台中2日目の前日は朝から晩まで一日がっつりの台中観光だったので、最終日の朝はホテルの朝食をゆっくり食べて過ごします。
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ゆっくり目の朝食を済ませて荷物をまとめ終わったのが9時前。予約しておいた11時発の台中空港行きのバスまではまだ時間があったので、チェックアウト前に近くを散策することにしました。
南天宮へ
時間が余っているといっても2時間程度だから、あまり遠くのスポットには行けません。
そこで、2016年版の「CREA Traveller 美麗なる台湾」にもインパクトある写真が掲載されていた『南天宮』なら、距離的にも1キロちょっとだからと行ってみることにしました。
南天宮は台中市で最大の関帝廟なんだそうで、三国志でおなじみの関羽様をお祀りしています。
歩けない距離ではなかったのですが、ホテルの目の前からバスが頻繁に走っているので、バスで行ってみることにしました。
ここでも、悠々カードのバス無料恩恵をありがたく利用させていただきます。ほんと便利すぎて、なんで無料なんだろうと不思議なくらい。悠々カード大活躍!(笑)
お寺の屋根の上に巨大な関帝が!
バスから降りて南天宮の門をくぐり、参道を進むと、中国寺院の屋根の上に巨大な關聖帝君(関羽)が鎮座している、超インパクトのある風景が飛び込んできます。
もう、この光景を見ただけで十分ご利益がありそうな満腹感を得られるのですが、せっかくだから中も参拝してみましょう。
やはり関帝は人気があるようで、平日の朝にもかかわらず、参拝者がたくさん訪れていました。
建物の奥に進むと階段があり、上階へも上がれるようです。
各階には、関帝をはじめ神格化された歴史上の人物や土地神、仙人、さまざまな守護神、玉皇大帝、天上聖母、観世音菩薩、瑞獣(神獣)などがいたるところに祀られ、まさに神仏のデパートのよう。
階段で6階まであがるとけっこう疲れます。そしてそこそこの景色が見られます。
ただ、残念なことに、関帝の中には入ることができませんでした。(6階から先の階段は閉鎖されていました)
また、6階のテラスから見上げても関帝のお顔が少し見える程度なので、やはりあのインパクトを堪能するにはお寺の外から見上げるのが一番かと思います。
でも、赤を基調としたきらびやかな堂内を、煙るお香に包まれて歩いていると、まるで別世界へ来たような気分になるので、時間があればぜひ上階へも行っていただきたいです。
こんなにインパクトが大きくて異国情緒満載の南天宮ですが、台中の観光スポットとしてはあまり紹介されていない気がします。
個人的には、台中駅からも近いし、不思議スポット好きとしてはすごくおすすめですので、よかったら足を運んでみてください。
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台中南天宮
TAICHUNG NAN TIAN TEMPLE
40141 台中市東區自由路3段309號
No. 309, Section 3, Ziyou Road, East District, Taichung City, Taiwan 40141
TEL:04-22111281 / 04-22113987
http://www.tcntg.org.tw----------------------------
台中バスターミナルから台中空港へ
南天宮からホテルに戻ると10時半過ぎ。ちょうどいい時間なので、荷物を持ってチェックアウトします。
そのまま歩いて台中のバスターミナル(台中轉運站)まで向かいました。新しい台中駅の駅舎のすぐ前で便利です。
台中のバスターミナルも改装されたばかりなのか、真新しくてきれいでした。
このバスターミナルは基本的に長距離バス用のターミナルで、1番乗り場が台中空港行き「A2」バスの乗り場となります。
私たちは事前にA2バスのチケットを11時の時間指定で予約しておいたのですが、どうやら予約なしでも大丈夫なようでした。
予約済のバウチャーを持っているのは私たちだけで、あとの人は乗車時に100元を払ったり、悠々カードをかざしたりして普通に乗り込んでいました。
乗客も数人程度なうえに席も自由席なので、予約の意味があまりよくわかりませんが、長期休暇や中国正月などの混雑時には予約しておいたほうがいいのかもしれませんね。(ただ、自由席の中でどう席を確保してくれるのかは不明。^^;)
