ここのところアユタヤの話題ばかりですが、今日は、古都アユタヤのまなお的おすすめホテルを紹介したいと思います。
たくさんのホテルやゲストハウスがある中、今回はタイの伝統家屋・古民家スタイルの宿ということに焦点をあてて選んでみました。
いずれも、私、まなおが実際に宿泊した宿を紹介していきます。
- アユタヤ・リトリート(Ayutthaya Retreat)
- バーンタイ・ハウス(Baan Thai House)
- ルアン・チャムニ・ヴィレッジ(Luang Chumni Village)
- 【番外】ルアン・タップティム・リゾート(Ruen Tubtim Resort)
アユタヤ・リトリート(Ayutthaya Retreat)
最初に紹介するのは、アユタヤ・リトリートというリゾートホテルです。
ここは、アユタヤの遺跡群が集まる旧市街(アユタヤ島)からは少し離れていますが、リゾート内でゆっくりしたい方にはおすすめです。
基本的に木造のタイスタイルの家屋が宿泊施設となっており、独立した一軒家っぽい部屋だったり、長屋的につながった部屋だったりします。
こちらはレセプション。
共用スペースにはアンティークなアイテムや家具が置いてあったり、写真映えするコーナーもたくさん。
タイマッサージを受けることもできます。
私たちが泊まったのは独立したタイ家屋の2階部分でしたが、部屋は可もなく不可もなくという感じ。
ここの特徴は、真ん中に池があってそれを取り囲むようにタイ様式の家屋が立ち並んでいるところで、池沿いで食事をしたりお茶したり、まったりくつろいだりということができます。
私が滞在したときは1月だったのもあり、泳いでいる人は見かけませんでしたが、一応プールもあります。
併設のカフェで売っているタイ風のケーキが、なかなか美味しかったです。
朝食は、確か、いくつかのメニューから注文することができ、池を眺めながらゆっくり食べました。
朝食についてきたタイデザートも美味しかったです。
場所的に車移動ができないと少し不便ですが、宿のなかでまったりと過ごすにはいいと思います。
<ホテル情報>
-------------------------------------
アユタヤ・リトリート
Ayutthaya Retreat
所在地:ตำบล บ้านป้อม อำเภอ พระนครศรีอยุธยา จังหวัดพระนครศรีอยุธยา 13000
Ban Pom, Phra Nakhon Si Ayutthaya District, Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000
TEL:093-886-5968
URL:https://www.facebook.com/ayutthayaretreat/?ref=py_c
-------------------------------------
バーンタイ・ハウス(Baan Thai House)
2つ目は、バーンタイ・ハウスという、そのままのネーミングのタイ家屋ホテルです。
こちらも旧市街(アユタヤ島)の城壁外に位置していますが、バーンタイ・ハウスの周りには(私の好きな)寺院や遺跡が点在していますので、個人的にはなかなかおすすめです。
アユタヤ・リトリートと同様、こちらのホテルも中央に池があり、その周りに宿泊棟が点在している形になります。
池では小型のボートを漕いで遊ぶことも可能です。
下の写真は朝撮ったものですが、なかなかいい雰囲気でした。
(ちょっと油浮いてますけど・・・笑)
また、奥には小さなプールもあり、プールサイドで本を読んでいるファラン(欧米人)の姿も見かけました。
私が泊まったのは、独立したタイ式家屋の2階部分で(高床式なので1階には部屋は無し)、こじんまりとした部屋でした。
この部屋で私が気に入ったのは、バスタブ付きだったことです。
(タイ式家屋の部屋でバスタブがあるのは珍しい気が。。。)
普段シャワー生活なので、ゆったり外の景色を眺めながら入るお風呂は、個人的にかなり嬉しいポイントだったりします。
朝食は、よくありがちなトーストや揚げパン、玉子料理、ハム、ソーセージ的なもので、可もなく不可もなく。
タイのもち米デザートが美味しかったです。
