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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

鉢植えの自動水やり器は使えるか?【ソンクラーン休暇に備えて】

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今日は。4月に入ってめっきり暑くなったバンコクです。
日中外に出ると、強い日差しと熱気にクラクラしちゃいますね。
タイ在住のみなさん、熱中症にはお気をつけください。

さて。
そんな暑季真っ只中のタイランドですが、間もなくタイ正月のソンクラーン休暇
私も9日ほど連休をいただくのですが、長期休暇で家を空ける時の心配事といえば、植物の水やりです。

昨年まではこんな心配もほとんどなかったのですが、今年に入ってから、にわかに園芸にハマってしまい、現在うちのベランダにはハーブやらバラやらパキポディウムやらサボテンやらミニ盆栽(にしようと思って育て始めた若木)やらが所狭しと並んでいるわけです。

このうち、パキポちゃんとサボテンちゃんは、もともと乾燥地帯原産の子たちなので、多少の日照りが続いてもそれほど問題ないんですが、それ以外の植物たち(今年になって増えた子たち)は、この暑さの中、さすがに1週間以上の水無しは枯死に直結するので、なんとかしなければなりません。

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自動水やり器購入

この不在時の水やり問題を解決するために、色々検討していました。

以前、水を入れたペットボトルの先に細長いクチバシのようなアタッチメントをつけて逆さにブッ挿すみたいなものをやってみたり、毛細血管現象なるものを利用した、ペットボトルの中の水を少しづつ繊維の先から滴らせるような簡易装置を購入してやってみたことをあるのですが、前者は1週間以上ももたなそうだし、後者はこの猛暑の中では微量すぎて追っつかなさそうです。

何より、ひと鉢ひと鉢それらの装置をセッティングするのが面倒というのがあって、今回は他に何かいい方法(楽な方法)はないものかとネットで調べまくっていたんです。

そんな中、気になったのが「自動水やり器(自動水やり機)」とか「散水タイマー」なるものでした。

あらかじめ指定した日時に水をやってくれるという、それはそれはありがたい機器なわけです。

水道の蛇口に取り付ける本格的なものもあるんですが、私のベランダの水道の構造上あまり蛇口部分をいじりたくないのと、そこまで大掛かりなことをするほどのベランダと植物の量でもないので、もっと簡易的なものを探すことにしました。

そこで見つけたのが、バケツにためた水を簡易ポンプで吸い上げて幾つかのチューブの先から各鉢に水を供給するタイプのものです。
Lazadaで見つけました。
さすが、困ったときのLazada様さま、Shopee様さまです。
本当になんでもあるんですよね。

LazadaShopeeで「automatic drip watering」とか「อุปกรณ์รดน้ำต้นไม้ อัตโนมัติ」などで検索すれば、いろいろヒットすると思います。

私が買ったのは、300バーツちょっと(約1000円)のもので、中国の業者が出品しているようでした。
中国からの発送というのに少しためらいはあったものの、値段も値段だし、ものは試しと思って1つ注文してみました。

これ、おそらく日本でもAmazonなどで売られているこの商品だと思います。

 

 



買ってよかった!

結果から言うと、個人的には大満足
実際、その後、追加で2個購入したくらいです。

端的に「買って良かった」というのが感想です。

◎私が気に入った点をまとめると、

・充電式(USB)電池内蔵で、ベランダの電源を必要としない。
・バケツに溜めた水を利用できる。
・1日おき、2日おきなど、給水間隔が設定できる。
・給水する時間の長さ(一回につき0秒から99秒まで)が設定できる。(つまり水の量が設定できる)
・価格が安い。


要するに、コンパクトで手軽で必要な機能が備わっておりコスパが良いということでした。

気になる点も少しあるのですが、そこは後で書くことにします。


Lazadaで購入するにあたって、中国からの発送はタイミングによってはすごく時間がかかるとか、勝手にキャンセルされたとか、届いたら破損していたとかいう、あまり良くないコメントも目にしたりしていたのですが、私が注文したこの商品に関しては、問題ありませんでした。

1回目は約10日ほどかかりましたが、2回目は1週間もしないうちに届きましたし、商品に欠損などもありませんでした。


使用方法

◆セットの内容
届いた箱に入っているのは、本体と、本体に接続する透明のチューブ、本体を吊る金属フック、水を4つに分配する黒いチューブと鉢に刺す散水ノズルです。
あと、簡単な説明書。(英語と中国語)

