』てなったんですけど、すました顔でオーダーしちゃったんですよね。
水とパット・キーマオ・タレ―。
ピリ辛のシーフードと米麺を炒めたやつですね。
エビやイカなどの具が大きくて、ちゃんとひと手間かけてあって、素材の味が活きてて、美味しかったので良しとします!
もう値段のことは考えません。
ランチから贅沢しちゃったから、夕飯は質素に行きましょう!
これでいいのだ!!
ということで次~!
<レストラン情報>
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ジェー ファイ(ジェイ ファイ)
ร้านเจ๊ไฝ
Jay Fai
所在地:327 ถ. มหาไชย แขวง สำราญราษฎร์ เขตพระนคร กรุงเทพมหานคร 10200
327 Maha Chai Rd, Samran Rat, Phra Nakhon, Bangkok 10200
TEL:02-223-9384
時間:09:00-20:30
定休日:月曜日と火曜日
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フアランポーン駅でスタンプラリー
会社近所の食堂ランチの15倍くらいの豪華ランチを食べた後は(やっぱり気にしてるw)、地下鉄サームヨート駅までぶらぶら歩いて行きました。
MRTに乗ってフアランポーン駅まで向かいます。
というのも、フアランポーン駅でスタンプラリーをしているという情報を目にしたからです。
昨年年末まででフアランポーン駅廃止という話で持ちきりだったのに、一旦ペンディングになり、それでなのかどうかは知りませんが、数日間イベントが開催されていました。
ちなみに、今現在もフアランポーン駅は営業を続けています。
とりあえず、タイ人に混じってスタンプラリー参加の列に並んでみます。
タイ人はIDを提示して受付登録してスタンプの台紙もらっていました。
外国人はパスポートでOKとのことでしたが、私は持ち合わせてなかったので、タイの運転免許証を提示して受付してもらいました。
フアランポーンのどこかにある10箇所でスタンプをゲットして景品をもらいましょうみたいな感じです。
受付場所から10メートルほどの場所に1つスタンプ台があり、そこからまたほんの10メートルほどの場所にスタンプ台がありました。
探すまでもない感じ。笑
駅の構内に入っていくと、蒸気機関車と特別列車が展示されていました。
そして真正面のホームとホームの間に、また2つのスタンプブースが。
開始から3分で4つゲットです。ちょろすぎ。
いや、子供たちに雰囲気を楽しんでもらうことが目的なんでしょうけど。
一応、特別列車の中も見学などしてみました。
会議室や応接室みたいなのもありましたね。
で、人の流れに身を任せて別のホームの端まで歩いていくと、ここでは1つのブースで2個のスタンプを押してくれるじゃあないですか。
(スタンプラリーの意味…。笑)
そんなこんなであっという間に8個のスタンプが揃いました。
残るは後2つ。
この2つは、駅正面の外側にありました。
ここ数年、正面ゲートは基本的に閉鎖されており、てっきり外には出られないものだと思い込んでいたため、探すのにちょっと時間がかかりました。
ここでもほぼ同時に2つのスタンプをいただき10個コンプリートです。
スタンプを押してもらったときに、今日は特別に駅正面の2階バルコニー(テラス?)に上がることができますよと教えていただきました。
せっかくなので、行ってみることに。
記念品なんかを売っている駅博物館(タイ国鉄基金)の奥にある螺旋階段から2階に上がってみました。
フアランポーン駅の顔とも言える、正面の半円型のガラスと時計が目の前に。
普段は遠くから眺めているだけの場所に立つことができてちょっと感動です。
こんな機会でもないとここからの景色は見られませんもんね。
バルコニーから降りたら、10個全部揃ったスタンプカードを持って、記念品をもらいに行きました。
かわいいですね。
なかなか、いい体験をさせていただきました。
フアランポーン駅はとりあえずもう少し営業を続けるようなので、またこんなイベントがあれば参加してみたいです。
ということで、今回の1泊2日の旧市街散策はお開きです。
お読みいただきありがとうございました。
ではまた。