バーンタイハウスも城壁内の遺跡群には少し距離があるので、旧市街中心部の観光には車やバイクなどがないと少し辛いですが、宿でもトゥクトゥクの手配などをしてもらえるようでしたし、先ほども書いたように、この近辺に点在するマイナー系の寺院や遺跡を巡るのに宿泊してみるのもいいかと思います。
(長期滞在している欧米人もちらほらいるようでした)
<ホテル情報>
-------------------------------------
バーンタイ ハウス
บ้านไทยเฮ้าส์
Baan Thai House
所在地:199/19 Moo 4, หมู่บ้าน Srikrung, Pailing, อำเภอ พระนครศรีอยุธยา จังหวัดพระนครศรีอยุธยา 13000
199/19 Moo 4, Moobaan Srikrung, Pailing, Phra Nakhon Si Ayutthaya District, Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000
TEL:080-437-4555
URL:http://www.baanthaihouse.com/
-------------------------------------
バーンタイ・ハウスをagodaで探す
ルアン・チャムニ・ヴィレッジ(Luang Chumni Village)
タイの伝統家屋風の宿3選目は、ルアン・チャムニ・ヴィレッジです。
実はここ、この数ヶ月の間に5回連続で宿泊している私のお気に入りの宿なんです。
リピートしている理由はいくつかあるのですが、
① 立地
② 清潔さ
③ 隠れ家的雰囲気
④ リーズナブル
⑤ 居心地の良さ
という感じですかね。
まず立地ですが、この宿はアユタヤの旧市街、つまり有名な遺跡群のあるエリアの中心部にあるのです。
先に紹介した2つの宿が、川で囲まれたアユタヤの旧市街(アユタヤ島)の外側にあり、車やバイクがないとアユタヤの世界遺産が点在する中心部まで移動するのが少し面倒だったのに対して、ルアン・チャム二・ヴィレッジは、旧市街の目貫通りの一角にあるので、移動に便利なんです。
歩くのが好きな方なら、ワット・マハータート寺院遺跡(有名な木の根に埋まった仏頭がある)や、ワット・ラーチャブラナ寺院、ワット・プラシーサンペット寺院あたりまで散歩がてらに回ることも可能です。
また、屋台街や週末のナイトマーケットも徒歩圏です。
タイスタイルの宿というと、古い木造家屋で清潔さに不安を覚えるという方もいらっしゃるかも知れませんが、この宿は新しく建て直された、コンクリート+木造家屋なので、隙間だらけとか虫に食われた家具だとか、そういうことはありませんでした。
もちろん、高級ホテル並みの清潔さや完璧さを求めるのは無理ですが、いつ泊まっても部屋はきちんと掃除されていましたし、まなお的には快適に過ごせました。
③の隠れ家的雰囲気というのは、目貫通りに面しているにもかかわらず、外からはここに宿があることにあまり気づかないような構造になっているところや、誰かのお屋敷の中にいるような感覚になったりするところですかね。
宿泊用の部屋は、全部で10部屋もなかったと思います。
敷地の中は緑が多くてリラックスできます。
この宿、夜間は入口の門が閉められ、外部の人間が侵入してくることはなく、セキュリティー面でも安心感があります。
夜遅く帰ってきたり、早朝に散歩やジョギングなどに出かける時は、裏口から鍵を使って出入り可能です。
私も夜明け前の写真撮影に出かける時なんかに裏口を利用したりしましたが、こういうところにも隠れ家的ワクワク感がありました。
よく考えたら、裏口は正面入り口と反対側にある道路(ソイ)に面しており、道路から道路までひと区間が敷地なんて、羨ましい限り。
オーナーさん、アユタヤ旧市街の一等地にこんな土地を持ってるなんて。。。
朝食は1階レセプション横のテーブル席でいただきます。
卵料理を選べるのですが、個人的にはりんごの入ったタイ風目玉焼き「カイ・ソンクルアンไข่ทรงเครื่อง」が珍しくておすすめです。(フルーツ入りの料理が嫌いでなければ)
もちろん、普通のスクランブルエッグや目玉焼き、オムレツなども選べます。
トーストやホットドリンクはセルフ。
オレンジジュースと果物は持ってきてくれます。
シンプルだけど、素敵な朝食です。
これで、1泊800〜900バーツ(3,000円前後)なら、十分リーズナブルだと思います。