ともかく、A2バスの100元というのは、同じく空港と台中駅を行き来する302番のバスと比べて割高なんですが(302番バスは、現金払い=56元、悠々カード利用=30元)、A2バスの利点は、価格が高いゆえにあまり乗る人がいないので、ゆっくり座っていけるということです。
また、座席には充電用のUSBポートがあるのもうれしいです。
11時ちょうどに発車して、台中空港には12時5分に到着しました。約1時間ちょっとですね。時間的には空港から台中市内へ向かった302番のバスとさほどかわらないようです。
まとめ
タイベトジェットエアが就航したおかげで、バンコクからほんの3時間半のフライトで台湾第3の都市、台中まで気軽に行くことができるようになりました。ずいぶん身近にます。
最後に、今回私たちが利用したホテル情報や参考にした情報などを掲載しておきます。みなさんの参考にもなれば幸いです。
ホテル
Butler Hotel(旧:Plaza Hotel)
バトラーホテル(旧名:プラザホテル)
改名してバトラーホテルとなっていますが、ホテルの看板もアメニティーも全て旧名の『PLAZA HOTEL(プラザホテル)』のままです。
なので、タクシーなどに伝える場合や現地の人に尋ねる場合は、プラザホテルと言った方がいいと思います。(2018年12月現在)
このホテルの最大のメリットは、なんといっても台中駅前という立地の良さです。
台中駅から徒歩1分。台中駅前は、市内を走る多くのバス路線の起点または通過点となる場所で、バス停までも徒歩1~2分です。
ホテル自体はこれといった特徴があるわけでもない中級クラスのホテルですが、日中は観光メインで睡眠と朝食目的で宿泊するなら、リーズナブルでおすすめのホテルです。
部屋も清潔で朝食もそこそこ種類があって美味しかったです。
本当にどこへ行くにも便利だったので、特に私たちのように台中へ初めて行かれる方にはいいですよ!
台中駅前!どこへ行くにも超便利。はじめての台中ならとりあえずここにしておけば安心。『バトラーホテル(旧名:プラザホテル)』
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Butler Hotel(旧:Plaza Hotel)
中欣‧精品商務飯店
台中市中區建國路180號
TEL:+886-4-2226 9666
FAX:+886-4-2222 3398中欣商務精品飯店ButlerHotel|台中火車站住宿飯店|台中住宿推薦
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雑誌クレアトラベラー(CREA Traveller)
私が台中へ行きたいと思ったのは、以前に買った『CREA Traveller 2016 Spring No.45 美麗なる台湾』がきっかけでした。
表紙の「霧峰林家宅園大花庁」の大戲台(ステージ)の写真に魅かれて思わず購入したんですが、その霧峰林家宅園があるのが台中であり、台北と高雄、台南にしか行ったことのない私に台中への興味をむくむくと湧き立たせてくれた特集号でした。
この「CREA Traveller 45号」では、台北だけでなく台中や台南、高雄、台東といった地方の記事も美しい写真とともに紹介されており、私的には非常に好きで保存版になっています。
今回の旅行でも、「霧峰林家宅園」をはじめとして「無為草堂」「彩虹眷村」「南天宮」など、ほとんどCREAの台湾特集の写真から私の「行きたい!」が決まったようなものです。もちろん雑誌の一特集なので、ガイドブックほどの情報量はありませんが、写真が私にここへ行ってみたい!というインスピレーションを与えてくれました。(おおげさかな?笑)
参考サイト
台中の移動はバスがメインになるので、バスの乗り方などはあらかじめ主に上記のサイトなどから情報を得ていました。
他にもバス情報を調べたサイトはいろいろあるし、観光スポットについてもいろんな方のブログや情報サイトを参考にさせていただいたのですが、たくさんありすぎるので割愛させていただきます。(←まさか忘れた?)
いやいや、日本人の方のきめ細かい情報提供には頭がさがります。ありがとうございました。
さいごに
はじめての台中でしたが、街歩きもしやすく人も穏やかな印象を受けました。
台北や高雄ほどメジャーではありませんが、見どころや美味しいものもたくさんあります。ぜひみなさんも遊びに行ってください。
私も今回まだ行けていないところがたくさんあるので、またいつか再訪したいと思っています。(その日まで、ベトジェットエア路線が継続していますように・・・)
さいごになりましたが、長々と稚拙な台中旅行記をここまで読んでいただきありがとうございました。
ではまた。