こんにちは、お久しぶりのまなおです。
今日は、タイに来た当初を思い出すちょっと懐かしい光景を目にしたので、書いておくかと思いまして。。。
って、タイトルのそのまんまなんですけどね。笑
バンコクでバスを利用したことのある人ならご存知だと思うんですが、基本的にバンコクの路線バスでは、乗車したら車掌さんというか料金回収係の人が筒状のブリキの缶をガチャガチャ言わせてやってくるので、その人に行き先を告げ(均一料金のバスは行き先を言わなくてOK)料金を払うと乗車券を渡してくれます。
乗車券と言っても、運賃や日付が印刷された紙切れみたいなものですけどね。ロール状に巻かれた紙をブリキの缶で器用に切り取って渡してくれます。
この乗車券はバスを降りるまできちんと持っていなければなりません。
クシャクシャと丸めてかばんやポケットのどこかに入れてしまうと、後々焦ることも起こり得るのです。
というか、かつては焦ることがありました。
私がバンコクに住み始めた当初、語学学校や大学に通うのにバスをよく利用していました。
(と言いつつ、現在も通勤でほぼ毎日利用しているのですが)
当時は、そのバスの運転手でも、料金回収係でもない、制服を着た係員が乗り込んでくることが頻繁にありました。
この係員、あるバス停でふらっと入ってくると、乗客全員の乗車券を確認して、またふらっとどこかのバス停で降りて行くのです。
いわゆる抜き打ち検査(検札)ですね。
きちんと乗客が運賃を支払っているか?
そしてきちんと運賃回収係が乗車券を乗客に渡しているか?
という2点を確認するためだと思われます。
後者は、運賃回収係の着服防止の意味合いがあるのでしょう。
この抜き打ち検査時に、きちんと運賃は支払っているにもかかわらず、丸めてどっかにしまった乗車券をすぐに探し出せなくてオロオロすることが何度かあり、それ以降はいつでもすぐ取り出せる場所にその紙っ切れをしまっておく癖ができました。
そんな懐かしいバンコクのバス乗車風景ですが、いつのまにかこの乗車券チェック係の姿を見ることがめっきり少なくなりました。
ここ十数年は、ほぼ見ていない気もします。
理由としては、2008年から2015年まで実施された赤色路線バス全線の無料政策(低所得者支援)などにより、この任務の必要性が激減したというのもあるのかも知れません。
あと、近年は現金だけでなく銀行のカードやチャージ可能なICカードで支払うこともできるようになり、これらのカードで支払った場合は乗車券は渡されず、チェック自体が困難になってしまったため、この抜き打ち検査システムは既に廃止されたのだろうと、私は勝手に結論付けていたのです。
今朝、何年ぶり(いや十数年ぶり?)に、このチケット拝見おじさんを見るまでは。
まだ、いたんですね!!!
ひとりテンション上がってしまいました。
ですが、
懐かしさに嬉しくなるとともに、どうしても沸き起こってくる疑問が。。。
つまり「ICカードで支払った人(乗車券を持っていない人)はどのように扱われるのだろうか?」という答えを知りたくて、おじさんをガン見で観察していたのですが、ICカードで払った人(払う人)に出くわす前に、おじさんは次の停留所で降りて行ったのでした。
残念!
でも、乗車券確認係のシステム自体が廃止されたわけではないことはわかったので、いつかどこかでまた出会ったら、その時こそ答えを確かめたいと思います!!
(なんだこのテンション?笑)
以上、もうその存在も忘れかけていたバンコクのバス車内検札係に出会った話でした。
ではまた。