オーナーやスタッフの方も気さくで、かといって馴れ馴れしくもなく、適度な距離感を保ってくれる良質なゲストハウスという印象です。
当たり前ながら、高級ホテルのようなサービスはありませんが、まなお的にとても居心地のいい宿なのです。
正直に言うと、あまり教えたくないくらい。(笑)
なお、日本語表記で「ルアンチュムニ」と書いてあることも多いのですが、タイ語は「หลวงชำนิ」なので「ルアンチャムニ」が適当かと思います。
というのをGoogleマップに提案したら、数分ですぐに変更してくれました。
(Googleマップさん、仕事が早い。笑)
<ホテル情報>
-------------------------------------
ルアン・チャムニ・ヴィレッジ
หลวงชำนิ วิลลจ
Luang Chumni Village
所在地:2/4 ถนน โรจนะ ประตูชัย จังหวัดพระนครศรีอยุธยา 13000
2/4 Rojana Road, Pratoochai, Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000
TEL:035-322-990 087-804-8041
-------------------------------------
【番外】ルアン・タップティム・リゾート(Ruen Tubtim Resort)
最後に番外として紹介するのは、ルアン・タップティムという宿です。
ラーマ7世が若い頃に訪問されたこともある由緒正しいタイ家屋で、川に囲まれた小さな島(中洲)にあるため、船でしか宿に行くことができません。
そのため、非日常的な時間を楽しむことができるおすすめのホテルです。
なぜ番外なのかと言うと、理由は2つあって、
① コロナ拡大以来、宿は一時的に休業となり、今現在まだ営業を再開していない。
② 宿自体も悪くないのですが、ここはどちらかというとレストランがおすすめ。
ということなのです。
このホテルに宿泊したのは2016年のことで、細かいことはあまり覚えていませんが、宿泊料金もそれほど高くはなかったと思います。
ローイ島という中洲にある宿には船でしか行けないので、船着場に着いたら宿に電話をして船で迎えに来てもらいます。
もうこの時点でワクワクしてしまいますよね。
有名人でもないのにお忍び気分(笑)
高床式の母屋2階部分は、ほぼ博物館のようになっていて、確か、宿泊できる部屋はなかったと思います。
タイの民族衣装を着た宿の女性が色々説明してくれました。(内容はあまり覚えておらず・・・汗)
部屋もアンティークな雰囲気ながら掃除も行き届いていてよかったです。
ただ、木造家屋ゆえに壁が薄く、隣の部屋の物音や会話までが聞こえてしまうのが難点でした。
隣の部屋に誰かがいるときは、自分の部屋にいながら物音を立てないようにと気を遣ってしまい、非日常でプライベートな宿に来たわりには、正直言ってあまりリラックスできなかったです。
ですが、この宿の素晴らしいところは、食事なんです。
川沿いのテラスで食べた料理は、どれも見た目も素敵で美味しかったです。
(私の写真ではあまり伝わらないのが申し訳ないですが。。。)
レストラン利用だけで来ている方も何組かいたので、私もまたいつか食事をしに行きたいと、早い再開を心待ちにしています。
<ホテル情報>
-------------------------------------
ルアン・タップティム・リゾート
เรือนทับทิม รีสอร์ท
Ruen Tubtim Resort
所在地:24 /2 หัวรอ ถนน อู่ทอง เกาะลอย ต. หัวรอ อ. พระนครศรีอยุธยา จ. พระนครศรีอยุธยา 13000
24 /2 U-thong Rd., Koh Loy, Huarow, Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000
TEL:081-640-6663
-------------------------------------
以上、古都アユタヤのタイの伝統家屋風の宿にスポットを当ててみました。
アユタヤには他にもたくさんのいいホテルや宿があるとは思いますが、今回は私が今までに利用した宿からお勧めをセレクトしてみました。
また素敵な宿が見つかったら紹介したいと思います。
ではまた。