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◆組み立て
透明チューブは、バケツから本体までの部分(IN)と、本体から鉢方向への部分(OUT)を自分で都合の良い長さでカットします。
カットした透明チューブを本体にそれぞれ(INとOUT)差し込み、OUT側の先を十字になった黒い分配器の中心に差し込みます。


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◆日にち(間隔)設定
時間のセットの仕方はシンプルで、左側の「DAY」のボタンを押すと、水やりの日にち間隔を0日から9日まで指定できます

草花など、毎日水をやりたい場合は、1にセット。
乾燥を好む植物の場合は、2(2日ごと/1日おき)とか、3(3日ごと/なか2日)とか任意で指定します。



給水時間(量)設定
TIME」というのは、一回の給水における時間の長さのことで、0秒から99秒まで指定可能です
つまり、たくさん水を与えたければ長めに、少しでよければ数秒程度にすれば大丈夫です。

「TIME」は給水する時間(例えば朝の8時とか夕方5時)という意味ではありません
では、給水のタイミングはどうやって設定するのかというと、最初に給水した時間の24時間後ということになります。
つまり、セットした時点で最初の給水が始まるので、その時間が朝の8時だとしたら、次回も朝の8時に給水が行われます。(日にち間隔は上記で指定した通り)

ですから、一般的に植物の水やりは朝がいいと言いますので、できれば最初のタイマー設定&1回目の給水は朝に行ったほうがいいと思います。
少なくとも日中の熱い時間帯は避けましょう。




<給水設定の様子>
実際に、自動給水のセットをしてみた様子です。

まず、バケツに水を溜めて透明チューブを浸けるのですが、その前に、私は異物混入防止のためにダイソーで買った出汁パックをチューブ先端に巻きつけてみました。
もっとも、そこまで精密な機器でもないので、別にこんなことしなくてもいいとは思います。


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1回あたりの給水時間を設定します。
とりあえず、30秒くらいにしてみることに。
ボタンを押しながら30にセット。

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次に、DAYのボタンで日にちの間隔を設定します。
草花(4鉢)には毎日水やりしたいので、「1」に。
(「0」にしておけば、給水は行われません。実質OFFの意味になります)

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DAYボタンを「1」にしてから約3秒後に、パネル表示が「On」となり、最初の給水が始まります。
プランターに刺した黒い散水ノズルから水が流れ出ます。

写真ではわかりづらいですが、わりとしっかり水が流れ落ちるので、30秒でも鉢の底から水が溢れ落ちる程度には給水されました。


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ちなみに、この最初の給水を行ったのが朝の8時半でした。
これで翌日以降も同じように8時半には30秒の給水が自動的に行われることになります。
(翌日も、8時半前にプランターの前で待機していましたが、きちんと給水されているのを確認できたので一安心です)



もう一つの自動水やり器は、木の鉢4つに挿しました。常に土が水で湿っている状態になるのは避けたかったので、2日に1回の間隔で給水するために「DAY」を「2」に設定しました。
その代わり、1回の給水量は大目にしたかったので「TIME」は「40」にセットしました。(40秒)


気になった点

概ねというか価格も含めれば大満足しているこの自動給水器ですが、若干気になる点もあります。

ひとつは、マイクロUSBの端子の部分が剥き出しになっている点。
私は、屋根のあるベランダの内側で吊るして使用するため特に問題はないのですが、それでも横殴りの雨が降った場合や何かの加減で水しぶきがかかる可能性も考えれば、簡単なゴムキャップみたいなものでもあるといいなと思いました。

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もうひとつは、サイフォンの原理からだと思うのですが、低い位置に置いた鉢は、給水が止まった後もポタポタと水滴がいつまでも垂れ続けます

私の場合は、元々ほとんどの鉢がバケツの水よりも高い位置にあるので問題なく、その低い位置にあるひとつの植木鉢も下に台を置いて高くしたことで問題解決できたのですが、床や地面に直置きしている鉢の多い方にとってはちょっと不便だろうなと感じました。



それでも満足!

多少の気になる点はあるものの、それを上回るほどの機能とコスパに優れているこの自動水やり器に大満足しています。
ということで、個人的にはおすすめです。

ちなみに、給水頻度や秒数にもよると思いますが、1ヶ月の旅行でも電池がもったというレビューなども見かけました。
なので、1週間とか10日程度の不在なら問題なく使えると思います。
(念のために直前にはフル充電しておく予定)


今は、タイ正月(ソンクラーン)前の予行演習として毎日確認中です。
これでソンクラーンの長期休暇をうまく乗り越えられますように。



以上、タイで自動給水器を買ってみた話でした。



ではまた。